ホームページ上の特定のボタンにJAVA Scriptを埋め込むことで、指定したURLとタイトルを「お気に入り」に追加する専用のボタンを作成することができます。ここでは、「お気に入り」登録するためのボタンを作成する方法を考えてみましょう。
「お気に入り」に登録するためのボタンをJAVA Scriptで定義します。<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
if ((navigator.appVersion.indexOf("MSIE") > 0) && (parseInt(navigator.appVersion) >= 4))
{
document.write("<CENTER><INPUT TYPE='button' VALUE='お気に入りに追加' onClick='window.external.AddFavorite(location.href, document.title);'>
</CENTER>");
}
//-->
</SCRIPT>この設定はIE4.0以上のみ有効なので、事前にブラウザの種類とバージョンをチェックして、該当するブラウザの場合のみボタンが表示されるようにします。
JAVA Scriptの「AddFavorite」プロパティを使うと、表示中のページのURLとページのタイトルを「お気に入り」に登録するためのボタンを作成することができます。ただし、「AddFavorite」プロパティの設定はIE4.0以上のブラウザ以外では認識されないので、上のソースではブラウザがIE4.0以上の場合にのみ「AddFavorite」プロパティが設定されたボタンが表示されるようにしています。これによって、訪問者のブラウザがIE4.0以上の場合にのみボタンが表示され、このボタンをクリックすることで「お気に入り」の登録画面がすばやく表示されるようになります。
JAVA Scriptの「appVersion」プロパティは、ブラウザのバージョン情報を取得するためのプロパティです。この時ブラウザがIEの場合はバージョン情報の他に「MSIE」という文字列を同時に取得することができるので、上例では「appVersion」プロパティを使ってブラウザがIEであることとバージョンが4.0以上であることを判定しています。
「appVersion」プロパティを使うと、ブラウザのバージョン名の他にブラウザの種類や使用しているパソコンのOSなどの情報を取得することができます。