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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #216
サイバースレッド (PS)

購入金額: 300円箱説付

ゲーム内容
ポリゴン黎明期に出たアーケード版の同作をPSに移植。
戦車を動かすような二本のトリガーつきスティックを操作して敵を撃つ対戦型戦車シューティングゲーム。
PS版ではテクスチャーマッピングが施されたポリゴン表示も選択できる。

H.Kuwanoの考察

1.CPU戦は駆け引きもなにもない、ひどい仕様

本作は対戦型のシューティングゲームなのですが、メインの武器であるミサイルは弾数制限があり、それらはフィールド上に落ちているアイテムを拾わなければ補給できません。

しかし、CPUはミサイルが無限、しかも乱射してきます。
ミサイルアイテムの回収も駆け引きの一要素なのではないでしょうか。
ミサイルを無駄に撃たせて空になったところを狙ったり、ミサイルアイテムを取りに行くところを狙ったり・・・。
これは、卑怯です。

 

2.コンティニューなし、追加キャラの勝利メッセージなしの、今となっては考えられない仕様

アーケード版ではどうなったか知りませんが、本作はコンティニュー不可で、一回でも負けてしまうと最初からやり直しになります。
前述の通り敵はミサイルを乱射してくるので、特にラスボスは厳しいです。

また、キャラクターが追加してボリュームが増えたのはいいのですが、追加キャラのメッセージがキャラ選択後しかありません。
それ以外は「何かボタンを押してください。」で終わってしまう、何とも制作途中で販売してしまったような感じがします。

せっかくネコ耳疑惑を持たれた天然系お嬢様「シルフィー」も、勝ったり負けたりしたときのメッセージが「何かボタンを押してください。」じゃ、まるで制作期間が足りなくてこのまま出してしまった感があります。
個人的には蟹村京太郎のストーリー展開が気になっていたのに、エンディングまで「何かボタンを押してください。」 でちょっと残念です。
まあ、使えればいいだろう、ということなんでしょうけど。

なんだか、プレイステーションの発売当時の黎明期に出たゲームなので、何としてでも発売日に間に合わせようとして、未完成のまま発売させられたような気がして、さぞ制作者も悔しかったんじゃないでしょうか。

名言

テイルズオブタンク

本作をプレイしていたKGRさんが、ナムコが戦車ゲーが好きなので、これを出したらとい案によって生まれた言葉。
略称はToT。
タンクバタリアン、ブレイザー、グロブダー、アサルト、東京ウォーズなどいろいろあるが・・・。

関連情報

電脳戦記バーチャロン

セガが出した1対1の対戦ロボットシューティングゲーム。
本作とは操作が似ており、時々引き合いに出される。


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