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7/30/2005*

Tys Tys 『Go Get Some』 Tys Tys 『Go Get Some』(Amazon)。デンマークのストレンジ・ジャズ・グループの2nd(らしい)。ユーモラスで哀しく温かいメロディーはいずれも穏やかでありながらどこか実験的。キーボード/ピアノを主体とし、それにトランペット/ギターが絡むアレンジも見事で、プレーンな楽曲を過不足なく演出している。全体的にRobert Wyattに似た空気感もあるが、Maria Laurette Friisの乾いたヴォーカルがのることで、Wyattそれとは明らかに異なる世界が目の前に広がっていく。今週はホント、コレばかりを聴いていました。
(試聴はこちら


7/26/2005*

マジックカーペットライド 21日、仕事帰りにTSUTAYAにてミュージックマガジン、ブックオフにて『草原のチェロ~モンゴルの馬頭琴』(Amazon)と深田恭子 『Moon』(Amazon)を購入。ミュージックマガジンでは中村とうよう氏の0点が久しぶりに登場。なにげにスルーしていた作品だけど、ちょっと気になってきたり。んー聴きたいかも。

 22日、本日より3日間、学生さんの実習対応。初日の今日は仕事の概説を延々と喋り倒す。夜、Ivor Cutler 『Velvet Donkey』(Amazon)と『Klassic Klezmer』(Amazon)が届く。『Klassic Klezmer』は『Tibetan Prayers, Chants and Bells』と同じレーベルからリリースされた3枚組42曲収録のクレズマーオムニバス。ライナーなし、クレジットも曲名と演奏者のみと、不親切極まりないが、内容はなかなかどうして聴き応えあり。ていうかこの値段なら買って損はないでしょう。

 23日、実習対応2日目。実測調査演習と資料整理。学生さんに裏の話をちょこっと話したら、「押しつけ合うのはみっともないし、とても悲しい」と実習レポートに手厳しいコメントを書かれる。大人の事情を許さない若い感性が羨ましいな。夜、今井正監督作品 『どっこい生きてる』をヴィデオで。冒頭で映し出される鉄橋の陰鬱なシルエットがすべてを物語る作品。カメラワークに面白味はないものの、ほぼ全編ロケという映像は妙にリアリティーがあって作品に力を与えている。

 24日、実習対応3日目(最終日)。室内に籠もっていてもアレなので、近所の建築の見学などを。 夜、歴博水上舞台にて雅楽の演奏会を鑑賞。総勢20人ほどの奏者が繰り広げるスピリチュアルな音世界。5月に観た伊勢神宮展のそれとは比べものにならないくらいのスケールの大きさ。もう圧巻としか言いようがなかった。会場では久しぶりに会う方がちらほら。皆も皆から「痩せましたねえ」と言われたり、中には「大丈夫ですか」と心配する人も。体重は大して減ってないんだけどねえ、そんなに雰囲気変わったかな。


7/21/2005*

  17日夜、みなと祭の花火を観に塩竈へ。塩竈の花火は、昨年まで仙台の花火と前後する開催だったのだが、今年からは海の日の前日(休日)に変更となり、他所の花火ともバッティングしない日程となった。おかげで、というかそのせいで、この日の塩釜港は黒山の人集り。やはりこう混雑しているといまいち観た気がしないなあ。帰り、現地で落ち合ったトモダチと仙台でのリベンジを誓いつつ、これまたひどく混雑した仙石線で帰宅。んー疲れた。

 18日、宮城県美術館にて「花人 中川幸夫の写真・ガラス・書-いのちのかたち」を鑑賞。私が中川幸夫を知ったのは、裸のラリーズの付録EP目当てで購入した「etcetera」でその作品を見たのが最初。そのときは単に気持ち悪いという感想しか抱かなかったが、実際に彼のガラス作品や書、そして大判の写真作品を見てみると、非常にピュアなクリエーターであることが分かった。花を擬人化/擬態化するさまなど、子ども粘土遊びの延長のようでかなり面白い。
 美術館の帰りは駅前のブックオフ。中谷美紀 『私生活』(Amazon)と『クロニック・ラヴ』(Amazon)を購入。今さら中谷さんを再評価、というわけではなく、ただ単に最近『ケイゾク』を観返したからという、それだけのこと。とはいえ名曲「クロニック・ラヴ」で聴ける透明感ある歌声は、この季節には一服の清涼剤となる。


7/16/2005*

  先週末から今週にかけて。メディアテークや図書館にて、黒澤明監督作品 『野良犬』と『生きものの記録』のヴィデオ、武満徹全集の2-2と4-4と5-1、『Kurt Weill:Die Dreigroschenoper(三文オペラ)』(Amazon)、平野愛子 『昭和を飾った名歌手たち(10):港が見える丘』(Amazon)。職場の先輩からMike Figgis監督作品 『Red, White & Blues』(Amazon)、『The Arms Concert』(Amazon)、『Beatles:Around The World』(Amazon)。ブックオフにて太陽とシスコムーン 『Taiyo & Ciscomoon 1』(Amazon)と中谷美紀 『Cure』(Amazon)をそれぞれ250円で。ontonsonにて半野田拓 『傑作集』。


7/15/2005*

済生館 まもなく公開される『姑獲鳥の夏』のサイトを見てびっくり。舞台となってる病院、コレって山形の済生館がモデル、というか済生館そのまんまじゃないか。

 黒澤明監督作品 『酔いどれ天使』。やさぐれ医者(志村喬)と結核を患ったチンピラやくざ(三船敏郎)。戦後混乱期のヤミ市を舞台に、この2人の交流をテンポ良く描く。まずなんといってもキャストが絶妙である。志村・三船のほかに、木暮実千代、千石規子、飯田牒子、殿山泰司、久我美子、進藤英太郎などなど、個人的に好きな俳優が揃い踏み。さらに特筆すべきはスクリーンミュージック。全編にわたって流れるもの悲しいギターの旋律はもちろんのこと、笠置シヅ子本人が登場し、三船敏郎が鬼気迫る踊りを見せる「ジャングルブギ」、そしてやさぐれ医者(志村喬)がくちずさむ平野愛子の「港が見える丘」(浜田真理子のカヴァーでも有名)など、いずれも効果的にそのシーンを彩っている。黒澤作品はそんな数多く観ているとは言えない私だが、彼の作品の中でもきっと好きなほうに入る作品であることは間違いない。

 Aimee Mann Says Baby A Lotexcite翻訳)。新作『Forgotten Arm』(Amazon)は購入以来かなり愛聴しているけど、この点について特に意識したことはなかったなあ。でも言われてみれば確かに多い、ような気がする。ていうか上記サイト中にも「And once you're made aware of the fact, you can't stop listening for it in her songs.」とあるように、一度気にしはじめるととんでもないことになるね。注意が必要。


7/11/2005*

Steve Reich 『Drumming』Steve Reich 『Sextet / Six Marimbas』Steve Reich 『Early Works』 『Early Works』(Amazon)、『Sextet / Six Marimbas』(Amazon)、『Drumming』(Amazon)。なんとなく図書館で借りてきたSteve Reichの3枚。3作品、それぞれに音色は違えども、いずれも「反復」「継続」「ズレ」の組み合わせで基本的には構成されている。この手の音楽は一度ハマると心地良いことこの上ない。しかしこうして複数作品を同時に聴いてしまうと、この計算された「ズレ」というものが最早「ズレ」でもなんでもないような気がしてきてしまう。方法論自体、否定すべきところは何もないのだが、んーこういう聴き方も善し悪しだなあ.....。


7/09/2005*

JB 『ルリパキダンス』 JB 『ルリパキダンス』(Amazon)。渕上純子とbikkeによるコラボレーション作品。渕上純子の声を得たラブジョイの曲ではその楽曲の素晴らしさが、そしてbikkeの声を得たふちがみとふなとの曲ではその歌詞のおもしろさが、それぞれクリアに。2人の共作「at home」なんかも『ハッピーセット』『かけがえのないひととき』で聴けた各ヴァージョン以上に深みがある。ラブジョイの新作に隠れ、ひっそりとしたリリースとなってしまったが、個人的にはこっちのほうをより愛聴。というかたぶん、今年最も聴いている作品かもしれない。


7/05/2005*

  2日、午前は掃除と洗濯。昼過ぎからは街をブラブラ。無印にてTシャツと靴下を購入、メディアテークにて黒澤明監督作品 『酔いどれ天使』を借りる。夕方からはトモダチ2人と飲み。測量史と人工衛星、そして結婚報告。帰り同じ方向のトモダチとは、電車の中で転職のことを話す。

 3日、午前、宮城県図書館。先週借りたCD&ヴィデオを返却、新たに武満全集1-2と1-3、そして取り扱いが図書館のみという微塵子空挺楽団を借りる。帰りに松森のブックオフに立ち寄り、O*N*T*J『WATASHI』を105円で購入。コレ、関島さんも参加しているんだね。全然知らなかった。昼過ぎからは自宅にてのんびり。一昨日TSUTAYAで借りた『四つの恋の物語』を鑑賞。昭和22年公開、豊田四郎・成瀬巳喜男・山本嘉次郎・衣笠貞之助らによるオムニバス作品。四話いずれも当時一流の監督の手によるものばかりであるが、久我美子のデビュー作である第一話『初恋』(脚本は黒澤明)以外は特にグッとくるものもなく。やはり評価にあたっては戦後の混乱期に製作されたことを考慮すべきなのだろうか。夜はトモダチとすき焼き。車社会車社会と言われているが、運転している側としては自転車が一番恐いという話、などを。


7/02/2005*

  27日、終日見積書作成。もともと数字を追うのは嫌いじゃない。ので、こういう仕事はナチュラルハイ状態になってホント気持ちいい。職場への行き帰りの車中は『中山晋平の童謡』(Amazon)を延々リピート。シンプルな旋律とリズミカルな歌詞。ある意味究極の"うた"、なのかもしれないなーと思ったり。

 28日、現場めぐり。朝から夕方まで、4つの現場を行き来。昨日の雨でどこの現場も泥だらけ。夜、セントラル劇場にて溝口健二監督作品 『近松物語』を鑑賞。勘違いから生じた不義密通。2人が身を投げようと試みる湖上のシーンが印象的。ああ、『山椒大夫』がまた観たくなった。

 29日、午前、図面整理。午後は職場HPの打ち合わせ。パソコン通信時代からネットをやっている同僚と、テキストサイト隆盛以降の私。性善説と性悪説で微妙に食い違う。夜、タナダユキ監督作品 『月とチェリー』をDVDで。どこかで観たことありそうなストーリー。しかし陳腐な印象はなく、最後まで楽しめる作品だった。

 30日、10時過ぎから打ち合わせ。決めなくちゃならないことがてんこ盛り。途中休憩を挟みつつ、20時過ぎにようやく終了。夜、寝る前に新藤兼人監督作品 『裸の島』を鑑賞。台詞をなくすことで露わになる微妙な感情の変化。同監督作品 『鬼婆』とは対照的で非常にドライな印象。林光の音楽は、もう少しオフな感じで良かったのではないか。

 1日、パネル作成と打ち合わせ。夜、行雲流水 『picnic』(Amazon)が届く。涼味たっぷりの即興演奏。武満徹と中山晋平とを一本の線で結んだときその延長上に存在する、かもしれない音楽。夜中、溝口健二監督作品 『噂の女』を鑑賞。娘に恋人を取られた母のいらだち。その姿を狂言「枕物狂」(老爺が若い女性に恋をする話)に照らし合わせる演出は見事としか言いようがない。久我美子の美しさも完璧。



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