真・毒物飲料の世界

2005年11月号

こどものびいる

購入価格 134円
販売者 ハタ鉱泉
容器 330mlビン
毒点 ★★★

いわゆる「シャンメリー」

今回は、店でビールと混じって売られていた「こどものびいる」を紹介します。

外見はビールを意識しており、茶色のビンに黄色っぽいラベルが貼られています。
しかもジュースでは珍しい王冠 で栓がされているところもポイント。
値段も高めで、小学生の小遣いだったら避けられそうな値段。
一見ノンアルコールビールにも見えますが、中身は別物なのでご安心ください。

ところで、このラベルにはサンリオチックな子供が「プハー」とか言ってグラス片手にカッコつけています。
飲み方などからも、恐らく小学校中学年を対象にしているのですが、果たしていまどきの子供はこういったものに憧れるのでしょうか?
父親にノンアルコールビールを飲まされて以降イヤになったとか、あんな飲んだくれになりたくないとか、まだ酒に対して悪いイメージを持っている子もいるのでは?

ちょっと脱線してしまいました。
味のほうは、はっきり言ってクリスマスの時期に合わせて発売される子供用シャンパン「シャンメリー」のホワイトタイプ のようです。
単に甘い炭酸水 といっただけ。
しかもラムネ以上に甘く 、子供でも甘すぎると感じられるのではないでしょうか。
さらに炭酸も微妙に強くちょっとテーブルにトンと置いただけで噴出すので、何度もこぼしてしまいました。

さらには液体の色もぜんぜんビールではなく、やはり「シャンメリー」ホワイトそっくり

しかしこのメーカー、「鉱泉」というだけにラムネを造っている会社だと思われますが、なぜ子供向けビールに手を出したのでしょうか?
夏(海の家)から初秋(運動会)にかけて売れるラムネと、冬(クリスマス)に売れるシャンメリーの間を取り持つために考案したのかな?
それなら桃の節句や端午の節句に売れそうな炭酸飲料を出してみるといいかも。

 

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