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第53号(H22.4)

○私 の 散 歩道

                              弥 彦 村    高 橋 レ ン

 弥彦神社のある弥彦に私は住んでいます。弥彦山、温泉、競輪賜そして公園と観光もいっぱいで

 す。

 その中でも、私の大好きな場所が公園です。,

 家を出て100mほど歩き、踏切を渡るとじきに弥彦駅前に出ます、さらに50mほど進みますと

 弥彦公園に入ります。公園内をぐるりと一巡し戻ってくるのが「私の大好きな散歩道」です。家を

 出てからわずか30分位 ですが、周りの風景を楽しみながら味わいながらゆっくり歩くのがとても

 大好きです。

 四季折々美しさが変わり

 春  桜が咲き、つつじが咲き、新緑に酔いしれる時期です。

 夏  池の中の鯉が餌に釣られ勢いよく泳いでおり緑の中で2~3度は気温が低い絶好の避暑地

 に感じら れます。

 秋  何といってももみじ谷の紅葉です、公園内のもみじの本数は約500本と言われております、

 10月中句から11月いっぱいまで楽しめます。

 冬  すっかり葉っぱも枯れ落ちた木々に真っ白な雪が舞い降り、きらきら輝いている情景、寒い

 けれど大好きです。

 どの季節も少しでも見逃すことはできません、毎年出来るだけ多く見るようにしたいと思っていま

 す。

 公園に入り真直ぐに進むと左にはもみじ谷、右には小高い山があり更に進むとトンネルに入り

 ます、トンネルを抜けると桜並木(と言っても100mくらいの長さ)に出ます、さらに右に降り歩いて

 行くと私の一番大好きな場所に出ます。椎の木、いちょう、モミジ、ヒノキその他沢山の種類の木が

 元気で延びており、脇には水が流れ、木の葉が流れに沿って下の池へと落ちて行く様子、広場

 には子供達が遊ぶブランコや滑り台の遊具もあり、子供達がいつもにぎやかに遊んでいます。

 若いころ、淡い切ない恋心をこのモミジ谷で癒された事もあったかなー、胸にいっばいの辛い思い

 を持って歩いているうちに何とかく楽になったような気がしたな-。

 そもそもモミジ谷を大好きになったルーツは子供のころにあったのではと考えられます。子供の頃

 両親が公園内の雑木の下刈に来ていたので、付いてきて公園で遊んでいたのです。まだ5~6歳

 だったでしょうか、

 トンネルが怖くて1人では通り抜け出来ないのに抜けたくてしょうがないのです、休憩の時間に母に

 せがんで恐る恐る通り抜けた事を懐かしく思い出しました。

 そうそう小学校の図工の時間、1年に一回は公園で写生大会でしたっけ。

 生まれも今も弥彦村に住んでいる私はこんなに大好きな所があることをとても幸せに思っています。

 

 ボランティア活動で、モミジ谷の上の山に約100本の桜の木を去年の春植えました。もみじ谷を進

 み更に上に登っていくと湯神社(石薬師さまとも呼んでいる)に行く道が続いています、その入口に

 桜の苗木を植えました。

 しだれ桜を道の両脇に、その奥にソメイョシノ、更に奥に八重桜と欲張って沢山植えました。今年の

 春は桜の花びらが観られるでしょうか?そしたら皆で桜の木の下で花見だね、“花より団子”になる

 かもね。

 (次回は新発田市の 星野淳雄さん にお願いします。)