WWWWA
(World Wide Web Wrestling Association)


3月28日 春日町武闘館第五試合、他
WWWWA (八女記者)【1998年04月02日(木) 00時36分】

セミファイナル(三十分一本勝負)
W.J.ダニエル VS C.市来
市来が試合開始直後から、ナックルパート、ボディスラムで攻撃。しかしダニエルの執拗なパンチ、チョップ攻撃で市来が流血(4分経過)。フラフラの市来をトマホーク固め(鎌固め)で締め上げ、トドメの脳天チョップ!

○ W.J.ダニエル(5分57秒 体固め)C.市来 ×
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第五試合 陸王聡 VS F.インテグラ(三十分一本勝負)
WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメント出場決定にからむこの試合。陸王が勝てば、陸王と取手が出場。インテグラが勝てば三人とも出場となるが、まあないだろう。
というわけで30分一本勝負の試合開始。
序盤から陸王がネックスマッシュ、掌打でラッシュ。フィーバーも投げ技、スリーパーで抵抗するが、陸王優勢。中盤にフィーバークラッシャーが飛び出すも、スイングフランケンシュタイナーで陸王がピン。

○ 陸王聡(9分24秒 スイングフランケンシュタイナー)F.インテグラ ×
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(その他の試合結果)
第四試合(川田上海外遠征壮行試合) J.取手 VS 川田上明
(15分00秒 時間切れ引き分け)

第三試合 W.F.クラシック VS 越村道明
○ クラシック(7分40秒 ボディスラム→体固め)越村 ×

第二試合 ヴー&光本隆一 VS B.小島、大倉元
(15分00秒 時間切れ引き分け)

第一試合 伊吹羅生門 VS 力士徹
× 伊吹羅生門(8分49秒 ヘッドロック→体固め)力士徹 ○


4月シリーズ“チャンピオンシリーズ”カード発表
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月02日(木) 01時40分】

春日町武闘館大会メインイベントのB.ヴァレンタイン VS B.羽賀戦を前にして、帝国プロレスの4月シリーズのカードが発表された。
4月シリーズは“チャンピオンシリーズ”と銘打ち、WWWWAよりチャンピオン2人が来日。日本人サイドが迎え撃つ。

まずは3月にTiger Joeに勝ち、2度目の防衛を果たしたキリコ・キュービィ(シリーズ前半戦のみの参加)。裏虎月道場の羽賀、美咲大和とのノンタイトル戦の2試合に出場する。
 そして、もう一人はバーン!マニア(シリーズ後半のみの参加)。今回は、まず市来とのタイトルマッチ。市来との試合に勝てば、羽賀の挑戦を受ける。市来が勝った場合、市来待望の羽賀戦が行われることになる。

ジュニアヘビー級に目を向けてみよう。WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメントに参加の“脚殺し”ロジャー=オースチン、そしてハイフライヤーズの伊吹舞、“卑劣な掌打”陸王聡が来日。“日本の赤きエース”J.取手あらためJ.水流添(つるぞえ)を含めた4人で王者を争う。

その他、ヨーロッパよりジュニアの選手が2名来日。セントクレバーは絞め技、テクニック、ガイエスブルグは関節、投げ技を中心とした選手だ。今夏は帝国プロレス、初来日であり、お披露目といったところか。

その他、凱旋帰国の橋野拳四郎、山尾 鉄心の山橋ブラザーズと田吾作コンビの対決にも注目したい。
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[参加選手]
WWWWA本部
 キリコ・キュービィ、バーン!マニア、ロジャー=オースチン
 伊吹舞、陸王聡、フィーバー=インテグラ、ロディ=セントクレバー
 ローランド=ガイエスブルグ

帝国プロレス
 ボーイング羽賀、コンコルド市来、越村道明、ジャンプ水流添
 ブレード小島、大倉元、橋野拳四郎、山尾 鉄心

裏虎月道場
 美咲大和、ヴー、光本隆一
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4月4日 福知山市市民会館
メインイベント[特別試合60分一本勝負]
 キリコ・キュービィ VS 美咲大和

セミファイナル[特別試合60分一本勝負]
 B.羽賀,C.市来,越村 VS インテグラ,セントクレバー,ガイエスブルグ

WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメント
(60分一本勝負・レフェリー:ジョー弘)
一回戦A R.オースチン VS J.水流添
一回戦B 伊吹舞 VS 陸王聡

[その他]
・山尾,橋野 VS B.小島,大倉
・ヴー VS 光本隆一
・伊吹羅生門 VS 力士徹
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4月11日 京都工科大特設会場
メインイベント[特別試合60分一本勝負]
 キリコ・キュービィ VS B.羽賀

セミファイナル WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級チャンピオン決定戦
(61分三本勝負・レフェリー:ジョー弘)
 (R.オースチン VS J.水流添の勝者) VS (伊吹舞 VS 陸王聡の勝者)

[特別試合60分一本勝負]
 C.市来,越村 VS セントクレバー,ガイエスブルグ

[その他]
 山尾,橋野 VS B.小島,大倉
 ヴー VS 光本隆一
 伊吹羅生門 VS 力士徹
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4月18日 綾部市農協見本市会場
メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
 マニア,セントクレバー,ガイエスブルグ VS B.羽賀,C.市来,越村

セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
 チャンピオン VS 一回戦Aの敗者

[その他]
 山尾,橋野 VS B.小島,大倉
 ヴー VS 光本隆一
 伊吹羅生門 VS 力士徹
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4月26日 KBS体育館
メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
 バーン!マニア VS C.市来

セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
 チャンピオン VS 一回戦Bの敗者

[特別試合60分一本勝負]
 セントクレバー,ガイエスブルグ VS B.羽賀,越村

[その他]
 山尾,橋野 VS B.小島,大倉
 ヴー VS 光本隆一
 伊吹羅生門 VS 力士徹
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5月1日 東大阪ドーム
メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
 (B.マニア VS C.市来の勝者) VS B.羽賀

セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
 チャンピオン VS チャンピオン決定戦敗者
[その他カード未定]


3月28日 春日町武闘館大会メインイベント、記者会見
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月02日(木) 21時27分】

メインイベント(30分一本勝負)
B.ヴァレンタイン VS B.羽賀
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パンチ、エルボーで最初からヴァレンタインが猛攻。そしてパイルドライバー。羽賀なすすべなし。ローリングエルボー2連発。羽賀の攻撃は単発のアームホイップ、倒してからのキックのみ。セミファイナルと同じくほとんど手を出せないままヴァレンタインのエルボードロップホールドだ!こんな調子では選手権は大丈夫なのか?ジュニアに食われてしまうぞ!

○ B.ヴァレンタイン(5分26秒 エルボードロップホールド)B.羽賀 ×
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試合後、帝国プロレス社長代理の越村としての記者会見が行われた。
二大エースがふがいない負けを喫したことにわびつつも以下のような発表があった。市来が以下のようなことを越村に伝え、それを越村が了承したという。

3月15日三木西高校体育館の試合から色々考えたが…羽賀への対抗心がアノような結果(2分弱でフェンスアウト反則)を招いてしまったと思う。そこで…
・羽賀と戦いたい。今しかない。まずは東大阪ドームで対戦できるよう努力していく。
・少しタッグとしてぎくしゃくしてきたので、羽賀とのタッグは組みたくない。
・ただし発表済みの4月シリーズについては羽賀ともタッグを組む。
・5月以降は市来派として行動していく。
・市来派メンバーは山尾,橋野、力士,伊吹(羅),練習生の桜井詩郎、そしてもう一人、海外で活躍選手だ。
・裏虎月道場との対戦も行いたい。

以上。会社としては本人の努力次第だが、バックアップしていくとのことだ。


ジュニア戦一回戦B 僅差で決着!
4月4日 福知山市市民会館大会結果
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月04日(土) 05時29分】

4月4日18:00より開催された帝国プロレス福知山市市民会館大会結果をお伝えしよう。時差の関係で多少報告日よりも早い時間になっているが、気にしないように。
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メインイベント[特別試合60分一本勝負]
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 キリコ・キュービィ VS 美咲大和
世界王者キリコ、序盤から膝突き蹴り連発。美咲も大外刈り等の投げ、フィストドロップで攻める。美咲のハイマンキックが決まったのをきっかけに、両者ラッシュ開始。キリコは喧嘩ラッシュ、裏拳。美咲は虎月投げ3連発、キャプチュード!しかし、何事もなかったかのように起き上がって、サイバーニーリフト、喧嘩ラッシュ!エルボードロップホールド!

○ キリコ・キュービィ(5分18秒 エルボードロップホールド)美咲 ×

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セミファイナル[特別試合60分一本勝負]
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 B.羽賀、C.市来、越村 VS インテグラ、セントクレバー、ガイエスブルグ
越村さっそくフィーバーを痛めつける。適当にやられたところでガイエスブルグにタッチ。バックに回り込んでのネックスマッシュ。ダブルアームスープレックス、代わった市来に対しても俵返し、アームロックで攻め立てる。市来も負けずに、ナックルアロー、ボーアンドアローでお返しだ。

ここでセントクレバーにタッチ。チキンウィングフェイスロック、アトミックドロップ、STFで腕、首、腰、足を確実に攻めていく。代わった羽賀がアームホイップ連発。セントクレバーは相変わらず関節攻撃を繰り返す。両者フラフラしてきたところで、セントクレバーが超滞空ブレーンバスター&ゴッチ式パイル。両軍それぞれ市来、ガイエスブルグにタッチ。

代わったガイエスブルグ市来に人間風車、ニークラッシャー、ボーアンドアロー。市来、起死回生の卍固め!なんとか逃れる!。たまらずフィーバーにタッチ。調子に乗る市来、またも卍固め!ガイエスブルグがカット、フィッシャーマンズスープレックス!かなりのダメージを負った市来にフィーバーがピースクラッシャー!市来完全にノビてしまった!
○ フィーバー(16分24秒 レフェリーストップ)市来 ×
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WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメント
(60分一本勝負・レフェリー:ジョー弘)
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一回戦A R.オースチン VS J.水流添
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まずは手4つからの攻防。水流添ボディスラム連発、ヘッドロックで確実にダメージを与えていく。ロジャーもスリーパーホールドで地味ながらスタミナをじわじわ奪っていく。8分、ロジャーが水流添の大技攻勢をことごとく返し、定番の脚殺しを開始する。そして足4の字!これは水流添ロープに逃れる。ロジャー超滞空ブレーンバスター!フォール!2カウントでキックアウト。攻め疲れたかロジャー息切れ。この後、水流添がジャンピングニーパット連発で勝利した。

× R.オースチン(15分37秒 体固め)J.水流添 ○
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一回戦B 伊吹舞 VS 陸王聡
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序盤から伊吹ラフな展開。陸王は相変わらず掌打とヘッドシザース。かなり伊吹の方が攻勢。7分経過したところで伊吹の原爆固め!2カウントでかえす。伊吹の攻撃を一通り受けた陸王、ショート&ローリングエルボー、片エビ固め、ダブルリストアームソルト、片エビ固め、人間風車、片エビ固め!たまらず伊吹が陸王を場外に叩き出す。伊吹のトペコンヒーロ、串刺しDDT、ツームストン96。おっとここで場外カウントが20になった。

判定として試合中のフォールカウント合計が発表された。伊吹17カウント、陸王19カウント。陸王が僅差で勝利。伊吹には4月26日 KBS体育館での挑戦に期待したい。

× 伊吹 (12分58秒 両者リングアウト・判定)陸王 ○
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(その他の試合結果)
第三試合30分1本勝負)山尾、橋野 VS B.小島、大倉
○ 橋野(10分24秒 フライングボディプレス)B.大倉 ×

第二試合15分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(8分24秒 ハイキック→片エビ固め)光本隆一 ×

第一試合(15分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(6分29秒 グランドコブラツイスト)力士徹 ×


4月11日 京都工科大特設会場大会セミファイナル
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月11日(土) 04時27分】

さて4月11日に行われた京都工科大特設会場大会セミファイナル結果をお伝えしよう。この記事の報告時間が試合開始時間よりもはやいように感じられるが(以下省略)
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セミファイナル WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオン決定戦
(61分三本勝負)
 J.水流添 VS 陸王聡
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WWWWA名物リングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、20時10分いよいよ試合開始のゴング!------------------------------------------------------------------
陸王、例によってネックスマッシュ狙いでバックを取るがエルボーでことごとく返される。一方の水流添、フライングメイヤー、エルボースマッシュを確実に決めていく。この攻撃で落ち着いた陸王、ネックスマッシュが命中しはじめる。この後、9分経過まで一進一退の地味ながら、お互い人間風車を返し合うなど、熱の入った攻防が続く。9分を過ぎた辺りから、陸王の大技ローリング&ショートエルボー/ダブルリストアームソルト。しかし3カウントは奪えず。ならばとスイングフランケンシュタイナーを出すが、これも2カウントでクリア。

攻め疲れた陸王に水流添が反撃開始。人間風車、パイルドライバー等の波状攻撃、そしてコーナーポストにふってのジャンピングニーパット、アゴの先端にヒッ!

一本目 ○ 水流添(14分43秒 体固め) 陸王 ×
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二本目
もう負けられない陸王が、いきなり人間風車2連発、ウラカンラナ。しかし水流添、ブレーンバスター、トーキック、バックドロップ、ドロップキック2連発。もう陸王動けないか?水流添、陸王のバックをとった!

二本目 ○ 水流添(18分37秒 抱え式バックドロップホールド) 陸王 ×

○ 水流添(2-0) 陸王 ×
J.水流添が初代WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオンに。
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王者となったJ.水流添ではあるが、日本での防衛戦がさっそく三試合予定されている。また全て防衛に成功すると、いよいよ世界の強豪が待ち受ける地獄の防衛ロードがはじまる。王者としての彼の活躍に期待しよう。

さてストレートで敗れた陸王だが、彼にも5月1日の東大阪ドームで、もう一度チャンスがある。巻き返しに期待したい。
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第四試合[特別試合60分一本勝負]
C.市来、越村 VS セントクレバー、ガイエスブルグ
 ○ 市来(15分44秒 卍固め)セントクレバー ×

外人組のテクニック&コンビネーションに日本組苦戦。越村奮戦するも精彩欠く市来の攻撃が単発気味。結局試合には勝ったが、4月26日KBS体育館大会でのタイトルマッチに不安を残す結果となった。

[その他の試合結果]
第三試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS B.小島、大倉
× 橋野(4分37秒 リングアウト)大倉 ○
→田吾作コンビのBドロップ+Dネックブリーカーから場外乱闘へ。

第二試合(15分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(4分4秒 ミドルキック→体固め)光本 ×

第一試合(15分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(7分37秒 クリティカル小包固め)力士徹 ×


4月11日 京都工科大特設会場大会メインイベント
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月14日(火) 20時30分】

帝国プロレスのエースが世界王者キリコに挑む。勝負はともかく、いい試合を見せてインターナショナル王座に向けて、いい雰囲気を作りたいところだ。レフェリーは例によってジョー弘。ゴング!
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メインイベント[特別試合60分一本勝負]
 キリコ・キュービィ VS B.羽賀
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まずは打撃技の応酬。やや掌打を使うキリコが有利。そして力比べ。互角。キリコが膝突き蹴り連打。三度目の膝突き蹴りは羽賀がボディブローでカット。そして羽賀アームホイップ連発で反撃。ロープにふったが、キリコつきあわない。これで調子が狂ったのか、キリコ、膝突き蹴り連打からマシンガン顔面ニーリフト。ラフな蹴りの連打が的確に決まる。そして喧嘩屋ラッシュからハイキックラッシュ。羽賀も脳天チョップで反撃するが、キリコは何事もなかったように起き上がる。場内戦慄でザワザワとしはじめる。掌打コンビネーション、そして喧嘩ラッシュで羽賀フラフラ。手首を軽くチェックして、エルボードロップホールド!

○ キリコ(3分58秒 エルボードロップホールド)羽賀 ×
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 今シリーズ、インターナショナルチャンピオンに挑戦する予定の市来、羽賀の調子が芳しくないようだ。羽賀の場合、相手が世界王者であったとはいえ、市来の日本組Bの結成が影響しているせいか、ふがいなさすぎた。
 2人が対戦したとして、結果を残せるのか?二人の絶不調ぶりから、東大阪ドームのチケット売り上げも悪いとのことで、シリーズ後半戦の市来、羽賀の奮起に期待したい。


4月18日 綾部市農協見本市会場大会結果
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月18日(土) 04時02分】

先月発表の本大会カード発表にメインイベントがタイトルマッチとの誤りがありました。謹んでおわびいたします。
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メインイベント[特別試合60分一本勝負]
マニア,セントクレバー,ガイエスブルグ VS B.羽賀,C.市来,越村
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ここのところ元気のなかった市来、タイトル戦を来週に控え大ハッスル。羽賀も負けじとドロップキックなど飛び技を多用し、気合の入ったところを見せた。外人組も関節&ストレッチ攻撃で対抗。両軍一進一退の攻防を見せた。

試合は外人組がロングマッチをものにしたが、日本人組エース二人の元気さが光った。もちろん王者をはじめとした外人組のレスリングの巧さも忘れてはならない。

5月に対戦するかもしれない羽賀と市来の合体攻撃はなかったが、日本人サイドの明日に希望が持てる試合となった。

○ マニア(28分48秒 クリティカルスリーパー→片エビ固め)越村 ×
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セミファイナル[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
 J水流添 VS R.オースチン
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例によってリングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。
インタージュニア決定戦の一回戦の再現なるか?それともオースチンが汚名返上するか?レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、いよいよゴング!
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[一本目]
序盤投げ合い。オースチンのスリーパー、膝砕きを織り交ぜながらの攻撃、そして、水流添はエルボースマッシュなどの打撃技で対抗。4分で、はやくもオースチンの超滞空ブレーンバスター、4の字固め。耐える水流添。レッグスピンなどでたくみにオースチンの勢いをかわしながら反撃。コブラツイスト、ボディスラム、ストンピング。そしてジャンピングニーパット、アゴの先端にヒッツ!。ドロップキック、これはすかされた。流れをとりもどしたオースチンが四の字固めを繰り返す。水流添もフライングメイヤーなどで流れを取り戻そうとするが、オースチン執拗に四の字。そしてジャンピングパイルドライバーからフォール!2で悠々とキックアウト。水流添恐ろしいスタミナだ!ここで15分が経過。オースチン動揺の色が隠せない。この隙を狙って、水流添、独特のフォームからのダブルアームスープレックス、パイルドライバー、そしてフォール。

○ J水流添(19分49秒 片エビ固め)R.オースチン ×
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[二本目]
思わぬ水流添の頑張りに一本目を取られてしまったオースチン、まだ執拗にニークラッシャー連発で脚を狙い続ける。しかし水流添勢いがある。ダブルアームスープレックス、ブレーンバスターで場外に叩き落とす。場外でパイルドライバー、10カウントを数えたところでアトミックホイップ。そして再びパイルドライバー、レフェリーカウント17、ここでリングに戻る。17。オースチン、ふらふらと立ち上がる。19、意識を取り戻してあわてて戻る。20、しかし間に合わず。

○ J水流添(7分30秒 リングアウト)R.オースチン ×
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J水流添(2-0)R.オースチン

J水流添がインタージュニアチャンピオン一度目の防衛

試合後のロジャー=オースチンのコメント
「俺は2本ピンフォールを奪われていない。やつは俺の脚殺しが怖くて、リングアウトで逃げたんだ。近いうちに逃げた水流添との再戦をWWWWAに要求するつもりだ。そして今度こそは奴の脚をへし折ってやる。」
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[その他の試合結果]
第三試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS B.小島、大倉
(15分00秒 時間切れ)
 田吾作コンビのBドロップ+Dネックブリーカーから場外乱闘へ。

第二試合(10分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(3分4秒 ハイキック→片エビ固め)光本 ×

第一試合(10分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(9分47秒 Fメイヤー→逆さ押さえ込み)力士徹 ×


王者バーン!マニア、インタビュー
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月18日(土) 14時09分】

4月15日に来日したバーン!マニアの独占インタビューをお使えしよう。収録日は4月16日。既報の綾部市大会とは前後することをご了承いただきたい。
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−−1カ月ぶりの来日です。最近よくいらっしゃいますね。
 ニッポンにはグレートなレスラーが多いからね。WWWWA本部からもニッポンでの防衛が重要な王者としてのテーマのひとつであると言われているよ。
−−コンディションはいかがですか?
 グレートなレスラーと戦い、お客さんに喜んでもらう、こんな楽しいことが他にあるかい?私自身もハガとの戦いのためにバッチリコンディションを整えてきたよ。キョートのお客さんにいい試合を見せるためにもね。
−−その羽賀選手との戦いの前に市来選手とのタイトルマッチがあります。
 ああ、帝国プロレスとWWWWA本部もずいぶんといじわるだ。イチキも今が伸び盛りの時だと聞いている。2月にタッグで何度と対戦したが、もっと強くなっているだろう?楽しみだね。イチキとの戦いに勝つよう私も全力をつくすよ。しかし一つ忘れないでくれ。あれから10戦のタイトルマッチを防衛して、多くの敵と戦ってきた私自身も強くなっているということをね。
−−市来、羽賀に勝つ自信、あなたの考えるパーセンテージは?
私は20年以上前にプロレスデビューしたが、その時から100パーセントの自信を持って戦ったことはない。どんな相手に対しても「負けるかもしれない」という気持ちで全力をつくす。これが私の信条だ。そんなパーセンテージなんて神様でもわからない。


4月26日 KBS体育館大会結果
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月26日(日) 10時17分】

メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
 バーン!マニア VS C.市来

リングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。不調が伝えられていたが先週の調子を見る限り登り調子にあると見ていい市来、羽賀との対戦を実現するため、栄光の王座をつかむため、今戦う。
レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、いよいよゴング!
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一本目
マニアのネックスマッシュが連発で決まり、そのたびに拷問キャメルクラッチ。市来の体が反り上がる。市来もボディスラムで対抗するがマニアの地味な攻撃が確実に決まって、やや不利な展開か?4分、マニアの大技パイルドライバー。市来カウント2で返す。マニア、タックルで倒してスリーパーホールド。跳ね返した市来。ボディスラム。ボーアンドアロー。後ろにまわってバックドロップ。もう一度起こしたところでマニアの目が光った。マニアがココナッツクラッシュ!市来を起こしてタックル。腿キック、タックル、スリーパーを何度となく繰り返す。市来も卍固め、コブラツイストで反撃といった攻防が15分間続く。

24分、マニアが市来の卍固めを振りほどいた後、のたうち回る。どこか破壊されたか?市来、この勢いで行けとばかり、人間風車、ブレーンバスター、テーズ式パイルドライバー大技連発。このままではまずい判断したマニア。掟やぶりのコブラツイスト!精神的ダメージの大きい市来、人間風車失敗。ここでマニアがショルダーネックブリーカー、市来首を痛めて苦しがる(31分)。両者傷だらけの戦いとなってきた。

追撃するマニア。しつこくスリーパーを繰り返す!とうとう42分、市来の目がとんでしまった。息絶え絶えの市来。マニアまだフォールにいかない。続けて倒してスリーパーを繰り返す。息を吹き替えした市来、フロントネックチャンスリー、コーナーからのニードロップ、コブラツイスト。またマニアがのたうち回る。市来フォール!

× マニア(47分50秒 片エビ固め)市来 ○
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二本目
とうとう王手をかけた市来。しかし残り時間は13分10秒。積極的にしかける。ボーアンドアロー。しかしマニア、タックル、首四の字で地味に反撃。市来、ブレーンバスターを失敗。ブレーンバスターで返される。そしてまたもやスリーパー地獄に入った。そしてパイルドライバー、ココナッツクラッシュ。10分になろうかというところでフォール。カウント2。さらに払い腰からスリーパー。また市来がのたうち回る。マニア、フォール。

○ マニア(59分50秒 片エビ固め)市来 ×
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三本目
残り1分10秒。市来パイルドライバー、フロントネックチャンスリー、ブレーンバスターの連続攻撃。しかしマニアがショルダーネックブリーカーで反撃。フォールしようとしたところで、ゴング。

△ マニア(61分00秒 時間切れ引き分け)市来 △

メインイベント試合結果
△ マニア(1-1)市来 △

インターヘビー王者マニアがを36回目の防衛。
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セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
J水流添 VS 伊吹舞

例によってリングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。
今日の挑戦者は2月シリーズで当時、J取手を名乗っていた王者と抗争を繰り広げたアイフライヤーズ、伊吹舞である。
レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、いよいよゴング!
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一本目
伊吹、トーキック、後ろに回り込んでのコマンドエルボーでスタミナを奪う。水流添なすすべもなくやられ続ける。さらにラウンディングボディプレス、ジャーマンスープレックスなどでフラフラになったところをエルボードロップホールドで仕留める。

× J水流添(4分4秒 エルボードロップホールド)伊吹 ○
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二本目
水流添のアトミックドロップ、フロントハイキック、ブレーンバスターなど大技が連続で決まる。スタミナ十分の伊吹、余裕か?さらにサイドスープレックス、人間風車。ここで伊吹、場外に転げ落ちる。場外でも水流添が有利に戦う。人間風車で投げた後、水流添はさっさとリングに上がってしまう。伊吹が起き上がってきたときにはレフェリーは20カウントを数えていた。

○ J水流添(7分10秒 リングアウト)伊吹 ×
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三本目
水流添、2本目を決めた大技、人間風車2連発。そしてセカンドロープからの雪崩式ブレーンバスター。負けじと伊吹はジャーマンスープレックス。しかし2で軽々返した水流添は伊吹をコーナーに振って、必殺のジャンピングニー、アゴの先端にヒッ!

○ J水流添(3分7秒 体固め)伊吹 ×
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J水流添(2-1)伊吹舞
 J水流添がインタージュニア王座2度目の防衛
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[特別試合60分一本勝負]
セントクレバー、ガイエスブルグ VS B.羽賀、越村
 × セントクレバー(15分52秒 小包固め)越村 ○

先週の戦いで関節技で日本組を苦しめた外人軍。今日は大将のマニアがいないが相変わらずの攻め。日本組を今日も苦しめる。しかし、あまりのしつこさに怒った越村。こっちもしつこく行くぜとばかりにセントクレバーにパイルドライバー7連発。羽賀にタッチしようと後ろを向いたところ、セントクレバーが襲いかかる。しかしきっちり丸め込んで勝利。

試合後のガイエスブルグ
「バーンの紹介で帝国プロレスに参戦したんだが、この団体は自分のファイトスタイルに合わない。もう我慢できない。日本の他団体への参戦を希望する。ドイツ・ハノーバーでのインタージュニアに挑戦する予定がある。その後、何か動きがあるだろう。」
−WWWWAをやめるということですか?それともベルトは持っていくわけですか?
「…」
−既にどこかの団体と密約があるとか…
「うるさい。プレスは俺の言うことだけを書いてればいいんだ。」(梧桐勢十郎風)
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[その他の試合結果]
第三試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS B.小島、大倉
(15分00秒 時間切れ)
 山橋ブラザーズ、田吾作コンビに追い込まれるが、いいタイミングでカットが入り続け、時間切れ。

第二試合(10分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(5分31秒 ハイキック→K.O.)光本 ×
 
第一試合(10分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
× 伊吹羅生門(8分58秒 ショルダースルー→体固め)力士徹 ○


決着つけてよ'98(帝国スポーツ4月30号より)
帝国プロレス@WWWWA (ツツクラ記者)【1998年04月30日(木) 15時47分】

 もしかして、気がついていない人がかもしれないが、このコラムはわざと目立たないところに掲載している。このコラム自体の存在に気がついていない人もいるかもしれない。これには意図があるが、今は書けない。
 さて先週、当紙記者も八女クンの記事を受けて、マニアVS市来戦に触れたが、時間切れ問題について、多数の反響があった。先週号を読んでいない人のために説明すると、バーン!マニアでの日本防衛戦が2回連続で時間切れ引き分けに終わっているので、時間無制限で完全決着をつけろというものである。
 それについて、「そういうルールだからしようがない」、「61分も戦った選手の気持ちになってみろ」など否定的な意見や「完全決着はいいことだ」との賛成意見もあった。選手の気持ちと言っても61分もマニアに粘られただけの市来の気持ちも考えてあげたいし、チャンピオンを防衛させるためのルールでチャンピオンがタイトルを防衛するのは当たり前で、これでは防衛の価値が低いと見るのは当たり前である。
 私は、ふだんから市来選手とは懇意にさせてもらっているが、試合後、やはりくやしそうであった。過去を振り替えるのに「たら」、「れば」は禁句だが、あの試合を無制限でやっていたら市来が勝っていた。だからこそ、あんなにくやしがるのだろう。
 ノンタイトルでもいいから時間無制限で戦って欲しいという考えでは甘すぎる。今までそうやってきたからは理由にならない。むしろ悪習は断つべきである。私の考えは正しいと思うのだが、どうする?帝国プロレス!


バーン!マニア満身創痍。
王者バーン!マニア、インタビュー
帝国プロレス@WWWWA (ツツクラ記者)【1998年04月30日(木) 15時50分】

KBSホールでのVS市来戦を終え、東大阪ドームでの羽賀戦を控えたバーン!マニアにインタビューを申し込んだところ、快諾いただいたので、その様子をお伝えしよう。

--またも引き分けでした。
「日本の選手は強くなってきている。私も度肝を抜かれたよ。今以上に練習して、負けないように努力を続けていきたいね」
--一部で無制限で戦うべきだとの声があるのですが、どうお考えですか?
「あれ以上戦うと二人の僭主制名が断たれていただろう。実際、今首と腰が痛くてね。何回か私がのたうち回っていたのを見たと思うが、あの時に筋が変になってしまったようだ。イチキの首もメリメリという音が何度も聞こえてきた。WWWWAのプロレスは戦ったもの同士でつぶしあって勝敗を決めるものではないんだ。技と技の攻防なんだ。61分も戦っていれば、どこか体がおかしくなる、レスラーが日常生活でも支障をきたさないため、殺し合いではないスポーツとしてのルールが61分3本勝負なんだ。完全決着を望む気持ちはわかるが、スポーツとしてのルールを理解して欲しい。」
--わかりました。さて、いよいよ羽賀との再戦が明日行われます。
「ああ、体はボロボロだ。今まで私はWWWWAインター王者の義務として、開始2時間前の会場入り、ベストの体調を保つことを実践してきた。しかし、こんなに絶不調なのは、20年以上前デビューして以来初めてだ。羽賀も今回はチャンスかもしれないね。」
--そんなボロボロの状態で戦わせるのはスポーツとは言えない気がしますが?
「コンディションをキープできなかった私の責任だ。WWWWA以前、アメリカス王座だったころ、3日に1度の防衛戦を行ってきた。フルタイムドローが連続し、ボロボロだったことも多かったが、すべて試合当日には回復した。一流のスポーツマンならば、だいたいのケガは2日で回復する。だが今回は、もう4日が経過しているというのに、まだ痛みが走る…スポーツをやるには年をとりすぎたのかもしれない。それだけだ。」

以上の通り、マニアはいつになく弱気になっていた。過去を振り替えるのに「たら」、「れば」は禁句だが、羽賀と市来の順番が逆であればと強く思った。いずれにしろ、羽賀はタイトル獲りのチャンスを市来によって迎えたと言えよう。そして羽賀がタイトルを獲った場合、恩返しの意味でも市来と戦うべきだ。

(帝国スポーツ4月30号より)


帝国プロレス&WWWWA当紙に不当な取材拒否
帝国プロレス@WWWWA (八女記者)【1998年04月30日(木) 16時10分】

大変なことになった。
WWWWA及び帝国プロレスより当紙(帝国スポーツ)に対して、一切の取材をお断りするとの通達があった。理由は明らかにされていないが(ただし越村帝国プロレス社長代理は、WWWWAからの指示があったと言明)、おそらく私の書いた時間切れ問題が理由であろう。
我々からの問題提起を論じないばかりか、都合が悪いからといって締め出すようなことは、プロレスとマスコミの関係においてあってはならないことではないか?
私はWWWWA及び帝国プロレスに抗議するとともにWWWWA及び帝国プロレスに関する断筆を宣言する。WWWWA及び帝国プロレスが謝罪するまで彼らに関する記事は当紙に一切載せない。取材拒否されたから書けないのではない。
(ツツクラ)

という原稿が来週の帝国スポーツ「決着つけてよ'98」原稿としてあげられていました。私はここでツツクラ主任にいいたい。断筆って、あんた今まで何も書いてないやん。だいたい、最初の「大変なことになった」ってあんたのせいやん。最後の負け惜しみと矛盾してるやん。俺が迷惑するっちゅうねん。こんな会社辞めてやる。ああ、やめてやる。
(八女)


WWWWA&帝国プロレスダイジェスト
WWWWA&帝国プロレス (突倉(帝国スポーツ)記者)【1998年08月01日(土) 01時35分】

帝国プロレスの当紙に対する取材拒否から3カ月のときが過ぎた。
結局マスコミには扱われなかったが、5/1の東大阪ドームでボーイング羽賀がバーン!マニアからインターヘビーチャンピオンを奪取。そしてジャンプ水流添は陸王聡に敗れ、インタージュニアチャンピオンを失った。
その後の動きを読みにくいとは思うが、簡単に追ってみよう。

5/7 成田:陸王、ボーイング羽賀。防衛のためにWWWWA連戦に旅立つ。
コンコルド市来が帝国プロレスの臨時エースとなり、日本を守る立場に。
5/11 セントルイス:○ 陸王(2-1)ロジャー=オースチン ×
5/13 ミネアポリス:○ ボーイング羽賀(2-1)バーン!マニア ×
5/16 知立市:市来率いる日本人軍B、裏虎月道場と抗争開始。
5/17 メキシコシティ:○ 陸王(2-0)ホセ=リーベラ ×
5/19 ニューヨーク:○ B.羽賀(2-0)キンコンカーン ×
5/23 アトランタ:△ 陸王(1-1)マーチン=デービスJr. △
5/24 名古屋市:市来,山尾&橋野組が裏虎月の美咲,ヴー&光本に勝利。
5/29 ミネアポリス:○ B.羽賀(2-1)ヘル=タイラー ×
6/3 ミネアポリス:△ 陸王(1-1)ニコライ=カジンスキー △
6/7 ロサンゼルス:○ B.羽賀(2-1)ボニー=ヴェレンタイン ×
6/11 タンパ:○ 陸王(2-0)パシフィコ ×
6/13 金沢:○ 市来(元祖原爆固め)ヴー×
6/17 ダラス:○ B.羽賀(2-1)ワルドー ×
6/23 マンチェスター:○ 陸王(2-1)ロディ=セントクレバー ×
6/29 アマリロ:○ B.羽賀(2-1)ワフウ ×
7/1 岐阜:○ 市来(リングアウト)美咲 ×(裏虎月道場との抗争に一応の決着)
7/2 市来、B.羽賀への挑戦を表明。帝国プロレス社長越村、WWWWAに挑戦申請することを表明。
7/3 モントリオール:△ 陸王(1-1)ジャンプ水流添 △
7/7 アルステルダム:○ B.羽賀(2-0)ハインリッヒ=ローゼンベルグ
  羽賀、市来の挑戦問題にWWWWAがOKならばとコメント
7/11 市来の挑戦表明についてWWWWA回答。
「インターヘビーチャンピオンのスケジュールは6カ月先まで決まっている。来年2月なら来日可能。」としながらも条件として500万ドルの上納金を要求。同時に陸王の8月来日を発表。挑戦者はジャンプ水流添か?
7/17 シャーロッテ:△ 陸王(1-1)リチャード=オガタ △
7/19 サクラメント:○ B.羽賀(2-1)川田上明
7/23 帝国プロレスの山尾、市来さんのためなら」と200万ドル用意。「8月に対戦できるのならば、もう100万ドル支払う用意がある!」
7/29 シアトル:× 陸王(1-2)リチャード=オガタ ○
    (リングアウト決着のため王座移動なし)

といった具合である。順調に防衛を続けるB.羽賀。格闘系との戦いに区切りをつけ帝国プロレスのエースの座を奪うため、日本人頂上決戦を挑もうとするC.市来、すい星のごとく登場したリチャード=オガタ、ジャンプ水流添を相手に綱渡り防衛を続ける陸王。起死回生をはかる裏虎月道場…さまざまな思惑が交錯した状態で迎える8月…アツくなる予感がする。

え、何故取材が可能になったのかって?
それは…
(来月につづく)


ボーイングはボーイング
WWWWA (海外特派員:スミス伊藤記者)【1998年08月16日(日) 02時02分】

羽賀さんはチャンピオンになって3カ月になっていた。気がついたら7回も防衛して、すっかりチャンピオンらしくなっている。ストリートを歩いていても、気軽にそして尊敬のまなざしで声をかけてくる。元来シャイな羽賀さんは、照れくそうに返事をする。すると気がついた他の人達も集まってきて、ちょっとしたファンの集まりになってしまう。

羽賀さんと東大阪ドームで戦ったバーン!マニアさんはこう言った。
「チャンピオンには三つの義務がある。防衛の旅はつらいがベストコンディションを常に保つこと、油断しないこと、そしてお客さんを満足させる試合をすること。私はいつもそれを心がけてきたが、完璧にできたという自信はない。しかしハガは完璧だ。きっと歴史に残るチャンピオンになるだろう。」なるほど今の防衛記録を見てもなかなかのものだ。同じようにサーキットをまわっている陸王聡に比べ、抜群に成績もいい。そしてなによりも人気という「お客さんを満足させている証拠」が目の前にある。

そんな彼に世界地図のハシにある場所に住んでいる男が名乗りをあげてきた。その男、羽賀さんの盟友コンコルド市来は、羽賀さんに差をつけられたジェラシーもあるのだろう、8月に勝負しようと提案している。しかし羽賀さんというソフトウェア(選手と試合)をハードウェア(プロモータやお客)が必要としており、1週間もアメリカを留守にするわけにはいかない。対戦しないのではなく対戦できない状況なのである。市来が羽賀さんに対戦するためにアメリカに来るか、違約金を支払うか、いずれにしろ大きな代償を犠牲にする必要があるだろう。

「大きな心を持つ大きな日本人」がWWWWAの防衛戦を行うテリトリーはいつも満員だ。ヒールでもベビーフェースなんて関係ない。羽賀さんは姿をあらわしただけで歓声がわく、そしてプロモータからもファンからも愛されているプロレスラーなのである。


WWWWA&帝国プロレスダイジェスト2
帝国プロレス@WWWWA (突倉記者)【1998年08月16日(日) 02時06分】

市来選手の羽賀選手への8月挑戦について、WWWWAから見解が送られてきたそうだ。経過を説明すると、帝国プロレスの山尾選手、市来選手は記者会見をもって、WWWWAへの8月挑戦を申し込んだつもりだったそうだが、正式な申し込みと受け取られなかった。結局、8月実現はご破算となり、あわてて8月3日に申請を出した結果、9月15日のタイトルマッチが決定したそうだ。WWWWAがプロモータに支払う違約金1000万ドルは、山尾選手が既に立て替えたそうだ。いやWWWWAに支払ったというのが正解か?
市来選手は、かなりごきげんでテーマのない8月シリーズも快調。月末に裏虎月道場の美咲大和選手との再戦をクリアして、万全のコンディションで決戦に挑んで欲しいものだ。
ところで先月書いた、弊社がWWWWA/帝国プロレスを取材できるようになった理由だが、ちょっとした事情で今は書けない。「あんたは知らないけど、俺は知っているぞとでもイバリたいのか!馬鹿にしやがって」という方もいらっしゃると思うので、ちょっとだけ…帝国プロレスの山尾選手にヒントがある。


8月29日 8月シリーズ最終戦 東京体育館大会結果
帝国プロレス (突倉記者)【1998年09月10日(木) 00時05分】

終結したはずの裏虎月道場の因縁がまたもや復活。8月シリーズにて戦いを繰り広げてきたが、いよいよここ東京体育館で一騎打ちによる決戦が行われる。例によってレフェリーはジョー。オンリーフォールによる30分一本勝負だ。

メインイベント コンコルド市来 VS 美咲大和(裏虎月道場)
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序盤、美咲は投げ技、またはネックスマッシュからのフィストドロップで市来にダメージを与えていく。一方、市来は投げ技からリバースのインディアンデスロック、ボーアンドアローで脚狙いだ。

少し市来にダメージが見えたところで、美咲も脚関節攻撃に移行していく。理詰めで攻撃をしかけられると市来はちょっとつらいかもしれない。なんとか反撃はするが単発で終わり、逆に裏虎月落とし(ひねり式バックドロップ)の連発、ヒールホールドを食らい、追い込まれていく。しかしフォールに入らない美咲。完全にKO狙いだ。

10分が経過した…度重なるヒールホールドで脚もガタガタ。脚を抱えて、のたうち回
る市来。しかし市来は死力を尽くしてコンコルドドライバー(フロントネックチャンスリー)、脚が浮くジャーマンで反撃!続いて、人間風車、ニードロップ、卍固め。ロープ。もう一度卍固め。美咲が泡を吹いた!

○ 市来(K.O. 13分46秒)美咲 ×
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セミファイナル(30分一本勝負) 越村 VS ヘル=タイラー
○ タイラー(体固め 12分10秒)越村 ×

第四試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS ヴー、光本隆一
(13分37秒 両者リングアウト)

第三試合(15分一本勝負)B.小島、大倉 VS セントクレバー、フィーバ
○ 小島(14分31秒 逆さ押さえ込み)フィーバー ×
 
第二試合(10分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
(10分00秒 時間切れ引き分け)
伊吹、力士は9月より海外修業のため、それぞれメキシコ、ロスアンゼルスに旅立つ。この試合は二人の海外遠征の壮行試合として行われた。二人の成長を期待したい。

第一試合(10分1本勝負) 秋沢 利朗 VS 桜井士郎
× 秋沢(7分20秒 ジャパニーズレッグロッグクラッチ)桜井 ○
帝国プロレス期待の新人二人がついにデビュー。新人ながら大技を遠慮なく連発する強心臓の持ち主、秋沢と打たれ強さに定評のある桜井。プロ人生のスタートとなる試合は、桜井がジャパニーズレッグロッグクラッチで桜井が勝利した。
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次期シリーズ、いよいよボーイング羽賀VSコンコルド市来の世紀の一戦が行われる。
ボーイング羽賀、ジャンプ水流添が凱旋帰国して連続参戦する予定だ。

[参加外国人選手]
バーン!マニア、、ロジャー=オースチン、ホセ=リーベラ、フィーバーインテグラ

[日程]
9月4日 みすず自動車大和体育館 14:00
9月6日 大田原市厚生会館 18:00
9月9日 神栖町体育センター 18:00
9月10日 前橋スポーツセンター 18:00
9月12日 笠間市民会館 14:00
9月13日 千葉公園広場 14:00
9月15日 遊楽園ホール 14:30(WWWWAインターナショナルヘビー級選手権)


9/14 臨時記者会見
帝国プロレス (突倉記者)【1998年09月15日(火) 03時22分】

9月14日、水道橋の帝国プロレス事務所で緊急記者会見が開かれた。

社長代行の越村氏によると9月13日の千葉公園広場のメインイベント(山野鉄心と組んでボーイング羽賀、ロジャー=オースチン組と対戦)後、コンコルド市来が宿舎で40度の熱を出し、「脚を羽賀に蹴られ、内出血して強烈に痛み出した」(市来談)とのことだ。診察結果は、右足が「蜂カ織円」を起こしており、全治10日。

「裏虎月との戦いで痛めていた脚を今シリーズ始まってからロジャーに集中攻撃を受け、すりむいた傷から細菌が侵入したのだろう。それが蹴られて内出血したことで一気に暴れ出した。放っておけば右足を切断しなければならなくなる。」(山野談)

市来が若手2人の両肩を借り登場した。

「自分の不注意で明日のWWWWAインターナショナルヘビー級選手権は出場できなくなって申し訳ない。ファンの皆様におわびする。」

帝国プロレスがWWWWAにタイトルマッチの延期を申請したところ、本部側は延期を却下、ジャンプ水流添または山野鉄心のいずれかを代理挑戦者にせよと指名してきたため、タイトルマッチとすることになった。今回は山野が固辞し、ジャンプ水流添が師匠ボーイング羽賀のタイトルに挑戦者することになった。

いずれにしろ、今回の件による興行的なダメージははかりしれないが、こればっかりはどうしょうもない。コンコルド市来の復活に期待したい。


9月15日 遊楽園ホールメインイベント
帝国プロレス (突倉&尾佐野記者)【1998年09月23日(水) 11時20分】

Ladies and gentleman,the following match is scheduled for two fall and is for the coveted WWWWA International Heavyweight Title. This is the Main Event.

LADIES AND GENTLEMEN........Are you Ready?
Are you RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRReady?
OK,Let's get ready to rambllllllllllllllllllllle!!!!!!

Entering the ring first, the challenger, hailing from Tokyo Japan, Jump Tzruzohe,Tzruzohe!!
And his opponent, hailing from Tokyo Japan,The WWWWA International Champion, Boeing HaaaaaaaaaaaGaaaaaaaaaaa,Haga!!

9月15日 WWWWAインターナショナルヘビー級選手権
チャンピオン:ボーイング羽賀 VS 挑戦者:ジャンプ水流添
(Gong!)
羽賀は投げから脚狙い。脚絡み顔面締め(STF)などでじわじわとスタミナを奪う。一方、水流添はボディスラム、ストンピング、エルボー等オーソドックスな攻め。7分、水流添のジャンピングニーパットが出たところで試合が動き出す。水流添のヘッドロックを羽賀がジャイアントバックドロップ。続いて羽賀がジャイアント串刺し16文キック。ジャイアントココナッツクラッシュ、ジャイアント脳天唐竹割り。ここで羽賀は息切れ。チャンスと見た水流添はスリーパー、人間風車、パイルドライバーなどで反撃。たたみかけるように空中胴締め落とし、カウントは2。コーナーに羽賀をふって、必殺の串刺しジャンピングニーパッ!そしてサイドスープレックス!

× ボーイング羽賀(18分22秒 体固め)ジャンプ水流添 ○

もう後のない羽賀。ジャイアントボディスラム、ジャイアントレッグスピン、ジャイアント脳天唐竹割りで波状攻撃。しかし水流添は元気いっぱい。人間風車、パイルドライバー。もう一発と狙ったパイルドライバーは返される。ジャイアント脳天唐竹割り3連発で大ダメージを与え、ジャイアントドロップキック!続けてジャイアントボディスラム。水流添フラフラの状態で場外に落ちる。そこへ場外に降りた羽賀はジャイアントボディスラム、ジャイアントキック、ジャイアントココナッツクラッシュ。羽賀はカウント14でリングに戻る。カウント16でフラフラと立ち上がった水流添、あわててリングに戻ろうとする。17,18,19。ギリギリセーフ。リングに戻った水流添に容赦のない羽賀の胸張り手!パイルドライバー。ジャイアント河津掛け!

○ ボーイング羽賀(15分53秒 体固め)ジャンプ水流添 ×

三本目開始早々、羽賀はジャイアント河津掛け、ジャイアントココナッツクラッシュ、ジャイアントパイルドライバー。しかし水流添も人間風車、ドロップキックで反撃。ここでレッグスピン、脚絡み顔面締めを繰り返す。水流添が脚を抱えてのたうち回る。序盤からの攻撃が効いてきたか?チャンスと見た羽賀。ジャイアント河津掛け三連発、ボディスラム。水流添、場外に落ちた。ここで羽賀が走った、ジャイアント人間ロケットだ!この時点では勝負は決したのかもしれない。リングに戻った水流添にジャイアントドロップキック、そしてジャイアントボディスラムでバシッとマットに叩き付けてフォール。

○ ボーイング羽賀(12分8秒 体固め)ジャンプ水流添 ×
(ボーイング羽賀が8度目の防衛)

 ジュニアの体格の水流添では話にならないとまで言われた戦前の予想は大きく覆された。ここまでやるとは思わなかった。確実に水流添は成長している。それ以上に羽賀も強くなっていたことも忘れてはならない。
 古くから羽賀選手の番記者を努めて、水流添の若い頃も見つめてきた私としては、男と男の魂の触れ合いを見ることができて感激である。あえてきびしく水流添を退けた羽賀選手も表にこそ出さないが水流添の成長を内心喜んでいるであろう。
 そして厳しいファイトでぶつかってきた師匠に水流添も感謝しているのではないだろうか。これを糧にさらに成長してくれるものと期待している。
(尾佐野)

「たら」と「れば」は慣用句だが、今まで以上に強くなった羽賀選手と異種格闘技戦を経て名実共に帝国プロレスのエースとなった市来選手が戦ったら、どんな試合が展開されただろうか。想像すると体が震えてくる。
当分、羽賀選手の来日はないと思われるため、実現可能なレベルの水流添と市来選手の対決を行うべきである。
(突倉)