真・毒物飲料の世界

2011年秋号

生茶 ザ・スパークリング

購入価格

98

販売者

キリン

容器

500mlPET

毒点 ★★★

もはやお茶じゃない

今回は、「生茶 ザ・スパークリング 」をご紹介します。
本当は夏に紹介したかったのですが、すでに別の毒物を紹介してしまいましたからね。

ボトルは炭酸飲料のスッキリした、厚めの丈夫なペットボトルです。
色は透明で、中の液体の色が緑茶の色になっているのが見えます。
パッケージは半透明の白で、緑色の字が書かれています。

パッケージの下に「ほんのりあまい ゆずの香り 」とあります。
確か、生茶の特徴はお茶本来の甘さ のはずです。
ラベルの裏を見ると、原材料名に「砂糖類 」と書かれていました。
しかも一番最初に・・・。

その他にも、カフェインとかカラメル色素とか、単なる緑茶+炭酸とはかけ離れたものまで入っています。
ゆずの香りもつけられているということで、もはや、生茶じゃない と、見ただけで分かってしまいました。

人工甘味利用は不使用とかいてありますが、その分カロリーがあり、エネルギーは100mlあたり14kcalとなっています。
そのためか、お茶なのに「低カロリー」と下のほうに書かれています。

フタを開けると、ほのかに柑橘系の香りがしてきました。

ミーティングで、最初に飲んだのはAKFさんです。
どうやら後味がゆずになるのがマズい ということ。
続くKGRさんも、Nさんも、皆がマズいと言っていました。

しかし、僕は毒物耐性があるのか、それほどマズいとは思いませんでした。
最初に飲むと、 お茶の苦さと、ゆずの酸っぱさ(酸味料)がきて、お互いの短所が重なりあって、何かの草を煎じて作ったようなお茶のような味がしました。
しかし、炭酸のおかげか、それほど味はしつこくありません。
後味は、やはりゆずのさわやか感がお茶の渋みで打ち消され、舌がしびれたような感じ になります。
さらにカフェインやカラメル色素のためか、後味がしつこく残り続けます。

最後に、このドリンクはどうやら一日のはじまりに飲むことを想定されたようです。
しかし、これで心も体も生き返るのでしょうか。

 

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