松本の伝統行事「三九郎」が行われました

2004年1月10日、新年の伝統行事「三九郎」が、神田町会でも行われました。
当日は寒い中とはいえ大勢の方々が集まり、高く積み上げられた松飾りへの点火を今か今かと待ちわびていました。
いざ、松飾りに火がつけられると、炎は一瞬にして闇夜を赤く照らし出し、激しく燃え上がる光景に参加者からは感嘆の声が上がっていました。

「三九郎って何?」
1月の中頃、松本地方のあちこちで、松葉やダルマで飾られたクリスマスツリーの様な物を見かける事と思います。
これはお正月の松飾りを集めて焼き、神様をお送りをすると言う行事で、地元では「三九郎」と呼びます。
(三九郎と呼ばれているのは、道祖神の祭りをする神主福間三九郎大夫の名をとったものだそうです。)
この行事は昔から子供が主催となる神事で、この時にまゆ玉やお餅などを持参して焼き、これを食べるとその年は健康で過ごせると言われています。

小学生による飾り付け 緑の松が 青い空に映える
火は勢いよく燃え上がる まゆ玉を手にして 皆で火を囲み 今年の健康を願う