XSLコード中にコメントを入れる
このサンプルは、XSLコードの中にコメントを入れるものです。例えばHTMLコードの場合、コメントを入れたければ<!-- コメント-->のように書くと"<!--"と"-->"で挟まれた文字列は解釈されません。また、VB Scriptではコードの頭に'(アポストロフィ)をつけて「'ここからエラー処理」といったように書くと実行されません。
XSLコードの中に<xsl:comment>コメントの内容</xsl:comment>のように記述すると<!--コメントの内容-->のように出力されます。XSL変換して生成される結果ツリーの中に、コメントノードを生成することができます。コメントノードは「<!--」で始まり、「-->」で閉じる間の文字列です。
comment1.xml
comment1.xsl
XSLファイルはとかく複雑で長いので、XSLとCSSのコーディングを複数の担当者で分担したり、Webマスタの引継ぎが考えられるケースでは、コメントを書いておきたいところです。
xsl:comment要素に、間違った内容が指定されていると無視され、エラーは回避されます。-といった文字列が含まれていても問題ありません。しかし、<xsl:comment><xsl:element name="a"></xsl:comment>といったように、要素の生成の開始タグだけを記述するといった記述をすると、当然のことながらエラーメッセージが表示されます。
エラー例:
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