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川柳北の星会員近詠句 柳誌「川柳北の星」第88号 |
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太田 敏子 逃げ道を作って叱る祖母の顔 田口みのる いい人を演じて仮面剥がせない 沖田 貞助 ありがとうこの一言が縁となり 佐藤 文 若いねと言える基準は何処にある 千葉 フミ ていねいに生きた昭和も遠くなる 大財 尚子 見てきれい住んで厳しい雪の国 齋藤 珠子 愛も詰め仮設に送る思いやり 今野登美子 列島を祈りで包む慰霊祭 笹嶋 久子 また一人息子が増えて飲める父 倉光フミ子 雪掻きもなくてだらりと寝るゆとり 美田 径 裏側はきっと笑顔の鬼の面 古井ひろ子 信用が一番だよと生きている 加藤 裕子 腰を曲げ薬ぶら下げ医者帰り 藤澤 利成 つつがなく暮れて可もなく不可もなく 佐々木美代 ふきのとう居場所わすれず顔を出す 須田 五郎 日が差せば土地が恋しく雪を割る 荒海 流天 病室は人生いろは教えてる 門脇 夢人 妹の電話の声に老いをみる 門出 力 過疎の町それでもここで春を待つ 菅原 敏郎 あれもないこれもないでは夢がない 岩井 タカ 大都会雪のパニック四センチ 高橋 優子 今日の日を信用だけで生きてきた 秋元 英一 孫の声パッと明るく陽が射して 武井 和絵 ぬくぬくの布団わたしを放さない 齋藤八兵衛 まだ古希ところころ笑う爺と婆 石田 朋子 運転は心に決める古希までと 西野 恵子 未熟者ですと自信がありそうな 栗田 葉 本物と偽物同居花活けに 中原 恵 原発の是非で人物見てしまう 小野中泊子 心にも化粧して行く入社式 |
小林 遙子 練乳と飴のせ雪を食べようか 藤田ひとみ むくむくと春を背負って蕗のとう 窪川由季子 雪が降る里の伝説鬼ばかり 原田 利子 子の帰省なぜか浮きたつ台所 田村恵美子 一人身は自由だけれど暇がない 堀井 禮子 豪雪が消えて怒りも消えていく 斉藤 詳子 夫婦して仲よし介護指きった 藤田 霞 雪の夜温もり包みベスト編む 伊藤 妙子 古希の川やっと出会えた桃太郎 勝部夫美子 着飾った嘘で賑わう披露宴 深川美恵子 避難一年過ぎて残った辛さだけ 桧森 吉紀 竹の子が土掻き分ける春の音 桜庭由紀子 生きているだから鏡を好きになる 船水 柳平 向日葵の後ろ姿を見てしまう 門間フミ子 昭和の目男女の見分けむずかしい 鈴木 貞子 信じてた頃に戻ってやり直す 五十嵐京子 助手席は運転指導忙しい 松本 隆子 身の内の鬼打ち払う節分会 三浦 正直 新聞よ明るいニュース載せて来い 藤井 擴 若さには勝てない歳の元美人 飯塚 光弘 朝もやの神社手を取る老い夫婦 須郷 安子 思うほどできず進まずまたあした 佐藤 宗久 厳寒に鳥のさえずり遠ざかり 中田 達雄 絆と和がれきの山をのり越える 石井 直明 のんびりと余生過ごすか色付けて 米沢 幸子 顔合わせ気持ち新たに初笑い 小野丹左衛門 久しぶり積もる話はハサの陰 長谷川清徳 大金を手にして傷を深くする 北野 邦生 ちらほらとエゴが見えます親心 |
川柳北の星会員一人一句紹介 |
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今日という一日終えて以下余白・・・岩藤 忍 腕を組む二人を送る春の駅・・・坂口美智子 芽吹く春気分のままにピンク着る・・・平田朝子 寝転んだ芝生に悩み置いてくる・・・幸野谷十全 信じ合う垣根に四季の花が咲く・・・北野邦生 飛ぶ鳥という勢いを見せられる・・・弘兼秀子 誇るのは夫婦円満だけでいい・・・湊 昭彦 冬空に我が子の如きオリオン座・・・佐々木ミツ 収穫を前に二つの力こぶ・・・松本俊一 子の願い聞いてくださいお月様・・・湊 千春 虫の音に秋の夕べを詠んでみる・・・松本雪子 人のいい妻には嘘が通じない・・・鈴木 馨 雪まじ土は無口になっていく・・・渡部金也 おしまいは嫁のお面の大掃除・・・田口優子 黙々と霙を背負い畑仕事・・・渡部ひろ子 封筒の宛名が滲む春の雪・・・遠藤茂美 ひたすらにゴール目指せばドラマあり・・・渡部愛浬沙 三兄弟母は誰にも味方せず・・・遠藤一子 鼻歌を聞いた蛇口が歌います・・・太田敏子 見栄捨てた屋台に俺の席がある・・・田口みのる 信じてた人の言葉に裏切られ・・・石川正子 箱庭に雨降る気配倦怠期・・・藤原ヒロ子 恥じらいも蒸発します暑い夏・・・菅 洋子 酒旨しまたまた旨し朝の水・・・斉藤真一 五十年黄色の声はどこえやら・・・高橋誠三郎 朝六時化粧するくせ定休日・・・高橋 園 白い冬キャベツ大根悲鳴あげ・・・高橋キヨ 二人して誓って拝む初日の出・・・高橋利光 笑うなよ俺の人生俺笑う・・・奥 規一 母からの小言で育ち母となる・・・番匠玲子 虚栄心捨てれば楽になるものを・・・佐藤スミ かっこいいだけじゃないよね競走馬・・・細越裕美子 君を乗せ馬の里から風になる・・・小林立栄 目が覚めて遠くの娘思い出す・・・淀川ミヨ 紺青の皿の苺に夢を見る・・・鈴木ヱミ子 裏を知り乗ったふりする口車・・・佐藤十三 色彩は豊かにしたい風景画・・・藤原さとし 仮眠する前に駅前掃く一人・・・川井宏康 名人と思ってくれる妻と子が・・・佐々木三生 孫二人来るも帰るも待ちどおし・・・三浦金吾 四人の子育てた母の手の温み・・・児玉 諭 孫の背に越されて嬉し散歩道・・・出口千代 カレンダーあと一枚に急く心・・・三浦千鶴子 心にも晴れ間が欲しい北の空・・・保坂佳子 夫出張犬の遠吠え秋の夜・・・武藤暁美 初詣神様遠い人の列・・・加藤真弓 茶柱をじっとみつめてほくそえむ・・・石川津久美 テラス花やがて散るから愛おしい・・・深瀬亮一 出迎えは写真の中の母の笑み・・・佐藤多喜子 転勤を淡々と言う子の電話・・・和田良子 降車ベルワンマン社長届かない・・・志村昌弘 祖母の声澄んで夜長の子守歌・・・三浦満子 セットした素敵な髪をこわす風・・・石川明子 食べ過ぎよ言われてみればやはりそう・・・池田千賀子 お年玉いつのまにやら大きな手・・・竹村寿子 ハイテクについていかなきゃ飯くえぬ・・・佐藤英子 家族一多い賀状を自慢する・・・川辺きえ子 擦り切れて結び合ってる赤い糸・・・倉田久美子 大笑いさせてみたいなモナリザを・・・進藤 秋 特製の仮面持ち出し面会に・・・鎌田敦子 笑いたい心隠して咳払い・・・清水 実 さざ波も笑いじわならまいいか・・・八巻俊子 賽銭をケチらせている不況風・・・荻原栄悦 留守電にかすかにもれる息づかい・・・深沢清子 誕生でアフガンテレビひと休み・・・小松士郎 北風は心身共に強くする・・・中西節子 人生をリセットしたい新世紀・・・西村圭子 深い雪泳いだことがありますか・・・矢野雲山 ストレスをかわし切れない不器用さ・・・小松美佐子 金出さず口だけは出すお年寄り・・・古村敏広 先覚の句の情念に胸刺され・・・竹内りつお ゴミ袋わが家のムダが覗いてる・・・太田和美 病んでみて頼れる夫の傘の中・・・古村信子 手を合わすテレビ画面の白い富士・・・原田利子 女たち家事に追われる旅の後・・・吹浦東子 もう時効心の紐が解けてくる・・・湯沢文子 あの窓の笑顔にかけた若き日々・・・東海林順一 暖冬の空に抗議のスキーヤー・・・森川 誠 写真見てあいさつしてる幼い子・・・東海林モモ子 新世代成人式も保護者つき・・・原 幸子 布団から妻のかけ声冬の朝・・・藤田ひとみ 風呂あがりオギャーと泣いて屁をこいた・・石川規美雄 薬草茶作りまだまだ夢を見る・・・持主定春 不況風さい布は固くへの字口・・・桜庭由紀子 荒磯の波のしぶきで目が覚める・・・石井千鶴子 道の駅缶コーヒーはトイレ代・・・佐藤茂二 声かける花は答えて呉れるのに・・・谷藤邦子 爺さまの雪おろす屋根せまくなり・・・栗田 葉 初売りに礼儀無用となだれ込む・・・守屋京子 許せない悪事が牛の目に涙・・・大鹿一歩 デュエットで思いが叶うクラス会・・・中原 恵 温泉の湯を買い柚子で冬至風呂・・・栗田イシ アルバムにセピア色して笑う母・・・持主啓子 ひと一人通れるだけの雪をかく・・・小林遙子 仕事なしこれほど辛い楽はない・・・岩野純治 晩酌を待ちきれずして皿洗う・・・斎藤珠子 鳥追いの頃懐かしいなっ葉汁・・・堀井禮子 初夢を見そこなったとふくれ顔・・・佐藤ひとみ 諍いはそ知らぬ顔の青い空・・・五十嵐京子 足の裏顔より多い塗り薬・・・武藤久子 横文字の辞典が欲しい歳になる・・・近間笑子 おとし玉もみじの手にも渡される・・・橋本 照 開けとくよ母の胸なら戻れるさ・・・加賀谷かおる ハタハタにぐいと睨まれ買いました・・・田村恵美子 福袋揺すり叩いて重み見る・・・風間和子 ストレスを一人芝居で演じてる・・・斉藤詳子 題詠に頭とられてせち料理・・・柴山まき 年末の楽しみ残す宝くじ・・・米沢幸子 人間を作った神が懺悔する・・・山越 宏 外野から見ればどうでもいい話・・・村田次男 酒飲みの肝臓悲鳴あげている・・・柴田正子 工場も野球選手と海外へ・・・北林敏郎 冷や酒が沸騰雪中のど自慢・・・吉田一雄 反抗期襖に残る拳あと・・・緑川美和子 あちこちに合格祈願礼参り・・・池戸貴子 頭越し飛ぶ賽銭に願い事・・・田口照男 久々の子供の声に和む村・・・熊谷百合子 何もかも許してしまう個の世相・・・阿部忠司 肩書きをけずられ風邪を引く名刺・・・鈴木貞子 子供等の一列縦隊雪が舞う・・・藤澤利成 隣より一個届いた初すいか・・・佐藤清美 なす漬けの藍色薄く母想う・・・栗山トミ 時々は出かけてみたい外出着・・・小野中泊子 食卓に浅漬け一つ置いてみる・・・松本 恵 赤字国なのに外顔だけはよい・・・高橋 潔 今日もまた秋田こまちとおだてられ・・・鈴木千和 旅の宿上げ膳据え膳いい笑顔・・・藤田 霞 黙ることそれも子供の言葉です・・・佐々木知恵美 挨拶の声が飛びかう散歩道・・・武石千津子 先走り早く見つけた毒茸・・・相原忠敬 コーヒーの香りで憩う我が青春・・・山田克彦 初夢に出てきた上司妻でした・・・小鈴卓央 百円で幸せ入りの箱を買う・・・植田英子 チャンネルの争い妻に負けました・・・吉田勇二 破産人黒い車で廻ってる・・・増村義直 モーいらん丘の草だけ食べさせろ・・・三浦顕児 寒い日はぐいっと一杯熱燗を・・・大原和子 悔いのない日が一日もありません・・・加藤裕子 すぐ側にいるよ小声で話しても・・・窪川由季子 |
手八丁とはいかないで酒を飲む・・・佐々木富美子 予定表書くのは姉の名前だけ・・・藤 咲子 娘の声を待っていたのにEメール・・・渡辺万助 熱燗で手酌楽しむ冬の宿・・・高橋研吾 お茶のんで思い出したよ忘れ物・・・佐々木光枝 孫の手に力が入る交差点・・・美田 径 虚栄心タガを外して歩き出し・・・伊藤笑子 嘘に嘘重ねる人のその道理・・・工藤敦子 紙コップ無理に飲ませる胃の検査・・・柴田忠司 明日もまた心のリセット子の寝顔・・・深沢ひとみ これからはゆっくり時を楽しもう・・・泉 衛子 背を向けてびっしり並ぶ未読本・・・水谷新一郎 鳩の杖貰って年の重さ知る・・・伊藤静江 花束に隠れて笑う母米寿・・・今野登美子 折り紙の記憶をたどる孫達と・・・古井浩子 3時です休憩しようダイエット・・・指宿憶良 来る年はひげを頼りに明けてくる・・・高橋弥三郎 およなりに我が家の枯葉おじゃま虫・・・石山 文 捨てようか置いとこうかの大掃除・・・北島かほる 時は今北の星見て師事決めた・・・金子久雄 仏様今日のお供え柏餅・・・高宮貞子 年金を熨斗が連れ出す三・四月・・・佐藤辰治 なにくそが手垢に染まる名刺入れ・・・大塚ただし マスコミの視線を意識した握手・・・金沢 汎 ポックリ死望んでからの長寿命・・・秋宮秀峰 残りものあの手この手でフルコース・・・藤井孝子 夏祭り山車も今ではバス移動・・・桜庭邦子 もう一本つけてくれよと手を合わせ・・・沖田貞助 暖炉の火見つめて思う過去の日々・・・武田 実 家中が頼る夫の力こぶ・・・岡崎睦恵 力餅イラクの子らに送りたい・・・児玉金友 おだいじに特効薬になることば・・・筒井 典子 犬の服戦地の子より豪華版・・・花角慶香 孫の腕観るたび堅い力こぶ・・・鈴木アヤ 孫が来てやんわり解けるわだかまり・・・佐藤光子 手に負えぬ息子のしぐさ生き写し・・・野島 全 手を焼いた子が巣立つ日に母は泣く・・・小幡 葆 年金法未納の先生決めました・・・鈴木キミ子 朝市の声に財布の紐ゆるむ・・・若生依子 朝起きてもう聞けないかセミの声・・・沖津亘哉 荒れた手に女らしさが見え隠れ・・・伊藤和歌子 朝が来てやっと一句ができあがる・・・三ツ木 広 面談日力も入る腹まわり・・・高山みどり 叩いたり撫でたりする手我が心・・・冨樫和子 手をかけて育てた息子どこへ行く・・・稲打八郎 新婚で迎えた酉がひとまわり・・・網谷待代 力水朝明け雲に身を託し・・・石井直明 手にとって活字をみれば眠くなる・・・舘山節子 囲われて肩寄せ合って春を待つ・・・伊藤妙子 荒れた手を出せずに悔やむさようなら・・・若林八重子 またですか苦笑しながら辞書が言う・・・桧森吉紀 ペタペタと我が顔なでるもみじの手・・・飯沢きぬ子 箱の中手からはなれず当たりくじ・・・佐々木寿賀子 いつからか深夜のラジオ朝ねぼう・・・吉田孝子 天と地の力をもらい生きている・・・熊谷順子 だんだんに母に似てくる私の手・・・中村ツヤ 手も足も賞味期限が切れたかな・・・荒海流天 みぎ手あげひだり手もあげばんざいと・・・大高雅子 せっかちな俺のブレーキ歳が踏む・・・安藤ゆらぎ 青々と雑草元気草むしり・・・三森福子 お隣は政経分離進んでる・・・美和山吹 大好きな酒は頂き薬飲む・・・高澤のぶ子 留守番はエンジン音で家族待つ・・・鈴木春男 カラオケで音を待たずに走るじじ・・・石井ひろ子 負け犬とさらばセレブの部屋光る・・・藪本津や子 雨の音静かに聞いてリズム打ち・・・高橋ミネ子 友の通夜我が身の時と思案する・・・井上 豊 白魚と言われた事がうそのよう・・・伊藤芙久惠 コオロギの音に誘われて長湯する・・・佐藤 文 犬連れがどっと繰り出す雨あがり・・・大津明義 今日もまたあきかんなげて走り去る・・・高嶋邦恵 配管工恋の手管は請け負えず・・・斎藤千代 文芸で脳の活性ボケ防止・・・中田達雄 手の甲のマニキュアだけが威張り顔・・・岩井タカ ああ今日も二つ忘れた内緒なの・・・澤田幸代 そろそろと歩いていても転ぶ年・・・佐藤スヱ 孫の尻たたいて疼く右のひじ・・・鎌田宏子 みそかそば食べて気持を切りかえる・・・河原政子 初孫の手もぐっすりと腕の中・・・大野一雄 幸せに手と手をつなぐ友がいる・・・石井美保子 目ざましのボタンを押してひとねむり・・・細川キミ 孫の知恵高いところに手がとどく・・・永島民夫 飲み過ぎてかわいい孫が手から落ち・・・三浦正直 終章の人生未だときめいて・・・北 三平 汗出して働いたあと悩み消え・・・佐藤二郎 ジャンボくじまさかの夢に踊らされ・・・塚本裕康 なりたいな生まれ変われる再生紙・・・齋藤誠吾 主忘れ鼠こわがる猫になり・・・高橋しゅう 初夢は富士を見たくて二度寝する・・・門間フミ子 恋心昔は手紙今メール・・・須田五郎 竿しなる姿を見せたもがく影・・・池田俊雄 欠伸して蛙が春を告げに来た・・・阿部文彦 手のシワはよく働いた記録です・・・高橋優子 ワンパターンやらなきゃ今日も終わらない・・・深川美恵子 満員電車人間魚拓出来上がり・・・齊藤祐子 がん癒えて妻に感謝の欧州路・・・飯塚光弘 相手する孫のじゃんけんいつもパー・・・石田朋子 思春期の子と戦って昼花火・・・三浦久美子 奥の手も黴が生えそう使おうか・・・伊藤信吉 アルバムはあの世の人が多くなり・・・山本淑子 何十年並んで待ってタダの人・・・岡野 満 月見酒過ぎて今宵はくだをまく・・・門脇夢人 娘にはこわい顔しておどろかす・・・金子千恵子 もう寝てる妻に当て付け音をたて・・・黒岩孝彦 もみじの手食べたいくらい柔らかい・・・笹嶋久子 団塊の四国参りがはやりです・・・野々口英一 メタボには今更と言い減らぬ食・・・千葉フミ 息子来た財布のお札本の中・・・岡まち子 紙芝居あのおじさんの歳となり・・・山田義弘 イブの夜の手術は痛い恋終わる・・・勝部夫美子 さよならを言うこの星で君を待つ・・・船水柳平 朝焼けと夕焼け小焼けどっち先・・・佐藤宗久 掃除機をかけて子の口動いてた・・・金田一充恵 天を衝く怒髪のままに年も暮れ・・・門出 力 トイレ立つ襖を閉める音響く・・・池田啓二 こらっ毛虫俺の食う分残しとけ・・・阿部邦博 宝くじ当たるつもりで紙を買い・・・合原 宏 おっとりと世の中みつめ夢探す・・・持増典子 元気かな近頃見ない散歩道・・・吉村義廣 紙風船CDの子ら目もくれず・・・大財尚子 元気そうタンタンタンと音がする・・・石田益子 寒空にバス待つ子らの笑い声・・・三浦眞木子 次も姫ならば庭には次郎柿・・・菅原敏郎 笑わない人が笑って大笑い・・・藤井 擴 紙おむつまだ早いよと苦笑い・・・秋元英一 草むしるそばでスズメが口を出す・・・佐藤朋子 少ないが有ると無いとは違います・・・須郷安子 天空の鳥のかけ声がんばれと・・・齋藤久子 墨の香と未練の束は桐の箱・・・倉光フミ子 豪雪に負けずに咲いた福寿草・・・小野丹左衛門 早目ざめラジオ体操音で聞く・・・佐々木美代 手相見て人生の先分かるかな・・・岩本龍俊 虫の音をひとり占めする過疎の里・・・土田永子 ふにゃふにゃに寝入る子つつむ両の腕・・・武井和絵 無心されあの手この手で交わす術・・・長谷川清徳 順調に歳の差婚も老いていく・・・西野恵子 うるさいぞおらの鼾におら寝言・・・佐々木正子 |
特別投句者作品 (会員以外で特にご協力いただいた方々の作品) |
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| 鴨の群れ休む岸辺を遠回り(岡山・吉田俊光) 怒られて屁とも思わぬ無神経(愛知・原田範如) 目覚めれば夜か朝かと首傾げ(神奈川・石川雄朗) 表札の文字は丸文字新世帯(東京・坂本ひろの) あるじより大きな顔で歩く犬(秋田・高橋弘典) 心から叫ぶ言葉は「愛してる」(秋田・高橋 輝) 虫の声ふと気がつけば秋の空(奈良・下原直美) 降る雪と白い息とのシンフォニー(秋田・高橋弘典) 正月は帰ってきなと里の声(宮城・藤田緒里恵) お年玉あげる立場で泣く財布(宮城・藤田緒里恵) 就職は決まったものの曇り空(宮城・藤田緒里恵) なきやんでじぶんさがしのたびにでる(東京・武市正尋) 銀輪は何も言わぬが人の性(宗次知啓) 喜びの涙いっぱいあっていい(山口・山田克彦) 独身も獅子奮迅のあねこ虫(雄勝・由利好美) 返しの句師の顔浮かび金縛り(長野・土屋真一) プーチンさん潜水艦で身も沈む(秋田・高橋 輝) 高層で生き抜く野草妻涙(千葉・小松弘之) 人様に誉められるのはいつ以来(秋田・高橋弘典) 飼い主に負けてなるかと大いびき(秋田・高橋亮子) セミナーでうたたね覚めて目と目合う(下原直美) ありがとうしわだらけの手大きな手(秋田・高橋弘典) コップ酒言葉巧みに酒を釣る(秋田・相原忠敬) 雨漏りで鉢の水やり手をはぶく(秋田・相原忠敬) 太っ腹ひとのつまみで酒を飲む(秋田・相原忠敬) 雨上がり鉢と植木に水をやる(秋田・相原忠敬) 栗拾い素手で拾って血の見舞い(秋田・相原忠敬) 先走り早く見つけた毒茸(秋田・相原忠敬) 少しでも軽くと前日散髪し(福井・菊池裕彦) シーズンオフ静かな家庭取り戻す(福井・菊池裕彦) わが女房昔アゲマン今サゲマン(千葉・小松弘之) 夏祭り花火と稲妻競演に ゆかた着で自転車当りこまり顔 風抜けてわが天守閣ビアガーデン お中元何にしようか迷う母(雄勝・佐藤大貴) 夏休みラジオ体操ワンツースリー 厚いけどなぜか食べちゃうみそラーメン 天気予報いつも見る祖父心配性 夏休み玲以良の世話をありがとう(太田・倉田玲以良) 好き嫌い心の中で揺れ動く(秋田・米沢嗣子) サバ缶と愛を包んでピンチ抜け(秋田・渡部恵美) きっとまたいいことあるよ床に入る(大曲・池田美和子) |
バス温泉ツアーで学ぶ年の功(アメリカ・奥坂允保) 近代の文明だって誤変換 パソコンは若葉マークのおじいちゃん バス温泉ツアーで学ぶ年の功 風鈴に残る音色は涙色 徹夜明け 眠りたいのに 眠れない ダイエット今日はむりむり明日から ダイエット信じたくない体重計 ろうそくに命吹き込むチャッカマン 太陽が照れて隠れた曇り空 里帰り枯れ葉マークとはしゃぐ孫 誕生日喜べない年きたようだ 恩師泣く下克上した語学力 友と呼び友と呼ばれた青春期 無愛想な彼も気付いたNO眉毛 アメリカも山びこだったらあいうえお ダイエット殺意隠せぬ焼肉定食 ダイエット言うは易いが行えぬ 新聞紙読んだら変身油取り紙 ジーパンは恐れ知らずの正直者 年賀状祖父の流れ字読めねども 彼わたし年賀メールがあれ一緒 クリスマス電飾いっぱいヒューズ飛ぶ ほら行こうホラー映画を見に行こう 江戸時代昭和生まれが懐かしむ ダイエットいつかやるぞと半世紀(秋田TV・鈴木陽悦) 気が付けば指を折りつつ独り言(秋田TV・佐々木恵子) 栗ごはんさんま塩焼き秋を食む(秋田TV・藤田智彦) 静江婆家庭を守る福の糸(秋田・磯木崇史) テレビ見て近づいていく婆の顔 雨上がり若葉ピカピカ光ってる 早起きで朝日を浴びて心地よい 晴れ間から覗く太陽笑ってる 一人住む父が待ってる夏休み(埼玉・斎藤弘美) いつ来ると聞かれて困る里帰り 成るように成らないことが増えてくる 平成の世も越後屋とお代官 |
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