先週から今週にかけて。
○日、職場が朝から消防設備点検。「火事です、火事です、冷静に避難してください」。終日、こんな放送とサイレンが鳴りっぱなし。おかげで仕事がまったく捗らず。 そんな我々を察してか、点検員さんらは気を遣って、サイレンが少し途切れるたびに音楽(イージーリスニング系の穏やかなヤツ)を流してくれていた。もっとも、流してくれるといっても、作業中の部屋で流れている音楽をマイクで拾っているだけ。作業中の会話とか電話の呼び出し音とかマイクをゴソゴソと擦る音とか、ノイズが満載のその音楽は、さながらテープコラージュのようになっていた。
△日、ヴィデオの返却にメディアテークへ。帰り、1階のナディフに立ち寄ったら、『ユリイカ2004年11月号 特集*藤森照信 建築快楽主義』(Amazon)が面出しでどーんと並んでいた。おお。こんな特集号が出ていたことを今の今まで知らなかった私。迷うことなく購入。ていうかなんで今さら1年以上前の特集号を面出しで?と思ったら、横でやってた卒業設計日本一決定戦の審査委員長としてご本人がいらっしゃっていたようで。さすがナディフ。そういうとこはしっかりしてる。 この特集号、まだ半分くらいしか読み終えてない段階でこう言うのもアレだけど、内容はかなり充実している。特に藤森氏と中沢新一氏との対談は、発言一つ一つが非常に面白く、かつ示唆に富み、ふむふむと頷きながら一気に読んでしまった。藤森:設計もそうで、結局は内的必然性がないとできない。それでむしろ自分の内的必然性というのが、誰でも当たり前だけど、ちょっと他の人とは違うということがわかる。それはなぜだろうということを今度は知力で理解しようとする。幸い僕はある時期本をたくさん読んでいろんな分野の勉強をしてたから、助かるんです。変な言い方だけれども、勉強をしていないととっかかりがないし、言語化できないでしょ。 中沢:勉強は大事ですよ(笑)。 藤森:本当に。していないと自分の中にたまっているものがなんなのかわからない。 中沢:最後までわからない人もいますけど。 部分引用だとちょっと何様という感じの発言。だが、二人の対談をすべて読むと、"勉強"という言葉が何を意味するのかということも含め、この箇所がかなり説得力を持って読み手に響いてくる。
×日、夜中、何気なしにテレビを観ていたら、天気予報のバックで、とある外人歌手のプロモーションヴィデオが流れてきた。画面下には"マラソンのワキウリ、歌手デビュー"とのテロップ。"マラソンの"という説明は余計だろと思ったが、よくよく考えてみればその説明がないとワキウリだと誰も気づかないのかもしれない。ていうか、私は絶対に気づかない。そういう意味じゃ、走りで記録を残し、ルックスを記憶に焼き付けた、カール・ルイスは凄かったんだなあと思った(シンガーとして)。 |