CMMC13
モルツ
法廷で唐沢寿明と鈴木京香が争うこのCM。前回モルツのうまさを認めてしまった唐沢だけど、まだ懲りずに争っているのか(笑)。今回はどんなシチュエーションで争うのかな?
(野球場)(マネージャー)皆さんビールよ。
(選手)えっ?モルツにしたの?
(法廷)(京香)証人はどうしてモルツではいけないんですか?
(選手)だって、No1じゃないじゃなし。僕No1好きなんです。
(唐沢)そう、モルツはNo1じゃない。これは事実です。
(京香)それは単に売上のことでしょう?
(唐沢)売上No1のビールはうまさもNo1でしょう。
(選手)そうっすよ。
(京香)違うわ。うまいかどうかは売上が決めるんじゃない。決めるのは、(選手に向かって)あーんして。
(選手)あーん(口を開ける)。
(京香)(舌を指差して)そこよ。
(裁判長)証人に良く冷えたモルツを! (よく冷えたモルツ!の呼び声と共にモルツ登場)
Na.これが麦100%。モルツは副原料一切なし。
(京香)どう?
(選手)少なくとも僕にはこれだね(後ろを向いて自分の背番号、1を見せる)。
今回の裁判は疲れてのどが渇いている最高のシチュエーションでのビールを巡って。ビールを飲む人にとっては何を飲むかは死活問題ですね?!前回は単にうまくない、ということに根拠を置いて唐沢が戦っていたのだけど、今回は、No1でない、という事実を盾に戦おうとしている。そう、モルツはNo1ではない。ビールだけの売上では、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーの順(発泡酒を入れればキリンとアサヒは逆転)。自社製品が売れてないという事実をCMに使ってしまったサントリー。これは営業ではあたりまえの両面提示をCMで使ったということでしょう。製品の当り障りのない悪い部分を提示して、良い部分をドンと紹介する。悪い分を提示されているだけに、良い部分の信用度は増すということで、ちょっとモルツを買う気分になるか?15秒バージョンではうまさを決めるのはあなたの口よ、というところがカットされているけど、やっぱりモルツを飲んだあとの証人の顔だけでうまさは伝わってきますね。
ちなみにNaの「これが100%〜」は昔は「麦100%はモルツだけ」、というフレーズでした。でもサッポロ(ヱビス)やキリン(ビール職人)から、うちのビールも100%だというクレームがつきNaが変更されました。ヱビスやビール職人はいわゆるプレミアムビールに属していて普通のビールよりちょっと高め。これに対してモルツは普通のビールと同じ値段で麦100%。同じ100%なら安いモルツのほうがいいんじゃないの?と消費者には捉えられてしまいがちなので、クレームのつくのも分かるような気がしますね。私は今モルツを良く買っています。それと秋味も結構うまい。ドライは炭酸が痛いのであまり好きではないです。でも、結局決めるのは・・・、あーんして。
(1999/10/11)