CMMC63

ACC CM FESTIVAL

 昨年からその存在を知って今年も行ってきました、ACC CM FESTIVAL。東京での発表は11月1日で、やはり大賞や主演賞などは知っていたのですが、新しいCMを求めていってまいりました。今年もまた色々な収穫がありましたよ。さて、まずはきになった点を1点。

 今年も立派な冊子で発表作品の紹介をしていたので、発表会が始まる前のラジオCM(ACC奨励賞)をBGMに読みふけっていました。そこで気になったのが今年度のテーマ。Originality & Breakthrough「情熱と勇気」というのがそれでした。さて、賢明な読者の方なら(?)去年のひとりごとにこのCMフェスティバルについて紹介したことがあるのを覚えていると思いますが(忘れた人はここをクリック)、そこで「クリエイティブ・アイディアの、オリジナリティーとブレイクスルー、ですか。なんのこっちゃ分かりませんね」と書いたんですね。本年度のテーマには今年も全くおんなじ台詞が使われ後に「その情熱と勇気にウエイトを置いて審査した」とまとめられています。この台詞って、水戸黄門の印籠のようなものなの?と思ってしまいました。でもそれじゃACCのオリジナリティーとブレイクスルーが疑われてしまいますね。来年もおんなじだったらちょっとうんざりかも・・・。

 さて、そんな細かい突っ込みはおいといて今年も5時間ほどかけてCMを見まくり聞きまくりでした。テレビCMの郵政大臣称(いわゆる大賞)はCMMCでも取り上げた黒ラベルのCM(1作目2作目)。これには皆納得でしょう。広告会社の博報堂の力でできたこの大作は文句ナシの大賞。サッポロの広報が今までのイメージを一新するために思い切った決定をしたのに経営側でストップがかかり、にもかかわらず日が押していたことや自信があったことで博報堂はこれを無理やり撮り仮修正のところでサッポロ側をもう1度説得したという経緯があったこのCM。10倍速カメラを使って撮影してそれを加工するという(普通に撮影したものをスローで流しているんじゃないのよ)手法をとっていただけに、説得に失敗したら4万フィート(約12km)のフィルムはおしゃかになってしまったんですね。うーん、成功してこのCMが日の目を見ることができてよかったなぁ。あ、ちなみに黒ラベル、次の作品撮りは始まっているそうで、お題は「雪合戦」だそうです。おそらく年明けくらいからOAすることでしょう。今までの作品が面白かっただけに、否が応でも期待してしまいますね。

 でも残念ながら目新しいテレビCMっていうのは地方CMくらいしかなかったんですよね。それとは逆に面白いCMが多かったのがラジオCM。普段耳にしないから、ということもあるんですがそれを差し引いてもくぎ付けになるCMが何本かありました。その中から独断と偏見で次回のCMMCに取り上げたいと思います。それではお楽しみに〜♪

(2000/12/4)