電友下越 62号(H24.7)               電友下越へ戻る

 

 

 

 

 

○「題名 現在、韓国語を習っています」               新潟市東区  松田  

退職してから丸6年になります。退職後は物事をあくせく考えずに敢えてスローペースで生活するように心がけています。自分のペースですべて物事を進めることはできませんが、できるだけゆったりとした気持ちで事にあたるようにしています。

 こんな考えでいる中、現在、韓国語講座に通っています。この歳で韓国語はないだろうと少々恥ずかしくもありますが、昔から語学の学習には興味があったのでそれほど抵抗はありませんでした。

 韓国語を学習してみようと思ったきっかけは、NTT時代の会社の先輩と韓国旅行に行って、そこでの印象が大変よかったからです。

韓国の人は、自分より年上の人には親切に対応してくれます。道が分からず地図を見ていると若い人がすぐ声をかけてくれる、地下鉄に乗ればすぐ席を譲ってくれるなどを経験しました。自分ではそんなに歳をとっているとは思っていませんでしたが、そうでもないようです。しかし、日本国内ではそのような経験はありません。やはり韓国人は儒教の精神が浸透しているようです。

韓国人の中には日本語が話せる人が大勢います。それでも直接韓国語でコミュニケーションを図ればより親近感が深まると思います。こちらから韓国語で話しかけても、こちらが相手の言葉を理解できないために予期しないハプニングが起きるかも知れません。こういうときにどう対応するかがまたいい経験になるし面白いと思うのです。

 旅行から帰ってきて、韓国語に関する本を見にいったら、いろんなものが沢山ありました。初めて見る韓国語の学習本ですから、いちばん簡単そうな本を購入してみたところあまりにも簡単に書かれた本なので、これではだめだと思い、もっと韓国語が分かるようにと韓国語講座を受けることにしました。市報や新聞の折込み、インターネットで探したところ、受講料が一番安くて月2回・土曜日開催という講座を受講することにしました。その講座は初心者向けの講座で、いつでも入会、退会ができるという実に気軽な講座です。したがって学習の中身が薄いので、他の方法で勉強しなければレベルは向上しません。この講座を現在も受講していますが、受講生同士の情報交換の場としての位置づけで通っています。

 その講座とは別に、もう1つ韓国語講座に通っています。そこは新規に開設された講座で、現在8人が受講しています。そこに通って1年が過ぎました。1年目は文法中心の学習でしたが、2年目に入りようやくCDによるヒアリングが始まりました。

 韓国語は日本語と語順がほとんど同じなので学習しやすいです。漢字語も多く使われていて、その発音は日本語と似ているところもあります。しかし、表現の仕方が日本語と違う場合があるので、自分が表現したいことをそのまま韓国語に直しても、不自然な表現になってしまします。

 韓国語はハングル(朝鮮固有の文字)を使います。ハングルは音素文字(表音文字に類似)ですから、ひらがなやカタカナ、あるいはローマ字つづりをそのまま発音するのと同じです。ですから、字の形を覚えれば簡単に発音できます。(実際は文字1つ1つを発音するのではありませんが)

 韓国語を学習していると、日本語の学習にもなります。我々が普通に使っていることばも細かく分析しないと、正しい韓国語に直すことができません。日本語のひらがな1字でも、そのひらがながどういう意味を表しているのか分析しなければならない場合があります。

 韓国語を学習していると、段々難しいことが分かってきました。しかし、どういう訳か、いやになったりしません。これから何年先までかかるか分かりませんが、ゆっくりあせらずマイペースで学習していくつもりです。

とにかく何事も気長にやるのが一番いいと思って生活しています。

 

  (次回は、新潟市中央区の 馬場常男さんにお願いします。)