ゲーム研究部ソフト会議 第十五回
通天閣(PS)

購入価格:980円


HK「 今回は大阪を舞台にしたシューティングゲーム『通天閣』を紹介します。
これまで、大阪に関係の深いゲームとして、関西のヒロイン「じゃりん子チエ」、なにわアドベンチャー「定吉七番」、 吉本のお笑い芸人を起用したがゲームのパロディーばかり目立つ「ファンキーファンタジー」などをやってきました。 ですが、どのゲームでも大阪については深く理解できず、逆に偏見を抱くこともありました。
果たして、なにわシューティングは、少しでも大阪に興味を持たせてくれるのでしょうか? そして、このゲームはわれわれ関東人の誤解や偏見を取り去ってくれるのでしょうか? 」
#1:まずは説明書を
HK「クラブDEP第一弾、第2回デジタルエンターテイメントプロジェクト優秀賞受賞。近未来の大阪人が近未来の大阪で繰り広げる近未来大阪シューティング
KN「くどい!」
HK「ハイレゾリューションの背景でくどいまでの大阪を実現!」
HK「本体の説明書以外についていた付録を見てみましょう。神戸の六甲山麓で見つかった石版だそうです。」
KGR「展望台特別入場券」
KN「ああ,高室弓生ですね。懐かしい。」
HK「誰ですか?」
KN「マンガ家です。コミックガンマかなにかに連載されていた遺跡マンガがありましたね。」
HK「まあ、説明書の1ページを見てみましょう。」
大阪が、どないかなってしもた。
HK「ハハハハハハ!!これは、個人的にイケてますよ!
KNゲーム自体がどないかなってしもた。
HK「本当にどうかしてるよ!これ!」
KN「CGにつけられている擬音もチャチい!」
目次の各項目には、「〜でんがな」など、語尾が大阪弁になっている
KN「ゲームの始め方でんがなって何ですか?」
HK怪しい大阪弁以外は普通ですね。」
KGRダメ系です。
スタッフ紹介を見る
KN「プロコース人物部門で最優秀賞を受賞だって。」
KGR「本当かー?」
KN「間違えてとったんでしょう。」
KGR「なんかおかしいよー。それに、後々ゲーム作ってます?」
KN「ないでしょうね。○スキーでもエンターテイメント賞とったやつがそれ以降ぱっとしないのと同じですね。」
HK「スタッフの紹介、オカルト集団じゃねーか?」
KGR「ダメジャン」
機体紹介
HK「結局のところ、エビとカニと食い倒れ人形を選ぶんですけど、こいつエビに見えますか?
KN「緑色ですから。」
HK「こいつはエビにしか見えない?エビなんや!って書いてあるけど、エビにも見えねーよ。」
KGR「大阪人の感性は違うんですよ。」
KN「ちゃんと通天閣と食い倒れ人形から許可とってますね〜。しかし、ここで高室弓生の名前見るとは思わなかった。」

#2:ゲームスタート
大阪人が繰り広げるオープニングデモで絶句。
KGR「ていうか、BGMつけろよ!
KN「これがBGMじゃないですか。」
KGR「不協和音。ここら辺かなり助けてくれですよ。」
KN「この人達、大阪バカにしてませんか?大阪人以外の持っている大阪の偏見を固めたような・・・。」
HK「大阪人にやってもらいたいですね。」
KGR「ていうか、やるんだったら、もっとアトラスチックにやって欲しかった。」
オプション画面を開いた
KN「この斜めスクロールは、里見の謎を思い出しますね。
HK「そや!そや! そや!!(選択時の効果音)」
シューティングゲームが始まった
HK「なんか、プラネットジョーカーあたりに出てきても違和感ないかもしれないね。一応東京だけど。」
KGRS60ってサンシャイン60だし。
HK「ハハハ!」
KGR「しかも100階以上ありそうだし」
HK「骨組だけで、背景映ってるし。」
KGR発進デモでも音楽鳴らせよ!
KN「音楽ないんですか?」
KGR「ありますよ。いくらなんでも・・」
HK「一面は梅田かな?」
KGRディープ梅田。
HK「こうやって、大阪の名所が舞台になっているんですよ。」
KN「大阪が舞台というのは、面白いと思いますけどね。」
HK「ただ、それが中途半端なんですよ。しかも難易度も高いんですよ。シューティングゲームとしても問題ありますよ。」
KN誰だ作曲したヤツ!
HK「あのDJをやってるヤツじゃないですか?」
KN「あー、板こすってるだけのやつですか。」
KGR「そんなこといわないで下さい。」
HK「3ヶ月に一回のペースみたいです。しかし、背景ループしてませんか?」
KGR「してます。」
HK「しかも雲に隠れる。なんか『スクランブルフォーメーション』みたいだ。あれは東京だけどね。」
中ボス登場
KN「今、サンスクリット文字がでました。」
HKやられてもうた。
中ボスを倒した。
HK「あれ、これが梅田か?」
KGR「いや、アナザー梅田。何してもいいっす。」
KN分からなくなってきた。
KGR「一面から不安なことを・・・まだ五面ありますよ。」
HK「うわっ、これEASYですよ。」
HKデザエモンでも作れそうですね。っていうか、いいゲームになりそうですよ。」
KGR「すげぇプロデューサ」
HKDEEPすぎて僕らは付いて行けません。ていうか。」
KGR「ていうか、入り乱れているんですよ。」
HK「なるほど。」
KGR「もうちょっと大阪で濃くできますしね。」
KN「しかし、イラスト高室弓生ってどこに出てるんだ?
HK「機体のデザインではないだろ。」
HK「このゲーム唐突な攻撃が多いんですよ。ですからシューティングゲームとしては問題がありますね。
KN「いや、面白みに欠けるんですよ。弾があまり、っぽく無いじゃないですか。」
KN「ボムは、スサノオって書いてありますよ。奈良遺跡ですから、大阪には関係ないですよ。
HK「大阪に偏見を持ってるゲームって多いですよね。定吉○番とか。
KGR「なんで鯨?」
HK「関西って鯨が有名なんですかね。まだ東京シューティングのほうが良かったんでしょうね。」
KGR「あ、いきなりレーザー撃ちやがった。
HK「あ、いつのまにかクリアしてる。」
3面
HK「音楽がますます不明になってる。どこが大阪なんだ?」
KGR「ていうか、大阪の音楽ってどんなものですか?」
KN「吉本新喜劇とか。」
HK「この面にもそのネタありますよ。こんな音楽大阪で流行るのかなぁ。」
KN「音楽作った人が東京か大阪か知りたいですね。」
HK「それは全員ですよ。大阪出身か大阪が好きなのか。」
KGR「これ大阪に偏見持ちますよ。」
HKもう持ってるんですけど。
KN「なんかテレビが出てきましたね。」
HK「テレビの人と合わせて突っ込みが入るのですよ。」
KGR次の面いっても音楽変ってないし。大阪だなぁ。」
KN「大阪だなぁ。これ(アナザー)が本当の大阪なんだ。」
処理落ち
KGR処理落ちしてません?
HK処理落ちしてるねぇ。
KN「うわっ!」
HK溜めなしでレーザーかよ!
KGR「しかも処理落ちしてるし。ボスは単なる左右で反復運動してるだけなのに。」
HK「弾もそれだけでてるし」
KGR「いや、これは多段スクロールだからかな?」
HK「背景がハイレゾだからかも。でも、これハイレゾだって言われないと分からないよ。
KGR「手動でキャラクタ書いてるとか。EASYだと処理落ちしてくれるとか・・・。」
HKデザエモンでも出来そうだね。
KGR「もうちょっとやるなら孔雀王の世界とかやればいいのに。」
KN「大阪と古代遺跡のどっちもやろうとしたのが失敗でしたね。」
KGR「もうちょっと大阪で濃くしても良かったと思う。」
KNなんで四天王寺で将棋の歩が出てくるんですかね?
HK「通天閣付近で将棋が流行ってるんじゃないですか。」
KGR「でも、ここは四天王寺ですよ。」
敵弾
KGR「敵の弾筋が独特で、新境地ですね。」
HK接近してるのに高速な弾うってくるですからね。
KN「なんかシューティングにする必要あったんですかね。
エンディング
HK「あれ、エンディングないのか?いきなりスコアランキングだ!
KN「EASYだからか?」
KGRうそだー!!
HKエンディングぐらい作れよ!
KGR「はぁ〜。最後は疲れたんでしょう。」
HK「いや、ランクを入れたらエンディングか?・・・ないか。」
最後に
KGR「最後に行けばいくほど敵の動きが単純化してる。
HK「980円は高い。大阪の人がこれ買ったら怒るだろうな。
KGR大阪では発禁でしょう。アンケート書きましょう。」
HK「気に入らないプレステのゲーム。いくつでも。」
KGR通天閣!
HK「いや、ダメだ。会社が存続しているのか?」
KN「ゲームコンテストがいかにアテにならないのかが分かった。」
KGR「ていうか、後半の敵の動きと弾の撃ち方がダメです。考えられていません。」
HK「シューティングゲームとしてもダメだし、大阪としてもダメだし。」
KN「プロデューサだけが賞取った人で、あとは・・・・。」
KGRお友達!
HK「ところで、このゲームで大阪は分かりましたか?
KGR地名だけ
HK「大阪と東京を差別しちゃいけないと思ってるんだけどなぁ。ますます偏見が強くなるようなゲームだなぁ。」
KN「しかし、タイガースが出てこなかったですね。」
KGR「なんか、大阪なのは地名だけで、ふつうのシューティングだし。」
KN「しかも、無理やり古代遺跡とかけあわせて大失敗しているし。」
HK「大失敗ですか。大阪を紹介する部分が多ければ良かったんですけどね。」
KGR神戸恋愛物語は・・・。」
HK「・・・・・・」
KGR「偏見というか、別に大阪じゃないんですよ。」
HK「通天閣って痛天閣の間違いじゃないですか?」

つうてんかく980円
難易度 HK「結構敵の弾が速い上に、接近していても画面外でも弾を撃ってくるし、レーザーは卑怯だしで、結構ムズい。7点。」
NK「攻撃パターンが、単調だけどスピードが速いので、知らないうちに殺られてたりする。敵も結構カタイ。8点。」
KGR「突然レーザー、至近距離高速弾。7点」
熱中度 HK「敵弾が沢山出るので通には受けるかもしれないが、処理落ちや不慮の事故でやる気がそがれる。2点。」
NK「イージーでも難しく、即死ぬのでやる気なくす。2点。」
KGR「シューティングとして面白いものでは無いアルよ。1回プレイして封印アルね。1点」
グラフィック HK「ハイレゾCGの背景はともかく、キャラはイマイチ。大阪らしくないし、3点。」
KGR「全然大阪じゃないアルよ〜。大阪城しかわからなかったアルね。2点。」
NK「デザインの狙いが不明ですが、それを除けばまあ普通かなと。という名前が懐かしかったので6点。」
お買い得度 HK「980円は高い。もっと負けてくれ。2点」
KGR「いや小生が買ったわけじゃないアルけど、180円くらいアルね。1点。」
NK「全く買いたいと思いません。1点。」
音楽 HK「音楽が全然大阪チックでないのが残念。曲自体もそんなに面白くはない。3点。」
KGR「単調な曲アルよ。さすがDJアルね。3点。」
NK「何が鳴ってるのか良く分からない。せめて大阪らしい感じにすれば良いのに。2点。」
オリジナリティ NK「大阪を舞台にするという着眼点は良いが、無理に古代文明(?)と混ぜたのが大失敗。5点。」
KGR「大阪を舞台にってのはある意味よいアルね。でも色々出てきて統一感無さすぎアル。5点。 」
HK「やっぱり大阪に限定しないで関西全域を舞台にすれば、よかったかな。3点。」
総合 HK「関西人がこれを見たらなんて言うだろうか? −4点。」
KGR「大阪にするんなら、もっと考え様があったと思うアル。−2点。」
NK「かなり偏った大阪像は、大阪の人に失礼だと思う。−1点。」
HKKNKGR ゲーム研究部は大阪を応援します。
『大阪』登場回数..55
難易度 7 8 7
熱中度 2 2 1
グラフィック 3 6 2
お買い得度 2 1 1
音楽 3 2 3
オリジナリティ 5 3 5
総合 -4 -1 -2