「フローティングフレーム(またはインラインフレーム)」という方法を利用すると、ページの中に作成した枠内に別のHTMLファイルを表示させることができます。ここでは、「フローティングフレーム」を利用して、ページ内に別の文章を表示する方法を考えてみましょう。
フローティングフレームの中に表示するためのHTMLファイルを用意します。ここでは、「information.htm」を用意しました。フローティングフレームの大きさと表示するファイルを設定します。
<IFRAME NAME="travel" SRC="information.htm" WIDTH="300px" HEIGHT="200px"> </IFRAME>
例では、「information.htm」ファイルを、幅300×高さ200ピクセルのフローティングフレームで表示するようにします。
フローティングフレームとは、独立したフレーム枠を作成して別のホームページの文章を表示させる方法です。一定の大きさの画面に、レイアウトを崩さずに情報を埋め込むことができるので便利です。フローティングフレームは、<IFRAME>タグを利用して文書に組み込むことができます。
<IFRAME>タグの属性は以下のようなものです。
属性 記述例 動作内容MARGINWIDE MARGINWIDE="左右のマージンサイズ" フレーム内の左右のマージンをピクセルで指定。 MARGINHEIGHT MARGINHEIGHT=”上下のマージンサイズ” フレーム内の上下のマージンをピクセルで指定。 SCROLLING SCROLLING=”値” フレームのスクロールを制御。値に「YES」を指定すると常にスクロールバーを表示し、「NO」を指定すると常にスクロールバーを表示しない。「auto」を指定すると必要に応じてスクロールバーを表示する。 FRAMEBORDER FRAMEBORDER=”値” フレームの周囲に枠を表示するかどうかの指定。「0」を指定すると枠を表示しない。「1」を指定すると枠を表示する