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9/04/2007*

  先週観た映画。仙台フォーラムにて山下敦弘監督作品 『天然コケッコー』。甘酸っぱい感傷と静かなおかしみ。ポカンとしていながらも、ときに強い意志が感じられる夏帆の表情が素晴らしい。レイハラカミの音楽ものんびりとした風景に意外と合っており、総体的として思いのほか感動的。山下監督の作品は"イメージの浄化"と"リアリティの追求"とのバランスが絶妙に思うが、本作でもその平衡感覚は健在だった。次作も楽しみ。
 以下、DVD。吉田喜重監督作品 『情炎』。サイレン、塑像鑿、蝉、風、潮騒、そして静寂。これらの音がモノクロームの情事と重なり、緊張感ある映像を創り出す。難解さは多少あるものの、先日観た『煉獄エロイカ』に比べればかなり控えめ。このくらいのほうが、個人的には好きかもしれない。
 杉作J太郎監督作品 『怪奇!!幽霊スナック殴り込み!』。良くも悪くもオトモダチ映画。ただし、タナダユキのエロスを引き出した助平なカメラ視点は評価されるべきところかと思う。
 行定勲監督作品 『閉じる日』。これこそ対象を浄化/漂白するのみの、理性的な映画。この手の自己陶酔作品も昔は嫌いじゃなかったんだけど、最近はどうも受け付けなくなってきている。同監督作品の『贅沢な骨』や『ひまわり』とか、今観たらどうなのだろうか。

 購入した音源。Jim White 『Drill a Hole in That Substrate and Tell Me What You See』(Amazon)とV.A. 『はっぴえんどかばあぼっくす外伝 素晴しき船出かな』(Amazon)。タワレコのセールにて、それぞれ515円。あと買ってはいないが、セール箱にEuros Childs 『Chops』(Amazon)を発見。ああ、ソロになっても落ちてくるのかこの箱に(七五調)。



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