ゲーム研究部ソフト会議 第十三回
魔剣X(DC)

購入価格:980円


アトラスが送るドリキャスの3Dアクションゲーム。主人公は人間では無く魔剣で、ゲーム中に出てくるキャラクターの身体を乗っ取ってステージをクリアしていきます。最初っから最後まで溢れるアトラスっぽさの為、少々ひとを選ぶゲームとなっているようですが…果たして、どう評価されるのでしょう…。
1:アトラスチック
KGR「アトラスチック、アトラニズムとか」
HKとりあえず強烈です。Nさん、女神転生はやったことはありますよね。あの絵を描いた人が強く関わっているゲームです。」
人口生命の名前なんて乱数でいいんじゃない?
NKニギャニムですね。
KGR「ニギャニム」
剣の名前のデフォルトはマキーナ
HK「マキーナ・・・無難ですね。」
KGR「デウス・エクス・マキーナ(DEUS EX Machina:突然現れ世界を救う神)です。」
NKニギャニムですね。
HK「なんで?」
KGR「魔剣ニギャニム。かっこわるー!」
NK「魔剣じゃなくて、悪魔みたいだ。」
人口知能にしては、悪いネーミングセンスじゃないね。
一同どこがじゃー!
HK「みんな3Dですよ。」
NK「すげー。」
HK「原画とそっくりなんですよ。」
KGR金子一馬チックなところがきちんと活きている」
HKカクカクしてたり、しゃべっても口が動かなかったり、表情が変らないところも怖いところだけど。」
魔剣の誕生
KGR「あいつが主人公です。」
HK「わからないけど。、とりあえず身体が変わるというところでしょうか?」
HK「ブレインジャックというと、ブレイゾンを思い出しますね。」
一時的に、人間のイマージュを、魔剣に移すの
NKよくわかんねぇ
KGR「お父さんの離し方も・・・っぽいからね!」
HK「フェイも、・・・っぽいね。」
剣の本体が、回りにある六角形の謎のピースを集めて、剣の形になる。
KGR「これが、アトラスチック!
いきなり刺客が現れ、親父をさらってしまう。 ケイに刺客のメスが飛んでくるが、フェイが身代わりとなる。
KGR「あとでこの人なんかどうでも良くなります。」
マップになるが、現在地は石川県である事が分かる。
NK石川県!?
HK「いきなり。」
NK「石川県といったら、アイレムがあるところですか?
ゲームスタート。
NK「視点は自分視点しかないのですか。」
HK「そうです。」
扉に近づくと自動的に開く
HK「なんかモノが閉まるたびにアトラスチックっていうんですよ。
Yでロックオン 右左でよけることが可能
KGR「死体は消えます。グロテスクなゲームじゃないですから。」
HK「ロックオンすると、回りに敵の体力をあらわすゲージが出てきます。」
ロック中に上+Aで回り込みが可能
KGR「Aがジャンプになっています。」
HK「ロックオンしなくても攻撃は出来ます。」
KGR「防御は、ロックオン中に後ろです。」
HK「高いところや隙間の開いているところは、Aジャンプで超えます」
NK「アクションゲームですね。」
真っ暗なところで敵に囲まれる。
HK「クリア条件:敵の全滅」
Xでチャージ
HK「攻撃ボタンを押しっぱなしにすると溜め撃ちができるんですよ。」
KGR「後ろから攻撃するとクリティカルです。」
Xマーク、取ると攻撃力が上がる。
金沢総研の受け付け
KGR「金沢総研です。」
HK金沢の人怒るんじゃないのかなー。
クリア条件:敵の全滅
HK「電話。かけることは出来ません。」
NK0088でパワーアップするとか・・・。」
KGR「防御してぺチッと入れるといいですよ。」
HK「描きこみは凝ってるんですけどね。」
ボスを満開アイテムで何とか倒す。
KGR「いかにも」
HK「本当に良く分からないことが多いです。」
ステージ終了後、再び魔剣のあった場所へ。 ケイは、イマージュをのっとられて昏睡状態に陥ってしまう。 そこへ、李さんがモニタに映し出される。
NK「平八ですね。」
彼は、世界を破滅に導かんとする者「天尊流星」を斬るために、魔剣を開発したと言う。
NK「ありがちですね。」
人の精神を操る、あやつの仕業なのだ。
NK「シャレですか?」
KGR「医療器具という名目で魔剣は開発されたんだけどね。」
李さんは、魔剣に「世界を救う運命を享受せよ」といってくる。
NK「これNOを選んでもいいんですか?
KGR「別にかまいませんよ」
HK「それは魔剣の自由です。」
さっき倒したボスをブレインジャックし、魔剣はボスの身体を乗っ取る。
香港を経由してロシアに...
『汝の精神が善なることを期待してやまない』
KGR「なんでこんなこといわれるかというと、敵側につくことが出きるからなんですよ。仲間の方を殺して・・・。」
NK「うーん。」
飛行機の発進シーン
NKアトラスだねぇー
KGRアトラスです。こんな飛行機だし。」
HKほんとに飛ぶのか?しかも、こんな格好で乗ってるんですよ。」
剣の中にいる、ケイの精神がプレイヤーに語り掛けてくる
KGR決してギャルゲーではありません。いま中央に吸われそうですね。」
NK「ええ」
KGR「もたもたしてると吸われます。味方をどしどし殺すと、すぐ吸われます。」
飛行機が乗っ取られ、スチュワーデス(敵)が現れる。 ここでマップが現れる。
KGR「ここでプレイヤーキャラの紹介が見られます。」
NK「自己紹介はしないのか?」
HK「解説は見られます。」
KGR「今まであった人や聞いた単語の説明なんかもあります。」
飛行機のステージ開始
KGR半ケツのねーちゃんです。」
NK「あれが、ボスですか?」
KGR「そうです。」
ステージ中盤、倉庫の中でケイの声が
KGR「最初のうちだけしゃべります」
HK「コンテナのジャンプ移動が難しいんですよ。最初のうちは。」
KGR「移動床とか、普通のアクションとあまり変わりません。」
HK「最初はつらいので、足元を見るようにしてください。」
クリア条件:敵の全滅
敵を倒し、飛行士をブレインジャック。
HK「こいつの脳の飛行機の操縦方法を抽出すれば、アンドレイでも大丈夫です。」
あえて飛行士の体で、香港不時着。 そのころ金沢総研では、研究員2人が、この事件に関する調査を開始しようとしていた。
KGR「こんな話ばっかりです。」
HK「どうですか?Nさん。」
NKビジュアルだけですね.
HK「設定が狂ってる。」
KGR「後からどんどんアトラスチックになりますから。」
HK「いろいろ専門用語とか出て分かり難いけど、単なるアクションゲームとして遊べばそれでいいのではないですか。あとは狂った部分。」
NK「なんか飛行機弱いぞ。
KGR最初から難しいステージばかり続くので、980円で売られていると考えられますね。」
HK「いや、設定が狂ってて近寄り難いんじゃないかなぁ。」
NK暗い。
KGR「ホンコンは暗いです。」
NK「暗くて何にも分かりません。」
HK「とりあえず、攻撃してぶつかれば壁です。」
あまりにも暗くて、Nさんギブアップ。KGRさんに路地裏から建物内の部分を任せる。
KGR「ホンコンというとこういうイメージしかないのか?
HK「クソゲー疑惑ですよ。」
NK「また暗くて分からん。」
KGR「後のステージの方が簡単かも・・・。」
暗がりを抜けて、フェイの妹に会う。
KGR「疲れたら、依頼を断って斬り殺すことも可能ですよ。」
HK「戦いになるんじゃないの?」
KGR「いや、大丈夫。」
結局殺して、フェイの妹の体をのっとることにした。
KGR「さあ、これから好きな身体を搾取しましょう。」
NK「いいんですか?」
KGR「それを楽しむゲームです。」
HK「アトラスゲーはOKなんです。」
KGR「アドベンチャーだし。」
HKブレイゾンからありましたからね。」
ステージクリア後、ケイに怒られる。
KGRめちゃくちゃ怒られますね。
HK「うるせーな。」
KGR「早くやつを殺すなら、どんどん封剣士を殺していきましょう。」
ストップ
KGR「このゲームは、プレイヤーを悪の道に誘ってるかもしれないな。
石油王のデータをロード。KGRさんがプレイ。
KGR「サラフボンバー。」
HK「なんだそれは。」
オイルショックといって火球を腹部についている口から吐き出すわざだった。
KGRオイルショック! 石油王ですから。」
さらにアメリカ大統領の身体を乗っ取る。
KGR「これはクリア寸前のデータですが、かなり選択肢がありますから、エンディングもいくつかあります。予断ですが、こいつダメージを食うとOuch!といいます。」
HK「インド人の『痛くない』はどうなるんですか。なんかバーチャファイターみたい。」
HK「Nさん的には、どうしてこのゲームが980円で売られていると思いますか?」
NK「設定がよく分からないから。分かる人には分かるんだろうけど。」
HK「でも、設定が分からなくても、アクションゲームとしては遊べますよ。」
KGR「設定はあとからでも見られますからね。」
HK「でも、濃すぎて見るのが面倒になるかも。」
KGR「読まないと訳分からなくなりますよ。」
NK「でも読まないから。」
HK「設定受けか・・・。まあ、設定が凝ってるのは好きならうれしいけど、別にどうでもいい人にとってはどうでもいいよね(負担にもならないし)。」
KGR「確かに。設定で好き嫌いは分かれますね。」
HK「別に設定知らなくても遊べるから、まだ救いようはあるんだけど。」
KGR「でも、序盤はキツイ。」
HK「あと、足元がみにくい。けど、あれだけドゥームとかより動いているのに酔わないよね。画面がきれいだからか。本当に弱い人はナイツやパンツァードラグーンでも酔いますからね。」
NK「それと、敵の攻撃のアルゴリズムも見極める必要がありますね。」
HK「KGRさんは、980円の理由は。」
KGR「全体的なとっつきの悪さですね。序盤(特にホンコン)が難しい。」
HK「明るければなんとかなったかも。」
NK「コントローラが使いにくい。まっすぐ走れない。」
KGR「最初は使いにくいかな」
HK「でも、使い慣れると、これほど使いやすいのはないと感じるようになるよ。」
ラストの面で
NK「気持ち悪くなってきたっす。」
HK「メタルブラックみたいな背景だからですか?3Dゲームで酔う人には向かないな。これが原因か?」
NK「どこにいるかわからないんですよ。」
HK「明らかに人を選ぶゲームですね。」

魔剣X980円
難易度 K序盤難しいのがとっつきにくさを生んでいるかもしれませぬ〜。7点
N難しいです。しかも自分視点で状況がわかりにくく、操作しにくいのが難です。9点。
H面自体が暗いのと、やられると面の最初に戻されるのが難です。6点
熱中度 K選択肢でエンディングが変わるから何回もやっちゃいますね…。9点
N好きな人ならハマると思うんですけど…最初から難しくて自分はダメでした。4点。
Hまあドゥームみたいなゲームが好きなら面白いかな。5点
グラフィック Kそれっぽさあふれる特殊なものを期待していた人なら期待通りかも。8点
Nさすがアトラス。でもちょっと自己満足気味かも。9点。
H不気味で明らかに人を選ぶが、原画の3D再現度はなかなか。背景もきちんとできてる。あとはこのみの問題か。7点
お買い得度 K980円だったので即買いました…アトラスチックが好きなら買ってもOK? 9点
Nビジュアルには見る価値があるので、この値段なら安い方かと。8点。
H980円は安いでしょう。9点
音楽 Kなんか変な音楽なんだけど妙に世界観とマッチしてます。9点
Nあまり聞いてる余裕がありませんでした。雰囲気は出ていたのでまあ普通かな。6点。
H変な音楽は相変わらず。5点
オリジナリティ Kもう個性バリバリです。8点
N倒した敵をのっとるのはレリ○ス暗黒要塞でもあったし…。3点。
Hドゥームの武器が剣みたいなゲームだけど、設定が濃すぎ。6点
総合 K人によって面白いと思う人思わない人が分かれますね。僕は好きな方ですが…。+8点。
Nウケるかどうかは人によると思います。今ならまだ新しめのゲームなのでそれなりの価値はあるけど、10年たったらどうかな…。+5点。
Hまあ3Dアクションゲームとしては平均点以上じゃないですか。+4点