ラーマーヤナとは
ラーマーヤナ物語はマハーバーラタと並ぶインド2大叙事詩のひとつです。
古代インドの英雄ラーマー王子の伝説で、編纂者はヴァールミキと言われています。2世紀頃に現在の形に
整えられたと言われています。
原作はサンスクリット語の長編ですが、話の筋や名場面はインド、東南アジアで広く知られています。
カンボジアでもアンコールワットのレリーフやアプサラダンスの題材となっているのですが、「リアムケー」
と呼ばれ、ストーリーもラーマーヤナ物語と違いがあります。また、タイでは「ラーマキエン」と呼びます。
ラーマーヤナに興味を持ったきっかけ
私が、ラーマーヤナ物語に興味を持ったのは最近のことです。高校生のとき世界史のテストでインドの2大叙事詩を書けという問題があって、「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」
が答えだったのですが、100%できなかった自信があります。たしか、カーマスートラとか書いて大きく×をつけられた気が・・・(苦笑)
だいたい、物語のストーリーも教えずに題名だけ覚えてもねぇ。
現在になって東南アジアを旅行すると、いろいろな所でラーマーヤナのお話がでてきます。アンコールワットの回廊のレリーフだけでなく、タイのワットプラケオ(王宮)
の壁画、カンボジア、タイ、バリ島のダンスの題材となっています。そんなわけで、興味を持ちました。
それでは、ラーマヤナについて解説しましょう。
登場人物
まずは、ラーマーヤナの登場人物の紹介です。カッコ内は、リアムケーでの呼び名です。インドのラーマーヤナとはちょっと違います。
□ ラーマ(リアム)
コーサラ国のダシャタラ王の第一王子。実はヴィシュヌ神の化身です。継母の陰謀により、妻シーターとラクシュマナと森に追放されてしまいます。そのうえ、ある日シーターをラーヴァナに拉致されてしまい、救出に向かいます。
□ シーター(セダー)
ヴィデータのジャナカ王の娘ですが、実の子ではなく地面から出てきた赤ん坊です。ラーマと結婚しますが、その美貌のためにラーヴァナに連れ去られてしまいます。
□ ラクシュマナ(レアック)
ラーマの異母弟。ラーマには3人の弟がいますが、その中でも兄を最も尊敬し、手助けを惜しまない頼もしい存在です。
□ ハヌマーン
ラーマの部下のサルの将軍で、胸を引き裂いてラーマへの忠誠心を示すほどの忠誠心を持っています。拉致されたシータの居場所を見つけたり、ラクシュマナを助けるために山を担いで宙を飛んだり大活躍します。
西遊記の孫悟空はハヌマーンであるという説もあります。
■ ラーヴァナ(リアップ)
羅刹の王で、ランカー島が本拠地でした。10の頭と20本の腕をもっていて無敵です。ランカーは、現在のスリランカではないかと考えられています。
■ インドラジット(アンタチット)
ラーヴァナの息子。魔法の達人で、ラーマ軍を苦しめます。
□ ヴィビーシャナ(ピペーク)
ラーヴァナの弟なのですが、不正を嫌ってラーマ側につきます。そして、ラーヴァナが殺された後にランカー王となりました。
ストーリー
ここでは、ラーマーヤナのオリジナルストーリーのあらすじを紹介します。後で、リアムケー、ラーマキエンの特徴を解説します。
(1)少年編
コーサラ国のダシャタラ王には子供がいませんでした。そこで、神々に息子を授けてくれるよう祈りました。
実はその頃、神々は強力な魔神ラーヴァナに苦しめられていたため、ヴィシュヌ神に地上に降りてラーヴァナを倒してほしいと頼んでいたところだったのです。
ラーヴァナは10の頭と10の腕を持つ魔神なのですが、厳しい苦行を重ねブラフマー神から神にも悪魔にも殺されないと約束されていました。
しかし、彼は人間なんぞ取るに足らないと考えていたので人間にも殺されないと約束するのを忘れていました。そこで、ヴィシュヌはダシャタラ王の息子として生まれることになり、
第一王妃からヴィシュヌの化身であるラーマが、第二王妃からバラタが、第三王妃からラクシュマナとシャトゥル・グナが生まれました。
ラーマ以外の王子たちもヴィシュヌの神性を持っていました。
ラーマが成長したとき、ラーマは一番仲の良いラクシュマナと森に悪魔退治に出かけます。その後、2人は旅を続けヴィデーハのジャナカ王の宮廷にたどり着きます。 ちょうどそこでは、ジャナカ王の娘シーターの婿を選ぶ儀式を行っていました。 それは、王家に伝わるシヴァ神の強弓を引くことができたものに娘を与えるというものでしたが、挑戦者は弓を持ち上げることすらできません。 ラーマはそんな弓を軽々と引いてみせ、へし折ってしまいました。ラーマはシータと結婚しました。
(2)アーヨーディヤー編
ダシャタラ王はラーマに王位を継がせようとしましたが、第二王妃は自分の息子であるバラタに王位を継がせようとしました。
第二王妃はダジャラ王に古い誓約を持ち出し、ラーマを14年間森に追放し、バラタに王位を継がせることを約束させました。
ダジャラ王は困惑しましたが、ラーマはそのことに同意してシータとラクシュマナと一緒に王宮を後にしました。
ダジャラ王は、その後すぐに悲嘆にくれて亡くなってしまいました。
(3)森林編
ダンダカの森に来たラーマたちは、猛獣や悪魔を退治して生活していました。
そんな時、ラーヴァナの妹シュールパナカーがラーマを見つけて言い寄ったのですがラーマに断られたことに逆ギレして、ラーヴァナに復讐するよう頼みました。
ラーヴァナは空飛ぶ車プシュパカに乗って、ラーマのいる森に向かいました。
そして、ラーマとラクシュマナがシータから離れた隙に、遊行僧に化けたラーヴァナはシータをさらってしまいました。
ランカー島に戻った、ラーヴァナはシータがあまりにも美しいので結婚を迫りましたが、拒まれました。 そこで、ラーヴァナはシータを監禁して監視させることにしました。
-- 以下作成中 --
当サイト内での記載内容は旅行当時のものであり、また個人的な見解を含んでいますので内容は保障しません。
コメントなどございましたらフォームからお願いいたします。