オリジナル脚本・コント・ギャグ提供,著作・菊地秀悦KikuchiSyuetsu
 
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オリジナル 脚本コントギャグ

著作:菊 地 秀 悦(きくちしゅうえつ)

A.脚本 B.コント D.ギャグ

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A.脚 本
 
作品記号:A−1 題名:ツバクロと野良犬(放送劇用)  
……略……     
ツバクロ:はははは。ここまでおいで。
野良犬:こいつめ。お前なんかに負けてたまるもんか!おれはな、仲間では駆けっこが一番なんだ。オリンピックに出たら金メダルだろうって言われているんだからな。ワンかったか!
ツバクロ:ちっとも分かんないや。それに、野良犬じゃオリンピックに出してもらえないかもしれないよ。
野良犬:おれ様が怒るとどういうことになるか知っているのか?
ツバクロ:うふふふ。どうぞ、もっと怒ってくださいよ。そうすりゃ、こっちの思うつぼになるのさ。
……略……
作品記号:A−2 題名:ロボットが欲しい       
……略……     
五郎:君はいったい誰?
ロボ1号:私は、ロボ1号。
五郎:ロボ1号?
ロボ1号:そう。我々に仲間はたくさん居る。私は、ロボグループの隊長だ。
五郎:へーえ。それで、ロボグループはどんなことをするの?
ロボ1号:我々は、人間のすることなら何でも出来るのさ。
五郎:じゃ、この算数の問題、解る?
……略……
作品記号:A−3 題名:大人になったら        
……略……     
男1:出来たぞう、警察官。
女1:パリから帰ったばかりの、パリパリのデザイナーでございます。
男2:ここだけの話ですけど、僕、コメディアンになりたいんです。
女2:美しくなりたい方は、美容院「トモミとヒロコ」へどうぞ。
男3:僕はドライバー。ネジ回しではないよ。
女3:安くて良い品が沢山並んでるお店です。
男:かっこいい!
女:しいっ!
男:どうしたんだい?
女:なんか、変じゃない?
……略……
作品記号:A−4 題名:四季の国の大統領        
……略……     
北風:諸君、
太陽:皆さん、
北風:我が輩は、
太陽:わたしは、
北風:四季の国の大統領に立候補しました、
太陽:四季の国の大統領に立候補させていただきました、
北風:北風であります。
太陽:太陽でございます。
北風:我が輩は、
太陽:わたしは、
九月:ちょ、ちょっと待って下さい。
十月:お二人一緒に話し出されたんでは、何がなんだか分かりませんよ。
……略……
作品記号:A−5 題名:王様の宝物            
……略……     
王様:なんじゃ、麦か。わしはまた、この箱の中のものをもらいにきたのかと思った…。
農夫:は?何と申されました?
王様:いや、何でもない。うわっはははは…。
農夫:分けていただけますでしょうか?
王様:ああ、いいとも。麦ならいくらでも分けてやるぞ!うわっはははは…。
農夫:ありがとうございます、ありがとうございます。
王様:ん?ちょっと待てよ…だめじゃ、分けてやるわけにはいかん!
農夫:え?なぜでございますか?
王様:だって、そうじゃろう。お前達に分けてやってしまったら、
それだけわしの食う分がなくなってしまう。
大臣:さすがは王様だ!(頭を指さして)ここが違っていらっしゃる!
……略……
作品記号:A−6 題名:まっくろけ物語          
……略……     
子供達:やあい、やあい、まっくろけ。やあい、やあい、まっくろけ。
田んぼで生まれたまっくろけ。暴れん坊のまっくろけ。まぐそ頭のまっくろけ。ははは…。
おゆき:やいっ!また来たな。
子供達:わあい、まっくろけが怒ったぞ。やあい、やあい。
まっくろけがまっ赤かで、まっ赤がまくろけ。
おつる:ね、まっくろけ。あんた、それでも女の子なの?
子供達:まっくろけは女の子か、女の子はまっくろけか、どっちにしてもまっくろけ。
まっくろけはまっくろけ。
おつる:ねえ、まっくろけのおゆき、あたいとあんたでどっちがきれい?
あたいとあんたでどっちが白い
子供達:まっくろけのおゆき、くやしかったら、おつるちゃんにさわってごらんよ。
おゆき:よーし…(夢中で小石を拾い集めると投げつける)えいっ、えいっ。
……略……
作品記号: A−7 題名:王様の鼻              
……略……     
王様:ひゃあっちちち!(鼻を押さえる)
大臣:ど、どうなされました?
王様:どうもこうもあるものか!いったい何をぬったんじゃ!
大臣:(容器を見ながら)ヘ、ア、ク、リ−、ム…ヘアクリームちゅうと…。
家来:大臣、それは頭の髪の毛にぬるクリームでございます。
王様:な、なんだと!それでは、頭にぬるクリームをわしの鼻にぬったのか!
大臣:はっ、鼻の「あたま」に…。
王様:馬鹿者め!へたな洒落を申すな!あっちちちち…。
大臣:(家来に)馬鹿者め!よく見て出せ!
……略……
作品記号:A−8 題名:雪と夕日         
……略……     
利男:君だって分かるだろう、東京に行ってるんだから。こういう山の中の農村と大都会と比べてみて、どっちがいいかぐらい…。
明夫:…どっちがいいかって言ったて…。
利男:同じ働くことだってそうだ…毎日、汚ねえ泥んこの中に入って田圃仕事するよりは、ワイシャツ、ネクタイ姿で勤めに出たほうが気持がいいだろう…。
明夫:利男君、この村から出ていった連中が、そんなスマートな仕事をみんながしてると思う?…僕には思えないな。
利男:君は、連中が村に遊びに帰ってきたとき、どう変わって帰ってくるか、知ってるかい?
明夫:僕は、あまり会ってはいないけど…。
利男:流行の背広、流行のコート、流行の靴、流行の髪型で…俺なんかとはまるいで違う姿さ。こいつが、一年前まで村に居た奴かって…ね。
明夫:利男君、君はそういう連中の全体を見ていないんじゃないかなあ。
利男:全体?
明夫:連中の生活全体が、果たしてスマートなんだろうかってこと…。
……略……
作品記号:A−9 題名:奇妙なる話          
……略……     
屑籠の女:あれ、そこに居るのはスリの金さんかい?そんなところに座って何してるんだい?今日の稼ぎでも勘定してるのかい?
男:しいっ。
屑籠の女:どうしたんだよ?
男:…(手招きする)
屑籠の女:なんだい?金さんらしくもない、そんな、ドングリが崖から転げ落ちたような顔してさ。
男:じょ、冗談じゃないよ。あれを見ろよ。
屑籠の女:あれ?あれは、きちがいの紫式部だろが…。
男:そうなんだよ。
屑籠の女:やっぱりここに来てたのか。いえ、あたしゃね、この下の鈴蘭灯のところで、紫式部が何か唸りながら踊っているのを見かけたんだよ。いつも今頃になると、家を飛び出してこの公園に来るらしいんだよ。あたしゃ、あの娘の母ちゃんとは昔からの友達だし、あの娘に、もしものことがあっては大変だと思って来てみたところなのさ。
男:もしものことどころの話じゃないよ。この俺に向かって…「もっと近う寄れ。そなたは、わらわに恋をして居るのじゃ」…とくるんだからな。流石の俺も気持が悪いやらおっかないやらで…。
屑籠の女:金さんも、まんざら捨てたもんじゃないね。
……略……
作品記号:A−10 題名:脱  走          
……略……
中国兵1:おい、ちょっと待て。
リンネン:あのう、私に何か…?
中国兵1:この辺で、知らない中国人の男を見かけなかったか?
リンネン:知らない中国人の男…と仰有いますと…?
中国兵2:つまり、この部落で、
見たことのない奴がふらついていなかったかと訊いとるのです。
リンネン:どうも、すみません。…さ、そんな人は…
あのう、その人がどうかなさいましたか?
中国兵1:質問にだけ答えればよろしい!
リンネン:は、はい。
中国兵2:どうなんだ!見たのか見ないのか!
……略……
※拡大画像は最後尾に再掲しました。
 

B.コント
 
作品記号:B−1−@ 題名:ばい菌の歌  
……略……     
ばい菌1:俺達バイキン様の季節だなあ。
ばい菌2:はい。じめじめして、とてもいい気持ちです。
ばい菌1:それに、このうっとうしさは、我々バイキン達を元気づけてくれます。
ばい菌2:ほんとに、我々には、おあつらえむきの気候ですなあ。
……略……

作品番号:B−1−A 題名:虫歯退治 (工事中)           



 
作品記号:B−2 題名:狐の尻尾     
……略……     
狐1: 困った困った。罠に掛かって大事な大事な尻尾を切り取られてしまった。みんなに見られたら恥ずかしいなあ。どうしよう……そうだ、いい考えがある。おーい、みんなあ、いいこと教えてあげるから集まってえ。
狐2:いいことって、何?
狐1:あのね、みんなの尻尾見てごらん。かっこ悪くない?それに、尻尾なんて重くて邪魔だろ?思い切って切り取っちまいなよ。
狐2:分かったぞ!きみ、罠に掛かって尻尾を切られちゃったんだ。
……略……
作品記号:B−3 題名:蛙と井戸            
……略……     
蛙1:暑いなあ。喉が渇いたなあ。
蛙2:どっかに水がないかなあ。
蛙1:あっ、井戸だ!水がいっぱいだよ!
蛙2:早く降りていこうよ。
井戸:ちょっと待った。降りてもいいが、どうやって外へ出る気だね?
……略……
作品記号:B−4 題名:ライオンと雌牛       
……略……     
ライオン:この村で一番きれいな雌牛は誰なの?
雌牛1:この私よ。
雌牛2:いいえ、私よ。
雌牛1:うそ、私よ。
雌牛2:まあ、驚いた。私が一番よ。
……略……
作品記号:B−5 題名:白い鴉と鳩          
……略……     
白い鴉:こんにちは。私、隣村の鳩ですが、お腹がすいて死にそうなんです。
鳩1:まあ、可哀想に。
鳩2:仲間に入れてあげましょうよ。
鳩1:そうね、可哀想だわ。
鳩2:隣村の鳩さん、ここにいらっしゃいよ。
白い鴉:仲間に入れてくださるんですね。カア、嬉しい!
……略……
作品記号:C−1 題名:海へ出る川           
山:川よ、何処へ行くんだい?
川:俺は海に出るよ。山君ともおさらばさ。
山:行ったら戻れないんだよ、川なんだからさ。
川:ああ。未練は無いさ。
作品記号:C−2 題名:破れ傘            
風:そんな破れ傘では、この風は防げまい!
傘:どうしてどうして、畳んでしまえばこうやってお前を突くことができる…突き!
作品記号:C−3 題名:犬               
飼い主:お前は飼い主の俺をどうして噛んだりするんだ!
犬:自由になりたいからです。
作品記号:C−4 題名:謎             
女:宇宙には不思議な謎がいっぱいあるのね。
男:うん、君のようにね。
作品記号:C−5 題名:内裏様          
子:夜になるとお父さんもお母さんも寝るのに、お内裏様はどうして起きてるの?
母:不眠症なのよ。
作品記号:C−6 題名:偶然           
父:お前は、父さんと母さんの愛の結晶として、生まれるべくして生まれてきたんだよ。
子:偶然ではなかったの?
作品記号:C−7 題名:船            
男1:カモメが飛んで、女も泣いてるぞ。
男2:じゃ、船が出るな。
作品記号:C−8 題名:毛虫           
子ども:ひゃー気持ち悪い!毛虫だよ!
毛虫:毛虫でも、今に見ておれ、花へ飛んでいけるんだから。
作品記号:C−9 題名:献血           
看護師:ご献血していただけるのでしょうか?
男:気持だけはあるんですが…
看護師:お気持ちだけでは、献血車は喜んでくれません。
作品記号:C−10 題名:ポスト           
子:お母さん、ポストってなぜ赤いの?
母:それはね、いつも燃えるような思いで立っているからなの。
作品記号:C−11 題名:お色直し         
男1:おい、お色直しが多い花嫁だね。
男2:過去の色々な罪を軽くしてるのさ。
作品記号:C−12 題名:垣根          
女1:この垣根には一年中、花が咲いているのね。
女2:隣同士が信じ合っているからよ。
作品記号:C−13 題名:春の夜         
妻:このままでいいのかしら?
夫:どうして?
妻:だって、春の夜なのよ。
作品記号:C−14 題名:退屈男          
猫:ニャーン、なぜそんなに私の髭にさわりたがるの?
男:退屈だからさ。
作品記号:C−15 題名:電車           
男1:通勤電車も大変ですなあ。
男2:人を押し人に押されて乗っております。
作品記号:C−16 題名:泣くとき          
男1:強い君なら泣いたことがないだろうね。
男2:太陽が燃え尽きたなら泣きますよ。
作品記号:C−17 題名:泉            
彼氏:君、どうして水が掬えないんだい?
彼女:だって、透き通りすぎて見えないんですもの。
作品記号:C−18 題名:捨て猫         
夫:通りに捨て猫がいたよ。
妻:で、どうしました?
夫:同情しながら通り過ぎたさ。
作品記号:C−19 題名:春の夢         
妻:あなた、どうして階段を上り下りしているの?
夫:春の夢が落ち着かないんだよ。
作品記号:C−20 題名:犬の尻尾         
犬1:おい、お前はご主人に尻尾を振らないのかい?
犬2:信じられなくなったからさ。
作品記号:C−21 題名:丸い石          
角張った石:同じ石なのに、君はどうして丸いんだい?
丸い石:雪解け水に揉まれてきたからさ。
作品記号:C−22 題名:背中合わせ       
男1:あの二人、背中合わせで何をしてるんだろう?
男2:お互いの過去の罪を告白しているのさ。
作品記号:C−23 題名:犬の欠伸       
女1:お宅の犬は欠伸ばかりしているんじゃない?
女2:お宅とは違って、衣食住に足りているからなの。
作品記号:C−24 題名:青すぎる空        
画家:うーん、やっぱり描けないなあ。
男:何してるの?
画家:青すぎる空には夢が描けないんだよ。
作品記号:C−25 題名:顔             
男1:おい、俺の顔は間違いなく俺の顔か?
男2:当たり前じゃないか。お前の顔はお前の顔だよ。
男1:そうかなあ、鏡を見るとどうしても他人の顔に見えるんだよなあ。
作品記号:C−26 題名:主義主張        
国会議員1:負けた、生きる残るために捨てよう。
国会議員2:何を捨てるの?
国会議員1:主義主張だよ。
作品記号:C−27 題名:象の目          
母:ほら坊や、ぞうさんよ。可愛い目を細めてウィンクしてるみたいね。
象:勝手なこと言って…遠い古里を思って涙を流しているのが分からないの?
作品記号:C−28 題名:愛           
父:結婚だって?お互いにまだ学生じゃないか。
母:どうやって食べていく気なの?
娘:愛があるから、絶対に大丈夫よ。
作品記号:C−29 題名:未来の保証        
子:ぼく、海に出たいんだ。
母:海に出ても、お前の未来が保証されているわけではないのよ。
作品記号:C−30 題名:仮面          
男1:俺って、仮面付けても見破られちゃうんだ。
男2:君の仮面は、透き通って見えてるよ。
作品記号:C−31 題名:柳            
妻:雨風に打たれても倒れない柳の木は強いのね。
夫:そうかなあ…あの柳腰は色っぽいけど、か弱い感じだよ。
作品記号:C−32 題名:捨てられた植木    
植木1:あら、あなた捨てられた植木さんね、花を咲かせているじゃない!
植木2:意地の狂い咲きよ!
作品記号:C−33 題名:泣き虫の凧        
子供1:凧、凧、あがれ、わあい、上がった上がった!どんどん昇ってくぞ!
子供2:うふん、僕のは上がらないで落ちて来ちゃうよ、うえーん。
子供1:泣き虫の凧だからだね。
作品記号:C−34 題名:花見          
人間:夜の花見って格別だ楽しいなあ。
小鳥:お陰でこちらは、不眠症だよ。
作品記号:C−35 題名:ハネムーン      
新婦:あら、電話よ…もしもし…はい…お陰様で…。
新郎:誰から?
新婦:お父様からよ…「大丈夫か?」…だって。
新郎:新婚旅行に電話かよ!しかも「大丈夫か?」って!?
作品記号:C−36 題名:バラの花        
子:お母さん、どうしてバラの花にはトゲがあるの?
母:美しいものにはトゲが生えているものなの。
子:お母さんにはトゲが生えてないね。
作品記号:C−37 題名:月と男        
父:春の夜空に浮かぶ月はいいもんだなあ。
子:お父さん、男の人も浮かんでるよ!
父:地に足が着いてないからだよ。
作品記号:C−38 題名:ハチ公とピアス       
爺さん:婆さん、ここが渋谷駅だよ。
婆さん:あんれ、若いもんはみんなピアスをしているんですね。
爺さん:婆さん、よく見てみな。ハチ公までピアスしているよ。
作品記号:C−39 題名:別れの笑顔      
男1:あのときの彼女の笑顔、良かったなあ。
男2:でも、あれ以来彼女と逢えなくなってしまったじゃないか。
男1:あの笑顔は、別れの笑顔だったんだよ。
作品記号:C−40 題名:納豆の腐れ縁     
子:お母さん、納豆って掻き混ぜるとどうしてこんなに粘っこくなるの。
母:腐れ縁があるからよ。

D.ギャグ
 
作品記号:D−1 題名:大浴場              
大浴場じゃ、地位も名誉も湯気の中に消えているんです。
…社長も部長も課長も同じ形の物を下げてました。
作品記号:D−2 題名:水玉            
朝、朝顔の葉っぱに小さな水玉が乗っていました。
…いつまでも消えないでねと言うとポトリと落ちてしまいました。
作品記号:D−3 題名:古時計         
俺の人生は、あの古時計のようなものさ。
…同じ道を行ったり来たりだったよ。
作品記号:D−4 題名:兎小屋           
みんな俺の家を兎小屋だねって言うのさ。
…兎小屋に風呂もトイレも無いと思うんだけど。
作品記号:D−5 題名:雨宿り          
会社からの帰りに雨が降ってきたので赤提灯で雨宿りしました。
…何杯飲んでも降り止まず酔いつぶれてしまいました。
作品記号:D−6 題名:夫婦            
妻と口論をしてからというもの、夫婦の会話が変わりました。
…二人とも、名詞だけしか言わなくなりました。
作品記号:D−7 題名:一人前        
僕は、いつも親爺から「お前はまだ半人前だよ」と言われる。
…でも、30センチの靴音だけは一人前なんだ。
作品記号:D−8    題名:愛の板挟み     
私は今、愛の板挟みになっています。…アガペーにしようかエロスにしようかと迷ってるの。
作品記号:D−9 題名:寝不足           
私、このごろ寝不足です。
…春を呼ぶ猫の声が気になってしかたないのよ。
作品記号:D−10 題名:嘘             
彼女は僕を信じてくれません。
…本当のことを言っても「ウッソー」って言うんです。
作品記号:D−11 題名:赤提灯        
奥さん、どなたをお捜しですか?
…ご主人様なら昨日から赤提灯が預かっておりますよ。
作品記号:D−12 題名:平和な夜         
平和な夜です。
…天に月、地にはほろ酔いがおりますから。
作品記号:D−13 題名:空を飛ぶ蟻       
蟻は空を飛んでみました。
…そのときから、仲間を見失ってしまいました。
作品記号:D−14 題名:人生            
人生とは何だ。
…生きること、とにかく生きることなんだ。
作品記号:D−15 題名:坊主            
あきれた坊さんだ。
…袈裟脱げば飲兵衛でしかない坊主なんだな。
作品記号:D−16 題名:古里の山          
古里の山は静かだなあ。
…むっつりもいるし、だんまりもいるからかな。
作品記号:D−17 題名:しゃれこうべ        
おれはただのしゃれこうべじゃない。
…雨に泣いたことも、風と歌ったこともある。
作品記号:D−18   題名:クラス会      
おかしなクラス会だ。…お互いに過去の罪を許し合ってよ。
作品記号:D−19 題名:深い森         
深い森だなあ。
…善玉も悪玉もすんでいるんだな。
作品記号:D−20 題名:ライバル         
ライバルは僕を無視しているみたい。
…よーし、そよ風に化けてそっと撫でてみようかな。
作品記号:D−21 題名:柿            
また逃しちゃった。
…熟すまで待とうと思っていた柿なのに。
作品記号:D−22 題名:もういいいかい     
もういいかい、もういいかい?
…あれ、みんな帰っちゃったんだな。ずるいぞ、うえーん。
作品記号:D−23 題名:石ころ        
あいつのことを石ころみたいだって笑ってやったよ。
…でも、その後で石ころに躓いてしまった。
作品記号:D−24 題名:日記        
今日のことをしっかりと書いておこう。
…明日は偶然かも知れないからな。
作品記号:D−25 題名:ピカソ        
上手下手なんてどうでもよかったんだなあ。
…ピカソは。
作品記号:D−26 題名:激論         
宴会で、あいつとテーブルを叩きながら激論したなあ。
…ビールが泡になって全部飛び出してしまったけど。
作品記号:D−27 題名:駄目な男         
俺って駄目な男、何をやっても伸びないんだから。
…首くくっても伸びないだろうなあ。
作品記号:D−28 題名:強敵とほころび     
あいつは強敵だなあ…どこからでも攻めてくるからな。
…よし、ズボンのほころびだけは縫っておこう。
作品記号:D−29 題名:田植え歌       
懐かしいなあ。昔は、みんなで歌いながら田植えをしたもんだ。
…田植機は、一緒に歌ってくれないもんな。
作品記号:D−30 題名:面の皮           
あいつの面の皮がどれだけ厚いのか知りたかった。
…バターナイフで剥がしてみようとしたら110番されちゃった。
作品記号:D−31 題名:彼女とコーヒー        
彼女と出会ったときはコーヒーを飲んだ。
…彼女と別れるときもコーヒーを飲んだ。
作品記号:E−1 題名:忘れ物
彼女はよく忘れ物をする。
そのうち、自分の身体の一部さえ、どこかに置き忘れてきてしまうであろう。
作品記号:E−2 題名:肥満の男
あのおっさん、太ってるねえ。
不平不満が詰まった酒樽さ。
作品記号:E−3 題名:母親以外の女性
彼は、初めて母親以外の女性と対面する。
彼の腰は、ソファから1フィート浮いている。
作品記号:E−4 題名:教育ママ
転んで泣く子に、あの母が言った言葉は?…
「泣くのをお止め!すぐニッコリお笑い!」だってさ。
作品記号:E−5 題名:彼
あの男、なんか変わってるなあ。
自分をどこかに忘れてきた男だよ。
作品記号:E−6 題名:脂ぎった女
あの女を見て、一言どうぞ。
欲望のかたまりが立ってる!。
作品記号:E−7 題名:気取り屋
あれ、彼女は俺にこの店では売ってないって言ってたよ?
あの女はね、無い品物を知っていて注文する癖があるんだよ。
作品記号:E−8 題名:教師
教師って一口で言うとどんな職業?
物事をきわめて解りにくく教え込む職業。
作品記号:E−9 題名:えせ唯物論者
あのえせ唯物論者って、その後どうなった?
晩年になって日本一の長者になったよ。
作品記号:E−10 題名:愛された女
あの女は幸せだよな。
無知なるが故に愛されたからなあ。
作品記号:E−11 題名:狂える男
狂える男が他の男に向かって言うんだよ。
「お前は狂っている」ってね。
作品記号:E−12 題名:彼女は?性
夏ミカンばかり食う女は?
酸性にきまっているだろう!
作品記号:E−13 題名:生徒
教師にもてる生徒ってどんな生徒かな?
知らないことが多い生徒ほど教師によくモテるよ。
作品記号:E−14 題名:息子は?
親父は大酒飲みでお袋は守銭奴だってさ。
だから息子は家出したんだな。
作品記号:E−15題名:改名
九十八回改名した男がいるって?
九十九回目には最初の名前に戻ったのさ。
作品記号:E−16 題名:犠牲的精神
彼の飼い犬が貴婦人の足に小便を引っかけたらしい。
うん、だから彼はその場で舌を噛み切って死んだんだ。
作品記号:E−17 題名:芸術家
あの人、余命幾ばくもない芸術家らしよ。
うん、だから慌てて仕事を始めたんだ。
作品記号:E−18 題名:出世
出世できぬと悟ってた男がどうやって有名になったの?
盲目を装って画家になったんだよ。
作品記号:E−19 題名:評論家の条件
評論家になれる条件って何?
どんなことでも、もっともらしく非難してこき下ろすことができることだよ。
作品記号:E−20 題名:哲学者
哲学者と呼ばれたいために、彼はどうしたの?
いつも「生・愛・死」という語を組み合わせて喋ったんだよ。
作品記号:E−21 題名:意味ありげな言葉
意味ありげな言葉ってどんな言葉なの?
「なんとなく」「なにか、こう」「そういう意味では」「つまるところ」「けっきょく」「言ってみれば」「やはりそれは」ETC…さ!
作品記号:E−22 題名:鈍い女
鈍い女ってどんな女のことを?
数本の神経を抜かれたような女のことさ。
作品記号:E−23 題名:日本人
あの人は、日本人には見えないなあ。
どう見ても日本人とは思えないような日本人でも日本人なの。
作品記号:E−24 題名:自覚
彼女は夜になると、いつも何て言うんだって?
私は只の物体なのよ…って、布団に潜り込んでしまうんだよ。
作品記号:E−25 題名:男の身だしなみ
彼はいつもよれよれのネクタイ、しわくちゃのワイシャツなんだなあ。
うん、それでも彼は、真珠のネクタイピンとカフスボタンを忘れなかったよ。
作品記号:E−26 題名:万五郎
お母さん、まんごろうって、オバケなの?
戦争が生んだ山奥に住む巨人のことなのよ。
作品記号:E−27 題名:嫌われやすい男
嫌われやすい男って、どんな男を言うの?
行きたくないのに誘い、聞きたくないのに語る男のことさ。
作品記号:E−28 題名:親指
彼が話すときに必ずすることがあるんだって?
彼はいつも親指を立てて話すんだ。
作品記号:E−29 題名:鈍感な奴等
彼はよくみんなの前で笑わそうとしてるよなあ。
うん。だけど、彼が冗談を言う…誰も笑わない…そこで彼は皆を「鈍感な奴等だなあ」と言うのさ。
作品記号:E−30 題名:無能力教師
保守的な無能力教師が首を切られそうなったとき、教職員組合が彼を救ったんだそうだよね。
そう、そして彼は、自称「進歩主義者」になったわけだよ。
作品記号:E−31 題名:装う女
彼女は装うよね、一分の隙もなくね。
でもな、彼によってそれは一枚残らず剥ぎ取られたんだぞ。
作品記号:E−32 題名:天才
彼女の芸術へのファイトは莫大だが修行は何一つしないよね。
うん。それでいて彼女は、近い将来には天才的な女優になれると信じ込んでいるんだからなあ。
作品記号:E−33 題名:気味悪い人種
薄気味の悪い日本人っているよね。
そういう日本人は、はよく頭を下げて意味無く笑うんだよな。
作品記号:E−34 題名:意味不明
彼は、意味の分からないことをよく言うよね。
最も醜なるものこそ最も美なるものである…ってね。
作品記号:E−35 題名:自称哲学者
男1…生は死だよ。 
男2…いや、死は生だよ。
作品記号:E−36 題名:迷討論
彼等は、べらべらとよく喋るよね。
体言を並べるだけで二時間の討論を終えたんだよ。
作品記号:E−37  題名:酷評
あの未亡人が自分の絵をこきおろされたんだって?
これは奥さん欲求不満の絵ですね…と言われて顔をを真っ赤にして怒ってたよ。
作品記号:E−38 題名:邪魔者
彼の仕事を邪魔した者って?、
愚かな自称「インテリゲンチャ」らしいよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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