真・毒物飲料の世界

2006年02月号

炭酸ボンベ

購入価格 98円
販売者 サントリー
容器 500ml缶
毒点 ★★★

名が体を表さない久々の怪作

今回は、久々の怪作「炭酸ボンベ」を紹介します。

「炭酸ボンベ」といっても、よくビアサーバー用の2lぐらいのビールを買うと付いてくるものでも、炭酸水でもありません。
何と中身は「ガラナ飲料」なのです!!
名前には「ガラナ」を思わせるようなものが一つもありません。

さらには缶のデザインもいかにも「オレはヤバイぞ!!」と自己主張しているような感じで、ガスボンベのような缶のデザインです。
しかもガラナ飲料だからか、バックは赤。
赤いボンベなんて見たこともなく、それだけでヤバそうな感じがします。
普通地に白や黄色の文字が、型抜きした板にスプレーで吹き付けたような感じで描かれています。
メーカー名とリサイクル以外はこんな感じの文字になっています。
缶の裏は普通の文字になっていますが、なぜかバーコード部分だけ違っています。
バーコード部分はボンベに貼ったラベルのようなデザインになっているのですが、なぜか手でちぎったように破れており、肝心のバーコード部分の中央部分だけ辛うじて残っているのです。
数字の部分は連続してはいるものの、ばらばらになって手でJANコードを入力する際は見にくいものとなっています。

さらに、缶のデザインにはところどころ塗装が剥げて錆びた所も見られます。
新登場なのに錆びちゃいかんだろう。

またバカらしいことに、缶の中央には圧力計のメーターらしきものがあり、98ぐらいのレッドゾーンになっているのですがメーターにはMANZOKUと書かれています。
ほんと、どうでもいいですが、その下にキャッチコピーが。

「うまさバクハツ」

バクハツしちゃまずいでしょ!!

こうなってくると、とてもうまそうには見えず、買う気が失せてしまいます。

で、缶の「レッドガラナ」の文字を見て始めてガラナ飲料になっていることが分かるのですが、「ガラナ+炭酸→おいしい」って、前からガラナ飲料造っていたでしょうが!!
味は一般的なガラナ飲料で、これといったところはありません。
別に強炭酸でもなく、昔のガラナ飲料(名前忘れた)をリニューアルしたような感じです。

 

結局、この毒物には「炭酸」をウリにするようなものは見当たりません。
やっぱり強炭酸にするかキリンの「NUDA」みたいに炭酸水っぽくしてしまうかしてしまったほうがいいと思います。
そのままでいくなら、昔のガラナ飲料の名前(忘れたけど)を復活させてもいいのでは。

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