〜とある担当の私的意見〜
vol.1
介護保険の担当となり、はや、5年。色々なことがありました・・・
ついつい感懐にふけってしまいそうになりますが、来年は制度見直しの年に
当たっていることから厚生労働省からケアマネの一担当である私たちまで
気が気でない気分が日毎に募る思いです。
募る思いは思いとして4月から一皮むけてリニューアルした制度がスタート
しますので当面、分かる範囲で改正点のポイントを担当なりに整理したいと
思います。
大きく分けて7点(その他含む)が改正法律案として示されていますが、ここ
では在宅生活にかかわる部分として『予防重視型システムへの転換』、『新た
なサービス体系の確立』という項目に絞って説明をします。
前段にも書きましたが介護保険という社会保障制度が始まり5年が経過し
ました。石の上にも3年と言いますが5年も経つとあちこち不具合が見えて
きます。特に国が問題視していることは『要支援』『要介護1』に認定されて
いる軽度者の増加とサービス利用による状態の改善がみられないことです。
国の目論見としては要支援を中心とした軽度認定者が早期に介護サービス
を利用することで重度化の原因である転倒が避けられたり、リハビリ等が行
えることで元気な高齢者が増えてくる・・・っと踏んでいたようです。しかぁ〜
し、なかなか上手くいかないもので元気になるどころか、過剰なサービス利
用が横行し(注:勿論、全ての方に当てはまることではありません)、自分で
できることまでサービス利用したため『生活不活発病』という名称まで(以
前は廃用症候群と呼ばれていました)でてきました。
余談ですが、この軽度者に対する保険給付費用は1兆2000億円だそう
です。
※単語一口メモ
生活不活発病
・・・生活が不活発なことによって生じる心身機能の低下した状態。
間接の動きが悪くなる、筋力低下、骨・皮膚の萎縮、消化器機
の能低下、心肺機能低下、うつ症状、知的活動低下等々あら
ゆる機能低下が起こります。
『動かなければ身体が衰える』は今や常識。辛うじて30代の私
も太りすぎによる生活不活発から機能低下に対する不安と実
感があります。
そこで軽度認定者には、本来の目的通りサービスを使わずに生活ができる
よう元気になって頂き、併せて介護給付費の抑制も図ろうというのが今回
行われる法改正のポイントです。
どうも介護保険は導入時から社会保障制度でありながら『サービスを事故
選択し買う』という印象を強く打ち出し過ぎてしまったため、『元気でいる
ための利用』、『利用しないことの素晴らしさ』、『自己負担以外の9割は
40歳以上の方の保険料+税金』という視点がともすれば忘れ去られがち
だったような気がするのは私だけでは無いはずです。
ケアマネであるわたしも大いに反省・・・反省・・・です。
本題に戻ります。
・・・では、どの様な変更となるのか?まだまだ検討段階であるため確定
ではありませんが、現在の要介護度区分「要支援〜要介護5」も一部変更
となり現在の要支援認定者の全員と介護度1の認定者の大半が要支援1
・要支援2という新しい介護度に分類され、これまで利用しているサービ
スにちょっと介護予防の味付けをしたサービス内容へと変更になる予定
です。
お〜っと本題に入ったか入らないかで紙面が終わって(広報誌にもして
いる関係で)しまいました。この次はまた、次号で!
次号っていつでしょっ??
皆さまの東戸塚地域ケアプラザより 05’10.21