ここはリオンのホームタウン。リオンの前回の失敗がトレビールにばれた。
「はあっはあっ、大変だ、リオン、おまえのガングリUが…。とにかく来てみろよ。」
リオンは行かなくても状況を知っていたのでトレビールを無視した。
更に「王女に会いに行きなさい。」と母親に言われたが結局馬鹿にされるだけだと分かっていたので早速明日旅立つ決意をした。
トレビールも同行する事になった。
次の日、田舎から持ってきた船で早速八王子に向けて出港した。
途中日野に寄港し店に寄るが、「ここの特産物はソウルハッカーズじゃ。」らしい。
「そんなの1880Gで買ったよ。次行ってみよう。」トレビールはリオンに言った。
他にも店はあった。そこでは特産物が前の店より2680Gと安かった。
だがリオンは貿易より海賊行為のほうが儲かる事を知っていたのでそんな事はどうでもよかった。
そこでトレビールは「バトルガレッガ」が2680Gで売られているのに目がいったらしい。
この店は他の港でもあるので「一番最後の港で買おうよ、リオン。」とトレビールは提案した。
そしてリオン一行の船は八王子に入港した。
そこはモンスター「死天明王」に苦しめられていたので町を開放するためにリオンは戦いを挑んだ。
「ぶひ、ぶひ、おれ、正義の味方。かっこいいだろかっこいいだろぉーーーーー。」
しかし相手はHPが180しかないのをリオンは知っていた。リオンの攻撃「必殺技(3)」。
ダメージ190。死天明王は回転しながら縮んで消滅した。戦利品で「MDソフト」を手に入れた。
しかし町の人から、隣の西八王子には「黄色煉瓦道」が占領している事を聞き、リオンたちは西八王子に向かった。
「オズの魔法使いっていいよな、体にいいよな。お前らも読めよ。俺が読んでやるからさぁ。」
大体相手はHPが780ぐらいあるようだ。結構苦戦したが最後はトレビールの「風の指輪」で止めを刺した。
黄色煉瓦道も宝物「SSソフト」を持っていた。
そして2つの港を行き来して、目的の特産物「通信対戦ケーブル」を探すものの見つからない。
しかし平和な町の影には黄色煉瓦道の子孫が、まだHPが180ではあるが存在する事が分かった。
町の人々が何とかしてくれるだろうと信じ、無責任ながらリオンは八王子を後にした。
そうしてリオン一行は嵐に遭遇しつつも桜ヶ丘を目指した。途中で南平に寄港した。
そこの特産物は「クーリエ・クライシス」だったが目的の特産物はなかった。
しかしリオンは、目的の特産物は他の特産物と抱き合わせで売られている事が分かった。
そこで店の主人に頼んで「ゲボッカーズ」とのセット(1380G)を出してもらうが、店の奥には「鋼鉄霊域(スティールダム)」のセット(980G)があり、リオンは悩んだ。
「これは場所によっては580Gの特産物だ。でもテクノソフト製の工芸品は高く評価されている。」
こうして、リオンは鋼鉄霊域を手に入れた。
トレビールも「いい買い物をしたな。リオン。」と特産物を評価した。
だが、桜ヶ丘ではもっとすごいものが待っていた。
「ゲボッカーズ」のセットが580Gなのである。さらに単品だと780Gであった。
「こんなのってありなのか?」トレビールが言う。
「待てよ、トレビール。ひょっとしたらぼったくりかもしれないぞ。」リオンは商品を疑った。
「とりあえず、僕は特産物のバトルガレッガを2680Gでかうよ。」
こうして、リオン一行はガングリUの待つホームタウンへと帰っていった。
リオンは早速図書館で特産物の評価を調べた。「ゲボッカーズ」が6.5に対し、「鋼鉄霊域」は8.0だった。
リオンがほっと胸をなで下ろしているところに、何故かトレビールがやってきた。
「はあっ、はあっ、大変だ、リオン」