CMMC70

マイライン(KDDI)

 1月10日から受付開始。

(社長)この間まで別々の会社だったようなKとかDとかと言うようなところに日本の通信は任しちゃいけないのであります。

(男A)言いすぎだよ。

(男B)あんたんところよりなんとかしてくれんじゃないの?そのKとかDの方が。

(男達)そうだそうだ!

Na.マイラインはKDDIでしょ。

 年末年始、このマイラインというものを題材にしたCMをどの電話会社も流していました。目立っていたのはNTTコミュニケーションズ、日本テレコムと、このKDDI。でもね、日本テレコムはとりあえずつまらない(さんまのキャラに頼りすぎ?)し、コミュニケーションズに突っ込むところが無い(うまくおさまりすぎ)ので、このKDDIを取り上げてみました。やっぱりCMでは1歩も2歩もほかを突き放していますね。

 講演会かなにかで、男の人が一席ぶっています。しかしこの言葉に対して聴衆が突っ込みを入れるという単純なものなんですが、この中にいくつかの要素が入っています。まず、一度自分を自嘲しておいてフォローを入れる手法。これは、CMMC58でとりあげたauのCMの手法に似ていて、電話会社ではKDDI独占の手法(2位をアピールするのも自嘲気味、ですよね)。それでいて視聴者の心をくすぐるものでありますね。

 そしてもう1点は自分の会社を「KとかD」で表してしまうあざとさと、自信。KとDという2文字と通信業界、ということを考えるともちろん思い浮かべるのはKDDI。人間の心には突きつけられる事実よりも自分で考える事実の方が印象に残りやすいというのは誰しもが色々な場面で経験しているから分かると思いますが、その「考える」ことを視聴者にさせてKDDIという社名を印象付ける。あざといね。しかも、「KとかD」だけで分かるほど自分たちの会社名は浸透している、というゆるぎなき自信もここからうかがえますね。おそらくこのCMを見た9割の人が、「KとかD」がKDDIを指していることが分かったでしょう。うまいね。

 このCM、最後にテロップと一緒に星のマークが出てきます。星は3色で塗りつぶされていて、上から青、オレンジ、黄色となっています。もちろんこれはDDI、au、KDDのそれぞれの色。むぅ、こっちの表現の方がKDDIよりも旧IDO(au)にとっては納得のいくものに仕上がっている?!

 今年も独断と偏見で色々なCMを取り上げていきたいと思っています。このコーナー専門の皆々様もよろしくお願いいたします♪

(2001/1/5)