H.Kuwano | 「 |
今回は、あの68ユーザーには有名なザインソ○トの「神戸恋愛物語」について紹介したいと思います。 このゲームは恋愛アドベンチャーなのですが、まず設定がおかしいです。主人公の「新田良介」は1年で一流企業の広報部課長になりましたが、帳簿に穴を空けてしまい怒られたと説明書にあります。しかしこれはゲーム中触れられていません。 また「キザでデンディな」とありますが、デンディってダンディの間違いでしょうか。 とにかく凄いので会議内容を混ぜながら紹介します。」 |
#0:オープニング | ||
H.Kuwano | 「 | なんか近藤って名前が違うんですが・・・。」 |
NK | 「 | えーっ!!」 |
KGR | 「 | なんかアクションゲームみたいでそうでない音楽! 」 |
H.Kuwano | 「 | 楽しげだなぁ。」 |
KGR | 「 | 楽しげだよ 。」 |
H.Kuwano | 「 |
当時にして車中電話ですよ。こいつ。 かなりのボンボンですね。」 |
KGR | 「 | あと、一年で課長ですよ 。」 |
人物紹介 一秒も経たずに人物のプロフィールが表示されていく | ||
一同 | 「 | はえーよ!!!」 |
H.Kuwano | 「 |
このパソコン(PC9801-DA)が20MHzだからかな。 下げれば遅くなるのかな。」 |
KGR | 「 | VXならちょうどいいかも 。」 |
#1:出会い・・・そして | ||
良介が彼女の幸子にフラれ、弁解しに「三田幸子」の家に訪れるところから始まります。 まずスタートして出てきたのは、ポリゴン伯爵みたいなピンチな音楽と、16色に減色されてみにくい神戸の町並みの実写取り込みがでてきました。 このあと1章分、この音楽がずっと続くんですからたまったもんじゃありません。 | ||
H.Kuwano | 「 | 例の音楽が・・・。」 |
NK | 「 | 別にミステリーではないですよね?」 |
H.Kuwano | 「 | ないです。」 |
NK | 「 | 殺人とか起きませんよね?」 |
H.Kuwano | 「 |
おきません。 要するにコイツがフラレて今の心境を音楽にしたって感じでしょうか。」 |
NK | 「 | 神宮寺○郎みたいな。」 |
H.Kuwano | 「 | あれは横浜ですからねぇ。これは神戸。」 |
風見鶏の館とか神戸の名所がいろいろありますが、最初は「幸子の家」に行くことになります。なんで行く場所を選ばせるのかなぁ。 | ||
NK | 「 | 実写ですね。」 |
このゲームは会話相手のキャラクターの上半身部分が画面上に出てきますが、あまりパターンはありません。 | ||
H.Kuwano | 「 | ちょっとカオが違うような気がしますが気のせいでしょうか。」 |
KGR | 「 | 説明書だけにしか出てこないゲームとは違いますから 。」 |
そして良介は「悪かった」と謝るのですが、幸子は「ひつこいわねぇ」(誤字はそのまま)と言うことを聞きません。 良介は「もういいよ。さようなら」とキレて別れてしまいます。 怒って飛び出したところへ友達の「小暮勇一」が女を連れて登場。 | ||
H.Kuwano | 「 | アベック?なぜか女とは話せません。」 |
勇一は関西弁で「俺は急用ができたので、友達の女の子3人の観光案内を頼む」と依頼し去っていきます。 しかし良介はその女の子が誰だか分からず、途方にくれていたところ、ある女性に記念撮影を依頼されます。 この人が探していた女の子の一人「里中久美子」で、男は狼だと思っているようです。 | ||
H.Kuwano | 「 | あなたの友達はどこにいるんですかだって。」 |
NK | 「 | ずいぶん説明調なんですね。」 |
H.Kuwano | 「 | 聞く、小暮勇一で小暮のことを問い出せます。小暮勇一に聞くわけではありません。」 |
良介は「私は小暮勇三に頼まれて、あなたたちに神戸を案内するものです。」と言い寄ります。 しかし久美子に「あなたの目は犯罪者の目だわ。」といわれ、「もうあなたの前には現れません。さようなら!」と逆ギレしてしまいます。 | ||
NK | 「 | はやっ。」 |
怒って帰ろうとすると、久美子が呼び止めて、カバンを無くしたから探すの手伝ってとお願いされてしまいます。 そしていろいろ神戸の名所でカバンを探します。 | ||
H.Kuwano | 「 | めんどくさいんだよ。これが。」 |
NK | 「 | 基本ですからね。」 |
H.Kuwano | 「 | 雑誌を発見したけど、その雑誌は読めないのか?」 |
一番最初にいた風見鶏の館意外は全て探しました。 そこに戻ってみると、3人組の一人「利子」がカバンと一緒に待っていました。 | ||
H.Kuwano | 「 | ほんとにそっそっかしい女ね(誤字はそのまま)。」 |
NK | 「 | ハンサムな・・・。」 |
H.Kuwano | 「 | 信用してもらえない・・・。」 |
KGR | 「 | 男はみんな狼だと思っていますだって 。」 |
NK | 「 | 1989年ですねー。」 |
KGR | 「 | 89年ですねー 。」 |
H.Kuwano | 「 | しかしいくら1989年でもこれは唐突だと思うんだが。」 |
もう一人もすぐ来ると言ってましたが、着いた途端に貧血で倒れてしまいました。 | ||
H.Kuwano | 「 |
おなかがすくと貧血で倒れる。 この近くに僕の知り合いって、幸子か?」 |
仕方ないので幸子の家に戻って彼女を休ませることにしました。 | ||
H.Kuwano | 「 |
ひつこい男ね。 出たよ。」 |
口ゲンカをしつつも中に入れてもらえた4人でしたが、幸子と女の子3人組の口ゲンカが始まってしまいます。 | ||
NK | 「 | このゲームは何を狙って作ったんですかねぇ。」 |
KGR | 「 | 気が付いたらこんなゲームになってた 。」 |
そして幸子の家を出て、良介は3人の記念写真を取ることを急に思い出します。 そこで「はいバター」とかいいつつ写真を撮って第一章終了。 | ||
H.Kuwano | 「 | 次二章です。」 |
KGR | 「 | 全部で4章程度です 。」 |
NK | 「 | はえー。」 |
#2: | ||
第二章になると音楽が変わりました。 | ||
H.Kuwano | 「 | ちょっとトレンディな。」 |
NK | 「 | この時代にトレンディなんて言葉あったんですか。」 |
KGR | 「 | キザでデンディ 。」 |
良介と3人は神戸港に行きましたが、久美子とはぐれてしまいました。 探してみると、久美子は海を見ていました。 どうやら久美子は付き合っていた男が神戸に転勤し、手紙や電話でやりとりしているうちに、 向こうから「別れよう。」という手紙が来たから、話をしに神戸に来たそうです。 「神戸の町が一層できる」ポートピアタワーで、彼女は望遠鏡を見ながら泣いていました。 | ||
NK | 「 | まだ15分ぐらいですよ。」 |
KGR | 「 | 大体1時間程度ですね 。」 |
H.Kuwano | 「 | 別れ方は考えられるパターンだね。」 |
KGR | 「 | 神戸の街を一層しました?」 |
H.Kuwano | 「 | ポートタワーで周りを見ると神戸の街が一層できます。」 |
NK | 「 | この層は・・・。」 |
KGR | 「 | 違いますけどね。」 |
NK | 「 | これ、より一層の層だよね。」 |
KGR | 「 |
でもとあるプレステのゲームではひるがりますなんて書いてるよ。 やつらはひらがなでも間違うんですね。」 |
そこで、良介は相手に電話するように提案します。久美子は会う約束を取り付けました。 | ||
H.Kuwano | 「 |
このゲームをやっても全然神戸の町並みが楽しめない。 スナックになると実写取り込みじゃなく、急にベタな絵になってしまう・・・」 |
NK | 「 | ほんとだ。人物を出すことができなかったんですね。」 |
ママに言われた通り、久美子は「加藤のバカヤロー」と叫んで水割りを飲み干します。 どうやらママは加藤とその恋人を知っているようですが、良介はこれ以上言わないようにと止めます。 その後、二人は3人組の泊まるホテルに「車に乗って(もちろん運転してる)」帰るのでした。 | ||
H.Kuwano | 「 | 主人公、酒飲んでるのに運転してるぞ。」 |
NK | 「 | これで二章終わり?」 |
H.Kuwano | 「 | しかしハンドルちいせーな。」 |
NK | 「 | あの二人は?」 |
良介は久美子に惹かれていっていることはいうまでもありません。 そして、ホテルについて部屋に着くと、利子と勇一がベッドで裸で重なっています。 はっきり言って、これは意外なサービスを通り越して、呆れてモノも言えませんでした。 | ||
H.Kuwano | 「 | こいつ、鞍替えしてるんじゃねえか。 今日会ったばっかりだろ。」 |
手の早いヤツだ、と言うと、どうやら利子は良介に一目惚れしたが、彼女に盗られて悔しがってるところを勇一が慰めて、くっついたというらしいです。 その後1人が行方不明になってしまいました。 | ||
H.Kuwano | 「 | というわけで人探しです。」 |
探していると、良介の恩人である大二郎と一緒にホテルに戻ってきました。 これまた、二人が恋愛してるので、うらやましくて表に出たということです。 | ||
H.Kuwano | 「 |
また恋がしたくて三宮へ? 唐突過ぎるんだよ!」 |
そして良介が家に帰って第3章。 | ||
H.Kuwano | 「 | これでCディスクということはすでに半分以上いってるんですよ。」 |
NK | 「 | これで1メガ使ったんですか?」 |
KGR | 「 | ファミコンのカセットでは8メガです 。」 |
#3: 結末が見たくない人はクリックしてください | ||
H.Kuwano | 「 | ヘンな音楽がまた流れます。」 |
NK | 「 | なんかシューティングでボスが出てきたような。」 |
次の朝良介がホテルに向かうと、久美子の着替えシーンを見てしまいました。 | ||
H.Kuwano | 「 | またこれかよ。 お約束で、しかも背景手抜きですよ。」 |
それはすぐに解決し、車で加藤の待つ神社に行きましたが、結局待ち合わせの時間になっても来ませんでした。 | ||
NK | 「 | 主人公の名前に意味はあるんですか?」 |
H.Kuwano | 「 | 新田良介・・・。ないと思うんですけど。」 |
NK | 「 | いや今まで苗字が出てこなかったから誰のことだか分からなかったんです。」 |
仕方ないのでスナックのママに聞くと、加藤は幸子の恋人だと発覚しました。 | ||
H.Kuwano | 「 | 頼もしいったらありゃしないよ。 もう二度と来ないというのにまた来てるんだから。」 |
幸子の家に行って問いただしても、何も分かりません。 途方に暮れていると、利子と勇一が、エキゾチックタウンにいると教えてくれます。 ここで、1人が「行くと後悔する」と脅してきますが、振り切ってホールに向かいます。 そこで加藤という男がいますが、こいつはとんでもないプレイボーイぶりで、彼女も幸子ももう飽きた、彼女の兄に頼まれて幸子と恋人になったが、もうごめんだと言い放ちます。 | ||
KGR | 「 | 驚愕の真相が・・・ 。」 |
そこで彼女は飛び出してどこかに行ってしまいます。 彼女を探していると、大二郎に会いました。 そこで、彼女とばったり会ってしまい、大二郎は彼女の兄であることが分かります。 彼がこの事件の黒幕で、彼女が加藤と付き合ってるのをやめさせようと、お金を出して別れさせたのですが、加藤は女も要求しました。それが幸子だったのです。 彼女は突然、明日の朝に東京に帰ると言い出します。 | ||
H.Kuwano | 「 | メッセージが早いぞ。さっき戻したばかりなのに。」 |
NK | 「 | 読めないよ。」 |
H.Kuwano | 「 | 早いに戻ってるぞ。えーっ!!」 |
NK | 「 | しかも早いって、速いじゃなんいですか。」 |
KGR | 「 |
バコッと殴ってこの場を去るほうが・・・。 海に突き落としてもいいし。」 |
#4:離れ | ||
H.Kuwano | 「 | 離れ・・・。」 |
KGR | 「 | 離れ 。」 |
NK | 「 | 離れ。」 |
H.Kuwano | 「 | 別れの間違いじゃないの。」 |
NK | 「 | 離れですよ。」 |
彼女の見送りに車を走らせる良介に、幸子から陳謝の電話が来ました。 ですが良介の心はもう彼女しかありませんでした。 | ||
H.Kuwano | 「 | 僕と寄りを戻すかだって。」 |
KGR | 「 | コレはアホですな。」 |
そして新神戸駅に着くと、勇一が入場券を持って待っていました。もう出発するそうです。 そこへ新幹線に乗った久美子へ、ホームの良介の、短いプロポーズが、お約束のように行われます。 | ||
KGR | 「 | 古い。」 |
H.Kuwano | 「 | デッサン狂ってるような・・・。」 |
久美子が「1年後も忘れなければ・・・」と返事をしたところで、新幹線は出発してしまいます。 | ||
H.Kuwano | 「 | あれから一年後。」 |
KGR | 「 | 結末をみてしまうのですか・・・。」 |
そして1年後、久美子は良介の会社に新人として入ってきて、TheEnd。 | ||
H.Kuwano | 「 | 寒い机の上だな。」 |
NK | 「 | ザインソフト。」 |
H.Kuwano | 「 | おしまいです。」 |
NK | 「 | 45分。」 |
#5:なぜ神戸か? | ||
KGR | 「 | いやあ〜面白かったですねぇ〜。」 |
二人爆笑 | ||
H.Kuwano | 「 | ヤバイでしょう。」 |
H.Kuwano | 「 | 最後の展開がめちゃくちゃ急降下。」 |
NK | 「 | ドラマのダイジェスト。しかもつまらない。」 |
H.Kuwano | 「 |
突然すぎて呆れてしまう。 それと誤字が多い。最終章もわかれって読むんじゃないですか。ひつこいとかそっそっかしいとか、神戸の街を一層とか。」 |
NK | 「 | うん」 |
H.Kuwano | 「 | やる気が失せます。シナリオのゴミですよね。 新品で買った人ショックだったと思いますよ。8800円ぐらいですかね。」 |
KGR | 「 | うわー。」 |
NK | 「 | ドラクエIIIが出ている時代ですよ。」 |
KGR | 「 | ドラクエIIIは5000円ぐらいで買えますよね。」 |
H.Kuwano | 「 | 神戸恋愛物語という名前の割には神戸の街がよく分からなかった。 単に画面写真を使っただけですね。」 |
NK | 「 | そりゃ、分かるもんじゃないんでしょうけど。」 |
H.Kuwano | 「 | 神戸である必然性があるんですか。」 |
NK | 「 | トレンディスポットだったんじゃないですか?」 |
KGR | 「 | いや、背景描くのめんどかったから 。」 |
H.Kuwano | 「 | ハハハ、自分の会社が近くにあるから神戸か。」 |
NK | 「 | でも、これがなにわだったらまた別の話になるんじゃないですか?」 |
KGR | 「 | 定吉○番じゃないんですから。」 |
H.Kuwano | 「 | 横浜だったらイヤですね。」 |
NK | 「 | 横浜ならそれなりのカッコがつくじゃないですか。」 |
H.Kuwano | 「 | カッコはついたからどうという問題ではないと思うのですが。」 |
KGR | 「 | ディスクをもう一枚増やせば高密度になるんじゃないですか。」 |
H.Kuwano | 「 |
でも16色だから大した神戸の町並みに見えないと思うよ。 それと関西弁。」 |
NK | 「 | ほとんどしゃべってないじゃないですか。」 |
H.Kuwano | 「 | 小暮勇一はしゃべりますよ。」 |
#6:ザイン万歳 | ||
H.Kuwano | 「 | このようなゲームです。」 |
KGR | 「 | 最初に買った人は鼻血が出ているでしょう。」 |
H.Kuwano | 「 | ザインソフトのゲームで、確か説明書にプロローグって書くところにエピローグって書いてあるものがあるんですよ。」 |
NK | 「 | もう終わりかい!!」 |
H.Kuwano | 「 | ザインは伝説のゲームメーカーです。」 |
KGR | 「 | 終わってる 。」 |
H.Kuwano | 「 | 説明書の設定もおかしいんですよね。」 |
KGR | 「 | 先輩も社会人になったらエキサイティングな人生を送ってください 。」 |
H.Kuwano | 「 | でもこんな風にはなりたくないなぁ。」 |
#7:採点 | ||
H.Kuwano | 「 | 神戸を舞台にしたアドベンチャーだったら スナッチャーを思い出すなぁ。」 |
NK | 「 | 神戸といえばポートピア連続殺人事件。」 |
H.Kuwano | 「 | 買い得度は?」 |
NK | 「 | 0ってありますか?」 |
H.Kuwano | 「 | OKですよ。パソゲーですから仕方ないかな。」 |
H.Kuwano | 「 |
グラフィックは、美しい神戸の町並みを使いたかったのは分かる。けど98だからなぁ。 キャラクタはカス。っていうか、マニュアルも落書きみたいだし。」 |
KGR | 「 | もっといい絵が描けるはずだよ。」 |
NK | 「 | ファミコンだってもっといい絵がありましたからね。」 |
H.Kuwano | 「 | 原画とりこんだってのもな。」 |
H.Kuwano | 「 |
独創性はどうでしょう。 これはもうザインにしかできないでしょう。10点つけます。」 |
NK | 「 | 私は内容はある意味独創的な部分もありますが、 ゲームシステム的にはただのアドベンチャーで、 目新しくもないと思うので2点ですね。」 |
KGR | 「 | ザイニズム炸裂ですもんね、でも僕は6点。」 |
NK | 「 | 熱中度は?」 |
H.Kuwano | 「 | 0。」 |
KGR | 「 | 0。」 |
NK | 「 | 0。」 |
KGR | 「 | 最低点更新かぁ〜。」 |
H.Kuwano | 「 | 総合は、-10だな。 さすが伝説のザインソフトだけはある。」 |
NK | 「 | マイナスどこまで許せるんですか。」 |
H.Kuwano | 「 | とりあえず10。」 |
NK | 「 | じゃ、-10。」 |
KGR | 「 | 僕も。」 |
NK | 「 | まあ、パソゲーならもっとクソゲーがあるんじゃないですか?」 |
H.Kuwano | KGR | NK | |
難易度 | 2 | 2 | 1 |
熱中度 | 0 | 0 | 0 |
お買い得度 | 1 | 0 | 0 |
音楽 | 1 | 1 | 2 |
グラフィック | 2 | 2 | 2 |
独創性 | 10 | 6 | 2 |
総合 | -10 | -10 | -10 |