H.Kuwano | 「 |
今回は、あの「ミッドナイトレジスタンス」で見事「変ゲー」メーカーとしての名を知らしめたデータイーストのゲーム(通称「デコゲー」)のうち、
「ダーウィン4081」を紹介します。 極度に発展した文明の行く末には、滅亡という道しか残されていないのか・・・ 進化と退化を繰り返しながら、意味不明な敵や地形を突き進む横スクロールシューティングゲームです。 しかし、そのヘンさのベクトルが違っているのか、あまり部員にはウケなかったようです・・・。 |
#1:説明! | ||
HK | 「 | ちょっと説明書もヘンなんですよ。惑星ラキアに生息していた生命体EVOLは、文明の発展の代償に、自らの肉体を失った。」 |
NK | 「 | EVOLって、逆から読むとLOVEですね。」 |
HK | 「 | EVOLは他の肉体を探すべく惑星ラキアを離れ、惑星コキョウの生命体シロヒに乗り移ったが、シロヒが激しく抵抗し、制御の利かなくなった体同士が激しい滅亡への戦いを繰り広げるのだった。」 |
KGR | 「 | 全くワケ分からないッス!」 |
NK | 「 | 全くワケ分かりません!」 |
#2:貴様は自機を進化することができるか? | ||
HK | 「 | 元はアーケードのゲームらしいんですが、僕もよく見たことは無いんですよね。」 |
KGR | 「 | 進化します。ヘンゲーだよぉ。」 |
HK | 「 | タイトル画面からして音楽がヘンですよ。」 |
HK | 「 | 敵弾を喰らうと最弱状態まで退化し、もう一発喰らうとアウトです。」 |
NK | 「 | 退化っていうんですか?」 |
HK | 「 | はい。パワーアップは進化で、パワーダウンは退化です。」 |
HK | 「 | なんで4081なんか知んないんすけど」 |
NK | 「 | なるべく未来にしとけば・・・。」 |
HK | 「 | 始まったぞ」 |
#3:進化論 | ||
HK | 「 | EVOLを取っていくことによって進化していくのですが、進化するとあたり判定がでかくなるんですよね。」 |
NK | 「 | パワーダウンじゃないですか?」 |
HK | 「 | まあ、当たり判定的にはパワーダウンしてますね。」 |
KGR | 「 | 当たり判定的には・・・。」 |
HK | 「 | で、当たり判定がでかくなると、敵の体当たりを喰らいやすくなります。敵の体当たりを食らうとどんなに進化していても一撃でアウトです。」 |
NK | 「 | ・・・」 |
HK | 「 | で、敵の動きがいやらしくて、死にやすいんですよ。」 |
HK | 「 | 進化の形態の名前が画面にも表示されていますが、割と安直です。」 |
KGR | 「 | ドラクエの呪文みたいなもんですよ。ギラとかベギラマとか、ホイミとベホイミとか、テラドライブとか・・・。」 |
NK | 「 | テラドライブって、まだセガガガやってるのかい!」 |
KGR | 「 | いいじゃないですか、もう人口生命体E(クソゲーを10倍面白く見せるハッタリが得意。)で買いですよ。」 |
HK | 「 | しかし、普通のシューティングゲームとなんら変わりがないですね。」 |
KGR | 「 | ズモモモモモモ(進化したときの音)」 |
2面突入 | ||
HK | 「 | 音楽はいいんですけどね。おそらく2面の音楽が、このゲームのメインテーマですよ。ちょっとヘンですが。」 |
HK | 「 | ちなみに、この顔がグルグル回っているヤツ、旅館のゲームコーナーで一回だけ見たことあるんですね。」 |
NK | 「 | うわめっちゃはえぇー」 |
HK | 「 | 大丈夫。位置変更している間は体当たりを喰らいません。」 |
KGR | 「 | なんでこんな。もうちょっと考えろって」 |
3面突入 | ||
HK | 「 | 3面は基板ですからね。MADE IN JAPANって書いてあるよ。」 |
HK | 「 | しかも3面の音楽は2面の音楽のアレンジなんですよね。」 |
KGR | 「 | 使いまわし」 |
HK | 「 | 何で基板なんでしょうね。ぼくってウパにもあったけど。」 |
NK | 「 | ありましたね。きっとハード好きがいたんでしょう。」 |
HK | 「 | ROMが敵になっているよ」 |
KGR | 「 | icってこんなに長いかなぁ。」 |
HK | 「 | しかもこの基板水中に沈んでるんですよ。」 |
KGR | 「 | なんなんだよぅ」 |
HK | 「 | しかし瞬殺されやすいんですよね。敵の体当たりで。」 |
NK | 「 | これはひどい。」 |
HK | 「 | しかも進化した形態によっては使えないものもあるんですよ。LBOCKとかね。」 |
NK | 「 | このピコンピコンってのはなんですか。」 |
HK | 「 | そろそろ時間退化するということです。」 |
NK | 「 | しかし使える形態が少ないですね。」 |
HK | 「 | このボスはDIGIO777という敵で、真中の777をそろえるとEVOLを放出するんですよ。」 |
4面 | ||
HK | 「 | なぜかこの面だけピンチな音楽です。」 |
KGR | 「 | どこだよここ」 |
NK | 「 | 半端に砂漠で、半端に宇宙ですね。」 |
HK | 「 | なんか画面をパーツ単位で作っているような感じですね」 |
HK | 「 | しかしこの自機は戦闘機なのか生命体なのか全く良くわからない。」 |
NK | 「 | 高度に発展したからでしょう。」 |
HK | 「 | ストーリーも意味不明ですからね。」 |
KGR | 「 | 固有名詞多すぎ。普通10個以上あれば、人の記憶のスタックに溜まりません。」 |
NK | 「 | ていうか、固有名詞の説明がなってないからね。」 |
HK | 「 | このボスの名前はピラミドです」 |
KGR | 「 | すげー」 |
NK | 「 | ピラミッド・・・」 |
HK | 「 | しかも、下からワームが出てきて、重なっていても撃ってくるんですよ。」 |
5面 | ||
HK | 「 | いかにもブロック単位で書かれている。」 |
KGR | 「 | 敵もやる気がなくなってきた。」 |
HK | 「 | なぜか列車を倒すとDNAを出すんですね。」 |
KGR | 「 | 高度な文明ですから。」 |
NK | 「 | 人間機関車ですね。」 |
KGR | 「 | トーマ○!」 |
HK | 「 | ここのボスは弱いです。1面のボスの方が強いです。」 |
6面 | ||
NK | 「 | 5面と同じじゃないですか。」 |
HK | 「 | よく見ると違います。」 |
NK | 「 | 列車がいないとか。」 |
HK | 「 | いえ、音楽が違います。」 |
NK | 「 | 作者はこの面がすきなんでしょうかねぇ。」 |
HK | 「 | 最強状態のGA-SHARRUです。でもでかいので体当たりを喰らいやすいです。」 |
NK | 「 | 進化って何なんだろうね。」 |
NK | 「 | 顔ばっかりですね。カオヤシキですね。」 |
7面 | ||
HK | 「 | なぜかドイツの古城みたいな面です。」 |
NK | 「 | 描きたかったとか」 |
KGR | 「 | 容量があまったとか・・・。マップチップあまっちゃった。」 |
NK | 「 | もしくは流用しているとか。」 |
HK | 「 | 確かダーウィンって2作出ていると思ったんだよね。確か、このゲームは2作目をベースに1作目のパワーアップ方式を採用したような・・・。」 |
KGR | 「 | チャラランランララン、ランランララン♪」 |
HK | 「 | ここのボスはデジタルチックな竜です。」 |
KGR | 「 | 関節いい加減だし。」 |
HK | 「 | でも、ヒゲの形に弾飛ばしてくるだけなんですよ。しかも、最弱状態のほうが当たりにくい」 |
NK | 「 | 進化すると滅亡するって話なんでしょう。」 |
8面 | ||
KGR | 「 | 2面の音楽の使いまわし・・・。」 |
NK | 「 | もうデコってなくなったんですか。」 |
HK | 「 | いや、まだ完全に無くなったワケでは・・・」 |
KGR | 「 | カ○コはどうなったんでしょう。」 |
HK | 「 | えっ。本当ですか。追悼記念やらないと。」 |
KGR | 「 | ひざパもう一本買わないと・・・。」 |
HK | 「 | PI-SPIDERから退化すると、PISTERに戻されるんですよ」 |
KGR | 「 | 弱いビーム。」 |
HK | 「 | いや、この形態もマリオみたいに結構使えるんですよ。」 |
NK | 「 | チビマリオ」 |
HK | 「 | ここのボスはただワープして8方向ショットを出すだけなんですけど、画面下部に出られて困るんですよ。」 |
KGR | 「 | ヒットアンドアウェイ。スゴイゲームだ。」 |
9面 | ||
KGR | 「 | 後ろから敵が出てくるよ。だめだよ。」 |
HK | 「 | なんかこの音楽もデータイーストらしくないですよ。」 |
NK | 「 | なんかこのアイテム取ったときの音がハイドライドスペシャルみたいで。」 |
NK、KGR、ハイドライドスペシャルの音楽を口ずさむ | ||
KGR | 「 | それNKさんの携帯に入れましょう。あと、魔剣Xとか、ヴィルガストの街の音楽とか・・・。」 |
HK | 「 | ここのボスは謎の多関節触手です」 |
LASTSTAGE | ||
HK | 「 | 敵の弾が速いです。」 |
NK | 「 | なんかこの背景血管みたいですね。」 |
HK | 「 | しかし、これが最終面ですよ。」 |
NK | 「 | 背景使いまわし。」 |
HK | 「 | ラスボスは、NEO-GA-SYARRUです。」 |
NK | 「 | これがラスボスですか?」 |
エンディング | ||
HK | 「 | これがセガが作ったのか、データイーストが作ったのかよく分からないんだよね。」 |
KGR | 「 | いや、このヘンさはデータイーストでしょう。」 |
HK | 「 | 元はデータイーストだけど、移植はセガがやったんじゃないのかな。」 |
HK | 「 | よく聴くと、ここも2面や3面の音楽のアレンジなんですよ。」 |
#4:進化の謎 | ||
NK | 「 | このゲーム、何を目標に作られたんでしょうか。」 |
KGR | 「 | プレイヤーに形態を選ばせるため。」 |
KGR | 「 | 結局エンディングはどうなったんですか。」 |
HK | 「 | それはデータイーストのみぞ知る」 |
KGR | 「 | エンディングまでいって、何だったのかが分からないゲームってヤですよね。まだRPGやってた方が安心かも。」 |
NK | 「 | シューティングにストーリーを求めるのもなんだか・・・。」 |
KGR | 「 | グラディウスだって爆発から脱出しているのに。」 |
HK | 「 | このゲームにはデコらしさは感じられないですか。」 |
HK | 「 | まあヘンなことは間違いないでしょう。何ですかあの面の内容は」 |
一同爆笑 | ||
KGR | 「 | 基板は一体何なんでしょう」 |
HK | 「 | 音楽も種類が少ないな。3種類ぐらいとか。」 |
KGR | 「 | 某XDRとか。しかも、後ろや近くから弾を撃ってくるというのも。」 |
HK | 「 | あと、自機も意味不明で、なんとなくBウィングを彷彿とさせるんですよね。知ってますか?」 |
NK | 「 | あの武器が変わるやつ。」 |
HK | 「 | まあ、クソゲーの部類に入っているけど・・・。特に地形の作り方が似ている。あとはタイトル画面の妙な音楽。」 |
KGR | 「 | あのスーファミのダイオンっていうロボットシューティングに似てないですか」 |
HK | 「 | いや、火曜サスペンスドラマとかに使えそうな音楽ですよ。」 |
#5:余談 | ||
HK | 「 | しかし、自機ではないけど武器を進化させるガンシューティングゲームってありましたねぇ。 (面クリアで退化する)」 |
H.Kuwano | KGR | NK | |
難易度 | 敵の出現が卑怯だが、進化すればなんとかなる。4点 | …ってぇか、画面下から当たり判定満載で高速突撃してくる敵、死ねるよね。6点 | 敵の弾や動きが速くてつらそう。自機の当たり判定も大きいし。7点 |
熱中度 | ヘンな世界観についていけるか? 3点 | デコゲーマー以外ではちょっと…進化しても使える機体は限られてるし…。1点 | 瞬殺されるとやる気なくす。2点 |
お買い得度 | デコゲーファンの中にはこのゲームが最高といっている人もいるらしい。5点 | 僕の場合はこのゲームよりも、安いパズルゲームとかの方がよいかなぁ。1点 | 全10ステージはちょっと少ないのでは。3点 |
音楽 | 個人的には2面の音楽(メインテーマ?)が好き。6点 | メインテーマはすきですよ…でも、それだけ。4点 | 同じメロディのアレンジが多い。が、それが悪いというわけでもないが…。5点 |
グラフィック | 背景グラフィックはともかく、自機はよく描けたと思う。 4点 | 特にグラフィックが良い!!…ってところはないかなぁ…。1点 | せめて面ごとに違う背景を用意できなかったのか。3点 |
独創性 | シューティングに進化の概念をもたらしたのはいいが、進化の法則を知らないとただの縦シュー。3点 | 独創性はあると思います。ただ、便利な機体が限られているので、バリエーションが自然にすくなくなってしまってるのが残念…。5点 | 進化ってタダのパワーアップと変わらないような。中には変わった進化もあるが。3点 |
総合 | 可もなく不可もなく・・・。+1点。 | ちょっと、全体的にキツイかも。-1点。 | 進化すると当たり判定が大きくなるのは、物語にある「進化しすぎによる滅亡」の意味か。0点 |