WWWWA
(World Wide Web Wrestling Association)


リチャード=オガタ取材記“いざ飛翔・1へ”
(シュン山田記者)【1998年11月14日(土) 07時51分】

「飛翔・1」に出場するリチャード=オガタを取材すべく私は、WWWWAの総本山シアトルに向かった。まだ霧が深い朝7時、ワシントンのホテルを後にして、会場に車を走らせている途中、ヒッチハイカー二人組が目に入り車を止めた。

「あれ?オガタじゃないか」
「日本人ですか?俺のことを知っているんですか?どちらに行かれますか?WWWWAアリーナまで行きたいのですが、乗せていただけないでしょうか?」
「ああ、ちょうどそこに君を取材に行くところだったんだ。もう一人は誰だい?」
「相棒のクリス=スカイパーフェクトっていうやつです。最近組みはじめたんですよ。」

我々は再び車を走らせた。聞くところによると、今日陸王のインタージュニア王者に挑戦するとのことだ。夏から14回挑戦しているが、引き分けやリングアウトなどでなかなか奪取できないとボヤいていた。日本に行く前になるが今日こそはと気合を語ってくれた。
クリスはいわゆるエクストリームファイター。神風精神を持つ日本びいきのナイスガイだ。

午後2時。会場に着いた。

「ありがとうございます。取材でしたよね。」
「試合が終わったら、お願いするよ。」
「そうですね。すいませんがそれでお願いします。」

リング組み立ての準備などを眺めていると、彼はホットドッグを売り始めた。小腹がすいていた私はさっそく彼のところに走っていった。

「こんなこともやっているのかい?」
「ええ、自分の生活費のほとんどはこれですね。売った分は自分のフトコロに入りますから」
「メインイベンターなのに?」
「ああ、試合のお金の方は全部日本の家族に送金しているんですよ。突然アメリカに飛び出したりして、苦労かけましたから。まあ、そんなに人気ないですし。」
「え、日本人なの?日系人と聞いていたけど」
「ああ、そういうことになっていますね。」

横でクリスはスペア=リブを焼いて売っていた。苦労しているんだなあと思うとホットドッグがしょっぱくなってしまった。

会場入りが始まった。第一試合は日本からやってきた田吾作コンビとフィーバー、ロディセントクレバーの試合だった。熱の入った試合で、観客を盛り上げていった。第二試合はヨーロッパ系のテクニック系選手のうなる試合、第三試合は日系悪役と地元のアイドル系選手のわかりやすい試合と楽しんでいるうちにメインの第六試合を迎えた。
ミカエル=バッハの“Are you RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRReady?”に歓声がわく。挑戦者のオガタが入場してきた。本人は人気がないと言っていたが、とんでもない。一方の陸王も大きな歓声で迎えられた。ヒール人気というやつなのだろうか。

試合がはじまった。一本目1分36秒をジャパニーズレッグクラッチホールドでオガタが先取。二本目は20分46秒オガタとの戦いで会得した抱え式バックドロップホールドで陸王雪辱。

三本目が始まった。陸王はエルボー連打、卑劣な掌底でオガタを追いつめる。オガタはボディスラムで陸王を場外に落とす。追いかけたオガタはテキサスジャブ風のパンチ、脚を持って倒した。ここでガクンと陸王がなった。チャンスと見たオガタはリング内に押し込み、逆さ押さえ込み!1,2,3!30分を超える死闘は幕を終えた。

試合後の取材は短く切り上げることにした。彼は「飛翔・1」に対する抱負を語ってくれた。

「秒殺されるかもしれない。でもチャンピオンだからと言って負けられないってことは考えていません。いつも通り自分の仕事、ヒキョウな自分を見せれば、それでいいと思っています。あ、秒殺ならそんなの見せるヒマないですね。うーん、そのときは短い時間でギャラがかせげたとでもいっておきますか(苦笑)。」


リチャード=オガタ取材記“飛翔・1を終えて”
WWWWA (シュン山田記者)【1999年01月30日(土) 03時27分】

「飛翔・1」に出場したリチャード=オガタを取材すべく私は、WWWWAの総本山シアトルに向かった。まだ霧が深い朝7時、ワシントンのホテルを後にして、会場に車を走らせている途中、ヒッチハイカー二人組が目に入り車を止めた。

「あれ?オガタじゃないか」
「あ、どちらに行かれますか?WWWWAアリーナまで行きたいのですが、乗せていただけないでしょうか?」
「ああ、ちょうどそこに君を取材に行くところだったんだ。もう一人はクリスだったね。」
「はい。」

我々は再び車を走らせた。聞くところによると、今日世界タッグ王者に決定戦に出場するとのことだ。World Classはタッグ戦線がさかんでなくインターナショナルクラスの選手がタッグ戦線の主流となっている。日本から帰ってきた直後になるが、試合に対する意気込みを語ってくれた。
パートナーはやはりクリス=スカイパーフェクト。神風精神を持つ日本びいきのナイスガイだ。

午後2時。会場に着いた。

「ありがとうございます。取材でしたよね。」
「試合が終わったら、お願いするよ。」
「そうですね。すいませんがそれでお願いします。」

リング組み立ての準備などを眺めていると、彼はフランクフルトを売り始めた。小腹がすいていた私はさっそく彼のところに走っていった。

「フランクフルトも売っているのかい?」
「ええ、毎回売るものが変わってますけどね。売った分は自分のフトコロに入りますから」
「チャンピオンなのに?」
「ああ、やっぱりお金の方は日本の家族に送金しているんですよ。突然アメリカに飛び出したりして、苦労かけましたから。それに恩返ししたい人もいるのでギャラアップの分は貯金しています。」

横でクリスはとうもろこしを焼いて売っていた。苦労しているんだなあと思うとフランクフルトがちょっとしょっぱくなってしまった。

会場入りが始まった。第一試合は日本からやってきた山橋ブラザーズと、メキシコ出身コンビの試合だった。熱の入った試合で、観客を盛り上げていった。第二試合はヨーロッパ系のテクニック系選手のうなる試合、第三試合は日系悪役と地元のアイドル系選手のわかりやすい試合と楽しんでいるうちにメインの第六試合を迎えた。
ミカエル=バッハの“Are you RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRReady?”に歓声がわく。赤コーナーからオガタ、クリス組が入場してきた。インタージュニア王者となり、人気も上々だ。一方の陸王、ロードジャック組も大きな歓声で迎えられた。ヒール人気というやつなのだろうか。

試合がはじまった。一本目19分36秒をジャパニーズレッグクラッチホールドでオガタが先取。二本目は29分46秒、陸王の新兵器タイガースープレックス'84でクリスをフォール。雪辱。

三本目が始まった。オガタがトーキック、スリーパー。ロードジャックがフォローに入る。クリスがロードジャックに詰め寄るが逆にロードジャックがロードジャックホールド(タイガードライバー'91)!クリスは失神状態だ。
孤立してしまったオガタはテキサスジャブ風のパンチで陸王を倒してジャックナイフ!しかしロープ。フォローに入ったロードジャックのロードジャックホールドがまた飛び出した!続いて、ムリヤリオガタを起こした陸王は逆さ押さえ込み!1,2,3!40分を超える死闘は幕を閉じた。

試合後の取材は短く切り上げることにした。かなり前の話になるのだが、「飛翔・1」に対する感想を語ってくれた。

「一回戦、秒殺されるかもしれないとドキドキして戦ったよ。あれでずいぶん疲れてしまって、二回戦は集中できなかった。いつも通り自分の仕事ができなかった。残念です。今回飛翔で対戦した二人とはWWWWAがOKならばタイトルをかけて再戦したいですね。ああ、それと以前に所属していた団体にそろそろ恩返しがしたいですねえ。まあ、それは今度来日したときに行動に移します。」


月曜夜9時の人気番組鑑賞記。
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年02月08日(月) 03時00分】

ニューヨークローカルでWWWWAのプロレス中継が放送されていて大人気だというのを聞きつけた私は、ニューヨークのケーブルテレビが利用できるホテルをリザーブした。次の日、まだ霧が深い朝7時、いつものワシントンのホテルを後にして、会場に車を走らせている途中、ヒッチハイカー二人組が目に入り車を止めた。

「フリーズ!」

身ぐるみどころか車まで盗まれてしまった私は霧深い中、呆然と立ち尽くしていた。するとグレーのウィンダムがやってきた。

「こんな霧の深い中、どうかしたんですか?」
「強盗に襲われたんです。ニューヨークを目指しているんですけど、街の方までつれていってくれませんか?」
「ああ、偶然だねぇ。俺もニューヨークに向かっているところなんだ。OK。連れてってあげるよ」

我々は再び車を走らせた。聞くところによると私が見ようとしてる番組に彼もレスラーとして出演するそうだ。後ろに一人同乗者がいて眠っていた。
彼らは平日自動車修理のビジネスをやっており、出演の前日にワシントンを発つそうだ。ああ、そう彼の名前はポール=ロバーツ。もう一人はロディ=セントクレバー。二人ともヨーロッパに住んでいたが、ニューヨークのテレビ出演のために移住してきたそうだ。長い距離なので交代で運転しながらニューヨークに向かうのが毎日曜日教会で祈りをささげた後の習慣になっているそうだ。

ニューヨークについた。私が予約していたホテルの前で車が止められた。

「じゃあ、俺たちの活躍をテレビで見ていてくれよな。」
「ああ、それと次回こっちに来る機会があったら、会場に入れるように頼んであげるから連絡くれよな。」

温かい二人の言葉を受けて、私は笑顔で別れをつげた。

「今日は助かったよ。また合おう」

さて、近所のスーパーでポップコーンとホワイトコーラを用意した私は時間が来るのを待っていた。缶切りや強力洗剤のテレビショッピングを見ているうちに夜9時に近い時間になってきた。私はtテレビのチャンネルをWWWWA中継にリモコンで切り替えた。
(つづく)


月曜夜9時の人気番組「WAR IS OUT LAW」鑑賞記。
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年02月11日(木) 03時40分】

J:満員のメローレッド・アリーナにようこそ!l今夜も最高のアクションをお届けします。実況はジョニー・ゴールとキンクスです!会場は大盛況です!
K:その通り!
J:おやあれは?

バックステージが映し出される。NYWオーナーのドン=マックが元レスラーの長老ゲリラ=タイフーンと話をしている。

M:今日こそ、あのいまいましい二人をチャンピオンから引きずりおとすんだぞ。
G:そうですね。さあ、参りましょう。

J:何を企んでいるんでしょう。
K:HAHA!先週リコとロードジャックの試合に介入したマックは、二人に返り討ちにあっちまったからな!仕返しをしようとしているんだ!
J:大変なことをしようとしています。さて試合は、キンコン=カーンとジョー=ブロンソン!
K:準備って一体なんの準備なんだ?
J:試合が始まりました。ブロンソンがパンチを繰り出します。そしてスープレックス!
K:まあ、オーナーのやることに間違いはないからな。
J:場外に出ました。ブロンソンが渾身の力でフェンスにぶつけた!
K:リコとジャックの二人の悔しがる姿が楽しみだぜ!
J:リングに戻った二人。カーンがモンゴリアンチョップ。しかしひるまずジョーがキチンシンク、ショルダーバスター。そしてブルドッキングヘッドロック!1,2,3!It's over!
K:オーナーがやってきたぞ!

G:Well,well,well.congraturation,Mr.Bronson.In celebration of you,I give you a BIG CHANCE!(これはこれはミスターブロンソン。おめでとう。お祝いにビッグチャンスをあげよう)

K:え!チャンス?

G:今日、ミスターリコとロードジャックはトンコツラーメンズとタッグ王者をかけて戦う。知ってるよな。こういうのはどうかな。リコとの試合を彼らのタイトルマッチの前に行う。彼らがタイトルマッチで負けたら、ボーナス10万ドルを差し上げよう。意味はわかるかな?

JB:Yes,Sir.your dream comes true.

K:なんだって!
J:大変です。ジョーブロンソンがリコと今日対戦します。しかもタイトルマッチの前に。
K:HAHA!ブロンソンはリコがタイトルマッチに出れないようにボコボコにやっちまうに違いない。
J:一体リコとロードジャックのニューエイジミッドナイトアウトローズはどうなってしまうのでしょうか?次はマリオ=ジャンマッサーロとメキシコのインディゴとの戦いです。
(comes up next time)


月曜夜9時の人気番組「WAR IS OUT LAW」鑑賞記。3
WWWWA NY支部 (八女記者)【1999年02月20日(土) 00時55分】

J:さてマリオ=ジャンマッサーロとメキシコのインディゴとの戦いが始まりました。しかし大変なことになりました。リコがタイトルマッチの直前にジョーブロンソンと対戦します。
K:HAHA!オーナーに重ねてきた悪行の報いがここできたということだな。いい気味だ
J:リコとロードジャックのニューエイジミッドナイトアウトローズ、タイトル防衛に暗雲がたちこめてきました。今日はタッグチームタイトルマッチの他にニューヨーク市王者のトム=ミッドアイランドのインタビューがあります。来月彼のタイトルに挑戦するヘル=タイラーについて語ります。
K:楽しみだな!
J:あっインディゴがウラカン=ラナ。1,2,3,It's over!腕力でインディゴを痛めつけてきたマリオでしたがインディゴの一瞬の固め技に敗北です!さあ、CMの後は、いよいよリコとジョーブロンソンの試合です!」
K「おい!あれを見ろよ!」

会場の巨大スクリーンに、うどん屋の屋台が映し出される。日本の風景のようだ。

K:「不思議な雰囲気のスタンドショップが出てきたぞ!」」
J:「いったいこの映像は何を意味しているのでしょうか?」
(To be continued)


月曜夜9時の人気番組「WAR IS OUT LAW」鑑賞記。4
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年02月23日(火) 01時17分】

J:いよいよリコとジョーブロンソンの試合です!」
K「おい!あれを見ろよ!」

会場の巨大スクリーンに、うどん屋の屋台が映し出される。日本の風景のようだ。
人が駆け込んでいくのが映った。そして映像は消えた。

J:「あれはいったい何だったのでしょう。あ、リコ、ブロンソン戦の前にトム=ミッドアイランドのインタビューが行われるようです。インタビュアはドン・マックです。」

テーマ曲に乗って、トムミッドアイランド入場。

M:Ladys,gentlemen,boys and girls,ニューヨーク市ヘビー級チャンピオンのトムです。彼は再来週の3月8日にインターナショナルヘビー級チャンピオンシップ保持者のボーイング羽賀に挑戦することとなっています。彼が挑戦するのは、去年の10月以来、数カ月ぶりです。そんなトムに意気込みを語ってもらいます。
T:チャンピオンシップを取るまでの道のりで最大の敵となるのは自分だ。自分との戦い、すなわち、怠けようとする自分の心そして楽を使用とする自分の心との戦いだ。それは永遠に続くことだろう。」
M:「自信のほどは?」
T:「私が過信しているのではないかと思われるかもしれないが許してくれ。羽賀よりも自分が強いという自信はある。彼は怖くない。しかし自分に勝てるか非常に不安に思っている。しかしニューヨーク市王者としての誇りと名誉を糧にあらゆる敵と戦い続けていきたい。」

ここで、リコこと陸王聡のテーマ曲Offspringの「Nitro」が流れる。

R:Hey yo.おい、マック。どういうことだ。
M:なんのことだ?
R:なんで俺がブロンソンと戦わなきゃいけないんだ?しかもタイトルマッチの直前に!
M:やあ、確かにそうだな。君にとっては拒否できる試合かもしれない。しかし、いい提案がある。日頃、君はインターナショナルヘビー級王者の羽賀に挑戦したいと言っていたな。こういうのはどうかな?ブロンソンを破った場合、来週の放送で、ここにいるトムのニューヨークシティ王者に挑戦できるというのはどうかな?それに勝利すれば、3月8日の羽賀への挑戦者は君になる。どうだいいいアイデアだろう。」
R:「トムはそれでいいのか?」
M:「トムは先ほどのインタビューでも言ったとおり、ニューヨーク市王者としての誇りと名誉を糧に戦い続けていくとのことだからな。誇りをかけて戦うはずだよ。」
T:「当然だ」
R:「よし。わかった。それで俺も納得がいった。」

ここでブロンソン入場。

B:「おい。リコ。ガタガタ言ってないで俺とはやく勝負しようぜ!俺にはおまえをボコボコにするという使命があるんだ。こういう条件で勝負はどうかな?レフェリーはブラックシューズ(ジョー)さんだ。」
R:「まあ待てよ、準備があるから、そこで待っててくれ。おい、マック。そのレフェリーがブラックシューズというのもお前の条件に入っているのか?」
M:「ああ、君がそれをいやならば、トムへの挑戦の話はなかったことに…」
R:「オーケー。その条件を受けるぜ、ブロンソン。ついでにオンリーフォールマッチでいこうぜ。」

J:「すごい大歓声です。次の試合はいろんなものがかけられることとなりました。ある男はニューヨーク市王者への挑戦をかける、そして別の男は動けない状態にダメージを与えることにボーナス10万ドル。そして帝王は誇りと名誉をかけて…CMのあとはいよいよゴングです。」


月曜夜9時の人気番組「WAR IS OUT LAW」鑑賞記。5
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年02月24日(水) 01時07分】

J:「さあ、これから試合をする二人がリングインしました。おやまたもリコがマイクを持ちました。」
K:「マイクが好きだな。」


R:「おい、マック。先週、てめえが口約束だけでしらばっくれやがったのを思い出したぜ。この誓約書にサインをしてくれ。」
B:「おれも用意してきた。頼むぜ。」

リコ用
 今日2月22日のセミファイナルでジョー=ブロンソンが勝てなかった場合、トム=ミッドアイランドのNY市王者に3月1日、陸王聡を挑戦させます。

ジョー=ブロンソン用の誓約書
 陸王聡、ロードジャック組が今日2月22日のタッグタイトルマッチで負けたら、私ことドン=マックは10万ドルをジョーブロンソンに支払います。

M:「OK。問題ないようだ。サインをしたぞ。これで二人とも納得して戦うことを誓うな?」
B:「悪い思いはさせないぜ!ミスターマック」
R:「ああ。俺もお前にいい夢を見せてやるぜ!」


J:「さあ、両者自コーナーに戻りました。60分一本勝負ゴングです!」

(20分経過)

J:「そろそろ両者疲れが見え始めてきたか?それにしてもリコが今日使っている技はいつもと違います。」
K:「舞い上がっているんだろう。」
J:「対ヘビー級の訓練の成果かもしれません。」
K:「そんなわけないだろ!それにしてもタフなヤツらだぜ!脳みそが筋肉でできているに違いない!」
J:「ここでブロンソンのブルドッキングヘッドロック!両者同時に起き上がった。またもJBのブルドッキングヘッドロック!また同時に起きたブルドッキングヘッドロック!」
K:「完全に馬鹿のひとつおぼえだな。」
J:「しかし今度はリコの起き上がりが早かった。一瞬の隙をついて延髄斬り。起こして延髄斬り、そしてボディソバットを入れて、また起こして延髄斬り!」

(40分経過)
J:「壮絶な試合となってきました。この試合で飛び出したブルドッキングヘッドロックの数が60回。一方延髄斬りの数が48回。しかし両者3カウントだけは許しません!」
K:「判定なら60対48でブロンソンの勝ちだな!」
J:「あ、また延髄斬りです!」
(59分経過)
J:「このまま両者粘りつづけて終わるのでしょうか?」
K:「少なくともマックの目的は達成できそうだな!」
J:「そんなことを言わないでください。二人の意地の張り合いが好試合を生み出しました。こういう好試合を見ますと、この試合にかけられているものがつまらないもののように思えます。この二人に比べると私は…私は…」
K:「使い古されたクサイセリフだな!言ってて恥ずかしくないのか?」
J:「ブロンソンがリコをロープにふりました。あーっここで初めてでた必殺ウエスタンラリアット!しかしロープ間際。そしてまたもやブルドッキングヘッドロック!」

(カンカンカンカン)

J:「時間切れです。長い二人の意地の張り合いに終止符が打たれました。私は感動のあまり、語る言葉がありません。」
K:「そのわりにはよくしゃべっているじゃないか?」
J:「二人とも担架で担ぎ込まれていきます。脱水症状に近い状態ではないでしょうか?」

大型スクリーンに会場の駐車場が映し出される。

J:「リコとブロンソンが救急車で運ばれていきます!」
K:「これでオーナーの目的は70パーセント達成されたなっ!」
J:「たしかにリコがこうなった以上、5分後に行われる世界タッグタイトルマッチはヘンリーロードジャック一人で戦うしかないでしょう。ニューエイジミッドナイトアウトローズの君臨に暗雲がたちこめます!!!」

△ ジョーブロンソン(60分 時間切れ)リコ △


月曜夜9時の人気番組「WAR IS OUT LAW」鑑賞記。6
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年02月27日(土) 03時34分】

(CM)
プロレスリングでの技は特別な訓練を行ったレスラーだからこそできることであり、本来危険なものです。視聴者のみなさんはレスラーの真似を行わないでください。
(CM)
ブロンソン:ヤツは倒しても倒しても起き上がってくる。
マリオ:勝つためにやつは手段を選ばない。
トム:生きている限り自分との戦いは続く。その通過点として彼がいるに過ぎない。彼には負けても構わない。でも自分に負けたくはない。

破壊、そして復活。
Next Pay per View...Far Easter Day on March 8


J:さあ、CM中にトンコツの入場が終わり、ヘンリーロードジャックが入場がはじまります。さて、解説席にゲストとしてドン・マックをお迎えしました。よろしくお願いします。
M:ああ、よろしく。
J:まんまとリコは罠にかかったわけだが、ミスターマックはどう思う。
M:罠だなんて人聞きの悪いことをいうなよ。ワタシは彼にチャンスを与えたまでだ。
K:その通り!ヤツはチャンスを生かせるだけの実力がなかったんだ!
M:残念だが彼はワタシの期待に答えてくれなかった。それだけだ。
J:しかしまだタッグ選手権を奪われるとは限りません。
M:まあそうだな。この試合に関してはロードジャックががんばってくれることに期待してるよ。
K:オーナーは寛大だ!
J:さあ、例によってマイ・マイクで何やら観客をあおりながらロードジャックがリングに上がってきました。しかし、やはり相棒のリコはいません。
M:非常に残念だ。


RJ:Stop the music! Let's pget ready to rumble and party crazy tonight! Ladys,gentlemen,boys and girls,This is the WWWWA tag team champion of the woooooolllllllllddd!!!! the Road Jack!!!!!!!


J:そして例によって観客と一緒に自らのコールを行います。大歓声です。
K:毎週毎週同じコールばかりやって、よく飽きないな!
J:いつもならばリコも一緒に紹介するのですが…
K:今日は違うバリエーションってことだな!


RJ:Annnnnnnnnnnnnnnnddddddd Bad Boy as Rikuooooooooooooo!!!!!

K:HAHA!寂しいからって、とりあえずコールしてやがるぜ!

Offspringの「Nitro」が流れる。

K:あっ!

紫のショートタイツ、レガースの男が走ってくる。

J:リコ、リコの登場です!
K:そんなバカな!やつはさっき救急車で運ばれていったばかりだぞ!
J:細かいことはわかりませんが、確かに確かにリコです!
K:どうしてなんだ!
J:オーナーは驚きのあまり唾を飲み込んだ状態になっています!
K:オーナー大丈夫か!
M:あ、ああ。だ、だいじょうぶだ。ありがとう、キンクス。
J:アウトローズ二人そろいました。前の試合のダメージが気になるところですが、いよいよ試合が始まります。

(カーン)

J:オーノとジャックの登場です。オーノは背後に回ってネックスマッシュ。
K:いい攻撃だ!
J:2回目は…ジャックがピースクラッシャーで返す!またオーノ回り込んだ。またピースクラッシャーでかえす。
K:馬鹿の一つ覚えだな。
J:そしてジャック、トーキックとナックルパートでオーノを攻撃。たまらずオーノは相方にタッチ。
K:やられてるフリをしているだけだ!
J:ジャックもリコにタッチ。深追いしてくるホリハ。オー、ブレーンバスター!
K:やっぱり馬鹿だ。

(10分経過)

J:レフェリーのブラインドをついた度重なる急所攻撃でジャックがかなりのダメージをおっています。
K:もうヤツのは使いものにならないな!
M:品性下劣だな、キンクス。
J:ここでアウトローズの合体ブレーンバスター!場外に落ちる。追うロードジャック。その間にリコがオーノをタイガースープレックス'85!ノックアウト、オーノ!
K:Oh my god!!!
J:場外で反撃を開始するホリハ。トーキック、投げっ放しジャーマン。リングアウトカウント10、試合権利があるのはRJとホリハ。そしてここでジャンピングパイル!ホリハリング内に戻る!ロードジャックもフラフラになりながらもカウント19でギリギリ戻る!
K:惜しいな。
J:怒ったRJ、ロードジャックホールド!1,2,Kick out!もう一回ロードジャックホールド、1,2,Kick out!
M:危ないぞ!ホリハ!
J:RJがコブラクロー、コブラクロー!
K:反則だぞ!レフェリー!

レフェリー:1,2,3........4!
(カンカンカンカン)

J:WWWWAルールにより4カウントでの反則を行ったため、王者組反則負けです。
K:HAHA!ついに負けたぜ!
(目を輝かせながら身を乗り出すマックが写し出される)

× ロードジャック、リコ(13分14秒 反則負け)大野、堀原 ○

J:WWWWAルールによりますと反則負けによる王者移動は認められないため、リコとロードジャックの防衛となります。
K:なんだって!
(はっと気がついて落胆するマック、そしてトボトボと解説席を立ち去ろうとする)
J:オーナーが帰っていきます。非常に残念そうです。リコがマイクを持ちます。
K:マイクが好きだな!

リコ:おい、マック。おまえの期待にそえずに負けてしまって申し訳ないな。そんなに残念そうにしてもらえるなんてうれしいよ!(ニヤリ)
(振り替えるオーナー)
リコ:まあ、来週のトムとの対戦ができることだし、その試合に期待してくれよ。
(怒りに震えるオーナー)

K:なに!どういうことだ!?

ホリハ:おい、陸王!俺を無視するんじゃねー!

J:あっリコとロードジャックがバックステージに逃げていきます。ホリハ、追いかけます。バックステージを通り過ぎて駐車場までやってきました。
K:すっかり逃げ腰だな。おおホリハがジャックを捕まえたぞ!
J:ああ、駐車してある車、グレーのウィンダムのボンネットの上でジャンピングパイルドライバー!大丈夫でしょうか!
K:車が心配だな!
J:あっ謎の二人組がホリハに襲いかかります!残念ながら放送時間がなくなってまいりました。救急車で運ばれたリコの復活、リコが言ったトムへの挑戦、そしてこの二人組の正体は?謎を残しつつ、お別れです。CU next week!
K:車はボロボロになったぞ!

(月曜夜9時の人気番組「WAR IS OUT LAW」鑑賞記。終わり)


WAR IS OUT LAW 3/1放送分
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月05日(金) 04時00分】

J:満員のタブクリア・アリーナにようこそ!l今夜も最高のアクションをお届けします。実況はジョニー・ゴールと解説キンクスです!会場は大盛況です!
K:当たり前だ!
J:今日はWWWWAインタージュニアチャンピオンのリチャード・オガタがインタビューに登場します。その後、先週の放送分について、リコが語ります。さあ第一試合をお送りします。マリオ=ジャンマッサーロ&マーチンデービスJrのコンビにメキシコからやってきたインディゴ&パシフィコが挑みます。

ゴング!(カーン)

K:しかしいまさらリコは何をいうつもりなんだ?先週の放送ではブロンソンに勝てなかったくせに。
J:彼は3/8のPPV Far Easter Dayでインタージュニアの王者に挑戦する予定になっています。おそらくこれの意気込みを話すのではないでしょうか。
K:オガタも来ていることだし、舌戦がおもしろくなりそうだな!
J:先週のオーナーの挑発にのった結果、大変な目にあってしまいました。これに関して、リコはどう思っているのでしょうか。
K:HAHA!オーナーの偉大さに驚愕して何にも言えないよ。チキン野郎だからな!
J:惜しくも悲願のインターヘビー挑戦のチャンスを逃したリコ、ジュニアタイトルに再度輝くことで再度チャンスを作ってもらいたいものです。
K:奴の実力では無理だな!
J:あっリング上、パシフィコがマーチンデービスにウラカンラナ!1,2,3!It's over!パシフィコ、インディゴ組の勝利です。さあ、CMの後は、リチャードオガタのインタビューです。
K:おい!あれを見ろ!

バックステージが巨大スクリーンに映し出される。メビウス堀原がパートナーの大野と一緒に控室に入っていく姿が…

H:先週はタイトルを取り損ねたが、やつらは勝てそうにないから引き分けで逃げたんだ。勝機はあるぞ。
O:わかっています、リーダー。

(控室のドアをあける)

H&O:あっ。

控室の中にいた二人組が椅子で堀原と大野を殴りつける。
(つづく)


WAR IS OUT LAW 3/1放送分2
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月06日(土) 03時15分】

J:さて今日はニューヨーク市チャンピオンのトム=ミッドアイランドがリッキー=ガルシアの挑戦を受けます。これに勝利すれば、いよいよインターナショナルヘビー級チャンピオンに挑戦です。来週の3/8です!
K:今日の勝負は楽しみだな!二人ともいいセンスを持った選手だからな!
J:おっしゃる通り、リッキーの実力、表現力はすばらしいものがあります。またトムも確実なレスリングでお客をうならせることでしょう。
K:リッキーは現代スポーツ界の至宝だからな!
J:さあリチャード=オガタのインタビューです。インタビュアはドン・マックです。
リング上:
テーマ曲に乗って、リチャード=オガタ入場。

M:Ladys,gentlemen,boys and girls,WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオンのオガタです。彼は来週の3月8日にインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオンシップで、リコとの防衛戦を予定しています。二人が対戦するのは、去年の11月以来です。前に戦ったときは、リコが王者でした。さてオガタに意気込みを語ってもらいます。

ここで、リコこと陸王聡のテーマ曲Offspringの「Nitro」が流れる。

R:Hey.マック。どういうことだ。
M:なんのことだ?
R:どうして俺がオガタと来週勝負なんだ?今日トムに勝てば俺は3/8のFar Easterでボーイングハガと勝負することになるんだぜ!ジュニアのチャンピオンシップは一週間遅らせてくれ!
M:ちょっと待ってくれ、リコ。先週の放送で君はブロンソンに勝てなかった。今週のトムとの勝負はなくなったはずだ。そういう約束のはずだ。
R:HA!笑わせるぜ!ちょうどいい、先週の契約の確認をしよう。Come here!ミスターブロンソン!

ブロンソンがあらわれる。

B:俺の約束も忘れているようだな!先週約束の10万ドルを早くよこしてくれないか!
M:二人とも何を言っているんだ?二人して何を勘違いしているんだ?

放送席:
K:二人とも先週の試合で頭を打ち過ぎたのか!

リング上:
R:まあ前回の放送の約束をよくみてみな。どんな約束をしたのか、よぉーく確認して見るんだな。

先週のシーンが巨大スクリーンに映し出される。

リコ用誓約書
 今日2月22日のセミファイナルでジョー=ブロンソンが勝てなかった場合、トム=ミッドアイランドのNY市王者に3月1日、陸王聡を挑戦させます。

ジョー=ブロンソン用の誓約書
 陸王聡、ロードジャック組が今日2月22日のタッグタイトルマッチで負けたら、私ことドン=マックは10万ドルをジョーブロンソンに支払います。

R:どうだい、マック。わかったかな?そう、先週のセミファイナルで引き分けた場合は、トム=ミッドアイランドに挑戦できるんだよ!俺は勝たなくてもよかったんだよ!
B:俺もそうだ!リコ、ロードジャック組は反則負けだ!どんな負け方をしたらとは書いていないからな!
R:さあ、誓約書ももらっている。出るところに出てもいいんだぜ!
M:うう、わかった…言うことを聞こう。しかし来週のジュニアチャンピオンシップは延期できない。Because,なぜならば他のテリトリーにまた出かけるからだ。来週が今年前半最後のチャンスなのだ。まあ、WWWWAからスケジュールの指示はあるもののどこのテリトリーを回るとか決めるのは王者自身の権利だ。防衛期限も三ヶ月と長い。休もうと延期しようとそれはオガタ次第だがな!どうするオガタ。
O:リコ、もしも今週君が負けても来週は君と戦う気はない。今、トムと勝負する、その時点で、君は来週のチャンピオンシップの権利を失うことになる。そう思ってくれ。
M:ということだ。まったく残念だ。トムとの試合、10万ドルは用意しておくから両方とも30分後に再びリングに登場してくれないか
R:よし。わかった。今回のところはあきらめよう。秋に対戦できることを楽しみにしているぜ、それまで負けるなよ、オガタ!
J:俺もでっかいトランクを用意しなきゃな!ちょっとだけおごってやるぜ、リコ。

ブロンソン、陸王退場。

M:ミスターオガタ、じゃあ、来週は誰をチャレンジャーとするんだ。
O:去年ボクはジャパンの大会に出場した。そして一回戦でナイスファイターと戦った。彼とは緊迫した試合をエンジョイできた。彼とは別の機会に戦うとして、彼と同じ団体に出ていた選手にボクは興味を持った。彼は負けはしたもののセンスのいい選手だった。あのときの負けをバネにさらに成長したと聞く。唐突で申し訳ないが、ここニューヨーク支部でザブラディコージ選手とタイトルマッチを開催させてくれないか!
M:そのザブラディコージに話はしてあるのか?
O:いや。突然のことだったから当然話せるわけはないよな。彼が了承してくれるかわからないが、登場してくれないかとお願いしてみたいと思っているんだ。君も了承してくれないか、マック。
M:いいだろう。君の言うザブラディコージが来週の放送でお目見えすることを祈るよ。
O:ありがとう、マック。君の期待を裏切らないようにがんばるよ。

放送席:
J:急な展開になりました。さあCMの後はロードジャックとキンコンカーンの対戦です!
K:そういえば、椅子で殴られたホリハはどうしたんだろう。

バックステージが巨大スクリーンに映し出される。メビウス堀原がパートナーの大野と一緒に細い廊下を走っている。

G:リーダー、どうして俺たちは逃げているんですか?
H:もうちょっとしたら試合があるんだぞ!何者かが襲ってきたんだから、ケガをしないように逃げた方が安全だろう!それがプロフェッショナルとしての義務だ!

TMRの背後から足音が聞こえる。そして前からも何者かがやってくる。明かりがついていないため、顔がはっきり見えないがおいこまれてしまったようだ。

G:あっおまえたちは!
(CM)


WAR IS OUT LAW 3/1放送分3
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月07日(日) 00時07分】

(CM)
プロレスリングでの技は特別な訓練を行ったレスラーだからこそできることであり、本来危険なものです。視聴者のみなさんはレスラーの真似を行わないでください。

(CM)
ブロンソン:ヤツは倒しても倒しても起き上がってくる。
マリオ:勝つためにやつは手段を選ばない。
トム:生きている限り自分との戦いは続く。その通過点として彼がいるに過ぎない。彼には負けても構わない。でも自分に負けたくはない。

破壊、そして復活。
Next Pay per View...Far Easter Day on March 8.
Check your local listing...

J:10万ドルを受け取るためにジョーブロンソンが入場してきました。

リング上:
M:ミスターブロンソン、約束の10万ドルだ。
B:本物だろうな。
M:心配するな。私が常に約束を守る男だってことは君だって十分わかっているはずだ。
B:確認したぜ。確かに本物のようだな。じゃあ、もらっていくぜ。
M:大事にもって変えるんだぞ。

放送席:
J:さあ、10万ドルを受け取ったブロンソンに代わって、ロードジャックの入場です。リコも一緒に入場してきます。

RJ:Stop the music! Let's pget ready to rumble and party crazy tonight! Ladys,gentlemen,boys and girls,This is the WWWWA tag team champion of the woooooolllllllllddd!!!! the Road Jack!!!!!!!
and Bad Boooooooyyyyyy as Rikuooooooooooooo!!!!!

K:いいかげん聞き飽きたぜ!

RC:文句のあるやつにはいつもの合言葉(two words)をお見舞いするぜ。

観客:S*ck it!!!!!!!

J:さあ、キンコンカーンも入場してきました。いよいよ試合が始まります。
M:まあ、キンコンの圧勝だろうな!
J:さて番組開始時点での予定が今ではすっかり変わってしまいました。整理しますと今日の放送でリコがトムのNY市王者に挑戦。NY市王者が来週ボーイングハガのWWWWAインターナショナルヘビー級王者に挑戦します。
K:まあ、トムがハガに挑戦するのは目に見えているな!
J:それと来週のリチャードオガタの相手が変わります。決定ではありませんがジャパンのザブラディコージが候補としてあがっています。キンクスは彼をご存じですか?
K:ちょっとだけ知ってるぜ!なかなかいい選手らしいな!シーノと縁があるらしいしな!
J:さあ、そうこうしている間にロードジャックの必殺ロードジャックナイフが決まった!1,2,3!!It's over!!!!
K:ずいぶんはやいな!キンコンは手を抜き過ぎだ!
J:そんなことはないと思います。ロードジャックが強くなっているのだと思いますが…
K:そういえば、オリハはどうなったんだ?

バックステージが巨大スクリーンに映し出される。メビウス堀原がパートナーの大野と一緒に細い廊下を走っている。

H:大野!もう試合がはじまるぞ!急いでリングの方に向かうんだ!
G:リーダー、やつらはどうして…なんでこんなボコボコにされなきゃいけないんですか?
H:わからん!とにかく試合が出来る出来ないはおいといて、出ようとしたという誠意だけでも見せるんだ!!!!

走り去るTMR。追いかける2人分の足音が聞こえてくる。

PR:ちくしょう!これだけじゃ気がおさまらない!
RS:よし陰でこそこそ痛めつけてもしようがない。大観衆の前で問い詰めようぜ!!
PR:それもそうだな、覚悟してろよぉ、TMR。いくぜ!


WAR IS OUT LAW 3/1放送分4
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月08日(月) 03時12分】

J:さあ、次の試合は、ホリハ、オーノのTMRと山橋ブラザーズの試合です。
K:見るからにつまらなさそうだな!
J:TMRが駆け込んで青コーナーにリングイン!山橋ブラザーズも…おや…
K:さっきの二人組か?
J:大変です。山橋ブラザーズが何者かに椅子で殴られて、担架でかつがれていきます。
K:やつらはいったい何者なんだ?観客で、よく顔が見えないぞ!

リング上
ホリハ:おい!お前ら、そんなとこでこそこそしてねえで、こっちにこいよ。

二人組がリングにやってくる。

放送席:
J:あっ彼らはポール=ロバーツ。そしてロディ=セントクレバー!
K:どうして彼らがTMRを?

リング上:
H:おい、ポール。俺がお前達に襲われる理由はないはずなんだがどういうことだ?
PR:しらばっくれるな!先週の放送の最後にお前がやったことを憶えているか?あれを見ろ!

巨大スクリーンに先週の放送の最後が流される。
----------------------------------------------
J:バックステージを通り過ぎて駐車場までやってきました。
K:すっかり逃げ腰だな。おおホリハがジャックを捕まえたぞ!
J:ああ、駐車してある車、ウィンダムのボンネットの上でジャンピングパイルドライバー!大丈夫でしょうか!
----------------------------------------------

H:まったくわからないが、どういうことだ?
PR:あの車は、俺のだ!お前らのせいで先週家に帰るのに苦労したんだぞ!

放送席:
K:なんだって!
J:ようやく謎がとけました。車を破壊された恨みをはらすべく、TMRに攻撃を仕掛けていたわけです。
K:ポール達の心境は察するよ。
J:しかし暴行はよくありません。

リング上:
H:やれやれ、事情はわかったぜ。で、どうすればいいのかな。
PR:車を買い直すその代金がまずひとつ。そして先週俺達は帰宅に非常に苦労した。それらをあわせて、5万ドルで手を打とうじゃないか。
H:ふっ、あいにく俺達はそんなに金を持っていない。しかし、善良な俺としてはこのままおいておくのは非常に心苦しい。
RS:ならば、払うための工夫をしてもらおうか。
H:勘違いするなよ!払うつもりはまったくない!俺のプロフェショナルとしての良心が許さないんだ。こういう因縁ができたのに利用しないことをな!なあ、こういうのでどうだ?来週のFar Easter Dayで俺達とお前たちが勝負をする。勝ったものが5万ドル分を捻出する。
PR:何をいっているんだ。お前たちが払うのが当然の義務だ!
H:ああ、そうか。さては俺達に負けるのがこわいんだな。
PR:何ぃ!わかった!そこまでいうなら受けてやるよ。ただし条件を変えよう。俺達が勝ったら、当然の義務として俺達に5万ドル、プラス追加で5万ドル。そして俺達が負けた場合は、金はあきらめるぜ。これでどうだ!
H:ああ、いいだろう。まあ、俺達がかつのは目に見えているがな。来週までみっちり練習しておけよ。じゃあな。

放送席:
J:ご覧の通り、来週のFar Easter Dayにおいて、賞金マッチが行われます。人情的にはポールロバーツ側にあるのですが、TMRの口車にのせられて、損をする結果になる可能性ができてきました。
K:ポール達が無事に車の購入代金を手にいれることを祈るぜ!
J:さあ、CMの後はNY市王者タイトルマッチです!
(CM)


WAR IS OUT LAW 3/1放送分5
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月13日(土) 15時06分】

J:いよいよNY市王者タイトルマッチです!まずは青コーナーよりリコが入場してきます。
K:このテーマ曲もいい加減聞き飽きたぜ!毎週二回ずつ流れているんじゃないか?
J:そして、威風堂々!トム=ミッドアイランドの入場です。
K:彼は頑固で頭のカタい人間だと馬鹿にされるが、本当はきっといいやつなんだ!
J:他にほめるところはないのでしょうか。
K:……
J:両選手の入場が終わり、いよいよタイトルマッチ宣言がドン=マックによって読み上げられます。


「ちょっと待った!」


K:なんだ?今の声は?
J:あっ、リッキーガルシアがやってきました。そうです。本来ならば、今日彼がNY市王者に挑戦予定でした。


RG:おい、ミスターマック!いったいどういうことだ。俺様が今日トムに挑戦する予定だったのに、こんな東洋のガキが挑戦するとはどういうことだ。
RICO:そ、それは
RG:クソチビ、俺のスピーチ中だ、黙れ。ヘイ、マック、このクソチビ野郎がアンたをだまして、こんなことになったことは俺様も知っている。俺様がいいたいのはそんなことではない。この俺様が挑戦できなくなるというのはどういうことだと言っているんだ。
M:言っていることが理解できないが?
RG:俺様が「今日、NY市王者に挑戦する」という契約書がここにある。これがある限り、俺様はこの試合に参加する権利がある。
M:ちょっと内容を見せてくれ。
RG:アメリカは待っているんだ、スーパーヒーローの登場を。そしていよいよ、現れる……そうだ、いまキミたちの目の前にいる!
M:確かにそういう内容だ。いいたいことはわかった。
RG:これからの試合が終わるとき…それは唯一、アメリカが一つになる瞬間だ!ダウン・キッズもバッド・ボーイもスラッカーもヤンキーもイタリアンもスパニッシュもプエルトリカンも今日という日を支えに、ハードワークに耐えている。
M:認めよう。今日のこれからの試合はトム、リック、リコの三つ巴戦とする。勝者がNY市王者となることを宣言する。以上がタイトルマッチ宣言だ。
R:なんだって。
M:リコ、これも契約なんだ。悪く思わないでくれ(ニヤリ)トムもな。
RG:深呼吸をして、そう、心を落ち着けるんだ。爆発の準備はできたかい!スーパーヒーローの俺様が名実共に王者となる瞬間を見逃すな!

客席
(Rick S*ckコールがこだまする)

J:なんということでしょう。スゴイ罵声です。
K:前代未聞だ!しかし大歓迎だぜ!現代スポーツ界の至宝であるリッキーガルシアが王者になれば、NY市王者のタイトルも輝くことになるだろうからな!
J:果たして、このタイトルマッチどうなるのでしょうか?60秒後にゴングです!
K:おい、アレを見ろよ!


バックステージが巨大スクリーンに映し出される。ジョーブロンソンが黒いトランクを持ちながら電話をしている。

JB:おお、かあちゃんか?今日まとまった金が手にはいったんだよ。ああ、テレビを見てたか。そういうわけで分厚いステーキでも食いに行かないか?おお、行くかい。じゃあ、支度をしてまっていな。すぐに帰るぜ。じゃあな。

謎の二人組がブロンソンに襲いかかる!

JB:うあ、お前らなにもんだ!
(CM)


WAR IS OUT LAW 3/1放送分6
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月20日(土) 12時59分】

会場の巨大スクリーンに、うどん屋の屋台が映し出される。日本の風景のようだ。
人が駆け込んでいくのが映った。そして映像は消えた。

J:またです。いったい何でしょう。さあ、リコ、リッキーガルシア、トム=ミッドアイランドの戦いがいよいよ始まります。ゴング!
K:こういう試合は立ち回りが大切だな!
J:まずはトムとリックが合体ブレーンバスター、そしてリックがストンピングを繰り返す。またトムとリックが合体ブレーンバスター。今度はトムがリコにチキンウイングフェイスロック。
K:リッキーがマイクを持ったぞ!

RG:ヘイ!聞かなくてもわかっていることだが、世界一かっこいい奴は誰だ、リコ?

K:リッキー様と答えるのが嫌なんだ!
J:チキンウイングフエイスロックで締められているから答えることができないだけですよ。

(7分後)
J:トムやリック、リコそれぞれ一時的に協力しあいながらの合体ブレーンバスターが何発も登場しました。リックとリコのコンビネーションが出たのには驚きです。
K:トムも弱らせておかないと、タイトルが奪えないからな!
。ああ、またトムがチキンウイングフェイスロック。
K:またリッキーがマイクを持ったぞ!

RG:ヘイ!お前がこんなに照れ屋だなんて思わなかったよ。俺様を前にして緊張しているんだろう。無理もない、わかった。もうこれで聞くのはやめだ。リコ、YESなら答えなくていいぞ。世界一かっこいい奴は俺様だよな。
R:…(もがく)
RG:やはりそうだな。
R:せ、世界一かっこいいのはお前じゃない!レッドマントだ!

J:リコがチキンウイングフエイスロックを必死で振りほどいて、リックの問いに答えました。
K:レッドマントって誰だ?
J:ここでリコの卑劣なオープンハンドジャブがトムの顔面にヒット!
K:相変わらず卑怯な技だぜ!
J:ダウンしたトムにリックがカバー!1,2,リコがカット。
K:かなりやることが姑息だな。
J:トムがリコにタックル。起き上がったリコにリックがボディースラム!そして腕をクロスさせてアピールだ!そして…
K:リックの妙技が飛び出すぜ。ヘーイ、現代スポーツ界至高の必殺技パブリックエルボー!1,2,3
J:いえ、ぎりぎりでキックアウトです。すっくと立ち上がったリコ、リックを起こして、抱え式バックドロップホールド!1,2,3!It's over!大逆転です。
K:なんてこった。
J:トムがリコをトーキックで攻撃する!そしてアトミックドロップ!
K:WOWWOW!
J:チキンウイングフェイスロック!レフェリーゴングを要請した!

アナウンス:Ladys and gentlemen,the winner of this match is Tom MdIsland!

J:というわけで来週、ボーイング羽賀に挑戦するのはトムとなりました。その他にもリチャードオガタとサブラディコージのインタージュニアタイトルマッチは実現されるのでしょうか?
K:TMRとポール=ロバーツ&ロディ=セントクレバーの賞金マッチも楽しみだぞ!
J:ということで来週のFar Easter Dayをお楽しみに!
K:そういえば襲われたブロンソンはどうなったんだ?


バックステージが巨大スクリーンに映し出される。ジョーブロンソンが二人組に襲われている。

JB:ホリハ!てめえ何するんだ!
H:とりあえず来週の試合の金を準備するんだよ!俺たちが負けることはないが、試合前に見せる必要があるからな!

一人の男が突然やってきて、ホリハに延髄斬り!

R:ミスターブロンソン助けに来たぜ!
JB:おお、リコじゃないか!助かるぜ!

実況席
J:どうしたことでしょう。リコは今トムとお互いの実力を認めあうかのようにリング上で握手をしています。どうして、バックステージにもいるのでしょうか!
(See you next week!)


New WWWWA tag team champion of the World、陸王と話した「オガタ」、「練習」、「飛翔2」の話
WWWWA (山田日登記者)【1999年01月31日(日) 03時15分】

−タイトルをとられた11/7から二ヶ月以上経ちますけど、オガタとリターンマッチをやりたいという気持ちが変わらないですか?それとも別の目標ができたとか?

まあ、リターンマッチをやりたいってのは変わらない。別の目標だけど、昨日とった世界タッグのタイトル。ダイヘンだよ。これを守っていくのは。この体格でヘビー級も相手にして防衛していかなきゃならないんだからね。これが別の目標だよ。

−リターンマッチに向けて、具体的な進展はあるんですか?

ある!

−発表できるものは・・・

ま〜ったくない!

−どっちなんですか。えと話をかえますが、今日は練習を見させてもらったんですけど、日々の練習の最中にオガタの顔が浮かんだりしてきますか?

全然!

−漫画だとあるじゃないですか、そういうの。

イメージトレーニングに近いんだけど、オガタを目標に勝っても次がつらくなるやん?だから、ある選手に勝つことをイメージして練習してるんだ。ほらワンナイトトーナメントとはいえ、飛翔1でオガタ負けちゃったじゃん。まだまだ上がいるってこと!(爽やかに)
−で、ここらで今年の具体的なプランでも聞いていかないと怒られますね。会社に。

誰に怒られるんだよ。あんた編集長じゃない!

−あ、「読者に怒られます」ってことにします。

それじゃしょうがないなああ(ニコニコ)
とりあえず今ウィークポイントだった蹴りの防御を練習して、投げの威力を高めようかと練習しているんだよね。今年の最終目標は、インター二冠王なんだけど、期待しないでください。ジュニアだけでせいいっぱいかもしれないので。

−ヘビーを取れるチャンスがきたら?

きたら?頑張りまーす。

−ガハハ。すり抜けますか。それじゃあ、飛翔2に向けての抱負を。

たっきーを片羽締め!(キッパリ)


Far Easter Day 観戦記1
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年03月24日(水) 21時19分】

J:満員のメッコール・スコール・ガーデンにようこそ!l今夜も最高のアクションをお届けします。実況はジョニー・ゴールと解説キンクスです!会場は大盛況です!
K:まあまあだな!
J:今日はWWWWAインタージュニアチャンピオンシップ、インターチャンピオンシップがあります。まず最初にTMRとポール=ロバーツ&ロディ=セントクレバーをお送りしましょう。K:既に2チームとも入場しているぞ!

リング上
ホリハ:試合前に賭ける金を見せるとかいう話になっていたが、やめだ。どうせ俺たちが勝つんだしな。まあ、ありえないことだが負けたらNY支部でタダ働きしてやるよ。まあ、今日はどちらにしろ、勝つしかないだろう!!!!

K:大口を叩いているな!
J:ポール=ロバーツ&ロディ=セントクレバーもベテランです。そう簡単に勝てる相手ではありません。さあ試合が開始されました。
(5分後)
J:PRRS攻勢です。ロディがスイング式のネックブリーカーに続いてジャンピングパイルドライバー。そしてドロップキックこれはホリハが巧みにかわした。
K:おい、また急所攻撃だぞ!
J:ああ、しかも2連発です。そしてジャーマンスープレックスホイップだ。
K:TMRはオーノに代わったぞ。
J:オーノ肩掴みエンズイギリを連発し、片羽締め!ロディがギブアップ!!!
K:これでTMRはチャラだな!
J:あ、誰か入場してきました。えーとジョーブロンソンです。

ブロンソン:おい、ロディ、ポール、正直言って君達にTMRを倒してほしかったよ。俺も先週はひどい目にあったからな。残念だがしようがない。車代に5万ドル必要だといったよな。俺がその代金を払おう。いや、同情とかじゃないんだ。俺自身の良心が、この金の受け取りを許さないんだ。最初から説明しよう。

10年前、俺はあるテリトリーの期待の新人としてデビューした。同様にジャパンから修行にやってきたグリーンボーイが一人いた。そいつと俺は毎日のように闘い、タッグを組んだりした。そして俺は彼の正直なところが好きだった。彼がなにかを伝えなければならないときは彼が私にそれを伝え、私が何か伝えなければならないときは私が彼に伝えた。トラストというか心地よい関係といったらいいのかな。しかし先日あることで、その関係が裏切られてしまった。そう、その彼が再び私の前に現れたのは2週前の月曜日。そのときは彼が彼であることに気がつかなかった。別の名前を名乗っていたからだ。そして先週彼は私を救出に来てくれた。そのとき、彼とタッグを組んでいたときのことを思い出したんだ、ああ、彼は別の名を名乗っているが彼なんだと。でも彼は自分のことを名乗ってくれなかった。なぜ?わからない。俺は心地よい関係にあった友人を失ってしまった気分になった。俺はあくまでも彼が名乗っていた別の男と闘って引き分けたからこそ、10万ドルをもらったのであって、彼と戦ってもらったのではない。名目上はそうでなくとも、俺の中ではだましとったことなってしまった。そう、オーナーに金を返すか、それを必要としている人に渡すか、そうすれば私のこころは晴れる。繰り返すが同情じゃない。それを必要としているのがロディ&ポール君たちだからだ。そして残りの5万ドルは、過去心地よい関係にあった私の友人にさしあげよう。借金に追われてるんだろう?リコいやリコの偽物「く〜り〜ST」!
(CM)


Far Easter Day 観戦記2
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年04月15日(木) 02時42分】

ジョーブロンソンにく〜り〜STと呼ばれた男はマイクを持って語り始めた。

リコいやリコの偽物「く〜り〜ST」と呼ばれた男がマイクを持った。 :ジョー、君のいいたいことはわかったよ。いろいろ複雑な事情があるんだが、 説明しても失われた信頼は戻ることはないだろう。だから説明はしない。だが これからの俺を見ていてくれ。君が知っている「く〜り〜ST」は去年の3月に 死んだんだ。これからの俺、CSTをみていてくれ。 後ろからリコが現れた。 「彼はこう言っているが、俺に説明させてくれ」 会場の巨大スクリーンに、うどん屋の屋台が映し出される。日本の風景のようだ。 人が駆け込んでいく。そして、その男がしばらくして屋台の主人に蹴飛ばされた。 よく見るとボロボロの姿のリコだ。そこへしばらくして、白い服を来た上品そう な女性がやってきた。 これは去年の3/8の京都を訪れたときの映像だ。映っている男は「かつて、く〜り〜 STと呼ばれた男」だ。彼は記憶を失っていた。そして、あるジムを経営する女に連れ られていった。彼女の名前は「城城ジム会長 城城城子」。彼女はWWWWAを牛耳るた めに長い計画をたてて、く〜り〜STの追い出しをはかって成功した。しかしまだまだ 影響力を持っていた彼が邪魔だった。彼が記憶を失ったのをいいことにあるところに 幽閉していたんだ。一緒に京都に出かけたのに、帰りは「行方がわかりません」なん て師匠に言ったら、「探してこい!」って言われてしまってね。ある人間に調べて もらっていた。俺は飛翔2のために日本にいったときに彼を救いだし、復活のときを 狙っていた。世界の数千万人が見ている今日、Far Easterがそのチャンスだと思い、 俺も準備をすすめてきた。だましたのは俺であって、く〜り〜、いやCSTじゃあないんだ。 ジョー、どうか彼を今までの彼とは別の人間として、見てやってくれないか。 ジョーは頭を抱え込んだ。 そして何も答えず、ゆっくりとバックステージへと戻っていった。 ジョーの姿が消えると同時にテーマ曲が流れた。リッキーガルシアの入場だ。 おい、クソチビ!いいところに現れたな。今日、俺様は薄汚いお前の陰謀でインター ナショナル王者挑戦が出来なくなった。お前も今日は試合がない。どうだ。これか ら俺様がお前と戦ってやるがどうだ?選択肢はふたつ! ひとつ!まずお前は近所で線路を見つけ、レールを枕に寝る。ガルシア鉄道の深夜特 急が走りだし、お前に一直線。そしてドッカーン!お前はそのイカれた頭に悩む必要 がなくなるだろう。 ふたつ!お前は偉大な俺様に勝負を挑み、このリッキー様によって、緑の地球に叩き 付けられる。偉大な俺様に挑む姿を世界数千万のリッキーファンのごくわずかに、 おぼえてもらえるだろう。。 俺様は、お前と数千万のファンに証明する。なぜリッキー様は選ばれし人間なのか 何故偉大なのか疑うことのないPeople's Championなのかを! リコがあらためてマイクを持った。 (CM)


Far Easter 観戦記3
WWWWA NY支部 (シュン山田記者)【1999年05月04日(火) 02時49分】

というわけで佳境を迎えたFar Easter。多少駆け足で追っていこう。

おい、クソチビ!いいところに現れたな。今日、俺様は薄汚いお前の陰謀でインター
ナショナル王者挑戦が出来なくなった。お前も今日は試合がない。どうだ。これか
ら俺様がお前と戦ってやるがどうだ?

リッキーガルシアの問いかけにこたえるべくリコがマイクを持った。

よし、お前と戦おう。残念ながら今日は時間がない。他の試合が控えているからな。
一カ月後のPPVで戦うと言うのはどうだ!

ガルシアが答える。

まあ、いいだろう。それまでに逃げるか、名誉ある敗北を選ぶかよく考えておくんだな!

M:リコは逃げはしないでしょう。
K:まあリッキーには数千億人のファンがついているから、リコが逃げることは砂漠で
 コンタクトレンズを探すのと同じように難しいだろうな!
M:さあ、次はいよいよWWWWAインターナショナルジュニアヘビー級王者戦です。両者が
 入場してきました。今回の試合では鎌攻撃などの反則攻撃が認められています。
K:挑戦者の名前はサブラディだそうだな!
M:試合が開始されました、ああ、サブラディが鎌を持った!

(放送上の都合で一部放映できないことをご了承ください)

M:ああ、オガタ、流血状態のまま、キャメルクラッチでノックアウトだー!
K:こいつはほとんど放送できないぞ!
M:これは困りました。しかしサブラディコージが第4代WWWWAインターナショナルジュニア
 ヘビー級王者となりました。次はいよいよボーイング羽賀VSトムミッドアイランドの
 WWWWAインターナショナルヘビー級タイトルマッチです!

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