Instruct manual for Star Cruiser(X680x0 Version)
【内 容 紹 介】
完全3Dサーフェイス処理で本格的な宇宙戦争を体験する、スペースアクション・アドベンチャーゲーム。
SFシネマそのままの迫力とスピード感で、スペース・クルージングをまるごと疑似体験。ポプコム大賞ア
ドベンチャー部門賞、「Oh!X」ゲームオブザイヤー特別演出部門賞受賞作品。
【ストーリー】
数限りない星が、宇宙という闇の海にちりばめられている。そこには何事もないかの様に、無限の、静寂
の時が流れる。だが、その闇の中で、恐るべき陰謀が進行していようとは、誰も知るよしもなかった。
25世紀初頭、わが恒星系連邦では、人類にとって初めて遭遇した知的な異星人「銀河連合」との友好関
係が進められていた。だが、連邦内ではこの得体の知れない異星人に対して、危機感をもったり、拒絶する
者も少なくなかった。
それから数年後、太陽系を遠くはなれたバーナード星系では、ある異変が起こっていた。ボイド(VOI
D)という組織の台頭である。彼らの圧倒的な軍事力の前に、バーナード、シリウス、リジルケントの各星
系は次々と侵略されていき、人々はボイドを「暗黒の覇者」と呼び恐れた。
連邦政府は、目前に迫っている異星人との友好条約締結に障害が及ぶことを懸念し、この、手に負えなく
なったボイドに対して、多額の賞金をかけ、彼らを封じ込めようとしていた。
ここ太陽系でも、″太陽風″と呼ばれるボイドの部下が暴れ回っていた。
A級ハンターである、ブライアン・ライトは、木星軌道上に″太陽風″の秘密基地があることをキャッチ
し、単身、基地へと潜入した。
だが敵は以外と手強く、今やブライアンは、絶対絶命の窮地に立たされていた。むらがる敵を前にブライ
アンの脳裏に、不吉な予感が走った。
「オレのしたことが‥‥、これで終わりかも知れない‥‥」
このゲームは、ここから始まります。
◆星系の紹介
<ソル星系>
太陽系。最近まで治安もよかったが、このところ″太陽風″を名のる、犯罪組織が活発に活動している。
<リジルケント星系>
太陽系に最も近く、星系移動の中継地として発展している。銀河連合大使暗殺の噂が流れている。
<シリウス星系>
活気に満ちあふれた星系で、どの街も都会的である。工場や研究施設が多く、これらは犯罪組織に狙われ
ている。ブラック・マーケットが存在するらしいが、その場所については知られていない。
<バーナード星系>
太陽系より最も遠く、そのため治安はいいとは言えない。ボイドの巨大戦艦出没の未確認情報がある。
◆敵キャラの紹介
<太陽風>
ソル星系に拠点を置いている。まだ大した勢力ではないが、ボスのカティーサークは、あなどれない実力
をもっている。
<魔白狼>
シリウス星系が本拠地だが、最近リジルケント星系での活動も活発化している。
<紅蓮のサソリ>
リジルケント星系で急速に勢力を伸ばしている。ハンターが、VOID側に寝返ったのではないかとの噂
もきかれる。
<アマゾネス>
バーナード星系に拠点を置き、女でありながらバーナードの鷹と共にVOIDの片腕と言われる。
<バーナードの鷹>
VOIDに最も信頼されていると言われる。悪知恵の働く人物であり、組織内で他の幹部からも一目置か
れている。
<ボイド>
VOIDの首領ボイド・マックスについては、全てが謎につつまれている。
◆武器、アイテムの紹介
<素粒子砲>
標準装備の武器。ビームブースターでパワーアップできる。
<量子レーザー>
素粒子砲の連射タイプ。これもビームブースターでパワーアップ可能。
<ビームブースター>
素粒子砲などの破壊力を上げる。ブースター1から3まで3種類ある。
<自動追尾弾>
ロックオンした敵を一定時間追尾する。破壊力は大きく、追尾弾1から3まで3種類ある。
<重力波砲>
ビーム系の武器の中で一番破壊力が大きい。しかし、エネルギーの消費も大きくなるので注意。
<かく乱弾>
これを使用すると、敵のレーダーは一定時間妨害され、武器の狙いが定まらなくなる。
<レーダー>
標準装備はレーダー#1で、レーダー#2はその1.5倍の距離まで探査できる。#3まである。
<エンジン>
標準装備は単極子駆動型。マイストの改造によって、量子ラム駆動などへパワーアップできる。
<シールド>
標準装備は電磁シールド。これを使うことによってシールドを回復することができる。
<鉱石加工機>
鉱石を入手したら、それを加工してエネルギーや熱核反応弾などを作りだせる。3種類ある。
<修理ユニット>
一種の作業用ロボットであり、破損箇所を指定すると、そこへ行き修理してくれる。
<燃料タンク>
燃料が1コにつき10000ユニット備蓄される。スタークルーザーには5コまで装備できる。
【操 作 方 法】
◆ゲームのスタート
◇オープニングデモ中にスペースキーを押すと、ゲームが始まります。
◇オープニングデモ中に[ESC]キーを押すと、コンフィギュレーション・モード仁なります。
◆ゲームのルール
◇下記の条件のときは、ゲームオーバーになります。
・エネルギーが0(ゼロ)になったとき
・レーダーやエンジンなど、機体が4ヶ所壊れたとき(3ヶ所までは修理できます)
◇宇宙、惑星などの都市、敵基地内など、行動できる範囲内は好きなところへ自由にいくことができます。
しかし、強い敵に襲われたり、燃料切れなど、細心の注意が必要です。なお、ストーリーの展開に添って
いない空間では、着陸できない星や場所が存在します。あまり道草はしない方が、迷子にならずにすむで
しょう。くれぐれも目的を見失わないようにご注意ください。
◇このゲームは、敵を倒すことで自動的に賞金を手に入れますが、敵基地内ではエネルギーなどの獲物を手
に入れることもあります。
◇武器やアイテムの購入、エネルギーの補給、機体の修理などは惑星やコロニーにある、街で行なえます。
◇「情報を聞き、その場所や人物に出会い、武器やシールドの装備を固め、強い敵を倒し、さらに次の情報
を得て新しい任務へ…」といった展開のゲームですので、手に入れた情報はメモをするなど、忘れないよ
うにしましょう。
◆キー操作の説明
<宇宙>は宇宙空間でのキー操作、<地上>は惑星やコロニーなどの地上でのキー操作、<コマンドモー
ド>はコマンドウィンドゥをオープンしたときのキー操作です。
◇キーボードでの操作
<キーボード> <宇宙> <地上> <コマンドモード>
8、2 ‥ 上下に旋回 前進・後退 コマンドの選択
4、6 ‥ 左右に旋回 左右に旋回 −−−−−
SHIFT+4、6 ‥ 左右に平行移動 左右に平行移動 −−−−−
5 ‥ 姿勢を戻す −−−−− −−−−−
カーソルの↑↓又は
SHIFT+8、2 ‥ 加速・減速 前進・後退 −−−−−
XF1、XF2 ‥ 武器選択 武器選択 −−−−−
スペース ‥ 武器発射 武器発射(戦闘時のみ) コマンドの実行
ESC ‥ −−−−− −−−−− キャンセル
リターン ‥ コマンドモードへ コマンドモードへ コマンドの実行
◇ジョイスティックでの操作 ※下記の、A、BはジョイスティックのAボタン、Bボタンです。
<ジョイスティック> <宇宙> <地上> <コマンドモード>
↑、↓ ‥ 上下に旋回 前進・後退 コマンドの選択
←、→ ‥ 左右に旋回 左右に旋回 −−−−−
B+←、→ ‥ 左右に平行移動 左右に平行移動 −−−−−
B+↑、↓ ‥ 加速・減速 前進・後退 −−−−−
A ‥ 武器発射 武器発射(戦闘時のみ) コマンドの実行
B+A ‥ コマンドモードへ コマンドモードへ −−−−−
B ‥ −−−−− −−−−− キャンセル
◇サイバースティックについて
・サイバースティックを接続してから、ゲームを立上げてください。
・ボタンやスティックの基本的な操作は、ジョイスティックと同じです
・コンフィギュレーションモードで「Analog Joystick」の「Use」を選んで下さい。
・宇宙空間では「スロットル・レバー」でスピードのアップダウンができます。
◆コクピットの説明
コクピットのメインスクリーンの下部には、レーダー、燃料計など、いろいろの計器類があります。
<メインスクリーン>
3Dで宇宙の星や敵機、街の中や物体などを表示する画面中央の大きなスクリーンです。
<レーダー>
画面下中央にあり、スタークルーザーを中心に、360度全方向の一定範囲内の、星や敵などの位置を
示します。敵、ミサイル、惑星などは色分けして表示されます。宇宙では「透過型レーダー」として、
地上では「地上マップ」の表示をします。
<燃料計>
レーダーの左にあり、燃料の残量を示します。予備タンクを手に入れるとメーターの下に赤い■が現れ
ます。予備タンクは最大5個まで持てます。
<武器>
画面左下にあり、装備している武器の種類、残量(追尾弾など)を表示します。
<シールド>
レーダー右横のメーターで、シールドの強度を示し、ダメージを受けると徐々に減っていきます。
<ダメージ>
シールドの下にあり、機体の状態を示します。壊れると赤くなり、次の6つの状態を示します。
・R(RADER) … レーダー破損 ・E(ENGINE) … エンジン破損
・N(NAVI) … 自動操縦(AUTO)破損 ・W(WEAPON) … 武器庫破損
・F(FUEL) … 燃料タンク破損 ・C(CARGO) … 貨物庫破損
<ピッチ>
シールドの右にあり、宇宙空間での機体の向きを表わしています。機体を真横から見たもので、水平よ
り上向きか下向きかを表わしています。テンキーの[5]で水平にもどせます。
<座標>
各星系の太陽の位置を、X=0、Y=0、Z=0とした時の、スタークルーザーの現在の座標を示しま
す。画面下部右端にあります。
<スピードメーター>
座標の下にあり、スピードを数字で示します。最高速度は60で、−(マイナス)はバックします。
◇コマンド・ウィンドゥの説明
スタークルーザーに対して、武器の変更や自動操縦など、いろいろな命令を出す事ができます。
○REPAIR(修理)
シールドを補充したり、修理ユニットで壊れた箇所を修理をしたりします。
○AUTO(自動操縦)
十字のクロスカーソルを移動して目的地を選ぶと、座標と目的名が表示されます。選んでスペースキー
を押すと自動的に目的地へ向かいます。自動操縦中は、旋回など手動での操作はできなくなります。
○MANUAL(手動操作)
自動操縦を解除します。戦闘は手動操縦モードで行ないます。
○WARP(ワープ)
通常は短距離ワープをします。ワープエンジンを装着すると、長距離ワープができるようになります。
○MOVE(動かす)
目の前のものを動かします。
○SCAN(調べる)
目の前の区画を調べます。目の前にいる敵の形態、性能を調べられます。
○USE(使う)
かく乱弾、鉱石加工機、古代兵器などのアイテムを使います。
○STATUS(状況)
クルーザーの現在の状況、装備などが表示されます。
○EQUIP(装備)
エンジン、シールド、レーダーなどのつけかえを行ないます。
○READ(読む)
人物ファイルや、情報カード(アナライザが必要)を読みます。
○MAP(地図)
その星系の全体図が表示されます。
○INVENTORY(持ち物)
武器、パーツ、エンジン、アイテム、データなど、持っているものを見ることができます。
○FILE(記録)
ゲームのデータを、セーブ/ロードします。詳しくは「データのセーブ/ロード」の項目をどうぞ。
◆データのセーブ/ロード
◇データのセーブ
ゲームを途中で終わりたいとき、現在の状況をディスクに保存(セーブ)できます。
1)コマンド・ウィンドゥで「FILE」を選び、さらに「データをセーブする」を選びます。
2)ここで、ドライブ1のディスクBを取出し、データセーブ用ブランクディスク(ユーザーディスク)
と入れ換えます。
3)ユーザーディスクに初めてセーブをするときは、画面の指示に従って「ファイル名」を入力します。
ファイル名は20文字以内で自由に入力できます。
4)2回目以降のセーブでは、セーブしている全データと「*MAKE NEW FILE*」が出ます
ので、新しいデータをセーブする時はこれを選んでください。消してもよい不要なファイル名を選ぶ
と一度セーブされたデータに、重ねて新しくセーブすることができます。
5)データはユーザーディスク1枚に、最大20個までセーブできます。
◇データのロード
1)コマンド・ウィンドゥで「FILE」を選び、「データをロードする」を選びます。
2)画面に、これまでセーブされたファイルが表示されますので、ロードしたいファイルを選んでスペー
スキーを押してください。
3)ロードが終わると、記録されていたデータの続きからゲームができます。
◆3D座標
◇3D感覚について
このゲームは、3D(3次元)シューティングとリアルタイムアドベンチャーを融合した、新しいタイプ
のゲームです。宇宙空間での移動や敵との戦闘など、「3Dの操作感覚」に多少の慣れが必要かもしれま
せんので、あせらずにキー操作の要領をつかんでください。
◇3D座標の規定
このゲームでは、3Dで表現している宇宙空間を次のように規定しています。
(1)X軸、Y軸、Z軸の中心を、各星系の太陽(X=0、Y=0、Z=0)とする。
(2)X軸とY軸は、水平に存在するものとする。
(3)X、Y平面から垂直にZ軸が存在する。
以上、(1)〜(3)を解りやすく例えると
・スタークルーザーが水平に位置し、+Xの方向へ正面を向いているとすると、後方は−X方向となり、
左翼が+Y方向、右翼が−Y方向となる。その時、スタークルーザーの頭上が+Z方向となり、逆に下
方向が−Z方向となる。
◇レーダーについての補足
レーダーの中央部の矢印は、機体を上方から見たもの(XY平面に投影されたもの)で、機体の向きを表
わしています。レーダーの上が+Y方向、レーダーの右が−X方向となっています。
◇3D空間での移動のコツ
このゲームは、3Dの空間をX、Y、Zの数字で表示しています。この空間を上手に移動するには、この
3つの数字の位置的関係の理解が必要です。X=+100、Y=+100、Z=+100の位置から、X
=+200、Y=+200、Z=+200への移動方法を、簡単に説明してみましょう。
1)レーダーの上方向と右方向の中間45度、時計なら長針が7分30秒くらいの角度の方向へ向く。
2)テンキーの[8]でピッチを上向きに上げる。
3)そのままゆっくりスピードを上げる。
4)座標メーターの表示が、X、Y、Zともに増加しているのを確認する。
5)座標位置が近づいたらスピードを落とし、X、Y、Zを目標の数字に近づけるよう微調整する。
6)もし、行き過ぎたらスピードを−(マイナス)にして、バックでもどる。