聖地巡礼録〜2006年第3回「かみちゅ!」巡礼@尾道


10月上旬、珍しく三連休がもらえました。
(うちの勤務先は基本的に第3・第5土曜日プラス休日がある週の前後いずれかの土曜日が振り替え出勤となっているのです)。
さて、どこへ行こうと思案。広島に帰省するか大阪は日本橋へ行くか、それとも・・・
「そうだ、尾道へ行こう」 (デジャヴ?)
今までは帰省の道すがらというパターンが続きましたが今回はまさに巡礼の為の尾道行。
そうと決まればゆっくりしていられない。引越しのドタバタで延び延びになっていた車のエンジンオイルとオイルフィルタの交換を
連休初日に行きつけの貸しピットを借りて実行。
そして翌日第2日、目覚めてみると・・・脚の付け根が痛い。
前日のオイル交換の際、オイルを抜く時に下から持ち上げるように車体をゆすったのがいけなかったか、右の股関節を少しばかり痛めた様子。
大事をとってその日の巡礼は断念。湿布を貼って翌日に順延することにしました。
(実は最初の京都OFFでもやはり股関節を痛めた状態で参加してまして・・・その時は前日まで研修で大阪に来てて山登りで脚痛めたんだっけか)

そして連休最終日。脚の痛みもとれ、いざ尾道巡礼決行。前日様子を見て正解でした。
瀬戸大橋を渡り、水島〜玉島経由で国道2号に合流。一路西を目指す。
秋のドライブ、BGMにはギルバート・オサリバンのベスト盤が心地良い・・・と、福山の手前で一台の車とすれ違う。
ホンダのフィットと思しきコンパクトカー、そのフロントには昔なつかしホンダN360(Nコロ)のフロントグリル&ヘッドライト。
しかも周囲をちゃんと板金処理して取り付けてあるという「なんじゃこりゃ!?」な車。
いや、ホントに見たんですって!信じて、ねぇ、信じて!

そして県境を越えて福山に。2号線沿いに「毛毛頭」と書いて「モケット」という理髪店があるのですが、ここを通るたびに必ず詠唱してしまう一言・・・
「けけあたま!」
関係者の方、もしここを見てたらごめんなさいm(_ _)m

そしてちょっと福山のアプライド(てぇか「あぷあぷ」)に寄って「370ピンのPenVも、地方の店頭在庫でもタマが増えてきたな〜」とか思いつつ尾道へ。
第1回巡礼と同じく東から侵入。まずはラーメンでも・・・
「そういや「東珍康」って(山陽道乗ってた場合)尾道IC降りて市街地に行く途中になかったか?」
てなわけで一度市街を通り抜けて尾道IC方面へ。そして見つけたのは良かったが店頭にズラッと行列。
行列は讃岐うどん店巡りでも経験してるので良いのですが、巡礼の時間があるので泣く泣くパス。さらに北上したところにあった某店へ行きました。
さて、市街に戻り、さくらパーキングにでも停めるか・・・と思ったら満車。第1回と同じく駅前に駐車。
ゆりえ様(八島様も貧ちゃんも)の居ない神無月の尾道、今回は山の手の東および向島を探索することにしました。



2話、八島様探しの途中の「のれんまたぎ」の家発見。
さらに上へ上がっていくと・・・



ここが5話、寝込んでたゆりえ様が幽体離脱した時に飛び回ってた丘でよいのでしょうか?
ていうか、石段の途中にスクーターをよく見かけたのですが、一体どこから・・・???

一旦下に降りて向島へ。行きは尾道渡船を利用。船を下りるとそこには・・・

 

大林監督の「あした」のロケセット(呼子浜港)が。
現在は兼吉(けんきち、に非ず。「かねよし」です)バス停として利用。


  


「人工的に朽ちた感じを出した」と以前にどこかで見た記憶があるのですが、生で見ても自然に朽ちた感じがうまく出てました。



「ろーってなんや?」(あずまんが大阪さん風に)
えー、「櫓」らしいです。
ゆりえ様が大和さんと交信した場所、ここで合ってるでしょうか?


そして住宅地を通って西へ。
親戚が瀬戸内海に浮かぶ小さな離島に居るせいか、天満屋ハピータウンのような大き目のショッピングモールがある辺りはあまり「島」という感じがしなくて・・・



向島のとあるラーメン屋の呼び込みに再就職したミスタービルド(^ー^;)
(画像のファイル名が「tyreman」となってますが、ブリヂストンのミスタータイヤマンと混同してた名残りです、お恥ずかしい)

そこから北上、福本渡船の渡し場まで歩く途中、ふと、ある漫画を思い出しました。

「青葉燃ゆ」
今から10〜15年ほど前に、集英社の今はなき漫画誌「ベアーズクラブ」で「UPTOWN BOYS」「CHA・O!」を連載してた
のんた丸孝先生の女子剣道モノ。あれも尾道〜向島が主な舞台だった筈。
ちなみに、私が時々CGにイメージ曲のタイトルを併記してるのは
のんた丸先生&いーだ俊嗣先生(昔を知るローディストの方には「すんぢ」さんとお呼びするほうが通りが良いでしょうか)の影響でして(^ー^;)
あとで調べると、のんた丸先生、現在は主にパチンコ雑誌で活動されてるとか。
実家に単行本置いてるはずなんで今度帰省した時に堀っくりかえしてみようかな。

そうこうするうちに福本渡船の渡し場へ。



「かみちゅ!」本編で見る限りでは広く感じた渡し場も実際行ってみると意外と狭く感じたり。
船を待つ間、両側に居た料金係のおばちゃん達の世間話を聞くとは無しに聞いて感じたこと。
「尾道の方言って、広島よりむしろ愛媛の方言に近いな」。
少なくともアクセント的には広島弁ほど特徴的な抑揚も無く、元来愛媛県人の福郎にもなじみやすい関西系アクセント。
島伝いに渡っていけば今治だし。



船上から見る日立造船のクレーン群。前の月まで夜になると色とりどりにライトアップされてたそうですが、
既に解体が始まってました。
この日も休日だというのに解体作業がおこなわれて・・・

そして本土に戻り、散策を続行。



1話、「台風ゆりえ」に吹き飛ばされる看板の現物。
他のサイト様で知ったのですが、上に書いてある「旭菊水」の酒造元って、芸予地震がもとで廃業してたんですね・・・
広島に居たころはよくRCCのラジオCMで「あさひ〜きく〜すい〜♪」って歌が流れてたのを聞いたものですが・・・
てか、この看板、オバきゅ〜の近くなのね(^ー^;)



2話、八島様探しの途中のイカのもののけが絡んでた鉄塔・・・の筈なんだけど・・・
逆光で見事にこの有様。ちくしょ〜

もうそろそろ良い時間なので、最後に「石猫」でも探しに行こうかと古寺めぐりコースを歩いてると、最後の最後にあっと驚く出会いが・・・!

「お〜、ここが『帆雨亭』さんか〜、とすると『坂道写真館』さんもこの辺かな?」
とか思って右を見ると、その「坂道写真館」さんの門から一頭の犬がのそのそと・・・
「まさか、いや、そんな・・・」
石段の途中にしゃがみこむ途中に見えた首輪にぶら下がる札に書かれた「ダイエット中」の文字。
間違いない!

ドドドドドドドドド・・・(某ジョジョの奇妙な擬音風に)



ドビンちゃ〜〜〜〜ん!!!

「アナタはあのドビンちゃんですか」
「そうですか」
「では失礼して一枚」

撮らせていただきました。

有名人(犬)に会えた興奮から、石猫のことはもはや頭の中から飛んでいってしまい、そのまま坂の下へと下りていってしまいましたとさ。
そしてそのまま帰路につきました。秋のドライブ、BGMには杉 真理の「LADIES&GENTLEMEN」も心地良い・・。

三回の尾道巡礼で感じたこと。
「街のつくりが有機的だな」ということ。道も、建物も。急峻な地形に合わせて自然にそうなった、といった感じの。
実際にもののけや八百万の神様がそこここに居てもおかしくなさそうな。
さて、次はいつ行こうか、何を見ようか・・・

お土産:


以前ある方から「広島の酒ならコレ!」と聞いてた「賀茂泉」(尾道で無く東広島・西条の酒ですが)と
一番館の尾道ラーメンを。

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