JIA, the Japan Institute of Architects

JIAは

建築家の職能理念に基づいて、建築家の資質向上および業務の進歩を図ります。

また、建築物の質の向上および建築文化の創造・発展に貢献し、

公共の福祉増進に寄与することを目的としています。

 建築家(アーキテクト)の語源アルキテクトン(大技術者)は建築物のみならず都市計画にいたるまでの生活環境全般まで、
責任を持って創造していく”職能人”に与えられた称号です。
 欧米において、この職能人(プロフェッション)は建築家・医師・弁護士などを総称し、ひろく社会から信頼されています。
明治維新以降、欧米型の建築家の職能を我が国にも定着させようとした先達たちにより、
明治19年(1886)に造家学会が誕生し、また大正3年(1914)にはJIAの全身である全国建築士会が組織され、変遷を経た後、
昭和62年(1987)に社団法人新日本建築家協会が設立、平成8年(1996)に社団法人日本建築家協会に名称を変更しました。

 21世紀を目前に控えて、時代は大きく変貌しようとしています。
この時こそ、建築家は高度な知識と経験を基礎とした職能理念に基づいて、
これからの生活環境の創造と建築文化の発展に寄与していかなければならないと思います。
新しい時代に即応した建築文化の構築、急速な自由化に対応していく国際化の育成、
社会公共に広く認められる信頼と地位の向上、と
新たなパラダイムの設定はJIAの歴史的使命でもあります。

 JIAはこのような職能理念に基づいて活動する会員の方々によって支えられています。

 JIAでは建築家憲章(旧職能原則5項目)を制定し、職能理念を明確化しています。(建築家憲章は(社)日本建築家協会(JIA)とはを参照願います。)

 JIAの活動紹介(1996年現在)

 

 ●一般社会のために

環境問題への取組み
(環境問題の情報発信と啓発・JIA環境建築賞の運営)
JIA環境行動計画指針は法令業務情報を参照下さい

建築家情報の整備(JIA名鑑の発刊等市民に対する建築相談と情報の発信
詳しくは建築相談の項を参照下さい。

阪神・淡路大震災をはじめとする震災のボランティア活動と復興にむけての各種施策提言をはじめとする災害対策や復興支援

公共建築設計懇談会への参加
(公共建築物の課題を解決し、よいより街・建築づくりを支援)

設計者選定方法の改善で優れた社会資本の整備を図る
(入札によらない設計者選定方式の提言・等)

優れた建築家の顕彰(新人賞・環境建築賞・25年賞)により建築のあり方を示す

図面ライブラリーの整備やオープンデスクの運営

(建築家を目指す学生等の実務教育の支援)

戦後近代建築を考えるキャンペーンやJIA25年賞の運営
(文化性・芸術性等に優れた建築物の保存・再生)

建築家国際交流基金の運営

 

 ●会員相互のために 

建築家資格制度の創設推進
(国際的に通用する資格制度と実務教育制度の確立)
(会員を対象とするCPD/継続職能研修の実施)

インターネットを利用した建築家プロフィールの公開(クライアントアドバイザリーサービス)やコンペ・プロポーザルの情報提供
会員事務所の実績や作品歴をまとめ、一般ユーザーに建築家やその業務を紹介

JIA大会・等での各種セミナーの運営
(全国大会、支部大会、耐震・補強、マンションメンテナンス、環境、福祉等)

書式の制定や図書の発刊
(業務委託契約契約書やマンションメンテナンス・DAコレクション等多数)
*詳しくは発刊図書の項をご覧ください

建築家賠償責任保険の運用をはじめとする各種保険等

(責任体制の整備と事故例の集積による事故の再発防止)
(疾病障害保険・年金共済制度)

クライアント意識調査

(顧客ニーズにもとづいた業務領域の整備)

設計情報伝達調査研究とJIA・SPEC(仕様書)の研究
(設計図書のあり方や監理業務のあり方の整備)

統一経理基準の検討
(設計事務所の合理的な経営の補助)

会員個人を基本としたフレキシブルな活動体制
「委員会」や「部会」が多数あり、様々な問題解決や社会活動を行っています。

 ●国際社会のために

国際建築家連合(UIA)への加盟と活動

アジア建築家評議会(ARCASIA)への加盟と活動

その他 各国の建築家協会との交流

(交換留学生への協力やテーマ毎の共同研究等)

6月15日は建築家の日