「白駒池」呼称について
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”「白駒の池」の呼称”を守る会 篠原富和

 「白駒池」と呼ぶのが正しいと分かっていても「白駒池」と聞いたことがなかった若い人や、全国からのハイカーや行楽客に接して営業している方々のほとんどは「白駒池」でいいのでは...と言っているようです。これは「白駒池」と呼んできた者にとっては大袈裟に言えば、山の一画を削り取られたような地名の自然破壊です。
自然愛好者は自然破壊を好みません。正しい地名を知れば必ずそれを支持します。

 白馬岳がよい例です。ハクバ岳と呼ぶものがいれば「シロウマ岳が正しい」「シロウマ岳と呼びなさい」と必ず言われます。元は代掻きのころ現れる馬型を代馬と呼んだと登山者が知っているからだ。ここはあまりにも大きい別の地名が多すぎる。ハクバの付いたスキー場やゴルフ場それに村まで。シロウマと発言する人がいなくなればすぐにでもハクバ岳にされてしまうでしょう。

 白駒池の場合、「白駒池」ですから意味においては根本的違いはありませんが、固有の名詞ですから一字たりなくても間違いです。付近のスキー場やゴルフ場が白駒池○○などと付けられていなくて幸いでした。 山や高原ばかりでなく普通の地名も全国的に開発による銘柄のための名称(スキー場、ゴルフ場、ホテル、団地開発業者が勝手に付ける商品への名称)に押され混乱しています。 白駒池は「山手線」騒動とまったく同じです。江戸っ子は「東京も田舎もんが増えて山手線が山手線になっちまワーてやんでい」

佐久のぬけ作は「東京もんがシラコマイケなんつうからいいとおもってまねするだー」

 

 白山書房発行『日本山名総覧 武内 正著』ではヨミについて、現在地元で呼んでいる読み方を基本にしたので登山界や国土地理院の資料と異なる読み方の山があると地名の読み方に対する正しい姿勢を記している。登山界や国土地理院地図には故意またはうっかり間違った呼び方の地名・山名があるのだが、マスコミのほとんどが「複数ある地名は”一般的呼称”を採用」などと自ら間違えてひろめた地名を地元にも押し付けている。
 私には佐久地方しか知ることはできないが、それぞれの地元からの地名・山名の呼び方を発信してほしい。

参考文献・資料

1.季刊 山の本(白山書房) 42号 2003年 1/15日号 「山名時代考」 石井光造 (編集委員 山名由来の調査中)

「白駒の池」の投稿

1.小海町公民館報368号 「白駒の池と呼んで・書いて」 篠原富和

2.岳人(東京新聞出版局) No.667 1/15日号 「北八ツ白駒池は地元では白駒の池」 篠原富和

3.季刊 山の本(白山書房) 42号 2003年 1/15日号 「白駒の池と呼んで!!」 篠原富和