CMMC72
J-PHONE
桁が違う。
(女)キレイ、この液晶
(藤原紀香)えーと、256色の256倍。6千・・・
(オウム)ケタが違う!
(2人)ケタ?
Na.美しさ桁違い。携帯初、TFT液晶登場。
(紀香)5万円?!
(オウム)クァー、桁が違う。
Na.J-PHONE
(テロップ)ミーメディアへ
さて、おなじみとなりました藤原紀香のJ−PHONEのCMです。携帯電話にはじめてTFTの液晶を搭載して、最大65536色(6万5千5百3十6)のカラー表示ができるという優れもの。シャープから発売の携帯電話です。TFT液晶というのは身近なものをあげればパソコンの液晶画面に使われている液晶。そして今の携帯電話が256色表示であることを考えれば藤原紀香がいっているようにその256倍だからよりよい表示ができるようになるわけです。
バーカウンターで飲みながら携帯で何かをしようとする藤原。それを見た友達が携帯の綺麗な液晶を見てびっくり。その色数を計算して、読み上げようとすると、一桁間違って読んでいたためにオウムから突っ込みが入る。どうやら数字を読むのが苦手らしい。携帯の紹介が終わると彼女達は店を出るために清算をするのだけどその伝票を見てびっくり。5万円?しかしまたオウムの突っ込みが入る。どうやら5千円の間違いだったらしい。というオチがつく。
このCMの失敗がひとつ。携帯電話の紹介のすぐ後に藤原紀香の「5万円?!」が聞こえてくること。最初、携帯電話が5万円である錯覚を覚えてしまうのだ。ウォークマン付きの携帯が4万円くらいすることを考えるとパソコンに搭載されるTFT液晶がついてるから高いんじゃ?と思われるところに金額が来るとオウムのツッコミを聞かずに「たっかいなー」と思ってしまう人が結構いたのでは?俺もそのくちで、それから少し考えたらオチがつけたかったんだということに気がついたんだけどこれはいただけない。どうせなら4、5人で飲みに行って、2万円のところを2千円と低く間違えていた方が覚えが良かった気がするのだけど。
しかし、またひとつJ−PHONEは他社に先んじた戦術を打ち出してきたことになる。携帯電話の音質に一番最初に目をつけてフルレートでの音声通話をはじめたのはJ−PHONEが一番最初。今でこそどこでもフルレートはやっている(ハイパートークやクリアボイスシステムなどね)けど、そこに目をつけたのは彼ら。ちなみにそのころから藤原紀香がCMキャラクターとして登場。そして今回、また新しい試みを打ち出してきたわけ。最大発色数65536色はDocomoからでる503iの4096色をはるかに上回ることになる。そういった意味でもこの時期に出してきたJ−PHONEはなかなかやる。
後はCMの作り方次第。細かいところにも気を配りましょう。
(2001/1/16)