真・毒物飲料の世界

2008年08月号

塩JOYサマー 熱中警報

塩分過多の時代に、あえて塩分を摂らせる

今月は「塩JOYサマー 熱中警報」です。
いや、「塩JOYサマー 熱中警報 真夏のカラダは塩が足りない!」が正しいタイトルなのかもしれません。

このドリンクは、PETボトルなのに一回り小柄で、350mlの容量しかありません。
白地のラベルで、下には空色で描かれた地球のシルエット、右上にはサラリーマンの赤いシルエットが描かれ、中央に白字の「！」が描かれています。
その左側には、「塩JOYサマー」と描かれた四角いプレート状のモノがあるのですが、何故か背景が旧日本軍の軍旗を思い起こすような曙マーク が描かれています。
その下には「熱中警報」と赤字で書かれているのですが、その左にはなぜかチェックマークの入った四角 が描かれています。
そしてその下には大きく「真夏のカラダは塩が足りない」と書かれています。
その下の、背景の地球の上に一部の成分が書かれているのですが、「鳴門の焼塩使用 」と書かれています。
その上に申し訳なさそうに黄緑色の丸があり、その中に白字で「青うめ風味」とあります。

僕はこのパッケージを見て、何で現代人は塩分の摂取が過多と言われているのに、塩分の摂取を要求するのか分かりませんでした。

パッケージの裏を見ると、汗によりナトリウムが失われやすいので、それを補給することが大切ということです。
その下の「こだわり設計」を見ると、体に染み込みやすい、カロリーゼロなどの特徴もあり、なるほどと思います。
いや、思わせてくれます。

飲んでみると、確かに薄めた海水のような、しょっぱい感じがします。
以前海水抽出物が入った飲み物がありましたが、そんな感じを思い出しました。
もしくは「MIU 」を思い出すような味です(MIUよりも濃い感じです)。
いくらか青うめ風味がついているのですが、これがないと本当にしょっぱくて飲めなかったのかもしれません。

うまいかどうかは別として、塩分を手軽に補給するには適していると思います。

トップページへ