タイトル ストーリー 総合評価 ★5段階
興奮度
出演者 感動度
あらすじ
感想



NEW!! ハウルの動く城 ★★★★ 総合
★★★ ★★★
宮崎駿 ★★★
魔法と科学が混在するどこかの世界。
父が遺した帽子店で働く18歳の少女ソフィーは、ある日、悪名高き魔法使いのハウルに出会う。
ハウルの正体はハンサムで心優しい青年だった。
だがその晩ソフィーは、ハウルを目の敵にする荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿にされてしまう。
家を出たソフィーは、荒地を歩くうちに一軒の家に迷い込む。
実はそこは、人々が恐れる“ハウルの動く城”だったのだ。
ソフィーは住み込みの家政婦となり、ハウルや弟子のマルクル、城の動力源である炎のカルシファーたちと奇妙な共同生活を始めるが…。
予想より凄く普通の内容だった。
宮崎さん作品に慣れてしまったのだろうか?
なんというか、盛り上がり所、感動所があまりはっきりしなかったような・・・
キャラクターは非常に個性があってよかった。
そして最後の最後まで呪いはどうやったら解けるかはわからなかった。
もう一回見ないと駄目なのかな?


NEW!! いま、会いにゆきます ★★★★ 総合
★★★ ★★★★
竹内結子/中村獅童/武井証 ★★★★★
妻に先立たれながらも6歳の息子・佑司と2人でなんとか幸せに暮らしている秋穂巧(中村獅童)。
そんな巧たちの前に、彼らを残して1年前に逝ったはずの妻・澪(竹内結子)が梅雨のはしりのある日、森の中に現れる。
ただ彼女は一切の記憶を失っていた。
しかし、巧と佑司はそんな澪をやさしく迎え入れ、3人のちょっと不思議な共同生活が再び始まる。
ちょっと前に流行った「黄泉がえり」系のお話。
主演も同じく竹内結子という事で公開前から見ようと思っていた作品。
大体の流れは予想できるものだけど、終盤がなかなか魅せてくれる。
特にラストの回想シーンのある場面はもう鳥肌もの・・・
やさしい家族の物語なのでどの年齢層の人にもおすすめではなかろうか。


わたしのグランパ ★★★ 総合
★★★ ★★★
菅原文太/石原さとみ/浅野忠信 ★★★★
五代家の一人娘・珠子(たまこ)は中学1年生、正義感が災いして学校では不良グループから目を付けられている。
南米に行っていたと聞かされていた祖父は、実は人を殺して刑務所に入っていたのだ。
だが、帰ってきた謙三=グランパは、不良グループからいじめにあっている珠子を助け商店街の人からは、まるで旅から帰ってきたように慕われていた。
けげんな様子の両親を横目に珠子は次第にグランパに心を開いてゆく。
以前から見ようと思っていた作品。
菅原文太が優しいおじいさん役で出演するということで、どんな内容になるんだろうと思っていました。
予想通りというか、芯が強く、優しさと厳しさを両方持った現代では珍しい人、という感じでしたね。
図らずとも色々と問題を起こすグランパを最初は嫌がっていた珠子も様々な出来事を通して次第に打ち解けていくが・・・
最後は結構意外な展開。
家族とは何か、親子の交流はどうあるべきなのか、というのをそれとなく問題提議しているようにも感じました。


スウィング・ガールズ ★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★★
上野樹里/貫地谷しほり/豊島由佳梨/本仮屋ユイカ/平岡祐太/竹中直人/白石美帆/谷啓 ★★★★★
舞台は東北の片田舎の高校。
夏休み返上で補習を受けている女子生徒たちが、サボりの口実としてビックバンドを始める。
当然のごとくやる気はゼロでサボる気満々。
しかし、楽器からすこしずつ音がでてくるにつれジャズの魅力にひきこまれ、ついには自分達だけでバンド結成を決意!
とはいえ楽器はないし、お金もない。バイトをすれば大失敗。
なんとか楽器を手に入れて、いざ練習!と思いきや、今度は練習場所もなく、ついにはバンド解散の危機!?
しかし、音楽への熱い思いがはちゃめちゃパワーとあいまって、紆余曲折を吹き飛ばし、感動のラストまで一直線!!
ふとしたきっかけから楽器に興味を持つ女子高生17名がビッグバンドでジャズをやるストーリー。
ベタベタな内容ながら底抜けな明るさが非常に新鮮。
少しずつ練習して上手くなっていく過程と誰もが一度は聞いた事のあるスタンダードナンバーの演奏で観客を釘付けにしてました。
ちょこちょことこのメンバーでライブをやっているようで、宣伝でも必ず生演奏をやる徹底振り。
それだけ自信を持ってるという事なんでしょう。
実際半年足らずの経験とは思えない立派な演奏してますし。
恋人と、では無く家族とかで見に行って欲しい作品です。


バイオ・ハザードU アポカリプス ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
ミラ・ジョヴォヴィッチ/シエンナ・ギロリー ★★★
ウィルスが蔓延しているラクーンシティから、脱出を試みるアリス達の行く手をアンデッド達や、新たなバイオ兵器メネシスが阻む!
さらにアンブレラ社は“事実”を隠蔽するために核兵器で街全体の消滅を計る…。
残された時間は4時間。
争いを憎み拒みながら過酷な運命に闘いを強いられるアリスは、果たして迫り来る脅威から生き残れるのか…。
本当にゲームそのもの!
ストーリーから登場人物までよくぞここまで再現した、という感じ。
特にジル・バレンタインはそのまんま。こっちがびっくりしてしまうくらい。
前作ラストよりTウィルスが町全体に蔓延してからのストーリーなのでゾンビがうじゃうじゃ。
気持ちの悪いシーンは前作以上。でもアクションもそれに比例して凄くなってる。
これは絶対に3が出るね。


ラスト・サムライ ★★★ 総合
★★★ ★★★
トム・クルーズ/渡辺謙/真田広之/小雪 ★★★★
1870年代、政府軍に西洋式の戦術を教えるために来日した南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)は、政府軍に反旗を翻した侍、勝元盛次(渡辺謙)と出会う。
対立する立場の二者は運命の出会いを果たし、死をも超えるゆるぎない武士道精神に感銘を受けたオールグレンはやがて1人の武士と固い絆で結ばれてゆく。
しかし、2人の友情もつかの間、「サムライ魂」を貫くために、滅んでゆく運命を選ぶしかない侍たちの、最後の戦いが始まった。
渡辺謙がオスカー(だっけ)の助演男優賞を受賞するかどうかで話題になった作品。
いつも思うのだがどうして日本はこんなに凝り固まったイメージしか無いのだろうか?
確かにちょんまげ、紋付はかま、刀っていう時代はあったんだろうけど・・・
武士道とは何か、ということを死をもって伝える作品。
最後はぐっと来る場面があったけど、主題があやふやな印象。


デイ・アフター・トゥモロー ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
デニス・クエイド/ジェイク・ギレンホール/イアン・ホルム/エミー・ロッサム/サラ・ワード ★★★
二酸化炭素の大量排出に伴う地球温暖化が深刻化するなか、古代気象学者のジャック教授は、自らの調査結果をもとにいち早く地球規模での危機を察知していた。
その4ヵ月後、東京、LAなど世界各地で予想し得なかった異常気象が発生。
彼の仮説が確信へと変わった。
ニューヨークは暴風雨により街が水没し始め、LAでは巨大な竜巻が街を襲う。
地球全体が温度を下げ始め、氷河期へと向かっていった。
ジャックは、危険にさらされている多くの人々を避難させるよう、合衆国大統領を説得しなければなかった…。
この手の映画は大好き!
スケールの大きな話を映像化させるのが結構興奮するんですよね〜。
いかにこの地球が一つの要因で危機に陥るのか、というのをビッグスケールで描いた作品。
津波や極低音のハリケーン、竜巻の描写は凄かった!
それでも生き残れる主人公はさすが・・・
現実、電気止まったら絶対温度を上げる手段なんてないもんな・・・
−100度以下の世界を暖炉で本当に乗り切れるんだろうか?


死に花 ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
山崎努/青島幸男/谷啓/宇津井健/松原智惠子/長門勇/藤岡琢也 ★★★★
高級老人ホームで悠々自適の日々を送る爺さん5人組。
ところがある日、仲間の1人があっけなく他界してしまう。
残された4人はこれまで以上に死を身近に感じ、すっかり意気消沈。
そんな時、彼の遺品の中から「死に花」と題されたノートが見つかる。
なんとそれはひたすら穴を掘って銀行の地下金庫を破り、現金17億円を強奪する計画書だった!
練りに練られた作戦を目の当たりにした4人は、作戦の実行に盛り上がるのだが…。
いいね、こういう作品。
高齢化社会を迎えてる現在、色んな人に見てもらいたい内容。
定年を迎えた後の人生の生き方、楽しみ方、死との向き合い方。
こんな風に生きれたら人生楽しいんじゃないかな?って思わせてくれます。
主役はベテラン俳優5人。それぞれが非常に個性のある良い役を演じてくれます。
対照的な若者には星野真理。大人から見た今の若者って感じでしょうか?
寿命、痴呆、戦争体験など暗い話題も出ますが、それでも爽やかな印象だけ残る名作です。


キル・ビル Vol.2 ★★★ 総合
★★★ ★★★
ユマ・サーマン/デヴィッド・キャラダイン/ダリル・ハンナ/マイケル・マドセン ★★★
花嫁姿のまま瀕死の重傷を負わされ、身ごもっていた子供をも殺されたザ・ブライドは、憎き「毒ヘビ暗殺団」のメンバーをすべて抹殺するために復讐の旅に出た。
東京でオーレン・イシイ、パサテナでヴァニータ・グリーンの暗殺に成功した彼女。
残る標的はバド、エル・ドライバー、そしてビルの3人。
そして彼女は、運命に導かれるように、テキサスの荒野に降り立った。
それは「愛ゆえの復讐」なのか、「憎しみに満ちた復讐」なのか。
すべては彼女が娘の存在を知ったとき、明らかになる。
Vol.1の意表を突いた構成、R指定受けて当たり前のチャンバラ劇はどこへやら。
そういう意味では意表を突いた普通さ。すごく普通。
メイ・パイ先生の話の部分はおもしろかったかな。
復讐目標の3人のうち、2人も生死を確認しないとは・・・絶対におかしいだろ。
もう一人も一応生きてるし・・・う、続編か!?


ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 ★★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★★
イライジャ・ウッド/ショーン・アスティン/ヴィゴ・モーテンセン/オーランド・ブルーム/リヴ・タイラー ★★★★★
果てしない旅の終焉、旅の仲間たちの運命は、そして指輪は…。
前作「二つの塔」でサルマンに打ち勝った旅の仲間とローハンの人々が、人間の国ゴンドールの人々と共にサウロンの軍との最後の戦いに挑む。
果たして冥王を倒すことなどできるのか?
指輪を諦めきれないゴラムの恐るべき行動とは?
ますます指輪に魅入られるフロドは、指輪を滅びの山の亀裂に捨てることができるのか?
旅の仲間とはもう一度めぐり合えるのか?
そして世界の運命は!?
ついに完結!
今回も期待を裏切らない大迫力の連続でした。
中盤から中心となるミナス・ティリス、あれどうやって作ったんだろう?
とてつもなく広い草原の中に聳え立つ巨大な城・・・やっぱりCGなのかな。
長編の完結編になるとスポットの当たる人、当たらない人がはっきり出てしまうのもしょうがないですね。
最強の黒の乗り手も簡単にやられてしまったし、サルマンにいたっては一回も出てこなかった・・・。
ローハン・ゴンドール連合軍対オーク軍は見応えあり!
この迫力はぜひ映画館で見て欲しいものです。
間違いなく映画史に残る大作でした。


半落ち ★★★★★ 総合
★★★ ★★★★★
寺尾聡/原田美枝子/柴田恭兵/吉岡秀隆/樹木希林/鶴田真由/伊原剛志 ★★★★★
「私、梶聡一郎は、3日前、妻の啓子を、自宅で首を絞めて、殺しました」
梶聡一郎が最寄の警察署に出頭してきた。
半年前、アルツハイマー病を発症した啓子の看病の為、自ら刑事を辞して警察学校で後進の指導にあたり、広く敬愛を集めてきた梶が、なぜ殺人を犯したのか。
取調室で向き合う梶の視線の奥が、あまりに澄んでいることに驚く捜査一課強行犯指導官、志木和正。
志木の取調べに対して、啓子の扼殺後自首してくるまでの2日間のことについて、固く口を閉ざす梶に、志木のみならず、駆け付けた県警幹部すべてが困惑するのだった…。
素晴らしい・・・私の中で邦画のベスト3には入りますね。
映像化の良さを久々に感じました。
原作を読んで知っていて、なおかつここまで感動できるとは・・・。
最初、梶警部と寺尾さんというのがイメージ合わなかったのですが、さすがベテラン!言葉では無く表情や表現力で完全に役をこなしていました。
佐瀬検事は伊原さんぴったり!いい味出してましたね〜。
原作は部構成という事もあり、警察・検察・記者の裏事情がかなり前面に出ていましたが、映画は中心となる部分だけに焦点が当たっています。
そこが良かったんでしょうね。変に話がいろんな所に振られると混乱してしまいますし。
しかし一番肝心な、「何故梶警部は自殺しなかったのか?」という部分が薄かったかな?
今回の映画ではそこまで理解できる人はなかなか居ないような・・・。
加えてマイナス点をあげるとすれば、吉岡秀隆の存在。
なんか一人空気違うんだけど・・・。ちょっとその部分だけ冷めました。


ドリームキャッチャー ★★★ 総合
★★★ ★★★
モーガン・フリーマン、トーマス・ジェーン ★★★
幼なじみの4人が雪深い狩猟小屋での、毎年恒例の休暇に結集。
やがて、道に迷った瀕死のハンターを助けたことから、彼らは怪奇現象に襲われる。
それは20年前の少年時代に4人が遭遇した、ある事件と関連していた。
なんじゃこりゃ〜。
予告編だけではジャンルが良くわからず、それだけにちょっと期待していたのですが・・・
初っ端から宇宙人登場かよ!しかも政府はそれを公認しているのか!
24〜48時間で事態は収束します、って何を根拠に言っていたんだろう?
人を乗っ取れるんなら、雪道で遭難していた2人にはなんで寄生するだけで乗っ取りはしなかったんだろう?・・・あれは虫だからか。
モーガン・フリーマンの役どころも良くわからなかったな・・・
特におすすめはしません。


マトリックス・レボリューションズ ★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★
キアヌ・リーブス/キャリー=アン・モス ★★★
機械兵器の大群がついにザイオンに到達。
圧倒的不利な状況の中、ロック司令官は非武装民まで動員して決死の反撃に出る。
一方、昏睡状態から目覚めたネオは、救世主の役割を果たすため、トリニティーとともに敵の本拠地マシン・シティーへ向かう。
う〜ん?
マトリックスの全ての謎が明らかになるんじゃなかったのか?
あれで全ての答えを出したつもりなんだろうか・・・
ドラゴンボールとシューティングゲームの融合?しかもナウシカのテイストまで入るとは。
2で最後にふれていたアーキテクチャはどこへ行ったのかな〜。
迫力はすごかった。機械の戦闘シーンは凄かった。格闘シーンは特に・・・。
最後はうっすらとぼやかして終わったのもどうだか。


キル・ビル ★★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/千葉真一 ★★★
かつて史上最強と呼ばれた闇の女エージェント、ブライド(ユマ・サーマン)は結婚式当日、かつてのボスであり恋人でもあったビル(デヴィッド・キャラダイン)に襲撃され、恋人、関係者、そして身ごもった子供までも虐殺されてしまう。
昏睡状態の続いた五年後、奇跡的に目を覚ましたブライドは、自分を不幸のどん底に突き落としたビルとその部下に制裁を下すため、伝説の刀鍛冶(千葉真一)から授かった日本刀を武器に、五大陸にまたがる壮大な復讐の旅に出た…。
笑える。とにかく笑える。面白いというより笑える。
これは映画というよりかは、アメコミのテレビ化っていう感じです。
途中15分くらい延々とアニメだったし。
全編通して章形式に分けてるのもおもしろい。
殺陣のシーンやストーリーそのものは結構すごいんだけど、あの日本語はやめようよ・・・。
それにBGMや効果音鳴らし過ぎ。絶対笑わせようとしてるとしか思えない。
しかもタランティーノ監督、ちゃんと日本語わかってるのかな?千葉真一セリフ噛みまくってるんだけど・・・
この映画でさらに日本が誤解される事間違い無し。
後あえて言うなら、切れすぎ。
腕も首も足も脳天も。これが評価分かれる所なんだろうな。ちょっとやりすぎかもしれない。
一応これは第1作で、2部完結だそうな。


アイデンティティー ★★★ 総合
★★★★ ★★★
ジョン・キューザック/レイ・リオッタ ★★★
天を突いたような豪雨の夜、寂れた街道で交通事故が起こる。
加害者のエド(ジョン・キューザック)は、近隣のモーテルに救援を求めるが、豪雨で電話は不通。
道路も冠水し、行く手を阻まれてしまう。
やむなくエドはモーテルに引き返し、天候の回復を待つ。
モーテルに集ったのは、同じように立ち往生した10名の男女。
女優と運転手、娼婦、新婚夫婦、囚人と刑事…。
互いに見ず知らずの彼らは、それぞれが何か秘密を抱えているようだった。
やがて彼らは雨に閉ざされたモーテルで、1人また1人と謎の死を遂げてゆく。
映画上映前に「この映画の結末はご覧になっていない方に決して言わないで下さい」というテロップが流れてから始まる凝りよう。
最初はインパクトありましたね!いきなり女性が車にはねられて始まるんですから。
モーテルに集まった男女が一人一人殺されていき、死体のそばには部屋のキーが・・・。
残された者たちは、自分達に「ある共通点」を見つけるが、事態は思わぬ方向へ。
この映画の趣旨からして内容はあまり書けませんが、中盤からいきなり展開が変わります。
そしてラストは・・・!!
って思わせたかったんでしょうね。
はっきり言って雑。まぁあのやり方だったら何でもありに出来るんだろうけど。
まず最初の女優。もし犯人があれだったら、あの視点はありえない。
次に死刑囚。もし犯人があれだったら、あの角度はありえない。
他にも簡単にわかる矛盾点がありすぎ。
作品の謎に挑戦しようと思ってがっつり見てたから気付いたのかな?
それにしても自称警察官のおじさん、伊良部に似すぎ。


秘密 ★★★★ 総合
★★★ ★★★★
広末涼子/小林薫/岸本加世子 ★★★★
杉田平介の妻・直子と、娘・藻奈美の乗ったスキーバスが崖から転落。
病院に運ばれた直子が息を引き取る一方、意識不明だった藻奈美は一命を取り止めた。
しかし、意識の戻った藻奈美の人格に宿っていたのは、信じられないことに妻・直子であった。
かくして妻を失った父と娘は世間体を保ちながら、二人だけの“秘密”を胸に<娘との夫婦生活>を始める。
40歳の直子は突然、17歳になったことでそのギャップに戸惑いながらも、もう一度10代をやり直すことに新鮮さを感じる。
一方の平介も藻奈美の担任の先生に淡い思いを抱いたりするものの、直子の手前、浮気も再婚もしない(できない!)。
二度目の青春を謳歌する直子に対し、疎外感を感じる平介。
徐々に二人の思いがすれ違いを見せる中、やがて運命は二人を思いがけない結末に導いていく…。
小説を読み終わった後、どうしても映画の方の終わり方に興味があったので見ちゃいました。
以前に見たはずなのに・・・なんで覚えてなかったんだろう?
簡単に言ってしまうと、原作に映像は勝てない。が、映像による表現が素晴らしい所もあり、一長一短。
藻奈美の生活があまりクローズアップされていなかったのが残念でしたが、2時間でうまくまとまっていたと思います。
そして小林薫さんらベテランさんはやはり演技が上手い!
広末涼子も映画初主演にしては上手かったんではないでしょうか?
ラストの「秘密」の部分の感動度は原作にはるかに及びませんでしたが、その直前の最後のデートの部分は良かった。


S.W.A.T. ★★★★ 総合
★★★ ★★★
サミュエル・L・ジャクソン/コリン・ファレル/ミシェル・ロドリゲス/オリヴィエ・マルティネス ★★★
麻薬王アレックス(オリヴィエ・マルティネス)が逮捕され、報道陣が詰めかけた。
彼は宣言した。「俺を逃がしてくれた奴に、1億ドルを払う」と。
380万人のロス市民が注目する、かつてない護送劇。
この困難な任務を遂行するのは、ホンド(サミュエル・L・ジャクソン)率いる、6人のS.W.A.T.。
ストリート(コリン・ファレル)も所属する、ロス市警の精鋭たちだ。
誰もが賞金を狙う可能性のある、緊迫した状況。
守るべき市民は、敵か?味方か?そして更なる敵がホンドたちを待ち受けていた。
外れ〜
どうも最近の映画はCMでおもしろそうと思わせる場面以外に見所が無いのが多すぎ。
ストーリーというかきっかけは色々と想像させるに足る内容なのに、何か生かしきれて居ないような?
もっと市民全員が敵にまわった街をいかに抜け出して護送するか、っていう感じだと思っていたぶん、拍子抜け。
S.W.A.T.ならではっていう見せ場が無かったのでは?


座頭市 ★★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
ビートたけし/浅野忠信/大楠道代/夏川結衣 ★★★★
金髪坊主に朱色の杖を持った盲目、居合い斬りの達人、その名も座頭市。
その市が旅すがらひとりの浪人・服部源之助とすれ違う。
その男、町の掌握をたくらむ銀蔵一家に雇われた用心棒。
善も悪もない、生き残る者こそ正義だった時代、運命が三つ巴の戦いを必然に変えるのだった…。
おもしろい!
テンポも良くて、結構軽め。笑いもふんだんにありました。
殺陣のシーンも見事ですね。
そして俳優陣が個性をはっきり出していて非常にGOOD!
そしてやはり夏川結衣さんは綺麗である。
本当に「日本」の作品という感じでした。
恥ずかしながら本家座頭市を見た事が無いのは内緒です。


HERO ★★★★ 総合
★★ ★★★
ジェット・リー/トニー・レオン/マギー・チャン/チャン・ツィイー/ドニー・イェン ★★★★
紀元前200年、後に始皇帝と呼ばれることになる秦王のもとに1人の男がやってくる。
男が手にしているものは、1本の槍と、2本の剣。
それぞれに、中国全土で最強と言われる3人の刺客の名前が刻まれていた。
絶え間なく命を狙ってくる者たちを避ける為、百歩以内には誰も近づけようはしない秦王だったが、その男だけは3人を討ち取った功績として、十歩まで近づくことを許されていた。
事の顛末を語るこの男に秦王から意外な言葉が放たれる。
「お前は嘘を言っている」顔色ひとつ変える事のないその男から、恐るべき真実が語り始められるのだった…。
もったいない!いや本当に。
おそらくはお得意のワイヤーアクションが見せ場のつもりなんでしょうけど、それが完全に裏目。
ストーリーは良い。ワイヤー無しのアクションもスピード感抜群で良い。
だけど、ワイヤーアクションのシーンが全部台無しにしてる。
会場からも苦笑がちらほら。
派手さ、見せ場っていうのと、大げさっていうのを取り違えてるのでは?
でもあれだけ宣伝で興行収入すごいよ〜って言ってるから、受ける人もいるんだろうな・・・。
ちょっとがっかり。


28日後 ★★★ 総合
★★★ ★★★
キリアン・マーフィ/ナオミ・ハリス ★★★
たった一適の血液で感染し人間の精神を数秒で破壊する新種のウィルス発生。
感染者の血管は純粋な怒りであふれ、人間の声を聞いただけで相手を殺そうと襲い掛かる。
28日後…、ジムは病院の集中治療室で昏睡状態から目覚める。
世界から何もかも消滅してしまったような静寂の中、ジムは生き残った未感染者セリーナとフランク、ハナ父娘と共に1台のタクシーで旅立つ。
未来を救えるわずかな可能性を信じて。
しかし、死のウィルスより恐ろしい存在に彼らはまだ気づいていなかった…。
ぐぇ〜久々に映画でへこんだ・・・。
内容から有る程度は想像してたけど、精神的にやられた・・・。
新種ウィルスの原因を探し出す、とか、対抗ワクチンを求める、っていう内容では無かったのがちょっと新鮮だったかな?
でもその分、絶望的な話ばかりで見てるだけで気分がめげてくる・・・。
個人的には病院から出た主人公が何も無くなってしまった世界をさまよう、っていう部分をもっと見たかったな〜。
「HELLO!が通じない世界になってしまった」っていうキャッチフレーズだったのに、「HELLO!」って言った瞬間、感染者に追っかけられるって有りか?


パイレーツオブカリビアン ★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★
ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム ★★★★
カリブ海の港町ポートロイヤル。
美しい総督の娘エリザベスは、子供の頃にウィルという少年から手に入れた黄金のメダルを今でも大切に身につけていた。
ある日、町はキャプテン・バルボッサが率いる冷酷な海賊たちに襲われる。
精悍な若者に成長したウィルは、剣を手に勇敢に敵に立ち向かう。
だが、奇怪なことに海賊たちは心臓を剣で貫かれても甦り、決して死ぬことはなかった。
意外なことにバルボッサは町の財宝には目もくれず、その目当てはエリザベスの黄金のメダルにあった…。
期待通りのおもしろさでしたね!
とにかくジョニー・デップのジャック船長のキャラクターが良いです。
見せ場も随所にあり、笑い、シリアス、ドラマチックと要素十分。
満月の明かりを受けたときの骸骨に変わるシーンとかはスムーズでびっくり。
アステカ金貨の呪いが最後の方に伏線になっているとは・・・。
見て損は無し!


ハルク ★★★ 総合
★★★★ ★★★
エリック・バナ ジェニファー・コネリー ★★★
科学者ブルース・バナーが行った一つの実験は、予期せぬ事故を引き起こした。
それはやがて、想像を絶する壊滅的な事態へと発展していくのだった。
事故の翌朝、目覚めと共に身体の異変に気付いたブルースは、ある感情の高まりと共に信じられぬ姿へ変貌を遂げた。
その感情とは“怒り”。
そして、怒りの感情を抱いた時に起きた変化とは、緑色をした巨大なモンスター“ハルク”への変身だった。
しかも、ハルクは、怒り感情と共に更なる巨大化を続けるのだった…。
あぅ・・・外れかな。
実はパイレーツオブカリビアンよりおもしろいのでは!?と思っていたのですけど、駄目でしたか。
映像はさすがに大したもの。逆に言うとそこしか良くなかった。
ストーリーが無い。
もっとこう、ぐっと惹きつけるものが無いとねぇ・・・


踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ! ★★★★★ 総合
★★★★ ★★★★★
織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀/ユースケ・サンタマリア いかりや長介/北村総一朗/小野武彦/斉藤暁/真矢みき/小泉孝太郎 ★★★★★
周りは、空き地ばかりだったお台場もあれから5年…。
様々なビルが建ち並び、 観光客であふれていた。
道案内、迷子、交通整理など地味な業務が日常を占めていた湾岸署に、特別捜査本部が設置される殺人事件が発生。
折りしも、湾岸所内には、複数の凶悪事件が連続して発生し、青島、すみれ、雪乃、和久らは、捜査に取りかかっていた。
殺人事件特捜本部長には、初の女性キャリア沖田が任命され、室井がそのサポートをすることになった。
しかし、青島らの必死の捜査をあざ笑うがごとく、第2の殺人事件が起きた…。
いやいや、5年も間をおいてこのおもしろさはさすが!
最初から見所は満載。主要メンバーも相変わらずのおちゃらけぶり。
ちょっとしたサイドストーリーも交えながら殺人事件が進んで行き・・・。
展開は前作と一緒。という事は・・・?
コメディとサスペンスの見事なバランスがおもしろさの秘訣でしょうか。
エンディングではメンバーそれぞれの人事異動があり、もう続編は無いという事かな?
でもこの作品は何でもありですからね。まだまだ期待しましょう。
ん?小泉考太郎?どこに出てた?


ターミネーター3 ★★★★ 総合
★★★ ★★★★
アーノルド・シュワルツェネッガー ★★★★
時代は、サラとジョンのコナー母子が世界を救った時から10年後。
T-800とつらい別れを経験したあの日に、自身の使命を果たし終えたジョンは、新たな人生の目的を模索するように放浪生活を送っていた。
すでに予告された「審判の日」は過ぎ、マシーンと人間の戦争などは永遠に起こらないように思えた。
しかし実際、未来のスカイネットは存在し、いまだにジョンの命を狙い続けていたのだ。
ご存知名作中の名作。
前作から何年たちましたかね?あの感動を再び!・・・と思いましたが、やはり無理でしたか。
前作の印象があまりに強すぎたのか、これ!っていう所がありませんでした。
主役との会話もほとんど無く、ややこじつけ的な感じがしないでもないです。
最後は、ほほーっていう感じでしたが、もう続編は止めておいた方がいいのでは?


K-19 ★★★ 総合
★★★ ★★★
ハリソン・フォード ★★★
1961年、ソ連の原子力潜水艦K-19が処女航海に出る。
新艦長ボストリコフと副長ポレーニンが対立するなか、艦内の原子炉で異常が発生。
乗組員は核戦争につながりかねない放射能漏れを、必死に食い止めようとするが……。
見るまではロシアと米国の原子力潜水艦のドンパチものだと思っていました。
でも見てると時間はあっというまに過ぎてましたから、内容は濃いんでしょう。
でもいまいち何を伝えたかった映画なのかが良くわからず・・・。
ロシア国民の忠誠心?潜水艦の能力の高さ?原子力の恐ろしさ?
第一印象が悪かったんでしょうね。
もうちょっと違う視点で見ていればおもしろかったのかも知れないな・・・。


マイノリティ・リポート ★★★★ 総合
★★★ ★★★★
トム・クルーズ ★★★★
2054年、ワシントンD.C.。
全ての殺人はプリコグと呼ばれる予知能力者3人により予知され、犯行前に犯人はジョン・アンダートン(トム・クルーズ)率いる犯罪予防局によって逮捕されるという完璧なシステムにより、犯罪は激減していた。
しかし、ある日、プリコグの思いも寄らぬ予知により、アンダートンは逃亡者になるハメに。
それは、36時間後に会ったこともない男を彼が殺害するという予知だったのだ…。
お〜思ったよりもおもしろかったですね〜。
犯罪予防システムとその隠れた抜け穴、システム確立前のジョンの事件。
見事に伏線として絡まっていましたね。
身に覚えの無い自分が起こすであろう犯罪・・・何故自分が殺人を犯すのか?
その理由は?
中盤から終盤にかけてのストーリー運びはお見事!
たまに、およ?と思うような矛盾点がありますが、まぁそれはそれで。


マトリックス リローデッド ★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★
キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/ キャリー=アン・モス/モニカ・ベルッチ/ ★★★★
ネオはマシン軍団に包囲された“ザイオン”を救うべく、その超人力を全開させる。
あと数時間もすれば、人類最後の地上都市は、人類滅亡をプログラムされた25万のセンチネル軍団に侵略されてしまう。
だが、モーフィアスの信念に揺るぎはなかった。
預言者の言った救世主がマシンとの戦いに必ず決着をつけてくれる−−その信念に勇気づけられたザイオンの住人は未来と希望をネオ一人に託す。
しかし、ネオは迷っていた。
真実を探ろうとすればするほど、闇は深くなるばかりだ。
いや〜さすがに大々的に宣伝しているだけあって、完成度も高いし、凄いですね。
ちょっと恋愛度が多すぎたのが好ましくありませんでしたが・・・最後の伏線と思えば、まぁ・・・。
今回も特殊映像がふんだんに使われていますが、とにかくアクションが多いです。
特に格闘シーン。あれだけエージェント・スミス出てきて、よく頑張れるね〜。
今回は新たに体が霧のようになる一味も出てきました。
終盤にかけてはマトリックス世界そのものの秘密が明かされてきます。
予言は本当に現実になるのか?ザイオンは機械軍団に勝てるのか?
いや、だけどもう本当にドラゴンボールの世界ですよ。
しかしトリニティってどう見ても美人に見えないのだが。


ザ・コア ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
アーロン・エッカート/ヒラリー・スワンク/ブルース・グリーンウッド ★★★★
それは些細な予兆から始まった。
ペースメーカーをつけている人々の突然死。
トラファルガー広場に散乱する無数の鳩の死骸。
方向を失い、制御不能に陥るスペースシャトル。
にわかに起こる不可解な異常現象の正体は何なのか?
我々の想像もつかない地下1800マイルに、その原因は隠されていた。
地球の中心にある核(コア)は回転することによって、磁場を発生させ我々を宇宙放射線から守っている。
その核(コア)が停止したのだった。
果たして人類は滅亡のシナリオを書き換えることができるのか…。
簡単に言うと地中に行くアルマゲドンです。
5発の核弾頭を持つ地面を溶かす特殊な船で核を目指すが、様々なトラブルにより乗組員が一人、また一人と死んでいく・・・。
う〜ん、やっぱりこの手の映画は貴重な乗組員が必ず死んでいかないといけないのかなぁ。
まぁ、普通にたどり着いたら全然おもしろくないんだろうけど。
物理が好きな人は別の意味で楽しめるかもしれないですね。
地球が電磁波で守られているなんて知らなかったよ・・・。
アルマゲドンが好きだった人にはオススメ!


容疑者 ★★★ 総合
★★★ ★★★
ロバート・デ・ニーロ ★★★
麻薬密売人の死体が海岸に上がった。
NY市警の敏腕刑事・ビンセントは事件がロングアイランドで起きたことを突き止める。
彼にとってそこは故郷であり、 14年前に妻子を置いて出た街であり、 殺人事件を起こした父親が処刑された街だった。
やがて息子・ジョーイが有力容疑者として浮上する中、 ビンセントはジョーイから「俺は殺していない」という電話を受けるが…。
ロバート・デ・ニーロ、ちょっと太ったな〜。
内容は不可抗力から麻薬密売人を殺してしまった犯人が息子だと知った警官が無実を信じて・・・という感じ。
犯人を追いかけている別の刑事も殺され、濡れ衣を着せられた息子と会って話をしようと試みるが、一度捨てた息子は心を開いてくれず。
何か、う〜んって感じ。
インソムニアの方がおもしろかったな。


バイオハザード ★★★★ 総合
★★★ ★★★
ミラ・ジョヴォヴィッチ ★★★
近未来のアメリカ中西部、 ラクーンシティー。
巨大企業、 アンブレラ・コーポレーションは、 "ハイブ"と呼ばれる地下研究施設でバイオ兵器の研究を進めていた。
ところがある時、 施設内にハロンガスが蔓延するという非常事態が発生し、 研究員たちは次々と息絶えていく。
ハイブの中枢コンピューターである"レッド・クイーン"は非常用装置を作動し、 施設は完全に外界から遮断されてしまう。
危険な殺人鬼と化したレッド・クイーンを停止させるために特殊部隊が派遣され、 彼らは施設の出入り口付近で倒れている女性・アリスを発見。
記憶を失っている彼女を帯同して、 部隊はハイブ内へと侵入する。
彼らがそこで見たものは、 想像を絶するような恐るべき光景だった…。
ある意味びっくり。ゲームのイメージ全然崩してませんね。
主演のミラさんも非常にセクシー。
いきなり三角蹴りをした時にはびっくりしましたが。
最後の意味ありげな終わり方がいかようにも取れて、それはそれで良しかな。
レッドクィーンとかハイブという設定は独自で非常に良かったんですけど、脱出への緊迫感や、ゲームで味わったドキドキのスリル感が無かったのがちょっと残念。
続編とかって考えられてるのかな?


コレクター ★★★ 総合
★★★ ★★★
モーガン・フリーマン ★★★
ワシントンD.Cのクロス刑事(モーガン・フリーマン)は犯罪心理学の専門家としても知られるが、ある日彼の姪、ナオミ(ジーナ・ラベラ)が行方不明に。
彼はナオミの安否を気遣い、彼女の大学があるノースカロライナ州、ダーハムへと向かう。
そこで彼が出会ったのは、8人もの女子大生が続けて姿を消した、という奇怪な事件だった。
ともに知性と美貌を兼ね備えた8人の被害者たち。
そのうちの2人はすでに殺害されており、2番目の殺人現場には犯人の残した不可解なサイン、“カサノバ”。
捜査班の誰もがこれを猟奇殺人事件とみなすなか、クロス刑事は犯人が美女の“コレクター”であり、いまだ収集した残りの被害者たちをどこかで「飼って」いると推測する。
そんな折り、奇跡的に犯人の魔の手を逃れて生還を成し遂げた一人の女性、ケイト(アシュレイ・ジャッド)が現れる。
ちょっと古いですが、GW中は新しいのは借りられる運命にあるので。
やっぱりモーガン・フリーマンはいいですね!渋い!
知性と美貌を兼ね備えた10代後半〜20代前半の女性が次々と誘拐される・・・らしいのですが、美人の感覚が私と違うのかな?
被害者が犯人のアジトから逃げるシーンはちょっとびっくり。
何でかというと河に飛び込むときに、崖に当たるんじゃないかと思ってひやひや。
最後の方はお約束?犯人もある程度予想ついていたし。
もうちょい盛り上げ方がうまくても良かったのでは?
ちなみに原題は「Kiss the girls」。どっちも微妙・・・


プロフェシー ★★★★ 総合
★★★ ★★★
リチャードギア ★★★
ワシントン・ポスト紙の記者ジョン(リチャード・ギア)は妻メアリーと幸せな日々を送っていたが、突如の交通事故で彼女は死亡。
しかしその際、彼女は謎の言葉を遺した。
それから2年後、ジョンは見知らぬ町で不思議な事件に次々と遭遇し、やがてメアリーの死に繋がる手掛かりを発見する…。
この作品、何か他の映画と一緒に見ようと思って断念した思い出があります。
結構おもしろそうな謎が含まれたミステリーっぽかったので・・・。
作品中、いくつもの謎が提示されますが、結局何一つ解決しないまま終わってしまいます。
視聴者なりの答えを見つけろ、という事なのでしょうが、ちょっと突き放しすぎのような気が。
正体不明の預言者がある街の誰かの前に現われ、謎掛けのような予言を残し、数日後にそれが現実となる・・・。
あまりにも漠然とした予言というのが最終的にはミソになっているのですが、ちょっと理解不能でした。


ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 ★★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★★
イライジャ・ウッド ショーン・アスティン ヴィゴ・モーテンセン イアン・マッケラン オーランド・ブルーム ジョン・リス・デイヴィス リヴ・タイラー ★★★★★
3つに分かれた旅の仲間。
荒野を進むフロドとサムは、指輪を奪いに来たゴラムを捕まえ、モルドールへの道案内をさせる。
一方、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、オークの軍に捕えられたメリーとピピンを追い、太古の森へと足を踏み入れる。
森で出会ったのは、悪鬼との戦いで地底へ落ちたガンダルフだった。
再会を喜んだ4人は、白の魔法使いサルマンからローハンの国を守るため、壮絶な戦いへと身を投じていく…。
その頃、フロドとサムはゴンドール軍に捕えられていた。
オークに殺されたボロミアの弟ファラミアが、フロドの指輪を手に入れようとした時、空からナズグルが襲い掛かった!
う〜んやっぱりすごい迫力!
公開初日の一番最初の回に見に行ったかいはありましたね。
今回は戦闘が中心になると聞いていたのですが、そのスケールがすごい!
1対1の戦闘から300対10000の攻城戦まで、ガンガンザクザク・・・。
でも戦闘シーンははっきり言って何が起きてるかさっぱりわかりません。
おそらくあえてそういうカメラワークにしているんでしょうけど・・・。
今回、主人公フロドはあまり出てきませんでした。主役はアラゴルン?って感じ。
リヴ・タイラー(役名忘れた)に至ってはもう出てこないのかって・・・。
でもやっぱりエルフの兄ちゃんはかっこいいなぁ。


黄泉がえり ★★★★★ 総合
★★★★ ★★★★★
草なぎ剛 竹内結子 ★★★★★
九州・阿蘇の山村で、死んだ人間が次々と甦る現象が発生した。
阿蘇出身で、厚生労働省のエリート・川田(草なぎ剛)は、この現象=黄泉がえりについて調べるため、故郷の地を踏む。
そこで川田は、幼なじみの葵(竹内結子)と再会した。
川田の話を聞いた葵は、海で事故死した恋人・俊介に思いを馳せた。
ある日川田は、死者が甦るための法則を見つけ、黄泉がえりは3週間しか続かないことを知る。
葵を密かに想っていた川田は、彼女のために俊介を黄泉がえらそうとするが…。
良い!非常に良い!こういう話が大好きです!
もともと感動物に弱い私ですが、期待を裏切らずに満足させてくれました。
変にもったいぶった前振りも無ければ、原因についてとやかく時間を割く訳でもない。
結局何で死んだ人は黄泉がえったの?とか役場の人は○○さんを不思議に思わなかったの?とか突っ込むところはありますが、まぁいいじゃないですか。
極楽とんぼの山本さんもはりきってました!そして哀川翔も良い味出してましたね。
本当に綺麗にまとまった作品だと思います。
この作品をきっかけに柴崎コウがCDを売り出そうと考えなければ。


タイムマシン ★★★ 総合
★★★ ★★★
ガイ・ピアース ★★★★
1899年のニューヨーク、科学者アレクサンダーの恋人が暴漢に殺された。
失意のアレクサンダーはタイムマシンを完成させ、過去を変えるヒントを得るために未来へ。
しかし天災に巻き込まれた彼は、80万年後に飛ばされてしまい……。
いやいやいや、ここまで予想を裏切られるとは。
結局これはSFもの?冒険活劇?
月の爆破による地球崩壊、氷河期を挟んでの80万年後には地上人と地底人が居て・・・。
でもなかなか良かったですね。
何が良かったかと言うと、過去を変えることができなかった主人公に対する未来の地底王の言葉。
「お前は彼女が死んだからタイムマシンを作った。彼女を救うという事はタイムマシンはできなかったはずだ。タイムマシンが無いはずの世界の彼女をタイムマシンで救える訳が無い」
ちょっと目から鱗・・・。


少林サッカー ★★ 総合
★★★★ ★★★
ウォン・ヤッフェイ/チャウ・シンチー ★★★
落ちぶれた元サッカー選手ファンが出会った、少林寺拳法の使い手シン。
その脚力に魅了されたファンは、サッカー・チームを新たに結成。
拳法を極めた選手たちで構成された、このチームは超人的なプレイでトーナメントを勝ち進み……。
期待しすぎましたかね?
あまりに周りの評判が良かったもので・・・。
内容というか拳法をCGを使ってコメディタッチに仕上げているのには文句なし。
本当に実写版キャプテン翼とドラゴンボールって感じでしたね。
映画館で見てたら恥ずかしくて顔から火が出そうな部分もちらほら。
だけど真面目な話をさせてもらうと、集団暴力やいじめと捉えられる場面がかなりありましたね。
そこまでするのかい!って所がね・・・。
息抜きに軽いタッチの映画を見たい人にはオススメ!


9デイズ ★★★ 総合
★★★ ★★★
アンソニー・ホプキンス/C・ロック ★★★
核爆弾の取引現場に潜入していたCIA局員が殺害された。
CIAのオークスは、代わりに亡き局員の双子の兄弟ジェイクに白羽の矢を立てる。
スラムで育ったジェイクはスパイ業に四苦八苦しつつも、オークスとともに取引の阻止に奔走し……。
えーっと、これはコメディなんでしょうか、アクションなんでしょうか、ドラマなんでしょうか?
どの要素も中途半端な感がいなめず。
囮役のすり替えもありきたりならば、壊滅的な威力を持つ爆弾を探すというストーリーもありきたり。
では随所で見せ所があるかというと特に無し。
CMで見る限りもうちょっとおもしろいかなと思っていたんですけどね。
ちなみに本編を見ればわかりますが、本当だったら9デイズではなくて10デイズになるはずです。


ザ・リング ★★★ 総合
★★★ ★★★
ナオミ・ワッツ/M・ヘンダーソン ★★★
姪の突然死に不審を抱き、調査を開始した女性記者レイチェル。
彼女は一週間後に死をもたらす“呪いのビデオ”の中身を見てショックを受ける。
しかも幼い息子までビデオを見てしまい……。
数年前に日本で製作されたホラームービーのハリウッドリメイク版。
当時からすごい好きでしたからね〜。
本家も映画館で見てびびってたのを覚えています。
TVやラジオのCMでも頻繁に予告され、なかなかおもしろそう。
ハリウッドがリメイクしたんだからすごいだろうし、ラストも変えているという噂も。
これは見るっきゃないぜ〜と意気込んで行きました。
・・・結果撃沈。
良い言い方をすれば、忠実にリメイクしてるね。
悪い言い方をすれば、何も変わってないし、まるでこの作品の本質をわかってないじゃん。
内容は本当に何も変わっていません。
しかも、主人公が7日間で死ぬという恐怖から逃れるために奔走するというこの作品の本質部分がまるで感じられませんでした。
はっきり言って本家日本版の方がはるかに恐いです。
貞子役のサマラにしゃべらせちゃだめだって!
しかも顔も最初から見せたら全然恐くないじゃんかよ〜!
観客に想像させる部分が何も無いのががっかり。
ちなみに、この作品のある部分に移るはずの無い黒い子供の影が映ってるそうな。


サイン ★★★★ 総合
★★★ ★★★
メル・ギブソン ★★★
ある朝、ヘス家の広大なとうもろこし畑からモーガンの悲鳴が聞こえる。
駆けつけたグラハムとメリルは、驚愕のあまり凍りついたモーガンの視線の先に《それ》を発見する。
とうもろこし畑に一夜にして出現した、巨大なミステリーサークルを。
何者かのいたずらだと主張しながらも、グラハムの本能は警鐘を鳴らしていた。
かくも巨大で複雑な地上絵を、人間の力で描けるはずはないと。
次々と起こる怪奇現象に脅え、町の人々は続々とミステリーサークルから遠い地域に避難していく。
だが、ヘス家の子供たちは、亡き母の思い出の残る家を捨てることを拒んだ。
家族と共に運命に立ち向かう決意をしたグラハムだったが、見えざる脅威以上に彼を脅えさせていたのは、心の中に渦巻く疑惑だった。
──グラハムの前に現れたいくつもの兆候(サイン)は、何を意味するのか? そして、なぜ彼の前に現れたのか?──
やがて、彼は知ることになる。
いくつもの偶然は起こるべくして起きたのであり、逃れることのできない必然であったことを。
そして、すべての《サイン》が恐怖に変わる瞬間を…。
宣伝力の大きさ、引き込まれるストーリー、全米No1記録樹立の実績。
あまりにおもしろそうだったので先行ロードショーで見てきました。
結果、がっくし。なんじゃこりゃーと叫びたくなる内容。
中盤までは良かった。見えない何かに対する恐怖。
ミステリーサークルやUFOの出現、動物の凶暴化。
しかしそれが「あれ」の出現を示すものだとは…。
この監督は「シックスセンス」「アンブレイカブル」と同じ監督で、「見えないもの」に対する恐怖を描くのはうまいんですよね。
しかし、見せちゃいかんよ「あれ」は。
ラストのどんでん返しも何も無く、単なる肩透かし。
私の中の本年度ゴールデンラズベリー賞候補になりました。


インソムニア ★★★ 総合
★★★ ★★★
アル・パチーノ ロビン・ウィリアムス ★★★
24時間太陽が沈まない街、アラスカのナイトミュートで17歳の少女が殺された。
その死体は髪を洗われ、爪を切られ、全裸のままゴミ袋に入れられていた。
しかしそれは始まりに過ぎなかった……。
やがて起こる第二の殺人。
事件の異常な展開と沈まない太陽は、L.A.から捜査に招かれたひとりの刑事の眠りと理性を奪っていく……。
白夜のアラスカという異空間を舞台に、追いつめる立場から逆に追いつめられていく恐怖と、不眠症によって体力、冷静な判断力、そして人間性をも失っていく恐怖が迫って来る。
むぅ…外れ。
キャストと宣伝の大きさからかなり期待していたんですけど、サウンド・オブ・サイレンスなみに外れ。
普通なんですよ。はっきり言ってB級映画と言ってもいいくらい。
白夜で満足な睡眠を取れないまま捜査を続けて、ようやく辿り着いた犯人。
しかし深い霧と落ちた判断力のせいでもう一つの事件が起こってしまう…。
う〜ん、なんかもの足りないですね。
でも6日徹夜って普通の人間出来るのかな?


トータル・フィアーズ ★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★
ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェル ★★★★
CIAの情報分析官ライアン(ベン・アフレック)は、長官のキャボット(モーガン・フリーマン)の抜擢で、ロシア核兵器捜査担当に就任。
そんな折、ネオ・ナチ一味が、ロシアに疑惑を掛ける形でアメリカに核爆弾を投下。
想像を絶する被害と混乱の中、米大統領ファウラー(ジェームズ・クロムウェル)は、ロシアへの報復として核爆弾発射を発令する。
唯一ロシアの潔白を信じるライアンは、世界大戦に発展するこの事態を阻止できるのか!?
久々に期待通りの映画に当たりました。
そこそこおなじみのジャック・ライアンシリーズですが、今までのハリソン・フォードからベン・アフレックに変わりました。
やはり年齢的なものがあるんでしょうか。
CM見て、おーこれはすげーなーと思ってましたが、その場面以外にも迫力あるシーンが一杯あって非常に良かったです。
核爆弾の爆発シーン、艦隊と戦闘機の爆撃シーン、フットボールのシーンなど見所たっぷり。
最後の方は予想通りの展開でしたが、まぁそこはお約束という事で。
最後に出てくるスパイの正体もほほぉでした。


アルマゲドン ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
ブルース・ウィリス ベン・アフレック リブ・タイラー ★★★★★
ニューヨークは突然降り注いだ無数の隕石によって、瞬時に壊滅状態になる。
NASAは総指揮官トルーマン(ビリー・ボブ・ソーントン)のもと、事態を分析。
巨大アステロイド“グローバル・キラー”が、地球に接近している事が判明した。残された時間は、わずか18日…。
NASAに連れてこられた掘削のプロ、ハリー・スタンパー(ブルース・ウィリス)は衝突を回避するには、小惑星の地中深くで核爆弾を爆発させるしかないことを知らされる。
無謀な作戦だが、選択肢はない。
残された時間は、あと15日…。
「合衆国政府から、仕事の依頼だ。」ー NASAに集結した石油採掘の精鋭たち8人にハリーは告げる。
絶望的な時間の中、シャトルの操縦士6人と共に彼らの宇宙飛行士としての熾烈な訓練が始まった。
旅立ちの間際、愛娘グレースは父ハリーに必ず帰還すること約束させる。
全世界が見守る中、2機のシャトルはついに宇宙へと飛び立った。残された時間は、あと3日…。
人類史上最も偉大な冒険が今始まった。
いいですね〜。
インディペンデンスとかこういうスケールの大きな話は好きですよ。
各人の配役もピッタリ!
久々に見るとリブ・タイラーとかグリーンマイルのでかい黒人さんとか出ているのに気づいてちょっとびっくり。
現実にこういう大隕石が近づいてきたらどういう対策をするんですかね?
やっぱり核爆弾を打ち込むのかな?


エボリューション ★★★ 総合
★★★ ★★★
デヴィッド・ドゥカブニー オーランド・ジョーンズ ジュリアン・ムーア ★★★
アリゾナ州の地方都市グレン・キャニオンに隕石が落下する。
近くの短大で生物学を教えるアイラ・ケイン(デヴィッド・ドゥカブニー)と地質学を教えるハリー・ブロック(オーランド・ジョーンズ)は隕石によってできた洞窟へ調査に行き、隕石から出てきた液体を採種。
それは10種類のDNAを含み、急速に進化する生物だった。
数日後、2人が学生を連れて再び調査に行くと、洞窟にはナメクジのような軟体動物がびっしり。
その生物、空気中では窒息死してしまう。
国防省は秘かにケインのコンピューターをハックし、生物の存在を知る。
ケインは以前、国防省に勤務しており、開発したワクチンを軍に接種、強烈な副作用(ケイン熱)を起こしたため解雇された過去がある。
それ以来、国防省はケインを要注意人物として監視していたのだった。
洞窟は軍が管理し、アリソン・リード博士(ジュリアン・ムーア)以下のスタッフが調査。ケインの研究も横取りされる。
そのころ街には不思議な生物が出現する事件が相次いでいた。どうやら隕石から出てきた生物が増殖し、地下に張り巡らされた洞窟を伝って出現しているらしい。
アイラとハリー、アリソンに消防士志望で隕石落下の現場に居合わせたウェイン(ショーン・ウィリアム・スコット)を加えた4人はエイリアン撃退に乗り出す。
単なるコメディーか!
確かにこの系統の映画はいっぱい作られているけど、こういうアメリカ独特のユーモアはどうも好きになれませんね。
かなりCGも綺麗だし、もうちょっとシリアス路線でも良かったのでは?と思わずにはいられません。
最後はもう苦笑…なんじゃそりゃです。
ジュリアン・ムーア太りすぎ…。


マジェスティック ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
ジム・キャリー ★★★★★
舞台は1951年、アメリカ西海岸の小さな町“ローソン”。
ある日、海岸にひとりの男が打ち上げられる。
その姿を見て驚き、狂喜する町の人々。
――その町では、誰もが彼を知っていて、あらゆる場所で彼は大歓迎を受ける。
喜びに涙する老いた父がいて、美しい恋人がいて、幼なじみがいる。
彼の存在は、朽ちかけた町に戻ってきた希望そのものだったのだ。けれども彼には、自分が誰なのかわからなかった……!
「僕は本当に“彼”なのか」――そんな戸惑いと不安が人々の善意と愛情によって少しずつ溶け、彼はこの町での生活を愛し始める。
そして、今はすっかり荒れ果てた、町でただ一つの映画館、彼の父が経営する「マジェスティック」でもう一度映画を上映しようと奔走しはじめる。
そして、町が一体となって映画館の再建に成功した時、“事件”は起こる。
それは、彼の勇気と誠意が試される出来事だった。
誰も予想し得なかった結末に向けて、物語は走り始める。
夢を失い、時間が止まったままだった町に、自分の存在が光を与えたことを知った男の決断とは?
そして……奇跡は、人々の心の中で起こった――!
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の監督の3部作完結編。
こういう作品は結構好きですね。
人と人との触れ合いやすれ違いが丹念にかかれ、序盤の伏線が最後にしっかりと絡む…。
前2作ほどのスケールはありませんが、終盤は結構感動します。
ジム・キャリーってこういう役もできるんだ、と思いましたね。


メメント ★★★★ 総合
★★★ ★★★
ガイ・ピアース,キャリー=アン・モス,ジョー・パントリアーノ ★★★
保険調査員だったレナードは,妻をレイプされて殺され,自分も怪我をした後遺症で10分しか記憶を保てなくなった。
ポラロイド写真に書き加えたメモと,体に残したタトゥーを頼りに,犯人「ジョン・G」を探しだし,復讐することしか頭にない。
わからーん!
いきなり犯人(?)を撃ち殺すシーンから始まり、徐々にそれまでの出来事を回想していく…。
作風としてはすごく新鮮。だけど同じシーンが何回もあったり登場人物に関する説明がされないために理解するのに時間がかかる。
まぁわからない方がおもしろいっていうのもあるかもしれないんですけどね。
犯人も結局良く分からないし、大体犯人を殺した事を忘れたらどうするんだろう?


パニック・ルーム ★★★ 総合
★★★ ★★★
ジョディ・フォスター ★★★
パニック・ルームニューヨーク・マンハッタンの高級住宅地。
離婚したばかりのメグ・アルトマンは、10才の娘、サラを連れて、不動産屋に案内され、新しい引越し先の下見に出掛けた。
案内されたタウンハウスは4階建て、エレベーターつき。
しかしそれだけでなくある秘密の部屋が設置されていた。
"パニック・ルーム" 緊急時の避難用スペースとして設計されたそれは、4000ポンドの鋼鉄のフレームと2トンのコンクリートで固められた部屋だった。
換気装置が完備され、非常用の物資もふんだんに備蓄されていた。
赤外線センサーによって自動的に開閉するドアには、頑丈なデッドボルト。
窓はなく、内部から16台の監視カメラで家中全体をモニターできるシステムとなっていた…。
引越しの手続きを済ませ、母子の新たな生活が始まったその晩、事件は起こった。
ものすごい厳重装備の部屋がある家に「たまたま」引っ越したために事件に巻き込まれるというストーリーだと思っていました。
緊急避難室っていうのは意外と治安の悪い都市に建てられている家にはあるらしいですね。
そんな「普通の家」にたまたま泥棒が入るというストーリー。
この家に隠されているある物を狙う泥棒と何も知らない母娘が何とか外部に連絡を取ろうとするが…。
ちょっと常識では考えられない事を平気でやるのがすごい。
思ったより興奮度が少なかったかな。


サウンド・オブ・サイレンス ★★★ 総合
★★★ ★★★
マイケル・ダグラス ブリタニー・マーフィ ★★★
ニューヨークで精神科医を開業しているネイサンの一人娘が、感謝祭の朝に誘拐される。
犯人の要求は、過去の記憶を封印しているネイサンの患者の少女から6桁の“ある番号”を聞き出すこと。
タイム・リミットは午後5時。
間に合わなければ幸せな家庭は消滅する──街の喧騒と裏腹のネイサンの孤独な戦いが始まった。
誘拐された娘のために記憶を封印している少女から「ある番号」を聞き出す。
患者に心を開かせるために様々な手段を用いるが、事態は好転の兆しを見せないままタイムリミットがせまる。
…訳ではなく、意外とすんなりと心を開いてくれるんですね。
物語の途中に挟まれる連続殺人事件が少し絡んでくるんですが、はっきり言ってあまり意味無し。
刑事のお姉ちゃんも最後何しに来たの?って感じ。
ふつーの映画でした。


JSA ★★★ 総合
★★★ ★★★
ソン・ガンホ イ・ビョンホン イ・ヨンエ キム・テウ シン・ハギュン ★★★
南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。
生き残った南北の兵士たちは何故か互いに全く異なる陳述を繰り返した。
両国家の合意のもと、中立国監査委員会は責任捜査官として韓国系スイス人である女性将校ソフィーを派遣。
彼女は事件の当事者たちと面会を重ねながら徐々に事件の真相に迫っていく。
そこには全く予想外の「真実」が隠されていた…。
南北互いの汚点を隠そうとするべく、自分たちに有利な陳述をしている所に捜査官が現れ、真実を暴き出す。
…そんな感じだろうと思っていたんですが、全く違いました。
面会と回想を繰り返してわかってくる真実はとても人間的なもの。
互いにかばいあおうとしたがゆえに陳述書が異なったものになっていたんですね。
兵士といえどやはり人間。それでも根底にある南北の意識が事件を引き起こしてしまった…。
重いテーマですが、明るく描いているところが新鮮でした。


ロード・オブ・ザ・リング ★★★★★ 総合
★★★★★ ★★★★★
イライジャ・ウッド ★★★★
遥か昔の中つの国。世界を滅ぼす魔力を持つ悪の指輪を、ひょんなことで手にしたホビット族のビルボ(イアン・ホルム)は指輪のお陰で長生きし、111歳の誕生日を迎える。この日を境に旅に出る事を決めていたビルボは、指輪をまだ若いいとこのフロド(イライジャ・ウッド)に託し、消えてしまう。しかし、指輪のパワーは強く、指輪を狙う悪の瞑王サウロンの追手がフロドを付け狙う。フロドを中心に結成された9人の仲間達は、指輪を抹消するために長い冒険の旅へと出発するのだった...。
さすが大々的に宣伝されるだけの事はある!
とにかくすごい迫力!幻想的だけどリアルな世界感。種族のイメージを崩さない見事な配役。
だけど、それだけに好き嫌いが分かれてしまうかも…。
3部作の第1作目だって事をもうちょっと知らせておいた方が良いと思う…ああいう終わり方をするならばね。
戦闘シーンがちょっとゴチャゴチャしすぎて目で追えない感じがしたけど、スピード感を出してると言われればなるほど?かもしれない。
個人的にはエルフの弓使いが気に入りました。すごいはまってると思う。
☆4つか5つか迷いましたが、来年公開の続編に期待の意味をこめて☆5つです!


モンスターズ・インク ★★★ 総合
★★★★ ★★★★
サリー? ★★★★
モンスターズ株式会社が所有する無数のドア。モンスターたちは毎日、このドアを通って人間界に行き、子どもたちの悲鳴を集め、モンスター社会の電力源として使っていた。しかし彼らは実は、人間の子どもは猛毒を持っていると信じていて、本当はひどく怖がっていた。そんなある日、2歳の女の子が迷い込んでしまう。それに気付いたサリーとマイクのコンビは、初めこそ恐怖におののいたが、やがて愛情を抱き、お尋ね者の彼女を何とか人間界に返そうとする。
劇場は超満員。次回上映の列が階段にまで並んでいてびっくりでした。
やっぱり家族連れがほとんどでした。
まずCGの綺麗さにびっくり!本当に実在するかのように動くモンスター達がそれぞれ個性があって良かった。
随所に笑いがちりばめられ、スタッフロールではありえないはずのNG集まで出るサービス。
本音を言うと、もうちょっと泣かせる話で感動すると思ってましたが、それを引いても高評価です。
何を間違ったのか日本語吹き替えを見てしまいました・・・。


13デイズ ★★★★★ 総合
★★★★ ★★★★
ケビン・コスナー ★★★
1962年、アメリカだけでなく世界を震撼させるニュースが世界中を駆け巡った。アメリカ軍偵察機が、キューバに建設中のソ連ミサイルを発見したのだ。ケネディ大統領(ブルース・グリーンウッド)を始め、弟のロバート・F・ケネディ(スティーブン・カルプ)、大統領特別補佐官ケネス・オドネル(ケビン・コスナー)達は、様々な対応策を検討する。それは米ソの核戦争を避けるための悪夢の13日の始まりだったのだ・・・。
テーマがテーマだけにずっと緊迫した場面が続く映画です。
こういう映画を見ると歴史を勉強しないとだめだな、とおもいますね。
子供のけんかをしている今の日本と比べてしまい、ますます情けなくなりますが。
145分と長い作品ですが見る価値はあると思います。


ハード・トゥ・ダイ ★★★ 総合
★★★★ ★★★

★★

ややストレスがたまっていたのでドンパチ系のビデオで発散しようかなぁって。
ある有名スパイに声がそっくりだという事で警察とマフィア両方から追われる事になった警察官。
必死に有名スパイが持っているファイルを探しながら逃亡を計るが、恋人を殺され、最後には警察にまで裏切られる事になってしまう。
相棒を殺されたマフィアの一員と最後には協力する事になる所が良かったな。
主人公は平井堅そっくりでした。


ラッキー・ナンバー ★★ 総合
★★ ★★
ジョン・トラボルタ
お天気キャスターのラス(ジョン・トラボルタのもとに届いた差し押さえの予告通知。給料の前借りもままならず絶体絶命の大ピンチ。そこで、彼は宝くじ番組の“ロット・ガール”を務めるクリスタル(リサ・クードロー)と手を組み、ナンバーくじの八百長で一攫千金を狙う。まんまとロットボールのすり替えに成功する2人。いよいよ抽選の開始。思い通りの数字が記されたボールが次々と並ぶ。しかし、そこには意外な結末が待っていた。
特におもしろそうなものが無かったので目に付いたものを借りてしまいました。
何のひねりも無いしかけで大当たりを演出し、その当たり券をめぐってゆすられ、殺し屋まで雇う羽目に。
そんな状況に嫌気が差して当たり券を安く売って逃亡を計るも事故を起こして入院。
最後は結局当たり券を取り返して知人と山分け。私はラッキーでしたという最悪のオチ。
しかしジョントラボルタは顔がでかいなぁ。


オーシャンズ11 ★★★ 総合
★★★ ★★★

★★
保釈でシャバに出てきたばかりの泥棒野郎オーシャン(ジョージ・クルーニー)は、ラスベガスにあるホテルの大金庫から1億6千万ドルの現金を盗み出す作戦を計画する。オーシャンのもとに結集したのはギャンブラーのラスティ(ブラッド・ピット)、スリの名人ライナス(マット・デイモン)、爆破の専門家バシャー(ドン・チードル)をはじめとする犯罪のプロたち。こうして11人のメンバーによる繊大胆不敵な強奪作戦がスタートする。
う〜ん・・・。期待しすぎていたかな?
オーシャンズ11と言いながら中心となる人物が5人ほど固まってしまっていて、他のメンバーが影薄すぎ。
確かに現金を盗む手口は、ほほぉとなりましたがそれは当たり前でしょうね。
何でこの手の映画で「恋愛」をからめないといけないのかがイマイチわからない。
なんとなく物足りない感じがしました。


ソウル ★★★★ 総合
★★★★ ★★★★

★★★
逃亡犯を韓国まで送り届けた警視庁所属の新米刑事・早瀬祐太郎(長瀬智也)は、成田行きの飛行機に乗り遅れそうになり、ソウルの街を走っていた。と、背後から、暴走する1台の現金輸送車が! それは強奪された輸送車だった。熱血漢の早瀬はそのまま見過ごす事ができず、犯人追跡へ。犯人と格闘の末、早瀬は1人を射殺、もう1人を逃してしまう。唯一、犯人の顔を見ているということで韓国での滞在許可が下りソウル市警に協力することになった早瀬だが、刑事部長のキム・ユンチョル(チェ・ミンス)には訳もわからず敵対視され、しかも言葉の壁、習慣の違いから、事あるごとに衝突してしまう。そんな中、再び現金輸送車強奪事件が発生し、事件は予想外の展開へ。早瀬の滞在タイムリミットはあと72時間! 果たして事件を解決する事はできるのだろうか……。
正直大した事無いだろうと思っていました。
ところがどっこい、なかなかおもしろい。
韓国と日本の風習の違いなども勉強させてくれるし、ところどころにユーモアも交え、かつストーリーがしっかりしている。
人間関係がだんだんと理解しあえるようになるところも良いですね。
犯人の目的が中盤以降にならないとわからなく、それを予想するのも面白かったです。
映画館で見る気は無い人でも、ビデオはぜひ見てほしいですね。損は無いと思いますよ。


イルマーレ ★★★★ 総合
★★ ★★★

★★★
海辺にある一軒家「イルマーレ」に住んでいたキム・ウンジュ(チョン・ジヒョン)は、この家から都会のマンションに引っ越そうと荷造りをしていた。家を後にする時、彼女は家のポストに手紙を入れる。それはこれから「イルマーレ」に越してくる人へ宛てた一通の手紙だった。「あなたの前の住人です。大切な連絡が来るはずです。私への手紙は新しい住所に送って下さい。1999年12月21日」。しかし、その手紙を手にしたのは、1997年の時代に生きるハン・ソンヒョン(イ・ジョンジェ)だったのだ。こうして「イルマーレ」のポストを通して二人の時空を超えた文通がスタートするが、やがて運命は悲しみを帯びてながら二人の間に立ちはだかるのだった...。
時空を超えての文通というキーワードと、パッケージに写っていた主演の女優が綺麗だったという短絡的な理由で借りました。
良い意味で何も無く、普通の作品。
最初いたずらだと思っていた手紙がいつしかお互いの悩みを打ち明け、その日の出来事を連絡しあう交換日記のようになっていく。
最後はまぁ予想通り逢ってみようという事になり、そして・・・という感じですが、そこは大きなウェイトを占めていなくて良かったです。
遠距離恋愛をしてる人とかに良いかも。


ロスト・ワールド ★★★ 総合
★★★★ ★★★
ジェフ・ゴールドブラム ジュリアン・ムーア ★★★

ジュラシックパークの第2弾。
しかし相変わらずすごい迫力と綺麗な映像ですね。
内容は1作目と何も変わらないけど、やっぱり引き込まれてしまいます。
もう少しで3がレンタル開始されるので借りてみました。


ロビンソン・クルーソー ★★ 総合
★★★ ★★

★★

先ほど話題になった「キャスト・アウェイ」の原作とも言える作品(らしい)。
大嵐にあって船が難破し、着いた無人島での生活・・・と思いきや、訳のわからん非文明人との争い、交流とびっくりするような展開。
非文明人に英語を教えて半年でマスターできるわけないだろ!という突っ込みを入れたくなる所が何箇所もある。
こうして類似品を見てみると「キャスト・アウェイ」はよくできていたんだなぁと思う。


仄暗い水の底から ★★★ 総合
★★★★ ★★★
黒木 瞳 ★★★
淑美(黒木瞳)は夫との離婚で、娘の郁子(菅野莉央)の親権を争っていた。娘とともに暮らすための部屋を探して古いマンションを訪ねた淑美は、その湿った空気に少なからぬ不安を覚えつつも入居を決める。そうして、郁子と2人の新しい生活が始まった。天井に広がる雨漏りの染み、階上の部屋から聞こえる子供の足音、どこからともなく現れる赤い幼稚園かばん…。そこには、淑美の心の傷に入り込む恐ろしい念が漂っていた…。
「リング」「らせん」でおなじみ鈴木光司さんの初期の作品の映画化。
なんで今頃映画化するのかよくわからないですけど、このシリーズは全て原作を読んでいるので興味がありました。
でもこの手のジャンルは最初のインパクトが強すぎると後に続くのはどうしても慣れが出てしまいますね。
しかも原作を知っているために展開がわかってしまうというのもマイナス。
それを裏切ってくれるのを期待していましたが、映画化のために最後を変えているくらい。
映像的な恐怖ももうひとつ。でも黒木瞳が美人だったからプラスマイナスでゼロという事に。


オータム・イン・ニューヨーク ★★★ 総合
★★★ ★★★
リチャードギア ★★★
人は皆、誰かに愛されたいと願っている。そしてその愛が永遠に続くように、と。しかし、この映画の主人公ウィル・キーンは違っていた。雑誌の表紙を飾り、ニューヨーク中の女性から“理想の男性”ともてはやされ、ニューヨーカーに人気の高級レストランを経営する彼は、次々と恋人をかえ47歳になっても気ままな独身生活を謳歌していた。シャーロット・フィールディンは22歳になったばかりの美学生。まぶしいほどの若さと美しさに加え、何者にも恐れない大胆さと繊細さを兼ね備えた彼女は「恋」を熱望していた。そう、「激しい恋」を。親子ほども年齢の違う二人が出会ったのは秋のセントラル・パーク。ウィルは娘のような彼女に翻弄される快感に身を任せ、シャーロットは初めての恋に酔っていた。だが、好奇心が恋に、そして真実の愛に変わった時、彼は悲しい事実を知る。神経芽腫―――彼女の身に起きた不治の病、そして彼女に残されたのは僅か一年という命……。彼の中で何かが変わろうとしていた。
うーん・・・ちょっとありがちな感がいなめない。
特に評価する所が無い。
あえて言うならリチャードギアが小泉首相に似ているな、と思ったことかな。