電友下越 58号(H23.7)               電友下越へ戻る

 

 

 

 

○『Photo便り』 その1、その2

                                  新潟市西区小関淳司

 

 月日の経つのが早いもので、リタイアしてから、あっという間に7年も経ってしまいました。

 現役時代には本格的に始める事ができなかった写真を少し勉強しようと、NHKのカルチャースクルーに通

いデジカメの勉強を始めました。 現役時代と違い、自分で自由にコントロールできる時間がたっぷりとあった

こともあり、女房様があきれ返る程に、写真に熱中する日々になってしまいました。(笑)

 現役の時代は―家を支える大黒柱の重責がありましたが、二人の娘も嫁ぎ、孫のお守を頼まれる生活環境

となったこの頃は、家長の重責もなくなり、自分の好きな事に全力投球できる人生を楽しんでいます。

写真を始めてから数年後に、その時々に撮った自画自賛のナイスショットと拙文等を書き込んだ『フオト便り』

をハガキにまとめ、一週間に1枚をベースに友人に3年間続けて差し出す事ができました。

本日は、この『フオト便り』から手前味噌にて厳選した(笑)『フオト便り』を紹介させて頂きます。

 

 ★ 『フオト便り』その1                        (2009.04.28発信)

             

前略、”09”桜便りの一枚目の写真をお届いたします。池の畔に咲<満開の桜に、冬の渡り鳥の白鳥が舞う、

春景色と冬景色がコラボしたツーシーズンの景観を一枚の写真にて撮ることができました。((^-^))

時々白鳥の流し撮りに出掛けている旧神林村の「お幕場大池公園」で4月20日に撮ることができました。

県内の福島潟、佐潟、瓢湖等で越冬した白鳥はとっくに北帰行して何処にも白鳥はいませんが、ここ大池

には、まだ、まだ、沢山の白鳥がいます。北帰行するための中継地として飛来し、ここでしばらく羽を休め北に

向かいます。以前から満開の桜に白鳥が飛ぶ景観をいつか撮りたいとイメージをしていました。

 この様な景観は、ビユー福島潟の館長の清水重蔵さんが発行した写真集「櫻一会」の中にあり、この写真集

を見てからは、私もいつかこの様な景観に立ち撮ってみたいと願っていました。 いいチャンスに恵まれ現実と

なりました。作品的には今ひとつの絵柄ですが、観光写真的には何処かのフォトコンテストに珍しい景観として

応募出来るかもしれません。  今年は4月16日と18日に2回も、桜が見事な鶴ケ城や石部桜の会津若松市

に通勤いたしました。ジャストタイミングの春爛漫の鶴ケ城では色々な出会いがあり、楽しみながら一日中

写真を撮ることが出来ました。桜は作品的には難しい被写体でいつも上手く撮れませんですが、観光写真

的に気楽に楽しみながら撮っています。この後も気楽に撮ったお気に入りのショットをお届け致します。

本日はこれにて失礼いたします。      《Photo no7204-3tif 》    J u n j i -Koseki   早々

(2009.06.11発信)

★ 『フォト便り』その2

                                     前略、旧松代町にある星峠の棚田のショット

                                    に続き5月27日の早朝に旧山古志村の塩谷で

                                    撮ったショットをお届け致します。前日の天気予

                                    報から、空が赤く焼け、赤く焼けた空の色が棚

                                    田の水面に映り込む景観をイメージしたんです

                                    が、雲が多く朝焼けはカラ振りでした。朝焼けの

                                    代わりに、棚田の上部にはいい感じの朝露がた

                                    なびき、気温が低く、早朝の青みが強く出るい

                                    いショットを沢山撮ることが出来ました。

                                     山古志の棚田の景観は年々有名になり、年

                                    を通じ、北は北海道から、西は九州からも大勢

                                    のカメラマンが訪ねてくるそうです。また、アマ

                                     チュアカメラマンの方で山古志の景観が気に

                                     入り、ここに住みつき、山古志で撮った写真を

                                     自宅のアトリエに飾り、山古志に訪ねてくる人

達に自宅を解放している方がおります。私もリタイアした後に写真を趣味に楽しんでいますが、大変スケー

ルが大きく、レベルの高い楽しみ方をしているのにビックリ致します。私にはここまで、とても、とても、出来

ません。多分こういう方は才能があり、天才肌の方ではないんでしょうか。以前、アトリエの作品を拝見させ

て頂きましたが、春夏秋冬の山古志の美しい景観を切り撮り、それは、それは、見事な作品ばかりでした。

5月下旬に、突然、女房様からOKが出て購入したカメラにも少しづつ慣れて来ました。このカメラを持って

とある日の午前1時半に起床し、裏磐梯に出掛けて来ました。裏磐梯の午前中は小雨が降ったり霧が出た

りと変化のある天候です。渓流沿いに咲くサワオグルマ草の群生を撮ったりと初体験ショットばかりでした。

これまでの裏磐梯は、新緑の春景色や、湖沼の霧景色や、紅葉の秋景色や、冬の雪景色を撮りに行<こと

が多かったですが、今回出掛けた場所は写友に案内して頂き、初めての撮影地ばかりでした。この時季に

しか撮ることの出来ない旬の花の撮影でした。近々中にお気に入りのショットをお届けする予定です。

本日はこれにて失礼致します。   《Photo no0477・1tif 》   J u n j i ・Koseki      早々