ARKの日常 番外編
FORMOSA編 その1
注)
なお,この話は60%くらい嘘八百です。
いわゆる、フィクションってやつです。
細かいこと気にしちゃーいけません。
てーか、そんな細かい事いう人なんか嫌いだい。
△月▲日 雨
なんでも今は国際的にいかんといけないらしい。
そんなこんなで海外進出とかいうのをやってみることにした。
アメリカのほうはHAHAHAって笑うマッチョなお兄さんが怖いんで
FORMOSA(台湾)とかいうとこにした。
なんでもラッコ姉とココナの知り合いがそこにいるらしいんで
利用させてもらおう(ニヤリ)
行ってみると……
税関厳しすぎ。
ヤマトのアイテムはおろか、経験やスキルまで持ち込み不可とは……
武器もなく技術もなく、周りは怪しげな漢字だけの会話……
…もう帰ってもいいですか?
なんか、来て早々に敗北感いっぱいだ。
こんな訳わからん会話、おいらに出来るのかな?
……まあ、人間無理はいかんよね。
なんつーか、既に海外サーバーに来た意味ナッシング的な思考だ。
まあ、何事もポジティブシンキングで行こう。
『俺様と話したければ日本語使えや、こら!!』とか考えてればその内、心優しい人が
話し掛けてくれるだろう。
……その前にさくっと殺されそうですがね
その後ようやくラッコ姉の知り合いって言うYoxiaって姉さんに合流。
同じくココナの知り合いのAKANEって人とも知り合った。
当然会話は日本語オンリーだ。
……俺らこのサーバーにいる意味あるんすか?
まあ、深くは考えまい。
Yoxia姉のギルドに入れてもらってのんびりしていると
おいらより先に来ていたラングとも合流できた。
とりあえず、今までの技術は全部取られちゃったから剣術を覚えることにした。
取り合えずのメイン武器は斧だ。
あとは、フロット兄が儲かるっていってた鍵開けと地図作成も覚えてみる。
なんか、既にヤマトのおいらと原形とどめてないな。
とりあえず、こっちにいる時は『Z アーク』とか『ν
アーク』とか呼んでもらおう。
誰ですか、あんたは? とかいわれそうで怖いです。
ラング「大丈夫だよ。アークは何やったって変わんないから…性格とか」
……それは、いい意味で言ってますよね?
とても確認するだけど度胸はねえです。
こっちの生活にも慣れてきた(会話は相変わらずだが…)そんなある日…
Yoxia姉からスモールタワーの裏手の家が腐ってるって
通信が来た。
家を建てられるまたとないチャンスなんで、取り合えず向かってみる。
折角だからラングも呼ぼうと思ったんだけど今日はいないらしい。
家をゲットする瞬間に立ち合えんとは不幸な奴だ。
で、到着。
確かに今まで建ってた家が綺麗に消えてギルドストーンだけがぽつんと置かれてた。
位置的にも海沿いでいい感じなんで早速家を建てることにした。
建てるのはスモールタワー。
もともとここに建ってたのもそれだから問題ないはずだ。
でも、どういうわけか建たない。
あの石っコロ(ギルドストーン)の所為らしい。
どかそうにも壊そうにもどういう訳かびくともしねー(><)
→
もしかして、新手の嫌がらせですか?
一瞬、元のタワーの持ち主が隠れて笑ってんじゃねーかと探してしまったが
まあ、そんな訳もなくYoxia姉の話ではギルドストーンてのは
設置した奴かGMにしか動かせないらしい。
呪いでもかかってんですかね?
まあ、GMを呼べば問題解決なわけだ。
とりあえず、そんなこと話してるとギルメンのDoroboさんが来てGMを呼んでくれた。
名前は滅茶苦茶胡散臭いけど頼りになる御仁だ。
ただ、GMも忙しいらしく結構待たされるらしい。
まあ、それくらいは待ってやる事にしよう。
しかし、考えてみれば、家が腐ったっていうのに荷物らしきものは一切ない。
腐ったか持ち去られたのか……
ともかく、Yoxia姉が見つけるまで誰にも見られなかったとは思えない。
その人たちはなんで建てなかったんだろうか?
FORMOSAでは土地はGM呼んでまで手に入れる価値は
ないって事ですか?
なんか、ヤマトの土地事情を考えると後ろから刺されそうな考えだ。
そして待つこと数時間、未だにGMの影も見えず。
変わりにDoroboさんの知り合いのLINさんが来てたりしてた。
暇つぶしにスパーやってYoxia姉にさくっと殺されたりもした。
まあ、それはさておき…
遅い。
遅いよ、GM。
てーか、眠いよ!!
もしかして、ラングの奴これを見越して姿を消したとか?
すでにみんな切れる寸前だよ。
YoxiaもLINさんも空に向かって吼えてるよ。
なんか、女性陣恐いよ。
Doroboさんなんか、さっきから黙ったまんまだよ。
もしかして、怖くてがたがた震えてますか?
Yoxia「おらー、さっさとこーい!!」
LIN「そうだー、さっさと出てこーい!!!」
等々、続く。
おいら「実はGM、隠れてみてたりして」
Yoxia「……」
LIN「……」
Yoxia「GMさーん、出てきてくださーい♪」
LIN「お願いしまーす♪」
おねーさん達、さっきと声が違うよ。
これだから女は信用できねえ。
そんな心にトラウマを残しつつさらに待つこと数分。
いきなり、ギルドストーンが動いた。
GMの登場だ。
これだけ待たせたんだからバックにオーケストラでも流して煙幕と共に登場
するくらいの演出が欲しかったな。
わびさびのわからんGMだ。
ただ、やたら派手だった。
真っ赤なローブにピエロ帽子。
親子連れとかいたら真っ先に子供に
指差されそうな格好だ。
まあ、やることさえやってくれれば個人のセンスに文句を言うつもりはない。
突っ込みたくはあるけどあえて我慢しとく。
これで、変なこといってGM怒って帰っちゃったらYoxia姉あたりに
死ぬまで殴られそうだしな。
すでに足元に転がるおいらの死体がそれを証明しとる。
その後、無事にスモールタワーも建った。
突込みどころ満載のGMも去っていった。
んで、その翌日。
折角ってことでLINさんがギルドに入ることになった。
とりあえず、ギルドストーンのあるとこまでYoxia姉がゲートする。
ぷすー
ゲートする…
ぷすー
げーと…
ぷすー
失敗するごとにYoxia姉のギルマスとしての威厳も消えていきそうです。
とりあえず、手元にゲートのスクロールがあったんでおいらがゲートした。
Yoxia「アーク、ゲートなんて出来たの?」
おいら「スクロール使った」
Yoxia「どおりで。 アークの癖に生意気だと思った」
AKANE「うむ、生意気だ」
ジャイアンとスネオですか、あんたらは?
いっそのことドラえもんにでも泣きつきたくなったがきりがないんでやめとく。
まあ、その後無事にLINさんもギルドに加入した。
時間と共においらに対するの周りの認識が下がりまくりな気がする。
そんなことを考えつつ今日も日が暮れる。
おわし