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3/27/2006*

 先週末のこと。MACANAにてマーガレットズロースのライヴを、仙台フォーラムにて今村昌平監督作品 『にっぽん昆虫記』と山中貞雄監督作品 『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』を鑑賞。どれもこれも、素晴らしく、面白く、楽しかった。

 公私共々イベント続きだったこの一週間。CDも積ん聴状態だったが、ようやく時間が取れるようになってきたので、以下、今月中旬以降に届いた新譜3枚の感想メモなど書いてみる。

Euros Childs 『Chops』 Euros Childs 『Chops』(Amazon)。Gorky's Zygotic Mynciの奇天烈哀愁はそのままに、よりチープに、より自由に創り上げた初ソロ作。荒削りで隙だらけ、なのに愛嬌があってどうしても憎めない、そんな愛おしい楽曲が14曲。努めて客観的に聴くと、Paul & Linda McCartney 『Ram』(Amazon)とどこか相通じるモノがある、ような気も。目下、ヘヴィーローテーション中。

Stephin Merritt 『Showtunes』 Stephin Merritt 『Showtunes』(Amazon)。Chen Shi-Zheng監督のオペラ『The Orphan of Zhao』『Peach Blossom Fan』『My Life as a Fairy Tale』から楽曲をセレクトした作品集。Stephin Merritt名義ではあるが、マリンバ、京胡、揚琴、琵琶などで演奏されるその楽曲は、完全に京劇オペレッタ。とはいえメロディラインにStephinらしさはしっかりと息づいており、総体としては無国籍風Magnetic Fieldsなる印象も受ける。今の私の嗜好的には、むしろこのようなスタイルが、いいかも。

K-Space 『Going Up』 K-Space 『Going Up』(Amazon)。Tim HodgkinsonとKen Hyder、そしてトゥヴァ共和国出身のシャーマン・Gendos Chamzyrynによって結成されたユニット。音圧の高いリズムとフィードバックノイズ、それに喉歌のような唸り声とフィールドレコーディングが重なり、途轍もなく深遠な音響世界を創り上げる。なんと言っても、サウンドの向こう側に見えてくるものが、とにかく、でかい。なんかよく分からないけど、でかい。アブストラクトサイケとしては究極の作品なのではないか、と思う。



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