ゲーム研究部ソフト会議 第十四回
宝魔ハンターライムシリーズ(PS)
・宝魔ハンターライム Special Collection Vol.1
・宝魔ハンターライム Special Collection Vol.2
・宝魔ハンターライム with PaintMaker

購入価格:(Vol.1)480+(Vol.2)480+(WithPaintMaker)1980円


#1:宝魔ハンターライムVol.1

メモリーカードの容量が不足しています。
新しいメモリーカードを入れるか、不要なファイルを削除してください。
Rボタンを押すと進みます。

H「なんでメモリーカードを削除しないといけないんだよぅ。」

Rを押すとタイトル画面へ。

H「なんかファミコン臭い音じゃないか?」
K「モノラルだからでしょう。」
H「そういう問題じゃないでしょう。」

メニューを選ぶ。
カーソルは黄色い丸に目のついたやつ。

K「黄ぷよだぁー。」

オープニングに文字列が表示されたが、夜中で眠いこともあり、読む気が起きない。
オープニングでは謎の悪魔と天使(?)がドラ○ンボール風追いかけっこを繰り広げている。
K「なんか某マンガのオープニングみたいですけど。」
H「読み込むとき、アニメーションが止まるぞ。まあ、なんかデッサンがおかしいというか。」

天使が墜落していく。
悪魔「しまった!」
ライム「あーっ、もう何やってんのよ!」

K「ここでいやになって、リセットボタン押したんですけど

ギャルゲー特有の漫才が続く。

H「これは、大元はPC98シリーズで、フロッピー何枚かに収まるゲームでした。PS版はこれに声が入っただけみたいですね。」
K「何色使ってるんですか。」
H「うーん、これならメガCDでもできそうですね。」
K「まだ笑うせぇるすまんの方がいいですね。」
H「まだ、ゆみみみっくすのほうが動いてます。」

漫才が終わり、オープニング

H「これムービーですよ。絵が汚いですね。」
H「これエロゲーみたいですね。なんとも面白くないオープニングですね。」
H「こんな程度ならムービーにする必要がないですね。」

オープニング終了。第一話スタート。
K「おい、タイルってるぞ。」
H「パソコン版をまんま移植したのか?」
K「PC98かー。」
H「これならPCエンジンでもできそうですね。」

街の中でなんか探している二人(?)。
しばらくすると、移動ができるようになった。

H「AcchiCottiってあるけど何ですかこれ?」
K「しかし、声だけでコマンドの結果がでるのって大変ですね。」
H「キャンセルできないからな。」

路地裏で探し物中に、また漫才

H「ついていけないな。」
K「ついていけないですね〜。ていうか、もう最初で飽きたから。」
H「なんでここでも漫才やるかなぁ。」

繁華街で探し物中に、また漫才。
コマンド選択の間違いがタイムロスに。

K「やっぱり声はつらい。」
H「飛ばせればいいんだよ。」
K「それ以前に、声入れるのがおかしい。」

ライムが魔物の姿のままであることに気づき、 繁華街で、バニーガールに変身。

H「なんでこんな格好になるんだろう?」

そこへ妖怪「ろうそくん」がどどーん登場。
なにかと東北弁。
ライムたちが探し物をしている間、停電がおき、一瞬のうちに住民がろう人形と化してしまった。

K「どうでもいいデザインの妖怪ですね。」

ライムたちは妖怪をつきとめ、交渉を始める。

K「このイントネーションがなかなかよろしいかと」

妖怪がいうには、電気の普及でろうそくの需要がなくなったので、 復讐したいという。
でも交渉は漫才。

K「こういうちぐはぐなものは、こちらで対応しないと。」
H「かみあわねー」
K「まぁ、3分であきらめて正解だったな。」

悪魔に変身。
妖怪、慌てて逃げる。
また漫才

K「スゲェゲームだ!体力要りますね。」

結局ライムが妖怪をひきつけることにした。
ライム、バニーガールから変身?

K「あれっ、バニーガールの変身をいつのまにか解いているぞ。」
H「ムービーの使いまわしですね。」

場面は一転して妖怪の逃げ場へ

H「この妖怪、頭に火が灯っているのになぜ明るくないんだ?」
K「気にしない。」

そこへ着物姿のライムが登場。明かりを要求する。

H「音声にノイズが入ってるよ。」
K「あ、ほんとだ。」

妖怪がおとりにひっかかり、あっけなく捕まる。
また漫才が始まる。
妖怪がキレて、蝋を二人に向かって撒き散らす。
蝋で動けなくなったライム。妖怪は顔に蝋を垂らす。

H「ぜんぜん熱そうじゃないんですが。」
H「ゲームオーバーかな?」
K「でも他に選択肢ないじゃん。」

絶体絶命のピンチ。そこへお供の黄ぷよがライターで妖怪に火をつける。
妖怪は、二人の探していた玉になる。

K「確定がこんなに早いとは。このまま終わっちゃっていいのか?」

第一話終了。
エンディングムービーが流れる。

K「体力の消耗具合が激しいのが分かった。」
H「たいした色数使ってないんだから、ムービーにしなくても。」

次回予告後、ゲームを続けますか?に笑う

K「その黄ぷよを右に動かしてボタンを押してください。」

「いいえ」を選択してタイトルに戻ると、コンティニューとBGVモードがついた。

K「BGVってなんですか?」
H「恐らく、リプレイのことだと思うよ。」

終了

H「ぜってーまちがってるよな。」

#2:宝魔ハンターライムVol.2

起動時のメッセージやアスミックのロゴまで変わっている。
タイトルの出方も変わり、オプション(サウンド、SEのテスト、)
オープニングは変わってないかも?

H「前より画面がきれいになったんじゃないの?」
K「読み込み情況が変わったんじゃないの?」
H「絵はきれいになったように見えるが・・・。」

スタート第一話
今回は人間のお供「みづき」が一人増えた。
話は新装開店のレストランに行くところから始まる。

K「おおっ!」
H「ドットがガクガクになったのがちょっときになるけど、パワーアップしましたね。」
K「だいぶしました。今のところ見れる状態ですね。」
K「あれ、ちょっと色が変わったけど、ムービーなの?」
H「それはなさそうだけど、ちょっとそれ臭いかな?」
K「すごい、見れるようになりましたよ。進化ですよ進化。」

レストランに行くと、ウェイトレスの格好をしたマスターがいた。

H「つえぇ!
K「このオヤジいーな。」
H「やっぱ16色だね。16かどうかよく分からないけど。ムービーではなさそうだけど。」
K「ムービーにする必要はないですよ。」
H「そりゃ、もとがムービーじゃないから、移植は可能だろうけど。」

どうやら、人手が足りないらしい。
そこで、ライムとみずきが働くことになった。

H「やっぱり漫才だな」
K「今回から、変身シーンはなくなった。予告図みたいな。」

ある日、ライムはタコに出会う。
なぜかタコの望みでデートをすることになった。
ちなみに今回から中間アイキャッチとCMが入るようになった。

K「ぜんぜん前作よりみれます。っていうか、前作なにがあったの?進化の好例です。」

タコは、デート最中にみづきに求婚するが、断られ、自殺してしまう。
みづきは救おうとするが、結局タコを救うことはできず、タコは宝玉に変化してしまう。

H「このゲーム、ネコゲーとして認められますか?」
K「違います。」

#3:宝魔ハンターライム with Paint Maker

H「やたら作りは凝ってるようだけどね。」
K「おおっ!」

H「今回から話が選べるようになりましたね。」
K「でも、オープニングはおんなじだぁ。」
H「いや、フォントがちがう。なんで作り直さなかったのかなぁ。」

第一話スタート

H「おおっ画面に大きく出ていたコマンドが、右下に小さくできるようになった。さらにメッセージが飛ばせるようになった。」
K「あと、色数も。」

話の内容は、
バースは大食い大会に参加したが、途中で彼の体内にいた妖怪「すとまくん」が出現。
このためバースはなにも食べられなくなってしまった。
ライムとバースは、ろうそくん同様のおとり作戦に出るが、失敗してしまう。
すとまくんの胃酸攻撃で二人はピンチに陥るが、そこへみづきが止めに入る。
結局3日後に、すとまくんとバースは争いの決着をつけることとなった。
結果はバースの勝ち。すとまくんは宝玉となる。

なお、エンディングテーマが変わっている。

K「やっぱり変わりました。プレステゲームの有るべき姿になりました。」

宝魔ハンターライム Special Collection Vol.1
難易度 HK「なぜか意味のなさそうな選択肢を選ばないと進まないこともあったので、4点。」
KGR「別の意味での難易度は高いけど…とりあえず適当に選択肢を選んでればよいので2点」
熱中度 HK「アニメーションの少なさやストーリー中の漫才が、いかにもギャルゲー然としていてテンポを悪くしている。 2点。」
KGR「ふつうにやっても、何回も同じボイスを聞かされてテンポの悪さが目立ちまくり、ボイス飛ばせないし。1点。」
お買い得度 HK「絵か声優で買う人はいそうだが、そう繰り返し遊ぶものでもないのは仕方がないか。 ただ、同じ値段ならVol2のほうがいい。2点。」
KGR「主人公がずっと猫じゃないし、その前にねこっぽくないなぁ。(爆)まぁ、98版が気に入っている人や、キャラクターが好きな人はかってもOK? 3点」
独創性 HK「土台が違うが、やはり僕は『ゆみみみっくすREMIX』と比較してしまう。 妖怪には深い逆襲の理由があるようだが、実際どうでもよい存在となってしまっている。3点。」
KGR「とくに無いでしょうか…。1点」
グラフィック HK「PC98版をそのまんま移植したみたいで、PCエンジンみたいだ。個人的には絵もかなりクセがあるので、0点。」
KGR「なんか背景がタイリングでした…ひょっとして98版そのまま?1点。」
サウンド HK「PC98みたいなFM音源のサウンドがかすかに聞こえる程度で、数も少ない。1点。」
KGR「よく聞こえないけど、場面によって頻度よく音楽が変わったりしてほしい。1点」
総合 HK「このゲームも「ゆみみみっくす」同様、明らかに人を選ぶが、ちょっと話の構成のバランスが悪いような気がする。 パソコンゲームからの移植だから仕方ないと言っても、色の数が少なく音楽がさびしいままなのは、PSで出すゲームとしてどうか。 −8点。」
KGR「悪い点ばかりが目立ってしまいましたね。−7点」

宝魔ハンターライム Special Collection Vol.2
難易度 HK「前のような理不尽な選択を選ぶことはなくなったが、あとはメッセージが飛ばせればいいかな。選択を誤ったとき、おなじみの「同じメッセージを繰り返し聞く」ことがあるからね。3点。」
KGR「まぁ、難易度といっても1本筋だし2点かな。形而上の難易度は前作よりていかしました。(爆)」
お買い得度 HK「まずアニメーションには驚かされる。色数は16色で、輪郭線がギザギザしているのが難点だけど、動くところはよく動く。 始めるのはこっちからのほうがいいんじゃないのかな。7点。」
KGR「なんかコマ数は少ないけど頻度良くアニメーションしてるし、選択肢が出てくる場面も限定されてきて前作よりもテンポが良くなりましたね。アニメをみているような感じに近くなってきたかも。5点。」
独創性 HK「前よりはいくらかはパワーアップしている。どうやらマニュアルでは、最後のお話が泣けるとか書いてあるので、見てみたい気もする。4点。」
KGR「前作よりパワーアップしてプレイしやすい環境が整いました。この環境はオリジナリティーに数えられるでしょうか。3点。」
グラフィック HK「アニメーションが多くなり、かなり進歩した。ただちょっとゆがんでる点もあったので、7点。」
KGR「よくアニメーションしてお話がつかみやすくなりました。突っ込んだりする部分も前作のように言葉だけでなくアニメーションするので見てて寒いことがなくなりました。5点」
サウンド HK「まだまだPC98の域から脱しきれていない。2点。」
KGR「前作とあんまりかわらないかも。1点」
総合 HK「このゲームはアニメが好きで、宝魔ハンターライムに興味がある人にはいいんじゃないでしょうか。 繰り返し遊べないのは仕方ないのですけどね。+2点」
KGR「環境を整のったので、遊びやすくなって、おんなじようなお話でも面白く思えます。+3点」

宝魔ハンターライム with Paint Maker
難易度 HK「ストーリーは前と同様、ペイントツールは機能が多いのはいいが、ヘルプがなくて使いにくい。説明もただテキストを表示するだけなのが痛い。これらを加味すると7点ぐらいになりそうです。」
KGR「前作と同様ですね。2点。ペイントツールは加点しませんでした。」
お買い得度 HK「実際問題として、ゲーム機でお絵かきすることなんてないだろうし、マリオペイントみたいに気軽に描けないと必要ないかも。 ただ機能が充実してるという利点があるのですが、1980円でも高いと思います。3点。」
KGR「お話を楽しむこともできますし、ペイントツールをつかってゲームを作ることもできます。1980円で考えると4点くらい。」
独創性 HK「ストーリーも、ペイントメーカーも、よくあるものなので、4点。」
KGR「とくに前作と変わり無しです。3点」
グラフィック HK「今回は色数も増え、画質もよくなった。ペイントツールに場面のグラフィックを使えるのもファンにはうれしいかも。8点。」
KGR「きれいになりました。98っぽさから脱却しましたね。7点。あと選択肢の絵もかわってよりゲームっぽくなった?」
サウンド HK「これもまだ98の域を脱していないので、4点」
KGR「一応前作前々作と比べると場面によって曲が変わることがおおくなりました3点。」
総合 HK「このペイントツールは高機能ですが、実際使って絵を描くかという点は疑問です。この機能を使うのであれば買っても損しないんじゃないでしょうか。+2点。 」
KGR「ペイントツールつきだけど、実際に使いませんね、あんまり。本編のほうは少々パワーアップかな。5点。」

まとめ 表の見方 :(Vol.1の点数)→(Vol.2の点数)→(Paint Makerの点数)
H K
4→3→7 2→2→2
2 1
2→7→3 3→5→4
1→2→4 1→1→3
0→7→8 1→5→7
3→4→4 1→3→3
-8→+2→+2 -7→+3→+5