ゲーム研究部ソフト会議　第31回
マジカルドロップF（PS）

購入価格：1380円(新品)


＃１：ぷよぷよ〜んとマジドロF

H.Kuwano「3と比べるとどうですか。」
KGR「前回と比べると、だいぶ雰囲気が変わってしまった…。」
H.Kuwano「個人的には、ぷよぷよSUNからぷよぷよ〜んの進化みたいに。」
KGR「ぷよぷよSUNかぷよぷよ〜んか・・・。」
H.Kuwano「キャラクターが進化したというか大人になったというか。あとアイテムの使い方とかあるし。」
KGR「アイテムを使うというか特技を使うですか。あれはちょっと激しすぎるような。」
H.Kuwano「うん。」
KGR「ぷよぷよ〜んは割と特技がまとまっているんですよ。マジカルドロップFだといきなり操作系に効果をもたらしたり、操作が変わったり。ぷよは自分のフィールドだけなんですね。だからですけど、どうなんでしょうね。」
H.Kuwano「まあね。
KGR「結構強力。対戦では厳しい。」
H.Kuwano「替わりに攻撃玉が無くなった。」
KGR「そう、攻撃玉。」
H.Kuwano「これが果たしていいことなのか、というのはあるね。個人的にはキャラクターはイケてると思うんだけどなぁ。」
KGR「大人になったというか・・・。ぷよぷよ〜んみたいに。」
H.Kuwano「場合によっては、ちょっとドウジンっぽくなったような気もしないでもないが・・・。」
KGR「デコイズムがなくなったという感じですね。」
H.Kuwano「おしとやかというか・・・、いやおしとやかというのは、マジカルドロップの1だな。まああれもデコイズムだけど。」
KGR「デコイズムバリバリ炸裂っていうか、バリバリ搭載って感じですからね。データイーストらしさが消えてしまった感じですね。」
H.Kuwano「だからデータイーストは○○になったのかー！」
KGR「もとはデコが開発したんじゃ・・・。」
H.Kuwano「そうだけど、今はハムスターという会社がベスト版として出してるみたいだけど・・・。」
KGR「なんか、どうにもならなくなっていた。」

＃２：マジドロFの住民たち

H.Kuwano「主人公がジャスティスなのはどうでしょう？」
KGR「主人公らしいし、いいんじゃないですかねぇ〜。」
H.Kuwano「たしかに、他のヤツには主人公似合いそうなのいなそうだし・・・。」
KGR「せいぜいチャリオットぐらいかな。いきなり主人公になったかんじだね。ぷよの・・・。」
H.Kuwano「ルルーですか？」
KGR「なぞぷよですね。」
H.Kuwano「魔道物語でもそうですね。」
KGR「ぷよSUNのやさしいモードでドラコが主人公になったり・・・。」
H.Kuwano「今回思いっきり変わったキャラクターは誰だろう？」
KGR「フール！」
H.Kuwano「フールはそんなでもないけど・・・。」
KGR「あとはハイプリエステスの声が変わっちゃった・・・。すごい若かった。」
H.Kuwano「マジシャンも変わったよ。」
KGR「そうだね。いくであーるがなくなった・・・。」
H.Kuwano「個人的にはラバーズかな。」
KGR「確かにラバーズは変わりましたね。」
H.Kuwano「エンペラーも変わった。」
KGR「しゃべらなければカッコイイのになー。」
H.Kuwano「あとはチャリオットも…。」
KGR「あんた誰ーっ！て感じになっちゃった。勇者サマですから。」
H.Kuwano「ストレングス(父)もどっかのタフガイに見えるし・・・。」
KGR「タフガイだよ。」
H.Kuwano「ハーミット、フォーチュンは変わってないけど、デスはかわったな。」
KGR「あと、デビルかっこよくなった。」
H.Kuwano「等身が上がったからか？」
KGR「なぜ皆でタワーやっつけてんの？」
H.Kuwano「悪人なのか？」
KGR「悪人といえばスター。」
H.Kuwano「ワールドも変わっちゃった。」
KGR「もうすごいことになってるよ。」
H.Kuwano「あと、初めてマジカルドロップの住民が出てきたよ。こいつら人間なのかな？」
KGR「こいつら人間じゃねぇ！」
H.Kuwano「しかし、マジカルドロップFのFはなんだ？」
KGR「No Futureの F。」
H.Kuwano「スパロボFってのもあったけど、あれもなんでFなんだ？フロンティア？」
KGR「確かに未開拓だし。合ってるかもしんない。システム的にもやっちゃいけないことやってるくさいし・・・。」
H.Kuwano「アイテムの存在とスペシャル玉の廃止か？」
KGR「CPUにいとも簡単に操作系乗っ取られるし。特にテンペランス！」
H.Kuwano「ヘタに下ろすと眠らされて送られて死ぬからな。相手の送り込む弾の攻撃パターンではなく、特技を考慮して戦わないといけないよ。」
KGR「うん。きちー。」
H.Kuwano「じゃあ、今回になって気に入ったキャラは？Fになってから。」
KGR「うーん・・・・。」
H.Kuwano「やっぱデビルか？」
KGR「デビールかラバーズか、やっぱ若い連中だな。」
H.Kuwano「たしかにラバーズは・・・。」
KGR「まだブラックピエロ出してないけど・・・。」
H.Kuwano「ほんとに出るのかな？」
KGR「チェルノブだったらやだな・・・いや！ある意味いいかも。」
H.Kuwano「確かに。」
KGR「背景で走っていて・・・。お前だけがデコイズムを継承してるの。」
H.Kuwano「今回ラバーズは使っていて恥ずかしくないキャラクターになりました。あとエンペラーやチャリオットが美形になりました。」
KGR「あとはマジシャンが使いたくなくなってしまった。」
H.Kuwano「そうでもないけど・・・。」
KGR「変身後しか使いたくない。スターとワールドの区別がつかん。」
H.Kuwano「髪の色が違うだけでしょ。」

＃３：マジドロFの採点

H.Kuwano「採点に入りましょう。まずは難易度。」
KGR「難しいなぁ。」
H.Kuwano「特技によって変わるからなぁ。特技ナシで考えると。」
KGR「後付け連鎖がかなり簡単になってる。」
H.Kuwano「確かに。後付け連鎖とみなされる時間が長くなった。それを考えると。」
KGR「4点か3点ぐらいかなぁ。」
H.Kuwano「じゃ僕4点。」
KGR「僕も4点。」
H.Kuwano「熱中度は。」
KGR「これからどうゆうようなゲーム性を見せてくれるかなんですよね。」
H.Kuwano「今の段階では。」
KGR「5かな。」
H.Kuwano「結局マジカルドロップだからな。前作と比べると、玉がみにくくなったのが難点ですね。」
KGR「それ厳しいですね。」
H.Kuwano「また音楽的にもあまり・・・。」
KGR「そうそう、音楽も前作がかなり良かったから。」
H.Kuwano「それを考えると4点かな。ただどこでゲームをやめるかがオートセーブによって強制させられて、なかなかやめられなくなるから、6にしよー。じゃお買い得度。1350円だったけど。」
KGR「うーん。僕は新しいマジドロ見るならいいかも。ただパズルゲームと考えると・・・。僕以外なら楽しめるかも。6。」
H.Kuwano「対戦も楽しめるからな。でも他のやつも1500円で出ているので、そっちを勧めたいね。３とか。」
KGR「ああ、なるほど。」
H.Kuwano「ただ、3はまだ出てないか。サターン版の2とか3でもいいのかな。」
KGR「サターンの3は入りやすいと思うんですね。プレステやアーケードと比べると。」
H.Kuwano「プレステ版でもすぺしゃるモード選べばできるから。」
KGR「サターン版はいいゲームだと思ってます。ゲームとしてまとまってるじゃないですか。プレステ版はいろんなものが詰め込まれているから、システムに関してはサービス精神旺盛だったでしょうね。」
H.Kuwano「プレステ版もねぇ〜。僕は読み込みがイヤでやめたんだよな。ということでお買い得度は5点かな。キャラクターに惚れ込めればいいかな。」
KGR「ただ、全く新しいマジドロになっちゃったので、アナザーのマジドロの流れです。 まず１があって変なポリゴンマジドロがアナザーであって、２や３が正しい流れで、今回のFがアナザーで。」
H.Kuwano「次音楽。今回は特徴がないね。」
KGR「ほんと、印象に残らないですよ。どうしたんだろう。」
H.Kuwano「結局内蔵音源のMIDI音源かな？」
KGR「いや、CDかも。」
H.Kuwano「じゃあ、音楽はおいといて、グラフィック行きましょうかね。ネオジオの時と比べると、だいぶ良くなったよね。」
KGR「ねおじお！」
H.Kuwano「キャラクターも良くなったしグラフィックの質もよくなったと思うよ。」
KGR「ただよりアニメっぽくなった。昔はコマをカツカツ描いていたような印象だったけど、今回はアニメーションしてるなって感じが、伸びたししてるし。」
H.Kuwano「CDの方はオマケとかあるかな?」
KGR「ないようです。」
H.Kuwano「僕は絵を高くつけたいなー。」
KGR「僕は絵は改革的なことをしているように感じる。だって、全く今までのマジドロでは無くなったんだもん。」
H.Kuwano「ちょっとまって、このマジドロ、なんか女の子向けのような、少女マンガチックになったような。」
KGR「それはある。サン見ました？サンの変身後はかなり少女マンガチックですよ。」
H.Kuwano「少女マンガ趣味と思われるとイヤだけど。」
KGR「これは確実に別のゲーム、いや別の方向にキャラクターを持ってったというところがかなり評価できるかも。」
H.Kuwano「ということで、7。」
KGR「７。」
H.Kuwano「音楽にもどろう。音楽で覚えているものはオープニングぐらいだけど、全然特徴ないからなー。もうちょっとメリハリつけたほうが。と考えると、2点か。」
KGR「3点。」
H.Kuwano「じゃあ、独創性か。」
KGR「新たな分野に挑戦してるしなー。」
H.Kuwano「マジカルドロップは昔からあるからなー。」
KGR「それがアイテムのシステムでかなり崩れてますよ。」
H.Kuwano「変身システムは結局アイテムと変わりないからなー。」
KGR「その他の部分はよりプリミティブになってますよ。特殊な玉がなくなったとか。ただ、その代わり特技が入って、とんでもないことになってるんだよな。
H.Kuwano「送る玉にも個性があるし、特技にも個性があるし。」
KGR「特技の方向でデコイズムを残したのかな。ヘンゲーということで。だってきちーんだもんテンペランス！」
H.Kuwano「確かに。」
KGR「そういうやつで進んでいくと、フォーチュンでやられるんですよ。同じ特技を使ってくるから。」
H.Kuwano「まあ、大冒険してアイテムそろえれば、差が埋まっていくんだろうけど。あと、コンピュータとの対戦モードがはっきり言って無いに等しい状態だけど。」
KGR「まあ、プレステ版では何かつけるとちょっとロード時間が長くなるからね。」
H.Kuwano「まあロードが長いのは、全体的に残念だね。対戦前のVS画面で読み込んで、さらにゲーム内容で読み込んで。読み込みが多い作りは何とかした方がいいねぇ。」
KGR「プレイステーションだからとかいう問題ではないと思うんですけどね。」
H.Kuwano「やっぱりプレステよりも・・・。３もロードが長いのは、元がネオジオだからというところもあったんだろうけど。」
KGR「サターン版は秀逸ですね。サターンで出せばよかったんだろうけど、ドリキャスでも出す勇気ないし。ドリキャスで出せばいいのに。」
H.Kuwano「というとこで独創性の採点を。」
KGR「新しい分野を目指しているというところで、7ぐらい。」
H.Kuwano「マジドロ的には新しい分野に走っているけど、ゲーム全体としてはねぇ。僕は4点。総合点数は。」
KGR「ちょっと厳しいかな。」
H.Kuwano「ロードが長いのが残念だけど、新しい分野ということで、+4かな。」
KGR「+3。」
マジカルドロップF　PS 1380円
H.Kuwano ＫＧＲ ＮＫ
難易度 4 4 -
熱中度 5 6 -
お買い得度 5 6 -
音楽 2 3 -
グラフィック 7 7 -
独創性 4 7 -
総合 +4 +6 -