真・毒物飲料の世界

2007年10月号

カクタスX

購入価格 68円
販売者 サントリー
容器

330mlビン

毒点

デカビタCに負けた

今回は「カクタスX」をご紹介します。

このドリンクは栄養ドリンクで、まるで「ゼナ」のような金色の地のラベルになっています。
タイトルの上に「渇きと活力!」 とあり、黒字の白でシンプルに「カクタスX」と書かれています。
他のサントリーのドリンクよりもシンプルです。
タイトルの下に「ヒラウチワサボテンエキス 1000mg」とあり、ラベルの左側には「北中米の砂漠地帯に自生するヒラウチワサボテンは現地ではカクタスと呼ばれています」 とあります。
以前ゲームショップで「カクタス」という店名の意味を調べ、英語で「サボテン」という意味があるのを知っていた僕は、「現地ではどんなサボテンもカクタスなのでは…」 と内心思いましたが、それはさておき、サボテンエキスが入った飲み物です。
その説明書きの続きには、「カクタスエキスを配合した「カクタスX」は適度な炭酸の刺激と機能感のある味わいであなたの元気をサポートします」 とあります。
ここで問題が発生!!
カクタスはどのような効能があるのか一切書かれていません。
一番消費者が気にするところなのに…
また「機能感のある味わい」 とは、どのような味なのかよく分かりません。
多分「リポビタンD」のような栄養ドリンクの味なんでしょうが、本当にそれでは引けてしまいますし…。
それに「渇きと活力!」「渇き」の謎も解けていないし…。

味はなんてことはない炭酸系栄養ドリンクで、味は「デカビタC」っぽいです。
ローヤルゼリーを配合するとこんな感じになってしまうのでしょうか。
ちょっとトロみがあるような感じがしますが、これはカクタスエキスなんでしょう(単に古くなっただけかも)
機能感のある味わいというのも分からないでもないです。

ではどうしてこんな価格になってしまったのでしょうか。
サボテンエキスが得体が知れないなんてのはさほどの問題ではない(本当か!?) と思われます。
恐らく同社の「デカビタC」にバッティングしてしまい、負けてしまったのだ と思われます。
その負けた要因はカクタスエキスもあるかもしれませんが、一番大きいのは、ビンの形状だと思われます。

ビンはどちらもおなじ茶色ビンで、金属製のフタがついているのですが、こちらはビール瓶を半分ぐらいに小さくしたような形状になっており、細長くなっています。
最近は同社は「ビンゴボンゴ」のように、細長いビンを使うドリンクが増えてきました。
これにより、かさばってしまう問題がある と思われす。
バッグに入らなかったり、車のドリンクホルダーに入らなかったり、店の売り場のケースに入らなかったり…。
若干デカビタCの方が量が多いですしね。

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