flyingkibfisher

3月25日 (木)

民族衣装の女性日本エチオピア協会主催の「エチオピア料理の夕べ」に出席してきた。10年ぶりにエチオピア料理が食えるというのと、久しぶりにアベシャ(エチオピア人)と話しができるのを楽しみにしていた。
日本側の参加者は、大使館・JICA・民間を含めかつてエチオピアで仕事をしていたとか、NGO関係とか、ただエチオピアが好きだという人たちであり、エチオピア側は在日エチオピア大使館、留学生、日本人と結婚した女性、マラソン選手という多彩な顔触れである。

インジェラさて、楽しみにしていたエチオピア料理であるが、大使館が提供したというだけあって本物の味であった。見かけはボロ雑巾のようなインジェラ(中央のロールしたもの)、タマゴとチキンがたっぷりのドローワット(右上)、そしてバルバレ(Red Pepper)のきいたカイワット。乾杯の後待ちきれずに、昔を思い出し手づかみでほおばってしまった。
現地にいて毎日食べていると嫌になるが、10年ぶりに食べるとくさいバターのにおいも無性に懐かしく、とてもおいしかった。

Ethiopian Night
社会主義体制の崩壊後、新しい国造りをしているエチオピア人や、まだまだこれから外に向かって飛び出していこうという元気のある人たちと話しをしていると、所帯を持って安定した生活に浸りきっている自分も、なんかやらなきゃ!という気概が生まれてくる。

会社の中だけの狭い人間関係だと、小さな世界に収まってしまい新しい考えが浮かんでこない。たまには、こんな集まりに出ていろんな人と出会って、自分の世界を広げていきたいね。



3月22日 (月)

太田裕美太田裕美の新曲試聴会へ行く。今年でデビュー25周年になるのを記念して発売される新曲のイベントで、SONYのレコーディングスタジオで行われた。スタジオに集まったファンは約100名。ほとんどがいい年をしたおじさん達である。
彼女自身も年相応におばさんになっているが、歌声は昔のようにちょっと舌ったらずのままであるが、25年も聴きつづけているとそれもすんなりと耳に入ってくる。
最近の曲は、子供のための歌とじっくりと聞かせる歌が半々くらいだろうか。どの曲も詩とメロディを大切に作ってあって子供と一緒に安心して聞ける歌だ。ニューヨークで数年生活し、結婚・子育てと年月が過ぎて、それに連れて彼女の歌も成長してきた。それが自分のライフサイクルに不思議とぴったり合って一緒に年を取ってきたように思える。
最後に、一人づつと握手をしてもらいサイン入りのポスターを受け取って帰ってきた。

太田裕美のオフィシャルページはこちら → http://www.sme.co.jp/Music/Info/hiromiohta/


3月20日 (土)

shoues今朝、履きなれた靴を一足捨てた。
かかとなんか擦り切れて、ボロボロになったけど、思い出のある靴なので今まで捨てられないでいた。履き始めた時は、ちょっと窮屈で足が痛かったけど、革が次第に足に馴染んできて結構気に入っていた。
そもそも購入したのは、今から10年前。2年のエティオピア生活の後、フィンランド、ソ連を旅行し、いざ日本へ帰ろうとした時、破れかけたスニーカーしかなかったので、当時西ドイツのフランクフルトで買った。エティオピアを出国してすぐに靴を買うつもりだったが、フィンランドでは食い物に気が取られ着るものまで気が回らず、ソ連では質の悪い靴しかなく買う気になれなかった。宇宙船まで飛ばす国なのに、なんで日用品が満足に生産できないのだろうか。社会主義の統制経済にがっかりした。フランクフルトは2年ぶりの先進国だったので期待してショッピング街に出たが、ドイツ人の履く靴はどれもデカイ! やっと半端物セールのコーナーで見つけたのがこの靴だった。
いろんな国を旅行したが、土産としては置物なんかより日常使う品物が一番思い出として残るようだ。次第に薄れていく何年も前の旅の記憶を、今の生活の中でふっと思い出させてくれる。

雲と草