真・毒物飲料の世界

2010年冬号

ペプシモンブラン

購入価格

98

販売者

サントリー

容器

500mlPET

毒点 ★★★

和の次は洋

今回は本家本元の珍コーラ、「ペプシモンブラン」を紹介します。

モンブランとは、ヨーロッパにそびえる高い山で、その形状を真似た、栗を混ぜたクリームを使って真似たケーキが有名です。
今回のペプシは「あずき」で調子に乗ったのか、「和菓子の次は洋菓子で勝負」と意気込んだのか、「栗」を使ったペプシが出ました。

パッケージの栗の渋で色をとったようなブラウンカラーで、液体もブラウンです。
一方、栗なので秋をイメージしたのかと思いきや、モンブランだからかパッケージには先が雪をかぶったように白いむき栗が描かれており、周囲には雪の結晶があります。
このイメージが秋だったら「冬号」で紹介できないところでした。
あぶないあぶない。

パッケージには「マロンのやさしい香りが漂う」というところから、味よりも香りを楽しむようです。
「デザート感覚でお楽しみください」とあり、業務中や移動中に飲むようなものではなく、3時のおやつに飲むとよさそうな感じです。

あけてみると、栗というよりも何か別のデザートのような香りがしました。
栗といわれればそうかもしれませんが・・・。

飲んでみると・・・

甘ったるい。

確かにこれはデザートです。 
コーラの原型をとどめていないのはもちろんですが、炭酸のさわやかさとコクのある風味が全くマッチせず、飲み物としても微妙です。

さらに後味が香りとともにしつこいまでに残り、非常に気になってしまいます。
水やガムを口にしても、その甘ったるい栗風の香料がいつまでも残ってしまいます。
飲んだ口はもちろん、空になったボトルからも香料の匂いが漂っています。
AKFさんの職場で、離れた席からも延々とペプシモンブランの匂いが漂っていたというのは、ウソではないと確信しました。

 

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