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5/27/2007*

  一昨日くらいから「小林トシエ」で検索かけてこられる方が多いのだが、なんかあったのでしょうか?

 土曜日、仙台セントラル劇場にて山下敦弘監督作品 『松ヶ根乱射事件』。結論から言うと、非常におもしろかった。登場人物すべてが爆弾を抱えているものの、いずれも爆発しそうで爆発しない。たとえ爆発したとしても、不発弾のようにくすぶるのみ。「あ、そろそろ来るかな」というつもりで観ていると、見事にはぐらかされる。ただその"はぐらかし"は、山下監督独特の"間"で、ペーソスとおかしみをもって創り上げられており、積み重なって、そしてグルーヴとなって、ラストシーンの乾いた銃声へと導いていく。出口のない鬱積した情念が作品全体に渦巻き、観賞後にモヤモヤとした気分になること必至だが、これはこれで映画の醍醐味。個人的にかなり"残る"作品、だった。
 ちなみに、本作の劇中音楽はパスカルズが担当。彼らのファンであるが故、どうしても贔屓目の感想になってしまうが、"穏やかさの中に潜む狂気"にあのサウンドがうまく寄り添っていたと思う。特に、一応の平穏さを取り戻す場面で流れる「Kai no Mimi」(既発曲)は、あたかもこのシーンのために作られたかのようにマッチしており。ちょいと涙腺が弛みました。



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