CMMC65

au by KDDI(DiVA)

 ほんとに作っちゃったの?!

Na.このヘッドホンステレオは、ときどき携帯になる。

DIVA 、 au by KDDI

(テロップ)時代の先端

(浅野)今日?無理だよ。だって今船に乗ってんだもん。

 auから発売されるソニーのMP3ヘッドホンステレオつき携帯電話のCMであります。どこが面白いのか?ということなんですが、このCMには合併する前の出演依頼編浅野編で広告会社が浅野にプレゼンをしてあっさりと断られてしまった、という経緯(?)があったのです。出演依頼編はトヨエツ編が一番出来が良くてCMMC53で取り上げたんですが他の2人は面白くなかった(永瀬編)のとわけがわからなかった(浅野編)のでお蔵入りしていました。今回紹介するCMを単体で見てもその面白さが分からないと思うので、出演依頼浅野編も掲載してみましょう。

(担当者)えーと。浅野さんには、船の先端で携帯をかけている男を演じていただいて・・・。

(浅野)うん。

(担当者)ここに、えー、KDDとDDIとIDOが10月1日からひとつになりますっていうデザイン、コピーが入ります。

(浅野)んー、普通、こんなとこで電話してんの、変ですよね。

(担当者)いや、あのう、「時代の先端」って言う意味なんですが。

(浅野)あー、先端って言っても、これは変だと思うんだけど。

(担当者)いや、あのう、これはあくまでもラフなんで、実際は合成とかもきちんとなりますし

(浅野)やっぱ変ですよ。すみません、僕はこれで。

(担当者)最終的にはかっこいい路線なんですが・・・。

 ほら、断っちゃってますね。彼にどんな心境の変化があったのか?!それはさておきこれは良いCM展開をしましたね。パロディに仕上げたことで2ヶ月ちょっと前にOAしていたCMを同時に思い出させて、auを強く印象付けるものになっていると思います。それにしても依頼編の内容をこなしているのはえらい!ちゃんと船の先端で電話をかけているし、船の先に矢印がついて、「時代の先端」という文字が入っています。で、きちんと電話もしています。髪を金色に染めて一応かっこいい路線だし。完璧ですね。

 このCMにはもう1つ、パロディが入っていることに気がつきました?若い人では気付きようもないんですけどウォークマンが出たての頃、サルが2本足で立ってウォークマンを聞いているCMがあったんですね。もちろんそれはソニーのCM(ウォークマンはソニーだけの商品名)なので、これをKDDIのCMを作った博報堂がパロディとして作ったのでしょう。金髪も、目を瞑り(つむり)ながら音楽に聞き入るのも、パロディーのためにしたものだとしたらこれはやっぱりすごいですね。この博報堂はKDDIと組んで、EZウェブ向けの広告を企画、配信する共同出資会社を設立してこれからもCM展開していくので、さらにKDDIのCMには力が入るでしょうね。ちなみにもうひとつのCM大手「電通」はNTTDocomoと組んでi-mode向け広告会社「ディーツーコミュニケーションズ」を設立していて、2社の争いはさらに激化して面白いCMもどんどん出来てくることでしょう。あー、楽しみ(^^)。

 さて、今回のCMで紹介されている商品、先ほど述べたように携帯で音楽が聞けるものなんですが、ソニー製のくせにウォークマンという名称が使われていません。これはちょっといただけないですね。ウォークマンとしてCMをパロってみたKDDIの苦悩(?)が最初の「このヘッドホンステレオは」という言葉ににじみ出ている気がするとかしないとか。CMの内容とナレーションがなんだかギクシャクしている気がしますね。さらに時代の先端には実はDocomoもいたりして。同時期にSO502iWMを発売したDocomo。おそらく機能的には同じなんでしょう。DocomoにはWM(Walk Man?)がついているだけに一歩リード?!がんばれKDDI!

(2000/12/11)