国重要無形民俗文化財

山あげ祭
毎年、7月第4週の金・土・日に
開催される山あげ祭。
日本一の野外劇、若衆の心意気を感じてください。
今から450年前、永禄3年(1560年)に当時
疫病が大流行し、時の烏山城主那須資胤
(なすすけたね)がこの災厄を避けるため、
牛頭天王(ごずてんのう)を八雲神社(やくも
じんじゃ)にお祀りしました。
 その祭礼には、当初奉納余興として、相撲
や神楽獅子等が行われていましたが、やがて
「山あげ」で常磐津所作を取り入れるように
なり、今日のような全国でも類を見ない
絢爛豪華な野外歌舞伎になりました。
 この「山あげ」は、6町内が年番で行って
おり、毎年7月の第4土曜日を含む金・土・日
の3日間開催されます。



   山は所作狂言(おどり)の
背景で、観客の前に据え
られた舞台から道路上
約100mの間に大山・中山
(滝山)・前山・館・橋・波など
遠近よく配置され、若衆の
一糸乱れぬ団体行動の中、
見事に山があげられます。
 そして、常磐津の三味線に
のって町の踊り娘たちが
美しい舞を披露する、
日本一を誇る野外劇です!
 平成28年12月、全国33の
祭礼「山・鉾・屋台行事」の1つ
として、烏山の山あげ行事が
ユネスコ無形文化遺産に登録
されました。
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