WWWWA
(World Wide Web Wrestling Association)


なにわプロレス7月興行概要発表
なにわプロレス (八女記者)【1999年02月13日(土) 02時49分】

6月24日に、なにプロ7月興行に関する記者会見が東大阪のお好み焼き屋「やまと」で行われた。

開催日は7月26日。タイトルは、「第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント」

その名の通り、なにわプロレス最強を争うものである。優勝者には、イギリスのハードコア団体で有名なUHWFの世界ヘビー級チャンピオンの座が与えられる(現地には軽量級選手しかしない)。ようするにUHWFの世界ヘビー級チャンピオン決定トーナメントでもあるわけだ。
7月興行で決定するワンナイト形式ではなく、7,8,9月の三ヶ月に渡って各選手の鍛え上げた能力が全身全霊でぶつけられる(山原氏談)ことになる。
出場選手は以下の通り。

メビウス堀原(TMR) 3
大野孝志(TMR) 2
陸王寿(なにわプロレス) 3
安永晃一(なにわプロレス) 3
ミスターペッパー(フリー) 2
メッコールキッド(フリー) 初
トム=ミッドアイランド(フリー) 初
楊 維力(拳法家) 初

「なお従来からなにわプロレスに協力をいただいているマタサキ選手は別格であり、このメンバーの中にいれるのは失礼にあたる」(海岡氏談)ため、別枠でなにプロの選手を鍛えていただくことになる。7月の第一試合は、シュガー永島VSマタサキ。その他の試合がトーナメント戦ということになる。

8月以降の興行では、直前の大会でもっとも早い時間で負けたものとマタサキとが対戦する罰ゲームもとい教育マッチとなっている。

ここで初登場の選手のうち、メッコールキッドが紹介された。必殺技は元祖ジャーマンスープレックス。なかなかの実力者と思われる。

「なにわプロレスに協力してくれとオファーがありやってきた。まあ今回は一番強い俺がチャンピオンをいただくことになるが、なにわプロレスにとって悪いことではないだろう?」

その他選手のコメント、出来事などは次回7月興行の模様をお送りする直前にお送りしよう。Don't miss it!


なにわプロレス7月興行結果(第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント一回戦)
なにわプロレス (八女記者)【1999年02月20日(土) 04時45分】

神戸市役所前吉野屋跡特設リングにて、なにわプロレス7月興行が開催された。
まず試合前にあいさつとカードの発表があった。

第一試合 メンドーマタサキ VS シュガー永島
第二〜五試合(第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント一回戦)
 大野孝志(TMR) VS ミスターペッパー(フリー)
 陸王寿(なにわプロレス) VS トム=ミッドアイランド(フリー)
 楊 維力(拳法家) VS メッコールキッド(フリー)
 メビウス堀原(TMR) VS 安永晃一(なにわプロレス)

またトーナメント参加選手がそれぞれあいさつを行った。

大野孝志「決勝は堀原さんとTMRのリーダーの座をかけて戦うつもりです。応援よろしくー」
ミスターペッパー「決勝はメッコーリと世界でもっともうまいコーラの座をかけて戦うつもりだ。」
陸王寿「ノーコメント」
トム=ミッドアイランド「この大会の最大の敵は自分だ。自分との戦い。それは永遠に続くことだろう。」
楊 維力「我が流派“陸宇環”格闘術を知らしめるべく日本にやってきた。」
メッコールキッド「拳法の選手でしょ?僕も経験ありますから」」
メビウス堀原「今日からなにわプロレスとは喧嘩だ!」
安永晃一「がんばるっす。」

そして、NANIWA史上最初の大きな戦いが始まろうとしている。

第一試合 メンドーマタサキ VS シュガー永島
 永島が前回のようにはなるまいと奮戦。ライガーボムまで繰り出した。しかしそこからのマタサキの攻撃がすごかった。一発一発の技の重みを客に伝えるかのようにパイルドライバーから逆エビ固め。

○ メンドーマタサキ(6分5秒 逆エビ固め)シュガー永島 ×

第二試合(第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント一回戦)
大野孝志 VS ミスターペッパー

 大野は序盤から蹴りの応酬。一方ペッパーは地味な投げ技で徐々にスタミナを奪っていく。終盤、ペッパー必殺のスイングフランケンシュタイナーをクリアした大野が肩掴み延髄斬りからラ・マヒストラルでフォール。

○大野孝志 (5分27秒 ラ・マヒストラル)ミスターペッパー ×

第三試合(第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント一回戦)

陸王寿 VS トム=ミッドアイランド

 序盤のトムはサイドバスターやフライングメイヤーなどオーソドックスな攻め。一方、陸王はフライングメイヤーながらも後頭部にドロップキックをするなど激しい攻め。しかしオーソドックスな攻めながらも、その技のひとつひとつが確実であるため、トムがやや優勢で試合は進行していく。
 5分経過時にトムの河津掛け、そこから起こして必殺のハイアングルアトミックドロップ!「ウォウウォウ」という声が体育館全体に響いた。
その後、陸王も串刺しDDT連発で反撃するが、結局チキンウィングフェイスロックで勝負は決まった。

× 陸王寿 (6分43秒 チキンウィングフェイスロック)トム=ミッドアイランド ○

第四試合(第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント一回戦)
楊 維力 VS メッコールキッド

 序盤からハイキックを空振りまくる楊。やんやの大歓声。早くも「ウィリー」コールがまきおこる。ややペースを奪われてしまったメッコーリはトーキックで攻めまくる。しかし楊もボディスラム連発で反撃(彼らの拳法の流派では有名な技だそうだ)。
 終盤メッコーリのチンクラッシャーからファイヤーバードスプラッシュが決まったが、楊はこれをクリアー。そして安永のジャンピングハイキックをしゃがんでかわして正面飛びドロップキック!エクセレント!
 続いてお返しとばかりに念仏パワーボム!(彼らの流派ではこれが必殺技らしい)。メッコーリも2.5でキックアウト。そしてメッコーリがツームストンドライバー'96。そして、元祖ジャーマンスープレックス!

楊 維力 (7分43秒 元祖ジャーマンスープレックス) メッコールキッド

第五試合(第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント一回戦)
メビウス堀原 VS 安永晃一

 堀原との距離を取るヤス。ボディスラム、ブレーンバスターなどで攻め立てていく。しかしトーキック。頭突きなどで堀原も反撃。倒れたところに釣り鐘ストンピングだ。
 最後は堀原がジャンピングパイルドライバー、ゆきぐにドライバーなどの大技を繰り出し、粘る安永を結局逆片エビ固めでしとめた。

○ メビウス堀原(7分43秒 逆片エビ固め)安永晃一 ×

堀原「てめーら、1名しか勝ちあがってねーじゃん。かっこ悪いよなあ、悔しいか?あ?」

陸王「ああ、たしかにかっこ悪い。でもなあ、おい。おいっ!聞いてるかあ!かっこ悪くても後ろ指をさされないことをして、胸をはっていける生きる、それが、それが。おいっ!俺の生き方じゃあああああああ!」


なにプロ8月興行カード
なにわプロレス (八女記者)【1999年02月20日(土) 05時09分】

去る7月28日なにわプロレスの次回興行の概要が発表された。

開催日:8/22
大会名:宿題すんだら、なにわにこい!

カードは以下の通り。

・教育マッチ
  メンドーマタサキ VS ミスターペッパー

・特別試合
  楊 維力 VS 安永晃一
  陸王寿 VS シュガー永島

・第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント二回戦
  トム=ミッドアイランド VS 大野孝志
  メビウス堀原 VS メッコールキッド

以上


第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント2回戦(8月興行)
なにわプロレス (八女記者)【1999年02月26日(金) 02時12分】

なにわプロレス8月興行「夏の扉」が大阪府大阪市八尾空港特設リングで開催された。メインテーマは第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント2回戦だ。観衆は主催者発表で129人

第一試合 教育マッチ
メンドーマタサキ VS ミスターペッパー
なかなかの実力者のペッパーゆえ好試合になると思われたが、一方的にマタサキのペース。
 寝てよし、立ってよしの展開だ。大人と子どもといった展開か。それともマタサキが今までの試合も相手によってセーブしていたのか。底が見えない選手である。
結局ジャンピングパイルドライバー連発からパワーボムで決着。

○ メンドーマタサキ(4分48秒 エビ固め) ミスターペッパー ×

第二試合 特別試合
楊 維力 VS 安永晃一
あっとハイキック空振りで息切れ。そこにヤスがジャンピングハイキック連発。
大人げないぞと観客のヤジがとぶ。維力またハイキック空振り。そして息切れ。
一発ハイキックを空振りするごとに息切れ&被ジャンピングハイキック。
それでもくじけずイナズマレッグラリアート!念仏パワーボム!
安永2でかえす。そしてまた念仏!
しかしヤスがフランケンシュタイナーで返した。1、2、3

× 楊 維力(9分1秒 フランケンシュタイナー)安永晃一 ○

第三試合 陸王寿 VS シュガー永島
初の三兄弟対決となるこの試合。永島はフライングメイヤーなどの投げ技、陸王はトーキック中心。地味ながら力の入った攻防だ。
試合は永島の執拗な脚攻撃をしのいだ陸王が大技ラッシュ。ここぞという時のためのサンダーファイヤーパワーボムでとどめをさした。

○ 陸王寿(7分28秒 サンダーファイヤーパワーボム)シュガー永島 ×

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・第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント二回戦

第四試合 トム=ミッドアイランド VS 大野孝志
バリエーション豊かな蹴りでトムを攻め立てる大野。トムはオーソドックスなレスリングスタイルで応戦。お互いマイペースながら、試合はなかなかかみ合った。結局、ハイアングルアトミックドロップ参連発。観客もトムにあわせて「ウォウウォウ」を大合唱。トムの勝ち。

× トム=ミッドアイランド(5分1秒 チキンウィングフェイスロック)大野孝志 ○

第五試合 メビウス堀原 VS メッコールキッド
試合は堀原ペースですすんだ。雪崩式フィッシャーマンやリバースブレーンバスターが飛び出して決まったかと思われたが、ここからメッコーリの反撃開始。トーキックからのセントーンなどで一気。元祖ジャーマンとツームストンパイルドライバー96の連発。最後はエルボーで。

× メビウス堀原(5分1秒 エルボードロップホールド)メッコールキッド ○

堀原のマイク
おい、メッコール!荒っぽい技ばっかりやりやがってぇ(客席からお前だお前と声が飛ぶ)おお、そうだな。って俺はいいんだ!おい、メッコーリ。まけっぱなしは嫌だからな!トーナメントが終わったら、もう一回試合しろ!わかったな!あ、そうそう。優勝しろよ」
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次回興行でのマタサキ教育マッチは、堀原と大野が同タイムで破れ去ったため、3 WAYダンスで堀原VS大野VSマタサキが行われることとなった。

第一試合 堀原VS大野VSマタサキ

第二試合 ザキングオブなにわ三兄弟
   陸王寿 VS 安永 VS シュガー永島
第三試合 味覚糖探偵団ボトラーズ対決
  ミスターペッパー VS 楊 維力
第四試合 第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント決勝
  トム=ミッドアイランド VS メッコールキッド


なにわ緊急プロモーション会議
なにわプロレス (八女記者)【1999年03月02日(火) 01時59分】

7月,8月と不入りだったなにわプロレス。はっきり言って7月,8月で一人分の給料さえも支払えない状態である。そんな経営状況が、なにわプロレスでも問題となっており、8月末日に対策会議が開かれた。

栗尾:今月末は名古屋でN、8/16,17大阪でTが旗揚げ興行を行っています。どちらもかなりの入りだったようです。特に大阪でのTの初興行が2日連続でいい入りだったため、これがなにわの八尾興行に直接打撃を与えた模様です。

副部長:ううむぅ。どこの団体かよく知らぬがそのあたりを研究する必要があるなあ。

海岡:ちょっと待てよ、栗尾さん。Tとなにわはファン層が違うんじゃないか?それを直接打撃というのもちょっと変な気がするんだが。

栗尾:調査を分析したところ、なにわ一回目の興行で満員となったのは、初物を様子見に全国からマニアが終結したことが最大の要因です。そしてそのごく一部が定着しました。一方、Tは、なにわと同じくマニア層がまずよくきた。ここからが違います。旗揚げ戦を見に来た人が次の日も来た。この差が我々とTの違いでしょう。

海岡:リピーターということか…

副部長:内容的にはどう違うんだろう。

海岡:栗尾のいうマニア以外にもNやYの代表格の人が客席にも見えたりしたらしくて、それなりにメジャー団体だということなのだと思います。団体の格からして違います。うちにはそんな人ひとりもいませんでしたからね。

副部長:(シュン)

栗尾:次にNですが、U系ということでシリアスかつドラマティックなファイトという売りでウケている団体です。U系というと団体自体の規模はインディー、観客動員と強さはメジャーという傾向が強いのですが、この団体がそれに該当するのかどうかはわかりません。なにか強力なタニマチがいないと道場とかそのあたりが普通はなりたたないダッツ!

海岡:何か道場を経営しているのかもしれないね。高めの月謝で。

副部長:よーしうちもそれで行こう!

海岡:うちが何を教えるっていうんですか!火の吹き方ですか?!

副部長:(シュン)

海岡:それもいいな。

一同:おい!

栗尾:ただ岡山で興行しているAなどは、いろんなプロレス団体との交流が行われており知名度も上がってきています。そんなに月謝も高くないと聞いておりますし、そういう敷居を高くしすぎず、格闘技のすそ野をひろげるというのも意義があっておもしろいのではないかと思います。

海岡:それはいい話だね。でもうちの弱いところは、所属選手の基本がなってないというところだからどうにもできないね。

副部長:客が入るってのは別の理由じゃないのか?NにいそうなU系の選手をどこかに探せばいいんじゃないか?探してみないか?海岡。

海岡:わかりました。探してみます。ただし中身も外見も備わった男でないと駄目でしょうね。そんな男は日本にいるのだろうか?

栗尾:さて、なにわの問題点を挙げますと、旗揚げにくらべ、前売りがいまいち売れていない。まあ、もっとも入場者数が20倍以上違うので比較するのが変かもしれませんが。少なくとも旗揚げの時は、東西スポーツにカード発表が載ったその日に前売りが何枚か出ました。しかしその後は…

海岡:ということはカードにインパクトがなかった…

栗尾:次に人気投票を会場でやっているのですが、過去3回の興行での結果は、1位スーパー銀河パワー、2位メンドーマタサキ、3位ミスチェーン長島、4位メビウス(ダーティ)堀原です。

副部長:よしスーパー銀河パワーを呼ぼう!U系のシリアスなファイトだし!あ、山原さん、さっきから全然会議に参加していないじゃないか。

山原:ふん。黙って聞いていたが、当たり前のことをグダグダとはなしおって。時間の無駄だ。

副部長:ぜひスーパー銀河パワーを呼んでくれないか?

山原:断る。スーパー銀河パワーは勝手に来ただけで私は呼んでいない。宇宙から来たのだからな!かわりに私のルートで一人選手を招へいしよう。そちらから一名対戦相手を用意してくれ。そうだな、テーマはU系ということでどうだ!こっちの選手名はUとしておこう。

海岡:次回興行までに用意すればいいんだな!こっちもUとしておこう!

副部長:よし、キングオブNANIWA決定戦とTMRリーダー決定戦withマタサキ教育マッチとU対戦とで次回興行のプロモーションをしよう!決定!

山原:まあ、こざかしいことをしても無駄だからな。一回よくても次に来るとは限らないしな。まあ無駄とは思うが、がんばってさがすんだな。海岡君


なにわプロレス9月興行「決勝」(前編)
なにわプロレス (八女記者)【1999年03月14日(日) 16時35分】

プロローグ
ここは九州南部の某所。地元以外の人には誰にも知られていない、小さなプレハブ小屋に事務所を構える小さな小さなプロレス団体があった。その名は「ユニバーサルインディペンド」

社長は、格闘プロレスを標榜する有名団体に出場した経験がある。しかし中堅選手にものすごいシャチホコ固めをかけられて無残に敗北。失意のうちに、数ヶ月後自分の団体を旗揚げ(今から6年前)。しかしあまりにも知名度がなく低迷を続けてきた。そして勝負をかけた98年6月の興行に大失敗、多額の借金を抱えてしまい、給料未払いが原因で、5人いた所属選手(社長を含めると6人だが)全員退社。11歳から社長を慕っていた練習生だけが残った。
98年6月末、社長は事務所をたたむことを決心する。練習生にそのことを話すため、事務所に呼び出した。

社長:なあ、相談なんだが。そろそろこの会社をたたもうと思っているんだ。俺はフリーとして参加できる団体を探して生活していく。今日でお別れだ。
練:…自分もついていきます。まだまだ教えてもらいたいことが…
社:いや。俺が教えることはもう何もない。お前はすばらしい素質を持っている上に猛練習をつんできた。いろいろ事情があってデビューさせなかっただけで、17歳という若さにしてはお前は実力がある。はっきりいって世界に通用するレベルだ。俺についていくとその素質が死んでしまう。
練:そんなこと言われても自分には実戦の経験がないし、自信なんてわきませんよ。それに親もなく廃バスで住んでいた自分を拾ってくれた社長を見捨てるわけにはいきませんよ。
社:だめだ。もう俺にはお前をつれていく自信がない。何故デビューさせなかったか教えてやろう。伝説の教室を知っているか?俺は、昔活躍していた伝説のレスラーの家を訪ねて、そこで数ヶ月練習してデビューした。同じように、お前にも伝説の教室を卒業してほしかった。それからデビューさせるつもりだった。でも今まで金の余裕がなくて準備できなかった。
練:ユウさん…
社:とうとうチャンスはやってこなかった。が、心残りにならないように用意しておいた。アメリカへの航空チケットと伝説の教室への紹介状だ。先生にみっちり教えてもらえ。片道切符だけどな。
練:え、こんな金どこから?
社:会社をたたむとなればいくらでも金はひねり出せるよ。黙って俺のことを聞いて、フロリダに行ってくれ。

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ところかわって、ここはなにわプロレス9月興行「決勝」が開催される大阪鶴見緑地公園駅前広場。客入りは3600人というところか。なんとか倒産はまぬがれたようだ。

第一試合 3 WAYダンス 堀原VS大野VSマタサキ

TMR二人がかりでまずマタサキに襲いかかる。しかしことごとくなぎ倒すマサタキ。大木のようだ。お互い観念したのか、マタサキと協力し、TMRの相棒をそれぞれ狙うようになる。しかし5分過ぎ、ややマタサキに疲れが見えてきた。ここで再びTMRが合体攻撃でマサタキを攻撃。キレたマタサキは大野にジャンピングパイルドライバー、続けて堀原にもジャンピングパイルドライバー、フラフラ起き上がった大野にトラースキック、同じく堀原にもトラースキック。独壇場だ。完全にキレ上がったマタサキは技の重さを見せつけながら、一気にTMRの二人を片づけていった。

7分6秒 ○ マタサキ 片エビ固め 大野 ×
7分36秒 ○ マタサキ 胴締めスリーパー 堀原 ×
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第二試合 ザキングオブなにわ三兄弟
   陸王寿 VS 安永 VS シュガー永島

実力では一番と思われる陸王を、残り二人が集中攻撃。陸王がまず脱落。その後、うまく立ち回ったヤスが勝利。

6分58秒 ○ 安永 片エビ固め 陸王 ×
8分18秒 ○ 安永 逆さ押さえ込み 永島 ×
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第三試合 味覚糖探偵団ボトラーズ対決
  ミスターペッパー VS 楊 維力

レスリングで勝負していったペッパーだったが、ウィリーの蹴りがおもしろいように命中してしまい、その後、陸宇環奥義の念仏パワーボムでペッパーは沈んでいった。

× ミスターペッパー (8分24秒 念仏パワーボム) 楊 維力 ○
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(続く)


なにわプロレス9月興行「決勝」(後編)
なにわプロレス (八女記者)【1999年03月21日(日) 03時21分】

少年はフロリダに到着した。しかし伝説のレスラーはいなかった。彼は少し前に住居を売却して引っ越してしまったのだ。
片道切符でやってきたアメリカでいきなり目的を失ってしまった少年は途方にくれた。
強い陽射しが照りつけるこの町で、目の前がまっくらになりそうになるのを少年は必死にこらえた。肩を落として、旧伝説のレスラーの家を離れようとしたとき、ドイツ系のオヤジが少年に声をかけた。

オヤジ:ヘイ、少年!この家に何か用事かい!
少年:え、プロレスリングの修行のために日本から来たのですが…
オヤジ:ほう。なかなかいい体格をしてるな。どうだ、俺のところで練習しないか?
少年:え(明らかにいやそうな顔)
オヤジ:大丈夫だ。人身売買とかの怪しい人間じゃないよ。まあ、いやならしようがない。歩いてちょっとのところに俺のドージョーがあるんだ。地図を渡しておくから、興味があったら来てみろよ。

少年は一日野宿しながら考えた。「ドージョーっていう表現をしてたな、ひょっとしたら修行になるかもしれない」そう思った少年は地図と格闘しながらドージョーを訪ねた。

オヤジの名前はカルロス・クルーザー。JXWという関節、打撃、投げ中心のインディー団体の主宰でもある。伝説のレスラーを尊敬するあまり、リングネームまでそっくりのを使っているという伝説のレスラーマニアだ。
「これはいいかもしれない」
少年はそう思い、このドージョーに入門することになった。
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第五試合 U VS U
リングアナ:それではいよいよ今日のセミファイナルU系対決を行います!それでは青コーナーより山原氏推薦のU選手の入場です!

青コーナーから黒いレガース、黒いショートスパッツ、黒いオープンフィンガーグローブの男があらわれた。年齢は20代後半といったところか。

リングアナ:青コーナー、186cm89kg1981年生まれ〜右京 神威!本日がデビュー戦です。

17歳とアナウンスされている、がっちりとした体格だ。外見といい、体格といい、人並み以上の苦労をして鍛えたのであろう。威風堂々、そんな言葉が頭の中をかけめぐった。

リングアナ:続きまして赤コーナー、178cm110kg1961年生まれ元ユニバーサルインディペンド所属〜海王由仁!

海王由仁は元ユニバーサルインディペンドの社長をやっていた男。プロレス入りする前は大相撲でそれなりに活躍していたことがあるらしい。相撲出身ながら柔軟な筋肉を持ち、関節技の奥義を極めたと言われている。会社倒産後は、いろんなインディーのヘルプとして出場していると聞く。ファンからもユウさんと呼ばれ親しまれている心やさしき人だ。

右京と入場した海王がかなり驚愕した表情でお互いを見ている。どうしたというのだろう。記者章つけてリングサイドにいた私は聞き耳をたてた。

右京:ユウさん…どうしてここに。
海王:お前こそ、どうして…

客の歓声でここまでしか聞き取れなかった。彼らの関係は一体…

ゴングが鳴り試合が開始された。
海王は、慎重に距離を取りながら胸張り手で右京を攻めていく。右京はそれをしっかり見ながら受けていく。どう見てもわざとうけているようにしか思えない。どうしてだ?それは数分後にわかった。

2分が経過したところで、右京が海王の張り手をかわし、一気に掌打を連発。ロープにつめられて動けなくなった海王は為す術なく掌を顔面に何度も何度もたたきつけられた。そして膝から崩れ落ちた。ダウン。右京は海王の打撃を見切るために張り手をみつめていたのだ。
ダウンした海王にアキレス腱固めを仕掛ける右京。しかしロープが近くこれは決まらなかった。ブレイクしたが打撃はもう通用しないと感じた海王、今度は組み合ってユウキャプチャー(飛び付き膝十字)。自力で脱出する右京はハイキックを決めた後、膝十字固め。しかしこれもロープブレイク。お互いの技術と技術がぶつかり合う好勝負となった。
観客席が驚愕したのは、レフェリーによってブレイクした二人が組み合った瞬間である。
元祖パワーボム。海王が頭から落ちていった。フラフラと起き上がった海王の後ろに回り込んだ右京はベリートゥバックを決めて、そのままチキンウィングフェイスロック。必死に解除しようとする海王。力が入る一瞬だ。技術を駆使して、なんとか脱出。海王はグロッギー気味だ。

起き上がって組み合ったその刹那、右京がパンチ、顔面への膝蹴り2発を決めた!後ろにのけぞった海王はゆっくりと両手を天に向けながら倒れていった。
大歓声の中、ゴングの高らかな音が鳴り響いた。

× 海王由仁(4分47秒 K.O.)右京 神威 ○

担架で運ばれる海王に右京が近づいてきた。
「ジン、強くなったな。これからはお前がユニバーサルインディペンドの後継者だ。Uiの象徴であるUというニックネームはお前に預けた」
「ユウさん…」
「その呼び方はよしてくれよ。これからはそれがお前の呼び名だ。俺はこれから相撲時代のシコ名でがんばっていくつもりだ。ただ気をつけろ、Uを名乗る以上、お前を狙う人間があらわれるのは確実だ。覚悟しておくんだ」
「そいつらの正体は誰なんですか!」
医者「申し訳ありません。非常に危険な状態にありますので、これ以上のお話はご遠慮ください」

雨が降りしきる闇の中を救急車の赤いランプが悲鳴をあげながら走っていく。
海王の言葉通り、右京はこれから孤高の道を歩いていくことになる。
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メインイベント 第一回ザキングオブ NANIWA トーナメント決勝
  トム=ミッドアイランド VS メッコールキッド

メッコーリがトーキックなどを駆使し、元祖スープレックスを連発。しかし決まらず。
ファイヤーバードでも決まらず。トムが起死回生のアトミックドロップ&叫びを見せたが、メッコーリーはストレッチ地獄で攻め立て、ギブアップを奪う。UHWFヘビー級のベルトをメッコールキッドが手にした。

  × トム=ミッドアイランド (7分57秒 拷問ロメロ) メッコールキッド ○

試合後、堀原がマイクを持った。
おめでとう。なあ、さっそくで申し訳ないけど、次回興行で俺とタイトルマッチをしないか?このトーナメントでお前と一番いい勝負をしたのは俺だろ?挑戦権はあると思うんだが。

メッコールキッドは堀原の申し出を受けた。次回10月興行のメインイベントはUHWFヘビー級タイトルマッチに決定した。


なにわプロレス10月興行記者会見
なにわプロレス (八女記者)【1999年03月21日(日) 14時26分】

次回10月興行の記者会見が東大阪のお好み焼き屋「やまと」で行われた。

海岡:まず最初に旗揚げから参加していただいたメンドーマタサキ殿には感謝したいと思っています。それなりにみんな得るものがあったと思います。約束の五ヶ月になったので、いったん間をおいてから、また対戦したいと選手一同考えております。ありがとうございました。

山原:うむ。まず2,3話題を提供しておこう。まず先日の帝国プロレス活動休止に伴い、10月より私が日本のWWWWA総代として正式提携することになった。なにわを中心にブッキングすることになるのでよろしくお願いしたい。手始めに11月よりWWWWA認定6人タッグ選手権者決定リーグ戦を行いたいと考えている。さて本題に戻るが、マタサキ氏の代わりと言ってはなんだが大物を招へいした。プロフィールは記者のみなさんの方が詳しいだろう。まあ、配布した資料を見てくれ。

なにわプロレス10月興行
メインイベント:UHWFヘビー級タイトルマッチ
王者:メッコールキッド VS 挑戦者:メビウス堀原

右京 神威 VS X
陸王寿、安永晃一、シュガー永島 VS 土門、楊 維力、海ノ家由仁
大野孝志(TMR) VS ミスターペッパー(フリー)

記者席がざわめいた。どうして土門だけフルネーム書かれていないんだ?あやしい。

山原:さて、説明しておこう。前回大会の通り、メインイベントは、UHWFヘビー級タイトルマッチだ。
堀原:前回は負けたが、今度は勝つ自信がある。
メッコールキッド:ほう、大口を叩いてくれるねぇ。
堀原:なんだと!なんなら俺の髪の毛をかけてもいいぞ。
メッコーリ:ほうほう、おもしろいね。じゃあ、かけてもらおうじゃないか。コミッショナー、この試合は俺のタイトルと堀原の髪切りマッチをかけた試合ということでよろしいでしょうか。
山原:認めよう。
メッコーリ:ということだ。覚悟はいいな。
堀原:当たり前だ。勝つしかないだろう!!!

山原:次に前回デビューのUこと右京神威の相手は現在募集中だ。U戦士の申し込みを募集しているので、ドシドシ応募してほしい。そして、6人タッグマッチは、なにわ三兄弟と混成チームの対戦だ。土門選手は海外にいたのだが、私が直接出向いて交渉を行い来日することとなった。
海岡:それと新しく練習生が入りましたので紹介します。まずスピード欽次です。
欽次:キンキンと呼んでください。気合ダーの溝口さんのジムでトレーニングしてきました。ようやくプロの団体に入ることができました、これからがんばってメインイベンターになりたいと思います。
海岡:それと女子の近江加代クンと秋沢美保クンです。しばらくは練習生としてがんばって、オーディションを行う予定です。彼女たちのためにある選手2人をコーチ兼選手としておよびしておりまして、二人の指導にあたってほしいと考えています。
秋沢&近江:よろしくお願いします。
海岡:それとフリーで海外で活躍している某選手が11月にうちの団体に移籍することになりました。まだ名前は明かせませんが、期待してください。

記者:すいません。この土門のフルネームを教えていただけますか?
山原:おい、この店の主をだせい!このお好み焼きはなんだ。ダシが効いていないではないか!
やまとの主:はあ、なんでっかいな。
山原:ダシが効いていないと言っておるんだ。

そのとき、カウンターにいた大男が山原の前にあらわれた。長針の山原の頭が影になって大男の顔がよく見えない。

大男:おいおい、いいがかりはよしてくれよ。じっちゃんの味に文句あるなら出てってくれよ。
山原:話の通じる奴が出てきたか。ダシが全くきいておらん。こんなものは食するに値せん!
大男:いいながら全部食ってるじゃないかよ。馬鹿野郎。

大男が山原を殴った。ややよろめく山原。その瞬間大男の顔があらわれた。

山原:この代償は高いぞ!お前は、裏虎月道場の美咲大和だな!プロレスラーのようだし、リングで決着ということでどうだ!
美咲:おお、ちょうど一人レスラーを壊してしまって(コンコルド市来のことらしい)、帝国を追い出されたところで暇してたんだ。相手になってやるぜ!
山原:それでは我が団体の右京 神威との対戦でどうだ!
美咲:どこの誰だかしらねーがオーケーだ。誰の挑戦でも俺は受ける!

10月興行「ザ・核投下」
メインイベント:UHWFヘビー級タイトルマッチ
王者:メッコールキッド VS 挑戦者:メビウス堀原

右京 神威 VS 美咲 大和
陸王寿、安永晃一、シュガー永島 VS 土門、楊 維力、海ノ家由仁
大野孝志(TMR) VS ミスターペッパー(フリー)


10月24日興行「ザ・核投下」
なにわプロレス (八女記者)【1999年03月27日(土) 02時40分】

ここはなにわプロレス10月興行「ザ・核投下」の会場、西神南バス停前広場だ。子供は無料にしたためか今日の客入りはまあまあ。600人といったところか。200m遠くのコープ前ステージではチャイドル姉妹で有名な冴刃亜季も来ているため、ほとんど客足がそちらに流れてしまったようだが、それにしては大健闘したと言えよう。

第一試合 10分一本勝負
大野孝志(6分34秒 ラ・マヒストラル)ミスターペッパー

ミスターペッパーのマイク
お客さん、ボクは助っ人のつもりで、この団体にやってきました。でも連敗続きで、ちっとも助けになっていません。ぜんぜん駄目です。でもでも、もう少しだけチャンスをください!


誰が勝ってもおかしくない。それがなにわのリングなのである。
山椒は小粒でピリリと辛い。ペッパーはどうなのだろう。彼の奮起に期待したい。

第二試合
陸王寿、安永晃一、シュガー永島 VS 土門、楊 維力、海ノ家由仁

試合開始前に、いつもの通り楊 維力の演武、そしてバット折りが披露された。演武自体は不思議な踊りに近いものであったが、圧巻だったのはバット折り。脚よ折れよとばかりの勢いで、水平になったバットに脛を当てる。静かになる会場。トムミッドアイランドばりに気合を入れる楊 維力。バットこそ折れなかったが、彼の気迫に観客は拍手を送った。「これぞ陸宇環だ!」と。

肝心の試合の方だが、ナニワ三兄弟が意外にも善戦。いや善戦というのはいささか失礼にあたるかもしれない。場外や客席になだれこんで、土門と楊 維力を三人がかりで攻撃するなど、獅子奮迅の活躍を見せる。なかでもフェンスギリギリで陸王が土門にしかけたサンダーファイヤーパワーボムは大歓声を呼んだ。しかし序盤の土門選手、海ノ家選手の執拗な脚攻撃が功を奏し、最後の最後でナニワ組がフォローに間に合わず。土門組は奥の深いところを見せつけ勝利した。

× 安永晃一(20分48秒 念仏パワーボム) 楊 維力 ○

山原のマイク
土門選手、わざわざ欧州からきてくれてありがとう。ギャラはもちろんはずみが、その前におみやげのジャワカレーだ。これで、がんばってくれたまえ。


陸王のコメント
いままでふがいなかったけど、今度の6人タッグで他の団体の選手や外人にタイトルをう1ばわれるわけにはいかないからね、合宿でコンビネーションとかを練習したんだ。優勝を狙うといっても、わかりにくい方法でやってもお客さんはわかんないわけでね。非常にわかりやすいプロレスでいろんな人を見返してやりたいと思っていますよ。TMRみたいな急所を狙うのもいいんだけど、そればっかりなのもトンチが足りない気がするしね。まあ、うちを馬鹿っぽいとか言う人がいるかもしれないですけど、それは違います。うちは馬鹿です。馬鹿で悪いか!馬鹿でなくてこんなことやってられるかあ!

安永のコメント
あ、お客さんが馬鹿だっていってるんじゃなくて、馬鹿になってみてほしいってことですからね(ニッコリ)


セミファイナル
右京 神威 VS 美咲 大和

帝国プロレス準エースの市来の膝を破壊し、帝国プロレスを休止状態に追い込んだ男、キラーこと美咲大和が入場してきた。伝説を作ってしまい、やや妙な信者が増えたという噂もきく。彼の学生時代の師匠(そう虎月入門前、大阪の空手道場に通っていたのだ)棚倉宗醐もセコンドについてきている。

観客の興味は、前回大会で突然現れた新ヒーローUこと右京を相手にキラーぶりを発揮するのか、そしてUが強敵を相手にどのような戦いを見せてくれるのかである。

Uにとってはデビュー戦以上にプレッシャーのかかる試合となった。デビュー戦の相手が無名なU自身の師匠であったため、実力を疑問視するファンが多数いる。この試合でUの実力を証明する必要があるのだ。

静かになった会場に高らかな鐘の音が響いた。試合開始。離れて掌打とローキックを狙うU。しかし美咲はいつものように積極的に組みに行き、背後からのネックスマッシュを狙いに行く。しかしUの研ぎ澄まされた肘が美咲の顔面を襲う。そして胴タックル風に美咲に潜り込んだUはファイヤーマンズキャリーで美咲を投げつける。

両者ややダメージが蓄積した5分過ぎ。やや呼吸が乱れたUに美咲は裏虎月投げ(捻り式バックドロップ)を使い、したたかにマットにたたきつけた。そしてヒールホールド。強い衝撃に苦しむU。しかし、これはロープブレイク。さらに裏虎月投げ!フラフラと起き上がったUをハイマン蹴り!そして虎月投げ(フロントスープレックスホイップ)でUを場外にたたき落とした。追いかける美咲。場外でも虎月投げ2連発。とどめとばかり組みつく美咲に一瞬の油断が生じたのをUは見逃さなかった。腰を持って、超巨体の美咲を持ち上げたUは頭から前方に落とした。元祖パワーボム。

Uが静かにリングに戻ったときにはレフェリーは19を数えていた。

○ 右京 神威(6分14秒 リングアウト勝ち) 楊 維力 ×

Uのコメント
ボクの勝ちを期待していた人にはリングアウトなんて恥ずかしい結果になってしまって、申し訳ないと思っています。でも美咲さんは師匠以上に強い人だった。今日はたまたま勝ったようなものです。はっきりいってリングアウトでなければ負けていたと思います。でもボクも成長しています。今度戦うときは絶対に快勝します!!

メインイベント
メインイベント:UHWFヘビー級タイトルマッチ
王者:メッコールキッド VS 挑戦者:メビウス堀原

× メッコールキッド(8分24秒 体固め)メビウス堀原 ○
(メビウス堀原が第58代UHWFヘビー級に)

メッコールキッドのマイク
おい、堀原!今日は時の運で負けてしまった。お前とはほんとうにいい勝負ができてうれしいよ。でな来月、さっそくリターンマッチってのはどうだ。前回お前の条件をのんでやったからいいだろう?

堀原のマイク
よーし。わかった。じゃあ、今度は俺から条件をつけさせてもらうよ。お前のマスクだ。今度の試合でお前が負けたら、そのマスクをぬいでもらう。いいな!

<これが右京 神威だ!>


なにわプロレス11月興行「WWWWA世界トリオタッグ王者決定リーグ戦第一戦」
なにわプロレス (八女記者)【1999年04月11日(日) 03時50分】

第一試合
ミスターペッパー VS 藤 光

第二試合
ケーシー工藤 VS 大野孝志

第三試合
右京神威 VS 楊維力

第四試合(WWWWA世界トリオタッグ王者決定リーグ戦の第一戦)
なにわ三兄弟 VS 鹿嶋嘉晃、近藤勝利、魚頭玉三朗

メインイベント(UHWF世界ヘビー級戦)
メビウス堀原 VS メッコールキッド

<結果記事はこちらへジャンプ>


12月興行「WWWWA世界トリオタッグ王者決定戦記者会見
なにわプロレス (八女記者)【1999年04月17日(土) 14時35分】

12月興行「WWWWA世界トリオタッグ王者決定戦記者会見が行われた。
大会は12/10,12/31に行われ、リーフ戦は計4試合を予定している。

<詳細を見るしかないだろう!!!!!>


なにわプロレス12/10 八戸ノ里駅前公園大会
なにわプロレス (八女記者)【1999年05月04日(火) 04時28分】

第一試合 海ノ家由仁 VS 楊維力

第二試合 右京神威 VS X

第三試合(WWWWA世界トリオタッグ王者決定リーグ戦の第二戦)
魚頭アカデミー(鹿嶋嘉晃、近藤勝利、魚頭玉三朗) VS
チームスカイハイ(風間信長、Mr.ペッパー、ケーシー工藤)

第四試合(WWWWA世界トリオタッグ王者決定リーグ戦の第三戦)
メビウス堀原、大野孝志、スピード欣二 VS なにわ三兄弟

<見なくてもいいだろう!>


バーガーショップにて…
なにわプロレス (八女記者)【1999年05月06日(木) 00時08分】

全国で唯一なにわプロレスを扱う当紙にフリーライター古島氏からの記事が電子メールで届けられた。以下古島氏のレポートである。

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 タクシーから降りると、夜風と共に小雨がパラつき出していた。時計を見ると日付け
が変ってから30分程廻っている。指定の場所へ行くと、4人の男達はもうそこで待って
いた。そして、「腹減ってないか?話はあそこでしよう」と、僕を近くのハンバーガー
ショップへと誘(いざな)った。
 店内には数人のお客が遅い夕食を楽しんでいた。オーダー後、彼等は窓際の席に腰を
降ろす。しばらく沈黙が続いたが、オーダーした品が運ばれてくると、ようやく“プレ
イingマネイジャー”東京ZINが語り始めた。

<ハンバーガーでも食いながら読んでくれや>


12/31 神戸市西区伊川谷大蔵谷牧場前駐車場大会
なにわプロレス (八女記者)【1999年05月14日(金) 03時45分】

大晦日23:00試合開始、しかも車以外での会場入りは無理だという無茶なロケーション。
こんな困難な状況で思い切った冒険に出たなにわプロレス。結果としては、いつもの10倍、好調時並みの約800人の観衆。世の中暇な人間が多いようだ。


第一試合 海ノ家由仁楊維力
第二試合 右京神威 VS X
第三試合(WWWWA世界トリオタッグ王者決定リーグ戦の第四戦)
チームスカイハイ VS なにわ三兄弟

第四試合(WWWWA世界トリオタッグ王者決定リーグ戦の第五戦)
メビウス堀原、大野孝志、スピード欣二 VS ウォズアカデミー

<牧場の風はどっちに吹く?>


続・12/31 神戸市西区伊川谷大蔵谷牧場前駐車場大会(その1)
なにわプロレス (八女記者)【1999年05月15日(土) 11時58分】

12/31 神戸市西区伊川谷大蔵谷牧場前駐車場大会第四試合終了後、東京ZINいやネオジャパンムラサキのコスチュームを着た近藤勝利…いやネオレボ・セグンドがマイクを持ってアッピールした。

<アッッピールを聴け!そしてかみ砕け!>


続・12/31 神戸市西区伊川谷大蔵谷牧場前駐車場大会(その2)
なにわプロレス@WWWWA (八女記者)【1999年05月23日(日) 02時13分】

NJMのマイクに堀原が熱く応える!試合の決着はどうなる!

長かった12/31神戸市西区伊川谷大蔵谷牧場前駐車場大会の完結編

<クリック、クリック(古い)>