真・毒物飲料の世界

2008年07月号

すもも

購入価格 98円
販売者

JT

容器

500mlPET

毒点 ★★

桃天の失敗作

今月は「すもも」です。
どこにでもありそうな名前の飲みモノです。

なんか手ぬぐいみたいな、白地に青の小さなひし形が描かれている地に、風鈴やうちわなどが描かれています。
その下には「なつかしい味」と科かあれた木札が描かれています(風鈴のカゼウケだった
その左側に赤い字ですももと描かれています。
さらに左には木の棒が刺さった赤い球体が2個描かれているのですが、これってすももじゃなくてリンゴ飴なんじゃ…。

僕自身は、夏祭りの屋台ですももを売られているのを見たことがありません。
すももと言えば、駄菓子屋で見る、豆腐のようなパッケージに、赤い半透明の液体に入って売られている商品ぐらいしか思いつきません。
夏祭りで売られているといえばリンゴ飴なのですが、実は僕は食べたことがありません。
(ちっちゃな頃から貧乏性だったんですね)。

それはそうと、果汁は3%入っており、原材料の3番目にすもも果汁とあります。
その後に水飴とあることから、もしかして、リンゴ飴を模したスモモ飴なんてのがあって、それを模したドリンクだったんでしょうか?
だったら素直に「すもも飴」にすればいいのに・・・(なんか「ひやしあめ」みたいだなぁ)。
色はすももをイメージした赤色ですが、やや紫がかっています。

味は決して不味くはありません。
僕はすもも飴は食べたことが無いので、懐かしいなんてことはないのですが、なんかどこかで味わったことがあります

そうだ、桃天(桃の天然水)だ。

その桃天と比べて、色がついて甘みが濃くなって桃の風味が薄くなったような感じがするのです。

…それって、駄作じゃないのか?

ドリンクとして飲むのであれば、正直、桃天の方が良いと思います。

しかも、懐かしさをウリにするのであれば中途半端な感じがします
商品名が「すもも」だと僕のように駄菓子と勘違いするし、すもも果汁と水飴をせっかく使っているのに量が少ないし…。
「おでん缶」や「ひやしあめ」のような男気があれば、きっと名を残せたでしょうに。

 

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