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インターネット投句抄
 

「北野邦生川柳句集」獲得川柳大会

◇第10回募集中◇ 締め切り2012,6,30

川柳北の星会員を除く一般の方で、第1回〜9回入選者以外の方に限ります。

<投句方法>件名は「川柳投句」で こちらから 句と作者名(愛称も可)をお送り下さい。 

「送り先」のご記入があれば初回投稿者全員に柳誌を贈呈いたします。
 

☆ 特選句の紹介 ☆  賞品:「北野邦生川柳句集」贈呈

第9回:ゑい助
ブランコが人待ち顔でゆれている

第8回:千代柳 様
旅立ちに心の中の握り飯

第7回:ゑい助
初出社母が断ち切る仕付け糸

第6回:船水柳平 様
おひさまと語る玄関開けておく

第5回:藤井 擴
遠く住む妻の知恵かり介護する

第4回:星野華図 様
船を漕ぐ姿ちらほら春うらら

第3回:岩城春三 様
戦場に思いを残す日本人

第2回:原田祥司 様
凍てついた夢の木の芽に春よ来い

第1回:川上友子 様
朝だけは雨を喜ぶ夏休み
 

川柳北の星会員以外の一般投句

<投句方法> 件名は「川柳投句」で  こちらから 句と作者名(愛称も可)をお送り下さい。
 

耳たぶに季節はずれの珊瑚礁(k_fuki)
思い出は茜色した日記帳(degukei)
雷のあとに喧嘩か犬と猫(浮き草の夢)
悟りなど開けやしない半熟女(himiyo)
曇り空見上げた頬に雨のキス(k_fuki)
誰もただありふれていて君はいい(kokupia)
ノート閉じ窓を開けるといわし雲(shigeko)
雪明かりはずれたリング見つからず(hosi)
外国に来てもやっぱり花粉症(k_fuki)
初めてのホームページに雪白し(ase-of-ase)
今年こそ今年こそはと雑煮食い(date)
ダイエットしたのは財布だけだった(marina_o)
沖縄の夏に負けじと雨が降る(jbaasu777)
誕生日友に捧げる流れ歌(k_fuki)
うたた寝の春の電車は地獄行き(uki_yume)
二月雪曇りガラスに絵を描こう(k_fuki)
耳の日に一年ぶりのひざまくら(toranosuke)
ピスタチオ酒の肴と呼ぶべきか(k_fuki)
釣り人を横目でにらむさぎ一羽(EMC2)
天使の目きみと同じで哀しそう(degukei)
さよならと言った背中で君を待つ(himiyo)
日焼け後の痛みにも似た夏の恋(mone)
ストレスを背中いっぱい抱えてる(waky)
わが家では犬に遠慮をする無職(なまはげ)
挨拶が別れ難くて長くなる(瑞穂)
言葉より揺れる紫煙が嘘をつく(瑞穂)
うたた寝の春の電車は地獄行き(浮き草の夢)
秋晴れで甘く見ていた紫外線(FUKI)
ひげ剃りのあとがしみるよ明礬泉(finalprelude)
台湾の高速道路死国見え(bosskun)
柿に栗あー食べたいな松茸も(Mitsuho)
チャイナ服決心したよダイエット(Mitsuho)
雨上がり見える晴れ間に出る笑顔(Mitsuho)
七面鳥丸焼きしつつ生物学(Mitsuho)
サンタさんしぐさがパパに似てるよね(Mitsuho)
ありがとうその言葉だけ聞きたくて(Mitsuho)
淡雪と愛でしものだけ舞えばいい(えふぷれ)
また開ける閉めては開ける冷蔵庫(ぽぴー)
待て待てと朝の四時から犬散歩(えふぷれ)
風呂あがりこの一杯に幸感じ(えふぷれ)
体重計時計にピアスみな外し(ぽぴー)
パソコンが押し潰される解説書(ぽぴー)
行き先へ蒔いておきたい種がある(藤)
髪を染め法事の席で姉妹待つ(藤)
録音にシッと一言入ってる(藤)
くじら並意味無く跳ねるサブマリン(えふぷれ)
啓蟄に顔を出したら風邪を引き(まるる)
寝ていれば良い子供ほど早く起き(hirono)
その笑顔前に私が見てたのに(Mitsuho)
ジャングルの主役を得たり藪枯らし(まるる)
せめて今この思いをば伝えたい(isj1950)
我こころ如何に伝えんメール宛(isj1950)
玄関とゆうげ彩る若なたね(EMC2)
雪解けの川面流れる釣りの糸(bonnzu)
米をまくときにだけ来る庭すずめ(EMC2)
Eメールデジタル桜無香料(k_fuki)
子の為に止めた煙草を子が始め(浮き草の夢)
ガレージはいも玉ねぎの寄り合い場(EMC2)
母の日にやっと言えるよ「ありがとう」(k_fuki)
孫が去るときは手を振るだけで消え(EMC2)
春の日に子どもは外へ母眠し(popcandy)
陽射し浴びみんなで背伸びつくしんぼ(bonnzu)
雨降れば天の恵みとお百姓(uki_yume)
森総理八方美人で四面楚歌(shiota)
夏休みたまったビデオ寝て鑑賞(k_fuki)
わが家には何もないけど客は来る(浮き草の夢)
古本をかかえ腰掛け縁側に(k_fuki)
紫陽花にウィンクしてるかたつむり(uki_yume)
暗い夜も光の見える北の星(megu2)
向日葵にまだ譲れない朝の顔(uki_yume)
餌持って帰って来るかメス雀(patoahouzizii)
サミットも近しでいごの花の夢(uki_yume)
闘いを避けていつしか笑う癖(himiyo)
祖母に会いかける言葉を探してる(なまはげ))
財布から新渡戸稲造義理に消え(ごえもん)
甘酒に酔った娘の高笑い(ふゆ)
浮き草の旅の途中の夢枕(浮き草の夢)
ホームステイ笑顔の中に心あり(まるる♪♪)
メモ帳に心の暦また一つ(bosskun)
怒鳴りつけ異人種になるオヤジ殿(ひみよ)
台湾で思わず足が吉野家へ(bosskun)
泣き顔で母の笑顔に会いに行く(kokupia)
寝る前にメール書くのが日課です(Mitsuh)
もうすぐに会えるの母の涙声(Mit)
サンタさんもっとおしゃれがしたいのに(Mitsu)
世紀末何も変わらぬ私達(bosskun)
世紀末2世紀股にかけた僕(bosskun)
カップメンためらい傷が残る蓋(ぽぴー)
居眠りの頬に痕跡キーボード(ぽぴー)
水仙の蕾こじ開け春を呼ぶ(ぽぴー)
薔薇と百合化粧施すカスミソウ(ぽぴー)
子の躾付かず離れず愛注ぐ(えふぷれ)
蕗の薹摘んで朝餉に春を呼ぶ(まるる)
ダイエット一口チョコでバレンタイン(Mitsu)
折角の花見準備も雨に散り(Mitsuh)
花嵐花粉症には鼻荒らし(釣月)
入社前マリッジブルーと似てるかも(釣月)
いつもなら削除していたEメール(Mitsuh)
本読んで恋に恋する夢を見る(Mitsuho)
このご時世ITITめまいかな(ぼけーる)
この想い夜更けの灯りぼんやりと(isj1950)
哀しみを流してしまえ窓の雨(isj1950)
給料日特盛り卵お味噌汁       (笑平)
赤貧と言ったら子供が「食べれるの?」
諭吉さんもう三日だけうちにいて
げっそりと太りましたと自己紹介
バーゲン品サイズが合わぬ首周り
シャツ背広ポケットまさぐる給料前
口癖は明日からしますダイエット  (笑平)
一日中ベルトもしない気も付かぬ
「練習さー」コースに出ても「練習よー」
スコアより道具自慢で日が暮れる
リストラに加藤清正呼んでやる
満員はハローワークとパチンコ屋
コーヒーに「明日があるさ」と励まされ
昔は美妻の鬼目で口止まる
掃除機の先に追われるトドの足
酔いつぶれ思わず妻に「泊めてくれ」
三界に家が無いのは俺のほう
昼飯を抜いてもくぐる縄のれん
鰻屋の煙でもっきりがっこ酒
昼行灯5時になったら光りだす
「いらっしゃい」三回目には「またきたの」
この店の柱三本俺のもの
「またきてね」財布目線でお愛想
蛾と蝶がざるそば啜る午前二時
釣り帰り小鯛一匹二万円
この餌は俺の昼飯十日分
大物は五尺一寸十五貫
師走来て紅葉急ぎ服を脱ぐ    (ネーブル)
川の鴨初日を浴びて泳ぎ出す
生き返る枯れ木に咲いた雪の花
手の平に雪を乗せれば雨雫
海眺め妻と食事で幸な日々
荒れた海鳥は岩場で餌探す
荒れた海魚は底で耐えている
山鳥が枝に腰掛け遊び出す
強がりの婆さん風に負けている
不景気な時先生は宮参り
何をする躓いた石顔見せる
古時計行進曲で動き出す
8年目の震災過ぎて傷が有る
大寒日町では女ミニをはく
窓開けて素敵な風の大寒日
通リ行く女に眼線少しだけ
人を見て私の立場変わりだす
演技見せ去る横綱に誉めてやる
横綱の花道きつい山ばかり
星2個と月の顔見て陽が昇る
絵の中で梅とウグイス春迎え
1日の疲れを落とす風呂の中
温泉で無い家の風呂好い気分
木の枝に綿菓子が成る雪の花
妻と言う支えいるから歩き出す
バラバラの玄関の靴誰が履く
ヘのヘの字フロントガラス慌てだす
ミスをして仕事の重み身にしみる
北の町便りが届く雪だるま
荷物積み動く倉庫が今日も出る
ひな祭私の家はヒシだんご
    
土産物カニの香りが着いて来る
家の庭花を見ながら昼食を
通勤時カモメ迎える海の傍
事故の元私を抜いて先に行く
眠たいがでも朝の風眼を覚ます
パラダイス他所に有るような家の庭
俺を見て写真の少女惚れている
鴨さんとカラス仲良く岩の上
元気出せ別の私が声かける
   
深呼吸ついでに声も張り上げる
花が咲く彼岸桜の話し合い
窓ガラス文字書いて見る悩み事
誰かいるドアの向うに1人立つ
暁の勝利目指して山登り
つくしんぼ町の子呼んで遊び出す
彼岸来てツクシが並ぶ背比べ
鴨泳ぐ完成式の橋の下
     
落ちている一円に陽が反射する
一円の不足品物次にする
釣り銭で一円増える小銭入れ
   (ネーブル)
大地より重たい命無視される
人間の盾正義持つつくしんぼ
椅子に寝て体温計に見て貰う
    
後一滴点滴の最後待ち望む
白い壁点滴終わる安堵感
悪い事していないのに白い壁
透明な窓なのに明日見えてない
菜の花が私を癒す通い道
食事して健康思う病み上がり
   
雨が降り桜も涙落ちている
ピンク色何処の桜も同じ顔
玄関へ桜の花が迷い込む
桜散る私の頭踊り出す
ランドセル桜の花と門潜る   
つくしんぼ桜見ながら頭出す
小さいが愛媛アヤメは顔見せる
さざれ石響き無くなり年を取る
縁結び出雲大社で仲直り
国民を哭民と書く無辜の民   (dosukoi)
夏近しこおろぎの声聴き時だ  (前田華那)
予定無く連休続き洗車する   (ネーブル)
晴れマーク連休の日に妻の声
好く晴れて兎と遊ぶのどかな日
赤ピンク牡丹輝き美人顔
夏野菜植えて楽しい趣味にする
野鳥にはやりたくもないサクランボ
さあ吹かそ日本の夜明け南風  (mild_seven_xx)
よをまもれかすむ夜空にガマの声    (荒信径)
赤い薔薇俺引き寄せて知らぬふり (ネーブル)
泣いているねずみのような兎の子
人生の宝見つける夢を見る
小柄だがハートから湧く笑顔見る
仕事終え赤いネオンが呼んでいる
蛙泣き蛍ネオンでリズム取る  
手の平に蛍置きたく追い駆ける
灯をともす螢の歩み山ばかり
暗い中螢の灯り道標
灯をともす螢の心引き寄せる
螢の灯元気をくれた夜の道
灯がともる螢の後ろ就いて行く
ガラス玉ポロリと落とす蓮華の葉 
草の種風に吹かれて旅をする
隣国の心の壁は君しだい
良く喋り良く動く方何故逝くの
足りるかな祖父さんに酒少し程
焼き鳥の臭い車のドア叩く
お風呂場でたったひとりのコンサート (akaka)
探しものやっと見つけて今何処  (clover_4)
黄信号いくのとまるの迷い顔
赤信号無視して歩く老いの人
泥パック顔みて孫がふるえ出す
夏なのに我が懐は木枯しが    (tokotoko)
朝だけは雨を喜ぶ夏休み
私の句自信作ほどボツになり   (miti1935)
水着着る写真の少女出て来そう (ネーブル)
今頃は男も入る台所
台所家族集う休憩所
村祭り私も少し参加する
一輪の花がトイレで会話する
寝室で振り返る日々明日がある
玄関に客連れて来る赤とんぼ
夢の中なれどするめと冷やし酒 (dosukoi)
秋祭り太鼓の寄付も気持ちだけ(clover_4)
タイガース虎も怖がるバカ騒ぎ
香ただようむらさきの海ラベンダー
パソコンで今日も夜更かし明日響く
還暦で惜しまれて逝く我が友よ
パソコンで昔の恩師今生徒
玉ゲーム日本のトップすべて愛
応挙みて筆のタッチに酔いしれる
日が暮れて洗濯物はまだ外に    (ネーブル)
昼下がり洗濯物が日向ぼこ
父の事想い浮かんだ墓掃除
賑やかな祭りが終わり普通の日
サンタにはプレゼント無いクリスマス
デパートでサンタ迎えるクリスマス
クリスマスサンタの顔が照れている

顔見えて携帯かける妻の声       (ネーブル)
年末が近づく我が家まだ寝てる
北風が背中を押して丸くなる
年末を足で蹴りたい年になる
年末に羊の群れが猿を呼ぶ
年末に旅に出て行く我が息子
陽が登る年の初めに山登り
妻と俺目標誓う年初め
眼を擦る仕事始めの朝が来る
まだ子供成人式は通過点
街歩く成人式の晴れ姿
白い息寒さ堪えて走り出す
夜明けから煙り吹き出す町工場
ポカポカの身体温もるお茶を飲む
揺れていた9年過ぎる朝の事
新聞の解答を見て腕を組む
温かく疲れを落とす風呂の中
大リーグ子供の声でやり直し
子の願い親の愛情まだ足りぬ
冬の夜見上げれば星綺麗すぎ
温い鍋冬食べるから旨い味
丁度良い親父の服が似合う歳
関取が豆まきすると福来るの
不景気な社会に福は寄り付かず
温かい鬼が訪問豆をやる
帰らない静かに眠るミニ兎
駅伝でタスキを渡すチームの輪
一歩一歩と大地を歩く老夫婦
ハワイ沖悲劇が浮かぶ愛媛丸
膨らんだ狸のお腹触れてみる
感謝する妻から貰うチョコレート
のんびりと避難訓練歩きだす
ホームレス公園を出て住宅に
町並みの玄関に置く雛祭り
腹探る一言喋り次を待つ
ドラマチック火に飛び込んで人助け
ゴミ置き場少し良くなる心の目
兄ちゃんの便りが無くて電話する
アテネでは幾つ貰える金メダル
祖父さんに小遣い渡し笑顔見る
許されぬ不法投棄をカメラ見る
還暦で大西洋の旅をする
久しぶり親しい友と語り合う
少しづつ遊具無くなる遊園地
うなずいて原爆ドーム総理見る
夕ぐれに湯気がうれしい秋の膳 (tokotoko)
お土産を蟹だと思い礼を言う (clover_4)
兄なれど何時の間にやら背を抜かれ (荒信径)
のどのため湿度もいいと吊し干し (tokotoko)
5.7.5知って我が家に笑み生れ  (前田貞明)
今日もまた5.7.5で和む妻
新妻の囲碁に嫉妬もイジらしく
K1も相撲も食も輸入もの  (原田祥司)
人生は泣いて笑って食って寝て
神々の中にゃ貧乏神もいる
自分史がいつかSFじみてくる
俳句とは違う楽しさ難しさ
川柳を楽しむ国は沈まない
川柳で不景気なんかぶっ飛ばせ
辛い日は川柳詠んで酒飲んで
曇る日に一句詠んだら陽が射した
川柳が僕らを救うこともある
こっち見て七福神が笑ってる
『ベルリンの壁』より厚い『バカの壁』
凍てついた夢の木の芽に春よ来い
伸び伸びと未来の宝生きている  (ネーブル)
憩いの場空家が生きる観光地
日が沈む辛い事だけ持ち帰る
長い旅喜怒哀楽の日記帳
泣いているテレビドラマに吸い込まれ
沢山のチラシが届く春の花
何故なのか権利を捨てる投票日
水蒔いて緑が戻る夏野菜 
風を飲みお腹膨らむ鯉のぼり
島並みを画伯が描く瀬戸の橋
遠くいる息子の声が晴れ模様
成人の子供と遊ぶ参観日
メダカにも参観日ある川の中
ドレス着て門出を祝うバラの花
雨宿りあと十センチ側にいて (kagechan)
雨上がりゴム長の子の水遊び (原田祥司)
かるがもが不況の日本あとにする (iwakishunzo)
戦場に思いを残す日本人
年金禍そういやおれも払ってねー
鯉のぼりモバイル動画孫の顔
ホームページ出会い求めてLog巡り(lucciola)
うぐいすの変わらぬ声に安堵して
練金は知ってはいるが年金は (tomo_tajp)
喧嘩して思い出すのは愛おしさ (pomko)
花はよい葉桜毛虫嫌われて (tomo_tajp)
テレビある居酒屋流行る時期になり (立山高志)
居酒屋で野球観戦揉める元
きれいだな静かにゆれる青い海 (健人)
半年おき献血しようみなのため
明日こそ食って見せるぞ今日の飯
人生は現在形で語りたい  (原田祥司)
桜餅うまく配れぬ頭数
楽しみが同時多発の春祭り
青うめも年輪かさね梅干に  (clover_4)
空梅雨に雨恋しいとベジタブル  (愛菜華苑)
精一杯釣果大鯛両手抱き  (池田俊雄)
みな帰り独り寂しさつのる秋  (門脇夢人)
秋の虫部屋に飛び込む古家かな  (擴)
忘却はトラウマさえも消す薬   (藤)
遠く住む妻の知恵かり介護する  (藤井 擴)
パソコンを止めて治ったドライアイ (正人)
あの年金今はどこかではぐれ雲  (藤井 晃)
孫を連れ玩具売り場を避けて下り (北川敬一郎)
あかちゃんになってもいいよおかあさん (優)
ごつごつのくろくておおきな父の笑み
芋食えば腹掃除する繊維質     (藤井 擴)
魚売り客より先に猫の群れ
寒風も犬に引かれてダイエット
感性は知識・経験と積極性
温暖化とかく便利は熱を出し
晩学の句作に励む冬の夜
ポチとわれ散歩で作る健康体
梨に柿みかんも木に刺し目白待つ
ガソリンを買えなきゃ車もただの鉄
出た腹と出したる舌で行く散歩
熟柿を目白と一緒につつき合い
日に数度母の体温聞く介護
母作るオハギを三個と妻セーブ
いい人は必ず聞く耳持っている
好きなことたくさんしたかお母さん
川柳に期待がかかる惚け帽子   (山内興太郎)
断ち難し年賀がつなぐ細い縁    (松尾義己)
しめ飾りメタボも捨てにどんど焼き
冬寒もオイルの値段で汗をかく    (擴)
我が国は高学歴化で子供減る
オイル高地場産業はみな赤字
万感に迫るものあり母の恩
机上より社会を生きる知恵大事
カンバック賞今年はこれだロス疑惑 (北村幸子)
精神を忘れてつなぐ五輪の火    (美和山吹)
紙飛行機飛ばした空でかくれんぼ  (船水柳平)
正直に太陽背負い生きている
おひさまと語る玄関開けておく
日の丸の赤いところが薄くなる
逢いたくて明日吹く風を準備する
新風が僕の明日を変えにくる
妻ばかり苦労かけてた二十年
故郷もネットテレビで二秒三   (今井卓まる)
故郷を知りたくもない無縁花
嫁さんの実家に帰る次男坊
酒好きのDNAは受け継がれ    (かつお)
渚へのインビテイション南風
盆休み豆台風がやって来る
真夏日に倒れたままの砂時計
向日葵の迷路で開くピルケース
じいじいと孫の呼ぶ声蝉の声    (菅生征史)
金メダル感動溢れ夏終わる
聖火燃ゆ躍動あふれわれテレ寝
線香の煙も食わない仏たち     (藤井)
いい人は大きな聴く耳持っている
予想したほどに切れない総理かな
携帯とインターネット神器かな   (千代柳)
改革は年金医療雇用だけ
雪の岩木お日様火照るみな笑う
朝起きて開ける窓から雪におう
仕事後ホッと一息飲む緑茶
雪の朝小躍りよりもため息に
元旦着く年賀メールで安心に
去勢済み猫だけ僕に寄ってくる  (エルヴィス)
「なでしこ」が太き根っこで球を蹴る   
昼なのにまだ食べている朝ごはん
      (吉村義廣…4才の孫が作りました)
七面草あの日見ていた母は居ぬ    (ゑい助)
ガソリンで売り手も買い手も泣きっ面
帰錨後も眠れなかった自衛艦
蔑みの靴アメリカへメッセージ
チェンジギアそう思っても晴れぬ空
見たくない私を抱いているわたし
喪服着た女のそばに居た男
美しい女だ喪服がよく似合う
線香の煙見に来る傍観者
名古屋では新幹線も負け組みか
初出社母が断ち切る仕付け糸
貧しさもかるく羽織ったあっぱっぱ
だいぶまえるんるんしてた誕生日  (ひめます)
エコカーを造る会社の派遣切り     (ゑい助)
事故車よりずっと見栄えのよい代車
アラ古稀を嫌いはじめた免許証
雑巾の糸目に光る姑の眼
D51をフェンスのなかに停めておく
二千回でんぐり返って放浪記
煙草喫む ほどの根気があったなら
肩越しに 手を振る母の格子窓
下手糞な医者め瘢痕ヘルニアめ
本文も追伸もまた嫁の愚痴
サイレンサー付きの凶器が来る街路
ソプラノで笑う義母です義娘です
監督を辞めたら ワイは何スンや
幸せの隣りへ 転居しませんか
着地点知らない凧に乗っている
客のことみんな覚えたバーコード
雪が降る猫となかよくしていよう
嘘つかぬことにしてます なんて嘘
天丼を食った 明日は 休肝日
天皇さまに拝謁できる果報者
いい人でした 皆 しみじみと笑いあう
棺桶の中で笑っていたあいつ
捨て札が二枚 局面見つめてる
現身で喚く夢見る 蝉の殻
冷静になればなんでもない返事   (まさふみ)
リハビリに過保護は敵と妻手抜き  
半世紀越えて白髪の同期会
思いやり当たり前だと思い込み   (石田益子)
旅立ちに心の中の握り飯     (千代柳)
おひさまへ掌かざすイロハのイ
還暦に旅愁楽しむひとり旅
初売りで健康欲しい年になり
はしご酒酔って忘れる次の店
木漏れ日の中で迷子になっている
長電話して元気出す人もいる   (藤井 擴)
喫煙者間接税もお支払い    (柾木郷志)
ブランコが人待ち顔でゆれている    (ゑい助)
美女になるあてもつもりもない化粧
出口調査で要らなくなったボクの票
亡父ちゃんの話は母のとっておき
戦争の話をしない日本人
しょうもない話仕入れに街へ出る
あの事故を空でトンボも見たらしい
悪いことみなそれぞれの忘れ癖
青い空ブランコ乗りが天駈ける
遺訓めく事も言いたき誕生日 
六年後再チャレンジの夢を見る
白杖にツイ誘われて春のなか
春を待つ心は誰もあったかい
そろそろと想い出せないことが増え
孫や子のうしろから行くお正月
何時ごろお亡くなりかと聞く小声
シャボン玉 飛んでだれかに会いに行く
あなたならなれると妻に叱咤され
落ち葉マーク付けた車を見ませんか
GPS 付けねばならぬ子が二人   
ばあちゃんが巣鴨にトゲを抜きに来る
三重殺生んだポロリに技能賞
待たせてた順に留守電消えていく 
誰の仕業空一杯に虹架けて

第10回北野邦生川柳句集獲得川柳大会対象句
2012,6,30 締切

(ご投句は川柳北の星会員を除く一般の方で第1回〜9回入選者以外の方に限ります。初回投稿者全員に柳誌を贈呈いたします)
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ふにゃふにゃに寝入る子つつむ両の腕(武井和絵)




 
 
 
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