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9/25/2007*

  23日、桜井薬局セントラルホールにて賈樟柯監督作品 『三峡好人(邦題:長江哀歌)』を鑑賞。ダム建設によって水没する街を舞台に描かれる、二つの男女の物語。大きなうねりと、それによって荒廃する感情の機微が、丁寧に綴られていく作品。
 ストーリーは総体として、ゆっくりと、叙情的/叙事的に展開。しかし、ビルがロケットように飛んでいったり、京劇の格好をした人がポケットゲームに興じていたり、半裸の男達がベットに群がって麺を啜っていたり、汗まみれのデブが大声で歌っていたり、画面の後方で綱渡りをしていたり等、超現実的でおかしな状況が緩慢な流れのなかにポツリポツリと挿入され、観る者のたゆたいをときにピタリと堰き止める。
 これらの状況/画はたぶん、いかようにも解釈は可能。可能だが、私は無理に意味を求めることはせず、そのまま、あるがままにまずは受け止め、ファンタジーとしてこの作品を観た。結果、『世界』を観たときとは監督に対する印象が微妙に変わってしまったが、かといって作品を否定するかといえばそんなことはなく。むしろこの意味不明さが、次作への期待に繋がったような感じ。

 映画のあとは同行したトモダチと軽く飲み。隣席のサラリーマン二人、当然まったく面識のない方々が、明らかに私の同僚の話をしている。どこで誰が聞いているか、ホントに分からないなあということを、逆の立場から実感。

 今月買ったのにメモし忘れた音源。Teiji Ito 『Music for Maya ~ Early Film Music of Teiji Ito』(Amazon)、David Garland 『Noise in You』(Amazon)、Cavalo-Marinho 『Bresil:Fete De Rue Du Nordeste / Sea Horse - A Folk Street Show from the Brazilian Nordeste』(Amazon)。Teiji ItoはAmazon、David GarlandはHMVの通販。Cavalo-Marinhoは新星堂のワゴンセールにて500円。



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