CMMC17
携帯CM戦争?!
今回は、最近壊れかけ(?)の感のある携帯CMの特集です。NTT Docomoの208シリーズの出たあたりから、携帯電話のCMは新シリーズなどが出てきて、各社それぞれの特徴を示したCMがでてきています。しかし、それが結構理解不可能なものであることも多かったりもします。さて、それぞれどのような特徴が出てきているのでしょうか。
まずは王者Docomo。208シリーズで新しく搭載した3つの機能があり、それぞれを1つのCMで1つ紹介するという余裕を見せてくれましたね。まず第1弾は、208シリーズ登場のCM。携帯が発売になったことのCMで、特徴の説明などはあまりしていなかったように思います。第2弾は、P208の世界最軽量57gの軽さを、バナナの皮で表現したユニークなCM。実際のバナナの皮がどれくらいの重さかは分かりませんが、P208を店頭で手にした限りでは、重さを感じませんでした。あぶない。携帯ってこんなんで大丈夫なんでしょうか。ケツポケットに携帯を入れていて、携帯を割ってしまった人もいるくらいですから・・・。ボディの強さと携帯の重さが、うまく反比例していればいいんですけどね。第3弾はハイパートークのCM実演。全機種での「もしもし、田村です」という音声がCMに流れていましたね。携帯を使っている人にとっては良く分かると思いますが、はっきりいって音がいい。しかも、このような形で音声のよさをアピールしたことは、cdmaOneでもなかったと思います。まあ、田村正和の声がこもっているから、こもりがちの携帯の音声によくマッチしているという、うがった見方もできますが、それを差し引いても音声が良いことは、特にDocomoユーザーには感じられたのではないでしょうか。最後は最近OAされ始めた、3和音での着メロ作曲。印象としては、うるさい(笑)、の一言なんですが、音の表現としては、今までのものとは格段に違いますね。着メロをギターなどで音をとって作曲していたうちの研究室の人は、作曲が難しくなった、と嘆いていました。確かに。これからは、着メロの本もちょっと厚くなったりするのかな。しかしこの短期間に4本ものCMを立て続けに流し、しかも強調している1つの機能がはっきりとわかる、というのはCMを見て商品を値踏みする立場から言えば、嬉しい限りですね。本当は1つ1つ取り上げたかったのですが、実際のCMを録画する機会に恵まれなかったので、まとめての紹介となりました。残念。
さて次は、Docomoを追うIDO。cdmaOneのCMでDocomoの織田部長を引き抜いたまでは良かったのですが、その後がいけない。CMMC12でも書きましたが、前々回のCMは良くなかったのは記憶にあたらしいですね。前回のCMは取り上げる気にもならなかったです。今回も、代わり映えのないCMになっていました。「織田さんの携帯はどこに行っても音がいい」といった直後に「メール入れときます」とくる。携帯のメールは図表などが送れるわけでもなく、電話をできる電波状態でメールを送るということは、相手が忙しそうなので、とか、通話料金を抑えるためとかに使われるだけでしょう、おそらく。ナレーションで、メールもすごい、と入りますが、どうすごいのかはテロップででるだけ。音質の面で、Docomoにちょっとだけ追いつかれたIDOとしては、メール機能のDocomoとの格差は誇ってもよい点だと思うのですが、2つとも中途半端なことになってしまっていますね。
PDCのIDOのCMはもっと大変なことになっています。最近の不可解CMTOP3の中に入りますね。おどろおどろしいBGMと、映画の予告のような映像をバックに何か新しいサービスなどを告知しているCMです。バックが気になって何のCMか分からないですけど(笑)。最近見たのはメール料金が安くなったお知らせかな?周りでもわけがわからん、と騒がれているCMです。IDOはどこへ行きたいんでしょう?
加入者を着実に伸ばしつつあるJ-PHONEは、私のもっとも嫌いなCMに成り下がってしまいました。そう、意味もなく踊るCM(CMMC1参照)です。よってどんなCMだったかはよく覚えていません。その前までのシリーズがちょっと良かっただけに、がっくりしてしまいました。今までと同じタレントを使っているんだから、もっとうまい使い方をすれば、前のバージョンよりも良いCMはいくらでもできると思うんだけどなぁ。この手(踊る系)のCMは新しいバージョンというのは作りにくいので、次は普通のCMに戻ってくれることでしょう。新しいCMの出来が気になるところです。
最後は最近の不可解CMNo.1の座を手に入れた、Tu-Ka。私が見たものでは3つのバージョンがあって、それぞれ、女の子が電話をしながら、「えっ?!ラルクが解散?」とか「えっ?!ラルクが演歌?」とか「えっ?!ラルクが宇宙人?」とかまくし立て、「えー、わかんなーい。インターネットで調べてみよう」といい、Tu−KaのサービスEzwebを利用するというCMでした。ラルクはキャンペーンで1枚かんでるらしくて、それでネタにされていたみたいです。不可解CMでも印象はとっても強かったですね。
以上、いろいろな会社のCMを並べてみて、最近の傾向を見てみると、やっぱりDocomoは堅実で安定感のあるCMを供給しています。この208シリーズのCMが終わってからも、質の良いCMを期待したいですね。IDOは低迷期ですね。これからのCMが面白くなってこればよいのですが。J-PHONEは模索中といった感じでしょうか。おそらく次のCMでは新しい1面を見せてくれるのではという期待が持てます。最後はTu−Kaなんですが、いい感じで壊れてますね。基本料1990円のCMも遊びのあるCMで、これからも良い壊れ具合を期待したいと思います。視聴者不在のCMになってもらっては困りますが。
参考までに、このCMMCで扱った各社のCMは、J-PHONE、Tu−Ka各1回。cdmaOne2回。Docomo0回。この回数はCDMA CMへの愛情の現われ?!
(1999/12/3)
remix(12/7)